方舟の新たな出航だ。
すでに試合がテレビ中継されており、ノア人気が非常に高い英国。過去には三沢、小橋をはじめとしたノア選手たちがすでに進出を果たしているが、地元ファンからノアの選手同士による日本人対決をライブで観たいという要望が高まり、6月にノアの英国自主興行が開催されることになった。
この日の会見で仲田渉外部長は、具体的な参加メンバーについては未定としながらも「最低でも10人以上は連れて行く」と明言。さらに日本で使用しているリングの持ち込みこそないものの、「リングのキャンパス、リング周りはノア仕様になる」と日本での興行パッケージをそのまま英国に逆輸入する予定だという。
気になる対戦カードについては「三沢、小橋、KENTA、丸藤、森嶋(猛)のリクエストを受けている」とし「三沢組VS小橋組という要望がある。まったく障害はないので実現していく方向でいきたい」。昨年12月に腎臓ガンから復活を果たした小橋を含む、メーンイベンター級の選手を投入しての興行を目指す。
また、欧州でのエージェントとして、これまでにもノアの選手たちを10人以上、欧州各国に送っているダグは「7試合を予定している」とし「特に小橋は多くのグレートマッチをこなしているビッグスターで人気がある。あとはKENTAも英国初上陸となるから要望が高いよ」と、小橋とKENTAの参戦を強く働きかけていくことを明言。小橋自身は体調管理の問題があるだけに、この日は英国遠征について明言を避けたが、ダグとしては小橋を英国興行の目玉の一人として考えているようだ。
現時点で対戦カードは未定だが、ダグ本人の希望として「小橋&KENTAVS三沢&丸藤が見たいね」と日本でもなかなか実現しないであろうドリームマッチの実現をノア関係者、欧州関係者のに進言していくという。
ノアの英国初興行で浮上した超ドリームマッチ。実現すれば、横浜文化体育館とほぼ同じキャパシティーとなる3000〜4000人規模のコベントリースカイドームが超満員に膨れ上がることは間違いない。