スポーツ
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スポーツ 2018年07月02日 12時35分
3日午前3時キックオフ! いよいよ大一番を迎える日本代表、身上を捨てれば勝機も
ロシアW杯グループHで2位に入り、2010年南アフリカ大会以来となるグループリーグ突破を果たした日本。史上初のベスト8進出をかけ、いよいよ決勝トーナメント初戦を迎える。 初戦の相手はFIFAランキング3位のベルギー。MFアザールを筆頭に、FWルカク、MFデブルイネ、GKクルトワといった猛者を擁する“赤い悪魔”は、グループリーグを3戦全勝で突破したまごうことなき強豪国だ。 そのランキング差は“58”という両チームの一戦。こうしたこともあってか、国内外のメディアのほとんどはベルギー有利の見方をしており、ネット上も「勝ってほしいのはやまやまだけど…」といった弱気な声が少なくない。 確かに、普通に組み合えば下馬評通りの結末になるのかもしれない。しかし、だからといってやる前から試合を諦める必要はない。“普通”がダメなら、“普通じゃない”サッカーで立ち向かえばいい話だ。 日本代表にとっての“普通”といえば、パスを回して攻撃を組み立てる“ポゼッション”だが、守りに時間が割かれる格上チームとの戦いにおいては、うまく機能しないこともしばしば。90分の内ほとんどが守勢の時間となりそうなベルギー戦でも、日本が攻め手に苦しむことは想像に難くない。 ただ、自分たちのスタイルをかなぐり捨て、“普通じゃない”サッカーである“カウンター”を用いることができるのならば話は変わってくる。猛攻に耐えて相手を焦らせ、前がかりになった隙を一突きすれば、日本が新たな歴史を作る可能性も出てくるだろう。 「自分たちのサッカー」という言葉の元、ポゼッションに殉じた4年前ならばカウンターという戦術は選択肢に無かったかもしれない。しかし、去るポーランド戦における“時間稼ぎ”のような「勝つためのサッカー」を展開している今大会の西野ジャパンなら、現実的な戦い方としてカウンターを採用する余地は十分だろう。チームの理想に折り合いをつけ、どこまで現実主義を貫けるか。これが“悪魔祓い”の成否を分けることになるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月02日 12時10分
サッカー日本代表・原口選手を支えた妻ルリコ 批判も多いが、夫を変えた“アゲマン”?
ロシアW杯で活躍中の原口元気選手の妻でタレントの原口ルリコが6月30日、自身のブログを更新し、ロシアで夫とつかの間のひと時を過ごしたことを明かしている。 ルリコは、代表選手らが合宿をしているカザンで、選手と家族が少しだけ一緒に過ごせる時間があったことを明かし、「家族揃ってロシア観光が出来ました」と報告。そして、「ケロっとした顔で一緒に過ごしましたが 頑張れー頑張れー頑張れーって心の中で50回くらい念を送っておきました」と素直な心境を明かした。 これを見たユーザーからは「旦那様への愛がいっぱい伝わって来ました」「選手を支えているご家族も素敵ですね」との声が届き、原口選手に感謝をしている人も多い様子。しかし、ルリコがこのブログを書く一つ前にも「W杯レポートコロンビア戦」のタイトルでブログを更新していることから、「せめてW杯が終わるまでは、夫のためにもブログは待ってあげればいいのに」「変な奥さん!!!夫の大事なときに出てくんな!」「サッカー選手の奥さんってちょっと飛んでる人が多い。やりすぎに注意」と警告をする人も少なくはない。 しかし、原口選手にとって、妻ルリコは欠かせない存在なのだ。今回のW杯の舞台に立てたのも、ルリコの支えが大きかったと言ってもいい。 「今でこそピッチ上で献身的なプレーをする原口選手ですが、浦和レッズでは素行が悪いと有名だった。中でも2011年に練習中にチームメイトに蹴りを入れた事件は大変な衝撃でしたね。相手選手は左肩関節脱臼の怪我を負い、原口選手は1週間の謹慎処分に。ファンからも『幼稚すぎる』と反感を買いました」(サッカー関係者) しかし、この荒っぽい性格の原口選手を変えたのが妻のルリコだった。 「ルリコさんは年上らしく原口選手を支え、原口選手は彼女を悲しませないようにと心を入れ替えたそうですよ。その結果、ドイツ・ブンデスリーガへの移籍が成立。浦和を離れる際のセレモニーでは恋人が支えてくれたと堂々とスピーチしていたのが印象的です」(前出・関係者) 次のベルギー戦でも活躍が期待される原口選手。家族のためにも力を尽くそうと意気込んでいることだろう。記事内の引用について原口ルリコの公式ブログよりhttps://ameblo.jp/kayarurico
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スポーツ 2018年07月01日 21時15分
伝説のベイダー対ハンセンが無料公開も、タレントTの影響でノーカットではない!?
大型レスラー、ビックバン・ベイダーさんが日本時間18日に亡くなった。ベイダーさんは80年代後半から90年代前半にかけ、新日本プロレスの最強外国人としてIWGPヘビー級王者としても活躍。新日本離脱後はアメリカのWWE、WCW、日本のUWFインターナショナル、全日本プロレス、プロレスリング・ノアなどでもメインイベンターを務めた。 長らく糖尿病を患っていたベイダーさんは昨年3月末に心臓の手術をした際、自ら「余命2年」と衝撃の告白をしたが、命ある限り現役を続けると表明。翌月の4月には新日本時代のライバルであり、ベイダーさんがリスペクトしていた藤波辰爾のデビュー45周年記念大会に出場。試合後、ベイダーの師匠の一人とも言えるアントニオ猪木が挨拶を始めようとしたところ、リング上で倒れるハプニングもあった。死因は肺炎と言われているが、持病の糖尿病がうっ血性心不全を悪化させたものと思われる。享年63歳。今年も来日を希望していたと藤波夫妻に話していたそうで、とても残念だ。 新日本プロレスでは、動画配信ストリーミングサイト「新日本プロレスワールド」で、ベイダーさんを追悼し、ベストバウトと言われているスタン・ハンセンとのIWGPヘビー級選手権試合(1990年2月10日、東京ドーム)を無料公開した。ハンセンは80年代前半に“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントとともに、新日本の最強外国人としてファンの支持を得ていたが全日本に引き抜かれ、“超人”ハルク・ホーガンにその座を譲っている。 ここで、ハンセンとベイダーとの新旧新日本最強外国人対決の経緯を説明しよう。 当初発表されていた目玉カードであるNWA世界ヘビー級選手権試合、リック・フレアー対グレート・ムタを、当時両選手と契約していたWCWが突然キャンセルした。理由は同年4月にWCWのライバル団体だったWWF(現WWE)が、東京ドーム大会を合同で開催することに難色を示したからと言われている。 前述の通り、新日本と全日本は80年代、引き抜き合戦を繰り返していた。「プロレス界ベルリンの壁」と言われるほど険悪な関係にあったが、猪木が政界進出とともに社長から会長に、坂口征二が社長となったことで、全日本のジャイアント馬場社長(当時)と年明けから急接近した経緯がある。 フレアーは日本では全日本の管轄下にあった選手だが、新日本のスティーブ・ウィリアムスと一時トレードするという条件で、馬場社長はフレアーの新日本参戦を容認。ウィリアムスはテリー・ゴーディとのタッグで、全日本のツアーに参戦することが発表された。 しかし、WCWのドタキャンにより、メインカードが飛んでしまった新日本は、坂口社長が馬場社長に選手の貸し出しを「直訴」。馬場社長は旧知の坂口社長に対して「あぁいいよ。お前の社長就任祝いだ」と快諾。当時全日本のトップ選手だったジャンボ鶴田、天龍源一郎、谷津嘉章、タイガーマスク(三沢光晴)、そしてスタン・ハンセンを新日本の東京ドーム大会に派遣した。日本人選手は日本テレビと契約していた関係で、ノーテレビ、ノービデオ(後にDVDに収録)が両団体の間で約束されたが、ハンセンに関しては「テレビ問題は発生しない」として、テレビ朝日系列の特別番組を通じて、試合を全国放送した。 試合に関しては、新日本と全日本の最強外国人対決とあって、ど迫力のスーパーヘビー級対決が繰り広げられたが、試合を収録したVHS版、DVD作品、「新日本プロレスワールド」を見ていると音が消えたり、編集が不自然な場面が見受けられる。 この大会は“元横綱”北尾光司のデビュー戦があった。猪木も政界進出後初の参戦、翌月に引退を控えていた坂口も登場した。テレビ朝日はゴールデンタイムでの録画放送を決断。ゴールデンタイム用のゲストとして、タレントの田代まさしを起用した。田代のコメント部分は9割強カットされており、ビジョンにも大写しになった田代のアップは“カット”されているため、この試合の映像は“ほぼノーカット”という表現が正しい。そういう面も含めて伝説の一戦と言えてしまうのが、プロレスの面白さであり、奥深さである。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.14】
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スポーツ 2018年07月01日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「三沢光晴」必殺技のエルボーに見る“三沢プロレス”の神髄
先の6月13日、三沢光晴がリング禍で亡くなって9年目を迎えた(46歳没)。ファンや関係者、レスラー仲間から絶大なる信奉を集めた三沢の実像は、得意技ひとつを取ってみてもうかがえる。まさしく早世の天才であった。 三沢の代名詞ともいえるエルボー。その最初は1990年、2代目タイガーマスクの仮面を脱ぎ捨て、素顔の三沢としてジャンボ鶴田に挑む際に使い始めたものである。 ジュニアヘビー級が相手のときのように、スープレックスでは簡単に投げられないし、蹴りや跳び技もそれまでのやり方では当たりが軽く、大きなダメージを与えられない。そこで「スーパーヘビー級が相手でも通用する技」として、フェイスロックとともに採用したのがエルボーだった。 三沢以前にも、エルボーの使い手とされるレスラーは多かった。ビル・ロビンソンやドリー・ファンク・ジュニアは、華麗なエルボー・スマッシュで相手をなぎ倒した。 ダスティ・ローデスやスタン・ハンセンは、荒々しいファイトの中で重量級のエルボー・スタンプを脳天に打ち下ろした。 アブドーラ・ザ・ブッチャーは“毒針殺法”と称して、エルボー・ドロップをフィニッシュに用いた。 しかし、これらのいずれもが、相手の動きが止まったところで使われるのに対し、三沢のエルボーが革新的だったのは、どんなタイミングでも自在に放たれる点にあった。 試合序盤に機先を制するとき、相手の攻勢を切り返すとき、そしてフィニッシュと、いついかなるときにもエルボー。師匠ジャイアント馬場の空手チョップがそうであったように、三沢はエルボーひとつで、試合を組み立てられるだけのバリエーションを生み出した。 さらには試合の状況や相手の力量によって、前腕を打ち付ける、スマッシュ風にかち上げる、全体重をかけて肘の先端をぶち当てる…というように、打ち方そのものも使い分けた。 これほど多彩なエルボーを駆使したレスラーは、古今東西を見渡しても三沢以外にいない。そして、これを本格的に継承しようとする者もいない。 いや、できるレスラーが他にいないという方が正しいだろう。 「ルール上で肘打ちが認められる格闘技にムエタイがありますが、それでも肘ばかりを使う選手はまずいない」(格闘技ライター) なぜかといえば、答えは単純明快。そう簡単に「当たらない」からである。 まともに入れば一撃KO必至。かすっただけでも相手の額やこめかみを引き裂き、大流血TKOに追い込めるまさに必殺技のエルボーだが、肘を曲げるぶん、パンチやキックに比べて射程距離が短い。 そのため、首相撲などの接近戦で使うか、相手の攻撃にカウンターで合わせるか、威嚇目的で肘を振り回すか、あるいは敗戦濃厚となったときに一か八かの逆転を狙って放つぐらいしかなく、最初から肘打ち狙いに出ても軽くいなされるのがオチなのである。 これに対して、なぜ三沢のエルボーが当たるのかといえば、むろんプロレスというジャンルの特性が、相手の技を受けるものだからという事実はある。 しかし、いくら相手が受ける気でいても、観客の目に違和感がないよう懐深くまで踏み込んでエルボーを当てるとなると、そう簡単なことではない。体さばきや当て感など、相当な技量が求められるのだ。 また、威力抜群なだけに、当たり所が悪ければ顔面骨折などの大けがを負わせることになりかねない。そうした事情を考えたときには、とても安易に使えるものではないのだ。 「だったらチョップや張り手にしよう」というのが普通の感覚であり、当たり前のようにエルボーを使いこなした三沢は、やはりただ者ではないのである。 さらに言えば、「三沢だから許された」という点もあるだろう。 大相撲においてエルボー風のかち上げを多用した白鵬は、「横綱の品格に欠ける」と非難を受けることになった。それ以前には大砂嵐が、まさにエルボー・バットとしか言いようのない横殴りのかち上げを使用し、物議を醸していた。 一般的にはそれぐらい、エルボーは荒っぽく乱暴な技と見なされているし、プロレスにおいても武藤敬司のフラッシング・エルボーやザ・ロックのピープルズ・エルボーなど例外はあるが、基本的には大型のラフファイターが使用するものだった。 しかしながら、エルボーを多用する三沢に対して「品格に欠ける」という声はまったく聞かれず、ラフファイターと評されることもない。 三沢のプロレススタイル全般を通して見れば、まさしく馬場直伝の正攻法であり、自分勝手な乱闘を好まず、試合と無関係なパフォーマンスなどもほとんど見せることはなかった。 また、エルボーをハードヒットさせる一方で、相手のどんな過激な技も受けきってみせた。そうした“三沢プロレス”の格調高さを、ファンは無意識のうちに感じ取っていたのである。三沢光晴1962年6月18日〜2009年6月13日、北海道夕張市生まれ、埼玉県越谷市育ち。身長185㎝、体重110㎏。得意技/エルボー、エメラルド・フロウジョン。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年06月30日 18時00分
大相撲新弟子検査、志願者ゼロ 過去には仰天の合格法
大相撲名古屋場所で行う新弟子検査が、志願者ゼロのため取りやめとなった。2007年の名古屋場所以来、2度目となる。 新弟子検査は力士を志す者が受験し、合格者は日本相撲協会に登録される。中学卒業以上で、23歳未満の人に受験資格があり、体格検査と内臓検査が課せられる。 体格検査の合格ラインは身長167センチ以上、体重67キロ以上である。ただ、3月場所の場合、中学卒業見込み者は成長の可能性があるため、165センチ、65キロ以上となる。比較的ゆるい基準と言えるが、2012年3月場所までは身長173センチ、体重75キロ以上のハードルがあり、合格のためにさまざまな“裏ワザ”が使われた過去がある。 「有名なところでは元小結の舞の海ですね。身長171センチと基準に足りなかったため、頭にシリコンを入れて合格し話題となりました。頭の皮膚と頭蓋骨の間に袋を入れ、そこにシリコンを少しずつ注入していきました。注入後、彼はめまいや不眠の症状に悩まされたそうです。現在は健康上問題があるとしてシリコン注入は禁止されています」(スポーツライター) シリコンばかりではなく、もっと原始的な方法も存在する。 「兄弟子や親方に頭を殴りつけてもらい、たんこぶを作って背を伸ばす受験者もいたそうです。そのほか、眠っている時は身長が伸びると、寝たまま運ばれてきた受験者や、髪の毛を床山に盛ってもらい、背伸びをする受験者もいました。さらに体重を増やすために大量の水を飲む者もいたようですね」(前出・同) 大相撲の世界でのし上がるには厳しい競争に勝ち抜かなければいけないが、競争は新弟子検査の時点から始まっているのかもしれない。
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スポーツ 2018年06月29日 21時00分
日本代表・GK川島が汚名返上 過去“戦犯扱い”された代表メンバーといえば
ロシアW杯グループH対ポーランド戦は0-1で惜敗したものの、無事グループリーグ突破を決めた日本。特に大活躍したのは守護神・川島永嗣だろう。それまでのコロンビア戦やセネガル戦で失態を犯したが、同試合ではビッグセーブを連発。決勝トーナメント進出の立役者となった。 川島はインタビューで「この2試合、チームにかなり迷惑をかけた。今日は自分がチームを救う番だと思ったので、しっかり仕事ができて良かったと思います」とホッと胸をなでおろした。こうして川島は大舞台で借りを返したが、過去、サッカー日本代表選手の中で“戦犯”と揶揄されるほど大バッシングを浴びた名プレーヤーは多いという。 「1997年W杯予選において、1993年の“ドーハの悲劇”もあって、期待されていた三浦知良(FC横浜)は、最終予選の初戦こそ大活躍したものの、そこからスランプに陥り、メディアの餌食になりました。また、“天才GK”の異名を持っていた川口能活(SC相模原)は、2008年のW杯アジア3次予選のバーレーン戦でボールをファンブル。それが直接的要因となり負けて、大バッシングを受けています。この他にも“QBK(急にボールが来た)”の柳沢敦などもいます」(スポーツライター) 代表に招集されてはいるものの、レベルの高い試合で全盛期の動きを見せられず、そのまま代表を外れてしまう選手は多い。しかし、カズも川口も当時30代に突入しており、脂の乗った時期にさしかかっていた。現にカズは、その後、当時所属していたチームで17得点を挙げている。2000年に代表に選出され5試合出場2得点を挙げているものの、2002年のW杯に選手として出場することはなかった。川島のように“借り”を返せた選手は少ないのだ。 「GKやFWは直接点に結びつくポジションにいるので、批判されやすいのは確かです。土壇場で汚名返上をした川島も凄いですが、彼を信頼して使い続けた西野朗監督にも驚かされます」(同上) 次回はベルギー戦(日本時間7月3日3:00〜キックオフ)。川島には、初戦と2戦目のミスを帳消しするような更なる活躍を期待したい。
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スポーツ 2018年06月29日 17時40分
難題山積み!虎の球宴休みに再浮上してくるアノ人の名前
今オフの主役も、金本阪神ということになりそうだ。 6月28日、NPBはオールスターゲームの『選手間投票』の結果を発表した。ファン投票ではゼロだった阪神は、糸井嘉男の選出によって“汚名返上”となった。また、阪神は昨年2位なので、金本知憲監督(50)がセ・リーグベンチに入り、緒方孝市監督(49)をサポートする。伝統球団としては「選手1人」は寂しい限りだが、ファン投票とは正直なものである。低迷する今季の現状に虎ファンも「喝」を入れたのだろう。「残された選手は練習ということになります。球宴期間に短い夏休みを取るベテランもいますが、後半戦に向け、チームを建て直す意味でも、球宴休みはいろいろな話し合いができるんです」(ベテラン記者) フロント幹部と現場首脳陣の話し合いがされるとなれば、阪神の球宴休みは重苦しいものとなる。「阪神では、定期的に球団幹部が本社役員を訪ね、戦況を報告しています。1か月か2か月に1回くらいの割合で」(在阪記者) 6月22日のことだった。その定例報告会のため、球団幹部が電鉄本社で待つ坂井信也オーナーを訪ねたときだった。坂井オーナーを始め、本社役員側から”質問”がされた。関係者によれば、報告会でのオーナー、本社役員は「聞き役」に徹していることが多い。競技の専門性、経営者と競技者という立場を尊重し合っているからだが、この日だけは違った。関係者によれば、本社役員たちから「これから、どうするの?」と質問されたそうだ。眉間に皺を寄せ、厳しい表情で聞いてきたという。「主にロサリオのことを聞かれたそうです。ロサリオは不振でついに二軍落ちしてしまいました。低迷する打線の現状を打破する策を指揮官がちゃんと持っているのか、と…」(関係者の一人) ロサリオの不振を受け、本社は新たな外国人選手、エフレン・ナバーロの獲得をサポートした。獲得資金などの援助をしたという。但し、それは株主総会が近づいていたため、出席者たちによる球団批判を前もって抑え込む狙いもあったとされている。「打撃陣の不振が長引くようであれば、抜本的な見直しもしなければなりません。外部から選手を補強して勝てるのであれば、対象選手の見極め方を修正すればいいのであって…」(前出・同) 阪神が「改めて注視しなければ」としているのが、日本ハムの中田翔(29)だという。中田はすでに国内FA権を取得しているが、不振を理由にそれを行使しなかった。「行使しても、阪神が自身を獲らないと分かったから」という言い方をするプロ野球関係者も少なくなかった。「日ハムは清宮中心のチームに切り換えています。将来の4番バッターであり、ポジションも重複する中田も自身の置かれた立場は分かっているはず。昨年オフ、残留を選択した理由は成績不振。今年は復調しつつあり、FA権を行使するかどうかと聞かれれば、可能性は高いと思います」(前出・ベテラン記者) 阪神首脳陣は「アタリ、ハズレ」の大きい外国人選手を探すよりも、中田獲得を再検討すべきかどうかを話し合う。球宴休みの間に話し合い、決定には至らないとしても、今オフの補強についてある程度の方向性は決めておきたいという。 阪神OBのプロ野球解説者がこう言う。「金本監督は『若手を育てる』と、就任会見で言い切りました。若手を育てている最中だから、過去2年間の敗戦にもファンは文句を言わなかった。外部補強をやめろとは言わないが、なぜ、頭角を現した若手が2年続けて活躍できないのかを検討すべき」 虎の球宴休みは「ひと息付いて」とはいかないようだ。
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スポーツ 2018年06月29日 17時30分
ファンのリクエストに応えて、オリックスが3年目の『大花火ナイト』を七夕に開催!
オリックス・バファローズは今年で3年目となる『大花火ナイト』を、7月7日の福岡ソフトバンク戦試合後にほっともっとフィールド神戸で開催する。 『大花火ナイト』は2016年に初開催され、ますだおかだの岡田圭右と試合終了直後の選手とのミニトークショー、球団公式ダンス&ヴォーカルユニットBsGirlsによるライブパフォーマンス、花火に合わせて演奏されたMEGA STOPPERによる球団歌『SKY』の生演奏などがグラウンド上の特設ステージで行われ大好評だった。 “日本一の球場”の呼び声の高いほっともっとフィールド神戸のグラウンドで、ファンが(グラウンド観戦チケット購入者のみ)神戸の芝と土の匂いを感じながら花火を見られる(スタンドは当日の試合チケットがあればそのまま鑑賞可能)とあって、「毎年やって欲しい」との声が球団に多数寄せられ、昨年は2度開催。花火がほっと神戸のナイターで行われる『花火ナイト』の10倍の約3000発も打ち上がるとあって、家族を球場に誘う選手も少なくない。 今年は7月7日に開催することから、『Bsオリ姫』(女性ファン)のファンクラブ会員を対象に毎年好評の企画『七夕ナイト』も合体させ、『七夕大花火ナイト2018』とグレードアップ。オリ姫にとって彦星様である選手とのサイン会や、写真撮影会が抽選で行われる他、短冊に願い事を書いて、ライト外野入口付近に設置した笹の葉にくくりつけると、合計で7名の願い事が叶う企画なども予定されている。7名の願い事は当日ビジョンで発表する。 昨年までは選手によるミニトークショー終了後に、選手がカウントダウンを行う形で花火が打ち上げられたが、今年も外野に特設のお立ち台を設置し、何らかのミニイベントを開催することが発表されており、選手の登場に期待が高まるところ。花火は選手の登場曲に合わせて打ち上げられるため、オープニング以降はその登場曲を使用している選手がビジョンに登場し、コメントとカウントダウンを行うのが慣例となっている。今年は増井浩俊、ロメロ、吉田正尚、田嶋大樹の登場曲、BsGirlsの楽曲、そして、球団歌SKYの音楽に合わせて、花火が打ちあがる予定だ。当日の試合では選手による花火(ホームラン)にも期待したい。 雨天や試合時間が長引いて20時を超えた場合は中止になるとされているが、昨年は雨予報の中決行したところ、すべての花火が打ち上がった直後に大雨が降るというミラクルな出来事があった。当日は敷地内にある総合運動公園周辺にもゴザを敷いて、花火を鑑賞する近隣住民の姿も多数見受けられ、今では試合数が減ってしまった神戸での主催試合だが、試合開催日は飲食の屋台も球場外に出店するので、周辺地域を巻き込んだ夏祭り的なイベントとしても定着してきた。 京セラドーム大阪では出来ないだけに、ファンにとっては、『Bs親子サマーキャンプ』とともに、来年以降も続けて欲しい神戸のイベントと言ってもいいだろう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月29日 12時30分
「“サムライブルー”使うな」長友のSNSがプチ炎上 サッカーW杯、日本代表の戦術に賛否両論
28日に行われたサッカーワールドカップ、対ポーランド戦の評価が真っ二つに割れている。 グループリーグ2戦を終え、勝ち点4でポーランドに挑んだ日本。勝つか引き分けで決勝トーナメントに進出できることが決定しており、多くの人が注目する試合となっていた。前半は両チームとも得点のないまま終えたものの、後半14分にポーランドが1点を先制。そのまま点の動きがなく試合が進んでいったものの、同時刻行われていたセネガルとコロンビアの試合で、コロンビアが得点を獲得したという情報が入ると、状況は一変した。 セネガルとコロンビアの試合がそのまま終了すると、セネガルとのフェアプレーポイントの差でグループリーグ2位通過が可能になるため、イエローカードを貰う危険性のある攻撃に出ることはなく、日本は残り時間をパス回しに専念。そこから1点も奪うことなく試合に敗れたものの、セネガル・コロンビア戦がコロンビアの勝利に終わったため、決勝トーナメントに進出することが決定した。 この結果に応援のサッカーファンなどは歓喜。ネット上にも「なにはともあれ決勝トーナメントに行くなら嬉しい!」「ナイスゲーム!あの時間稼ぎはナイス判断!」「サッカーの難しさが出てた試合だった。あの勇気ある判断を称えたい」といった称賛の声が多く集まっているものの、すっきりとしない試合結果に不満を抱いた視聴者も多かったよう。 ネット上では選手のSNSに直接批判を書き込む事態も起こっており、稀に炎上して話題になっている長友佑都選手のツイッターにも、「あの試合はサッカーというスポーツじゃなかった。大会というただのゲームだね」「サッカー選手って『子どもに夢を与える』ってよく言うけどどの口が言ってたんだ?」「“サムライブルー”なんて言葉二度と使わないでほしい」といった不満の声も多く書き込まれ、プチ炎上する事態となっている。 とはいえ、一日でも長く日本のサッカーが見られることはサッカーファンにとっては喜ばしいこと。ベスト8を賭けて戦う決勝トーナメント初戦はベルギーに決定。日本時間の7月3日、午前3時にキックオフとなる。
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スポーツ 2018年06月29日 12時10分
喜びもつかの間?決勝トーナメント進出の日本を待ち受ける“死の山”
第3戦ポーランド戦で0‐1の敗戦を喫するも、セネガルが反則ポイントが多かったことにより、グループリーグ突破を決めた日本。2010年南アフリカ大会以来史上3度目となる、決勝トーナメント進出を果たすこととなった。 リーグ戦前の下馬評からは到底予想できない結果を出すも、ポーランド戦における試合終盤の時間稼ぎが賛否両論を呼んでもいる日本。こうした声の大きさの表れか、試合終了後のツイッタートレンドランキングには「ブーイング」、「ボール回し」、「時間稼ぎ」、「他力本願」といった関連ワードが複数ランクインしていた。 ただ、色々と思うところがある人も、今だけは素直にこの結果を喜んでおいた方がいいかもしれない。今後の戦いのことを考えると、これが日本にとって今大会最後の歓喜となるかもしれないからだ。 今回グループ2位で決勝トーナメントに進出し、2つある“山”の内の1つに入ることになった日本。しかし、この山は初戦の相手であるベルギー(最高成績ベスト4・1回)をはじめ、ブラジル(優勝・5回)、アルゼンチン(優勝・2回)、ウルグアイ(優勝・2回)フランス(優勝・1回)、ポルトガル(3位・1回)、メキシコ(ベスト8・2回)といった強豪国が数多く名を連ねる“死の山”となっており、日本が付け入る隙はほぼ無いといっても過言ではない。 一方、反対側の山はスペイン(優勝・1回)、イングランド(優勝・1回)、スウェーデン(準優勝・1回)、クロアチア(3位・1回)、スイス(ベスト8・3回)、コロンビア(ベスト8・1回)、デンマーク(ベスト8・1回)、ロシア(初進出・ソ連時代は4位)、と、比較的マシなラインナップとなっている。首位通過でこちらに入ることができていれば、まだ可能性はあると言えたのだが… もちろん、その結果がどうなるのかはやってみるまで分からない。ただ、同居する国々のラインナップを見ても、今後の見通しは相当厳しいと言わざるを得ないだろう。文 / 柴田雅人
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