スポーツ
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スポーツ 2018年06月15日 17時30分
トラは株主対策よりも「緒方監督を見倣え」の声
今オフの国内FA市場の目玉とも言える埼玉西武・浅村栄斗内野手(27)と、広島東洋・丸佳浩外野手(29)に対し、金本阪神が調査を開始――。そんな一報が駆けめぐっている。「この一報が紙面に出たのは、6月12日。12日というのがアヤシイですね。翌13日は、阪急阪神ホールディングスの株主総会が開かれました。この株主総会でタイガースの不甲斐なさに憤りを伝える株主も出ていますし、4番を予定して獲得したロサリオは二軍、連日、金本(知憲=50)監督のチームを嘆く発言が伝えられていました。タイガースは『チーム強化のため、常に動いています』という、メッセージだったのでは?」(球界関係者) そう考えてみれば、不振のロサリオに代わる新外国人選手として、カブス3Aのエフレン・ナバーロ外野手(32)との契約合意が「目前に迫った」とするニュースも同10日に伝えられている。やっぱり、株主対策か…。まだ6月だというのに、オフの補強に関する報道が駆けめぐったことに対し、プロ野球解説者がこう指摘していた。「セ・リーグは広島が独走態勢に入りつつあり、2位以下のチームがダンゴ状態です。広島も本調子ではありませんが、他球団の調子が悪すぎる。広島のチーム編成の勝利ということでしょう」 その広島も16年の優勝以前は、長く低迷していた。25年ぶりの優勝だった。 広島出身のプロ野球解説者がこんな話をしてくれた。「カープが長く低迷した原因はFA制度です。広島のチーム強化は選手を育てることをメインに置いていました。しかし、一人前に育つと、FA権を行使して他球団に出て行ってしまう。これではチームは強くなりません。広島の編成、スカウトはドラフト指名した選手がFA権を取得する前に、これまで5年掛かって一軍戦力になる育成を短縮すること、権利を取得してもチームに残留してもらえるような組織作りに変えたんです」 今季の丸は序盤戦に右太股を故障し、交流戦前に復帰してきた。調味深いのは、その丸の「故障前」と「離脱直後」のチーム事情だ。〇離脱前25試合 4・92点〇離脱後8試合 3・75点 これは広島打線の「1試合平均」での得点。丸がいるかいないかで、得点能力は“1点以上”も違っていたわけだ。 こうしたデータを見ると、「丸が復帰する」の一報が届けられるだけでチームが活気づく。 また、緒方孝市監督(49)にとっても、丸は思い入れの強い選手でもあるようだ。二軍時代から目を掛けていたという。「一軍監督に昇格した15年から、丸に対しては厳しくあたっていました。二軍時代も丸にだけは厳しかった」(関係者) 丸に“感じるもの”があったのだろう。ドラフト1位ではない叩き上げ、生え抜きの主軸バッター、そういえば、丸のFAに関しては巨人も関心を抱いているとの一報もあった。緒方監督と丸は“酷似する点”も多い。「昨年オフの契約更新で、丸は大幅昇給を勝ち取りましたものの、あまり嬉しそうではありませんでした。丸は年俸の上がり幅とは別に『タイトル料』を希望し、球団はそれには応じられないの一点張りだったと聞いています」(前出・同) タイトル料を出すかどうかが、丸の他球団流出のカギになるかもしれない。 しかし、広島には苦労して一軍定着を勝ち取った選手も多い。また、FA制度が導入された当時のように特定の人気球団にドラフト候補が集中するというご時世ではなくなった。「メジャー志望のある選手は別ですが、近年では一緒に苦労した指揮官、コーチがいるから国内FA権は行使しないとする傾向も見られます」(前出・プロ野球解説者) 金本監督も“タテジマ愛”の強い選手を育てるチャンスでもあるのだが…。新外国人、FA補強のタイガース情報は、株主の感情を逆撫でしてしまったのではないだろうか。「緒方監督を見倣え」の声も聞こえてきそうだ。 今の強い広島は、緒方監督が二軍指揮官時代に苦労した証とも言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年06月15日 17時20分
「オレンジは巨人を連想させるから変えろ」 阪急阪神ホールディングス株主総会がタイガースのファンミーティング状態に
13日に開かれた阪急阪神ホールディングスの株主総会で、株主の質問が「酷すぎる」と呆れ声が噴出している。 株主総会では、株主から阪神タイガース関連の「クレーム」ばかり質問される。なぜか阪神タイガースへの愛を語ったうえ、獲得した外国人選手が活躍しないこと、コーチの指導力が不足しているなど、役員に対し不満をぶつけるファンが続出。 その様子はさながら「阪神タイガース反省会」。一部ネットユーザーからは「株主の阪神ファンは勘違いしている」「ファンミーティングではない」「他でやれ」などと批判が寄せられた。 さらに、14日には株主からは、「現在阪神電鉄の特急や急行の車両に使われているオレンジの色は巨人を連想させる。変えるべきだ」という主張が寄せられたことも判明。これに阪急阪神ホールディングス側は「阪神・淡路大震災以降、明るい色として採用した」と説明し、「新しい車両を造る際に参考にしたい」と返答したという。 このやり取りを聞いたネットユーザーからは「馬鹿げた話を大真面目にしている」「阪神ファンだけど気にならない」「オレンジを見て巨人なんか連想しない」「阪神ファンの恥」など怒りの声が噴出。 一方、巨人ファンからは「本拠地東京ドームの最寄り駅を走る総武線は黄色と黒だけど不愉快にはならない」「阪神ファンは異常すぎる」などの声が。また、オリックスファンからは「最寄り駅に阪神電車が走る俺たちはどうなるんだ」「なんでもタイガース基準で物を考えるな」、西武ファンからも「西武だけど黄色い電車。不愉快になるはずがない」と主張も出た。 オレンジの電車を見て、「巨人を連想させるから変えろ」と考えている阪神ファンはごく一部だと思われるが、そういう意見を株主総会でぶつける行為には、驚きを感じずにはいられない。「黄色と黒」にすれば、彼らは納得するのだろうが…。
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スポーツ 2018年06月15日 11時30分
ジンクス通りに勝ち点ゲット!全世界待望のロシアW杯が開催国ロシアの勝利で開幕
全世界のサッカーファンが、今か今かと開幕を待ち望んでいたロシアW杯。14日、その大会の開幕戦が行われ、遂に1か月に及ぶサッカーの祭典が幕を開けた。 今大会の開催国であるロシアと、2006年ドイツ大会以来のW杯出場となるサウジアラビアが顔を合わせた開幕戦。オープニングゲームからいきなりの登場となった地元ロシアであったが、前半12分にCKのこぼれ球を受けたMFジルコフのクロスに、MFガジンスキーが頭で合わせ先制。スタジアムに詰めかけたロシア国民も大歓声の、今大会ファーストゴールで幸先のいい立ち上がりを見せた。 前半25分にMFジャゴエフがまさかの負傷退場となったものの、前半43分にはそのジャゴエフと交代でピッチに入ったMFチェリシェフが追加点を挙げたロシア。サウジアラビアに対し前半で2点リードと、理想的な形で後半に入ることに成功した。 迎えた後半も26分に途中出場のFWジュバが3点目を奪うと、46分にはチェリシェフが2ゴール目となる4点目を、そして48分にはMFゴロヴィンがFKでダメ押しの5点目を奪うなど躍動したロシア。スコア5‐0となった試合にホイッスルが吹かれた瞬間、78,011人の観客で埋まった会場は一段と大きな歓声に包まれていた。 国民の期待に応える戦いぶりを見せ、自国開催のオープニングゲームを見事白星で飾ったロシア。グループリーグ突破に向けた貴重な勝ち点3をゲットした今回の試合だが、これはW杯における、とある“ジンクス”を立証する試合ともなっている。 過去の大会において、大会開催国が開幕戦を戦った例は9度あるのだが、この9試合の中で開催国が敗戦を喫した例は1つも無い(6勝3分)。今回のロシアの勝利により、このジンクスはまたその信ぴょう性を高めることになった。 出場32か国中最下位となるFIFAランキング(70位)であることから、“今大会最弱国”という見方もされていたロシア。ただ、ジンクス通りに開幕戦を勝利したことで、そのレッテルはいくらか剥がされたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月14日 21時15分
那須川天心、RISE初のアリーナ大会で今年2度目の大勝負!「相手は強いけどKOする」
キックボクシングイベントRISEは、初のアリーナ大会『RISE125』を17日、幕張メッセ・イベントホールで開催する。約8000枚近く刷られたチケットは「残りわずか」とのこと。RISEは年内、そして来年にもビッグマッチを開催すると予告しており、一発目となる今大会への力の入れ方は半端なものではない。 柱となるのはメインイベントにラインナップされた格闘技界の“神童”那須川天心とロッタンの一戦だ。天心は今年2月、KNOCK OUT大田区総合体育館でスアキムにあと一歩のところまで追い詰められた。ロッタンはそのスアキムからダウンを奪い、圧勝している。昨年4月、ロートレックがKNOCK OUT大田区大会で梅野源治に勝ったが、ロッタンは先日ロートレックからも勝利を収めている。 天心がスアキムに勝った際、タイ側から「まだまだ強い選手はいる」とのコメントがあった。スアキムを超える史上最強の対戦相手との対戦は、日本はもちろん、タイでも話題になっているという。この試合は天心からの要望もあり、初代RISE世界バンタム級王座決定戦と位置づけられた。天心は総合も含めるとデビューから30連勝の負けなし。この30勝の中にはワンチャロン、スアキムらタイを代表する強豪選手も含まれているだけに、ロッタンも負けるわけにはいかないだろう。 TEPPEN GYMの那須川弘幸会長は「確かにロッタンは強いけど、スアキムに比べたらやりやすい相手かもしれない。ロッタンは本当に今までやった中では一番強いですよ。ただ、スアキムの方が何をしてくるか分からない怖さがあった。そこをしっかりと対策を立ててやりたい」とロッタン戦に向けてしっかり戦略を練ると話した。 RIZINの榊原信行実行委員長は先日の会見で「大丈夫でしょう。勝って帰って来てくれるはず」と天心への信頼を口にしていた。RIZINは9月大会と、大晦日の大会の目玉に天心が提唱した世界キックトーナメントを据えている。天心には強い選手にしっかり勝ってもらい、トーナメントの価値を上げてもらいたいことだろう。 「相手は強いですけど、必ずKOで勝ちます」 天心は誓った。大舞台であればあるほど燃える天心のことだから、幕張でも最高のパフォーマンスを見せてくれるに違いない。また今大会では、TEPPEN GYMから篠塚辰樹が参戦する。加えて白鳥大珠の再デビュー戦、那須川梨々のデビュー戦も控えている。弘幸会長は「大忙しですよ」と笑っていたが、メインイベンターとして最後に花道を歩く天心が背負うものは大きい。気になる生中継はGYAOが無料配信することが発表された。 他にもRISEだからこそ実現できるカードがズラリと並んだ6.17幕張メッセ大会。格闘技界初夏の注目大会となった。▼メインイベント RISE世界フェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R那須川天心(TARGET/Cygames/RISEバンタム級王者)対 ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム/ルンピニースタジアムスーパーフェザー級1位、ラジャダムナンスタジアム同級2位)▼セミファイナル 第3代RISEフェザー級(-57.5kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/同級1位)対 工藤政英(新宿レフティージム/同級2位)他、全15試合。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月14日 17時40分
【DeNA】負けちゃったけど…"波瀾万丈"エディソン・バリオス再浮上の予感
6月13日 ○千葉ロッテマリーンズ6-1横浜DeNAベイスターズ●<ZOZOマリンスタジアム>☆久々登場エディソン・バリオス ベイスターズの先発は外国人助っ人ピッチャー、”不屈の右腕”エディソン・バリオス。外国人枠の問題でファームで調整していたが、ロペスの故障とエスコバーのリフレッシュの事情もあり、ビジターでの交流戦6連戦真っ只中の今、先発として白羽の矢が立った。ファームでも先発として調整を続け、3勝2敗、防御率3.16とまずまずの内容で、4月14日ドラゴンズ戦以来の3勝目と、ローテーション復帰の意味を持つ大事な試合に挑んだ。久々の一軍マウンドの影響か、初回は高めに浮いたボールを捕らえられ先取点を許す。しかし、2回以降はMAX149キロのストレートを軸に、変化球もよく抜け、なかなかのピッチングを披露。5回85球、被安打7、四球1、死球1、失点4(自責点3)でマウンドを降りた。数字だけを見ると物足りないが、3回はエラー絡みの失点。5回もリクエストでリズムを崩された後、難しいボールをうまく打たれるなど、運に見放された面も多分にあった。本人も「ストレートも変化球も良かった。しかし、5回の失点は悔いが残る」と手応えと反省の入り混ざったコメントを残した。☆波瀾万丈の野球人生 バリオスは苦労人として知られる。初来日は2011年、22歳の若さでベネズエラから海を渡って来た。最初に所属したのは関西独立リーグの神戸サンズ。そこでのピッチングがソフトバンクの目に留まり、晴れてNPB入りとなる。その年のオフ、育成契約となり、2012年には右肘を痛めトミージョン手術を受ける。2013年には再び支配下選手契約を勝ち取るも、翌2014オフに退団となる。しかし、2015年にソフトバンクと育成契約をすると、オープン戦で結果を残し開幕前に支配下選手契約を結ぶ。すると、セットアッパーとして大ブレイク。未だ破られていない、NPBのタイ記録となる17試合連続ホールドを達成するなど、記録にも記憶にも残る活躍を見せた。2016年にソフトバンクを退団するも祖国には戻らず、2017年BCリーグの富山サンダーバーズ入団。先発として活躍すると、今年から念願のNPBに復帰。横浜ベイスターズの開幕ローテーションをつかみ取った。 ベイスターズのラミレス監督とは同郷出身で、旧知の仲。ともにBCリーグを経験するなど共通点も多い。何しろ真面目で日本文化も好き。日本語もペラペラ。そんな好感度の高いエディソン・バリオスの成功を願っているファンは、少なくないはず。チーム内の外国人争いは激しいが、先発陣は不安定な状況が続いている。こんな時こそ、バリオスの不屈の魂が必要になる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年06月14日 17時30分
「有原劇場は胃に悪いよ…」日本ハム・有原航平のリリーフ登板にファンはヒヤヒヤ?
13日に行われた日本ハム対阪神の一戦。8‐7で日本ハムが連敗を4で止めたこの試合だが、これまで先発投手として起用されていた有原航平が最終回にリリーフ起用されるという一幕があった。 日本ハム3点リードの9回表に登場した有原。レギュラーシーズンでは初、ポストシーズンを含めても2015年のクライマックスシリーズ(対ロッテ戦)以来となるリリーフ登板となったが、2アウトまでは順調に進んだ。 しかし、やはりそのブランクは大きかったのか、その後有原は中谷将大、鳥谷敬、伊藤隼太(タイムリースリーベース)に3連打を浴び2失点。続く原口文仁を空振り三振に仕留めたことで同点・逆転までは許さなかったが、あと1人で試合終了というところから土俵際まで追い込まれることとなっている。 薄氷の勝利となった今回の展開にヒヤヒヤしていたファンは多いようで、ネット上には「逆転されるかと思った」、「投げるならしっかりやってくれ!」、「有原劇場は胃に悪いよ…」といった声が寄せられている。久しぶりのリリーフ登板ということを差し引いても、今日の投球はあまり褒められたものではなかったということだろう。 さて、今回ファンをヒヤヒヤさせた“抑え有原”だが、複数メディアの報道によると、今回の配置転換は復調のきっかけを掴んでほしいという栗山英樹監督の意向によるものだといい、今後もしばらくは有原をリリーフとして起用していく方針であるという。 7試合を投げ4勝2敗・防御率6.38と、今季はここまで思うような成績を残していない有原。ただ、ルーキーイヤーの2015年にパ・リーグ新人王に輝き、昨季まで2年連続で2ケタ勝利も挙げていることからも、ポテンシャルの高い投手であることは確かだろう。 今後も何試合かは、今回のようなスリリングな投球をしてしまうかもしれない。ただ、これを乗り越え復調を果たした暁には、必ずや首位西武を追撃する原動力となってくれるだろう。今後の奮起に期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月14日 17時20分
「え?このタイミングで?」サッカースペイン代表・ロぺテギ監督の電撃解任にネット上も困惑
代表監督を務めるフレン・ロぺテギ氏の元、ロシアW杯での戦いに臨むことになっていたサッカースペイン代表。しかし、大会開幕を翌日に控えた13日、その監督が解任されたということが複数メディアによって相次いで報じられている。 同日に行われたスペインサッカー連盟の会見で明らかとなった、ロぺテギ氏の電撃解任。気になるその理由について、連盟側はロぺテギ氏の“不義理”によるものという旨の説明を行っている。 今から遡ること2年前、2016年7月にスペイン代表監督に就任したロぺテギ監督。就任から現在に至るまでチームが無敗を続けるなど、その手腕は高く評価されており、先月22日には2020年の欧州選手権(EURO)まで契約が延長されることも決まっていた。 しかし12日、ロシアW杯以降も引き続き代表の指揮をとるはずだったロぺテギ氏が、大会終了後にレアル・マドリード(スペイン)の監督に就任するということが明らかとなる。前述の契約延長を反故にする形となったこの“裏切り”行為が、電撃解任の主な理由であるようだ。 こうした流れを考えると、解任もやむなしといえる今回の一件。ただ、ロシアW杯直前、それも翌日に開幕を控えた中での“報復人事”は世界中で大きな話題となっており、日本のネット上でも「え?このタイミングで?」、「開幕前日の解任とか聞いたことがないぞ」、「スペインはどうなってしまうんだ…」といった困惑の声が相次いでいる。また、こうした声の大きさはツイッターのトレンドランキングにも表れており、確認時点では「スペイン代表」、「ロぺテギ監督」、「ロぺテギ解任」といったワードがランキング入りを果たしている。多くのサッカーファンにとって、この解任は“寝耳に水”の出来事となっているようだ。 2010年南アフリカ大会以来となる、2大会ぶり2度目のW杯優勝を目指していたスペイン代表。今回の一件で生じた混乱は、その青写真にどこまで影響をもたらすことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月14日 06時40分
MITB直前、中邑がジェフとドリームマッチ実現も反則負け!アスカ、ヒデオ王座へ前進
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間13日、テネシー州メンフィスで主力ブランド、スマックダウンを開催した。これがPPV『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』前の最後の大会。タイトルマッチの前哨戦はいずれも緊張感あふれるものとなった。 MITBで、ラストマンスタンディングマッチでWWE王座戦に挑戦する中邑真輔は、US王者ジェフ・ハーディとノンタイトルで対戦。ジェフはROHヘビー級王者時代、1.4東京ドーム大会で来日し、ブレイクする前の内藤哲也と対戦している。このカードも日本のファンにとっては夢のカードと言っていいだろう。 実力者同士の一戦は一進一退の攻防に。ジェフは中邑の強い打撃をしのぐと、ツイスト・オブ・フェイトから必殺のスワントーンボムを決めた。しかし中邑の足は辛うじてロープへ。中邑は分が悪くなったと思ったか、ジェフに急所攻撃を繰り出して反則負けを喫した。 しかし今の中邑にノンタイトルマッチの試合結果など関係ない。中邑は逆に開き直ったのか、続けてキンシャサを炸裂させると、倒れ込んだジェフに自ら10カウント。王座戦を前にした試合は、先月30日のタイ・デリンジャー戦に続き、ラストマンスタンディングマッチに向けて強烈にアピールする形となった。 メインでは、MITBに臨むアスカや、スマックダウン女子王座の挑戦を受けるカーメラを含めた女子選手10人のタッグマッチが実現。アスカはシャーロット・フレアー、ベッキー・リンチ、ナオミ、ラナとタッグを組んだが、アスカがアスカロックを決めたのを皮切りに、10人が入り乱れて乱闘に発展した。 アスカはカーメラからスーパーキックを食らうも、最後はアスカロックでカーメラを捕まえるとタップを奪って前哨戦に勝利。先週のリベンジを果たすとともに優位な立場でタイトル戦を迎えることになった。 205 Liveでは、元ドラゴンゲートの戸澤陽がスティーブ・アービーとシングル戦で対戦した。格下のアービー相手にだまし討ちパンチを食らわせ、ペースをつかんだ戸澤はおなじみの「アー!アー!」のかけ声で気合を入れた。さらにコーナートップからのミサイルドロップキックやスピンキックを決めると、最後はコーナートップからダイビングセントーンを豪快に決めてアービーに快勝した。 また、先週の205 Liveでムスタファ・アリとバディ・マーフィーの試合に乱入し、クルーザー級王座戦線に名乗りを上げたヒデオ・イタミは、次週の205 Liveでアリ、マーフィーとのトリプルスレットマッチに挑むことが決定。両国国技館への参戦も急きょ決定しただけに、このチャンスは逃したくないだろう。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年06月13日 21時45分
残念!シャーロット・フレアーが来日中止!代役は205 Liveからヒデオ・イタミが凱旋
世界最大のプロレス団体WWEは、今月29、30の両日に両国国技館で開催する『WWE Live JAPAN』WWE日本公演の第2弾カードを発表した。 29日に開催するAJスタイルズと中邑真輔によるWWE王座戦は、5月の『バックラッシュ』での対戦で採用した反則自由なルール、「ノーDQマッチ」で行うことを発表した。5月の試合では、両者ともに急所へのダメージから立ち上がれず両者KOのノーコンテスト裁定になっているが、日本ではどうなるだろうか?その前に、日本時間18日にはPPV『マネー・イン・ザ・バンク』での4度目の対決が決まっている。KOのみで決着するラストマンスタンディングマッチも両国の結果を左右するだろう。 続いて、日本でも人気が高い“ネイチャー・ボーイ”リック・フレアーの実娘で、前スマックダウン女子王者のシャーロット・フレアーの来日がキャンセルになったことが明らかになった。シャーロットはアスカの連勝記録を止めるなど、実力のある女子選手として注目されていただけに残念だ。 代わりに軽量級ブランド205 Liveで最近ヒールに転向したヒデオ・イタミが2年連続で凱旋する。昨年はクリス・ジェリコとのシングルに敗れ、いいところを見せられなかった。新たなヒデオをスマックダウン勢相手に見せてもらいたい。 参加選手変更に伴う新しいカードは次の通り。◎6月29日 東京・両国国技館▼ノーDQ(ディスクオリフィケーション)形式WWE王座戦AJスタイルズ 対 中邑真輔▼フェイタル4ウェイ形式スマックダウンタッグ王座戦ブラジオン・ブラザーズ 対 ウーソーズ 対 ルーク・ギャローズ & カール・アンダーソン 対 ルセフ・デイ▼スマックダウン女子王座戦カーメラ 対 ベッキー・リンチ▼スペシャルシングルマッチダニエル・ブラアイアン 対 ビッグ・キャス▼スペシャルタッグマッチニューデイ 対 ザ・バー▼スペシャルシングルマッチヒデオ・イタミ 対 ザ・ミズ▼スペシャルシングルマッチタイ・デリンジャー 対 サモア・ジョー▼ハンディキャップマッチアスカ&ナオミ 対 アイコニック with ラナ▼シングルマッチシン・カラ 対 アンドラデ“シエン”アルマス with ゼリーナ・ベガ◎6月30日 東京・両国国技館▼フェイタル4ウェイ形式WWE王座戦AJスタイルズ 対 中邑真輔 対 ダニエル・ブライアン 対 サモア・ジョー▼スマックダウン女子王座戦カーメラ 対 アスカ▼フェイタル4ウェイ形式スマックダウン王座戦ブラジオン・ブラザーズ 対 ニューデイ ルーク・ギャローズ & カール・アンダーソン 対 ザ・バー▼スペシャルタッグマッチウーソーズ 対 ルセフ・デイ▼スペシャルシングルマッチヒデオ・イタミ 対 ビッグ・キャス▼スペシャルシングルマッチシン・カラ 対ザ・ミズ▼ハンディキャップマッチベッキー・リンチ&ナオミ 対 アイコニック with ラナ▼スペシャルシングルマッチタイ・デリンジャー 対 アンドラデ“シエン”アルマス with ゼリーナ・ベガ※両日とも試合順は当日発表 参考に、変更前のカードも掲載しておきたい。◎6月29日 東京・両国国技館▼WWE王座戦AJスタイルズ 対 中邑真輔▼フェイタル4ウェイ形式スマックダウンタッグ王座戦ブラジオン・ブラザーズ 対 ウーソーズ 対ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソン 対 ルセフ・デイ▼スマックダウン女子王座戦カーメラ 対 シャーロット・フレアー▼シングルマッチダニエル・ブラアイアン 対 ビッグ・キャス▼タッグマッチニューデイ vs. ザ・バー▼6人タッグマッチアスカ&ベッキー・リンチ&ナオミ 対 アイコニック&ラナ▼シングルマッチシン・カラ 対 アンドラデ“シエン”アルマス(w/ゼリーナ・ベガ)▼その他の出場予定選手ザ・ミズ、サモア・ジョー◎6月30日 東京・両国国技館▼フェイタル4ウェイ形式WWE王座戦AJスタイルズ 対 中邑真輔 対 ダニエル・ブライアン 対 サモア・ジョー▼トリプルスレット形式スマックダウン女子王座戦カーメラ 対 アスカ 対 シャーロット・フレアー▼フェイタル4ウェイ形式スマックダウンタッグ王座戦ブラジオン・ブラザーズ 対 ニューデイ 対 ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソン 対 ザ・バー▼タッグマッチウーソーズ 対 ルセフ・デイ▼シングルマッチシン・カラ 対 ザ・ミズ▼2対3ハンディキャップ戦ベッキー・リンチ&ナオミ 対 アイコニック&ラナ WWEのハウスショー(テレビマッチではない)の参加選手が変わるのは、毎年のことで、WWEユニバース(ファン)はそれも含めて楽しむ傾向がある。これを日本の団体が真似すると、目くじらを立てて怒られそうなものだが、“渋谷から30分で行けるニューヨーク”を味わえるだけでも十分幸せなのだ。チケットは完売間近。今後も多少の参加選手の変更や、当日のカード変更もあるだろう。大会当日まで内容はどうなるか分からないが、WWEのスーパースターが東京にやって来るのは間違いない。取材・文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年06月13日 21時15分
新日本、S・S・マシン引退記念試合は、マシン軍団vs.ロスインゴの10人タッグマッチ
新日本プロレスは11日、都内の本社で会見を開き、6月19日の後楽園ホール大会で引退セレモニーを行う、スーパー・ストロング・マシン引退記念試合の概要を発表した。 「僕が責任を持ってマシン軍団を連れてきます!」 4日の後楽園ホール大会の試合後、スーパーJr.の優勝を逃したKUSHIDAは気持ちを切り替えて、かつて一斉を風靡したマシン軍団の“再結集”を高らかに宣言した。 とはいえ、マシン以外の2号から4号は現役生活を続けているのかも分からない。消息も不明な選手が多いのだ。3号と4号に至っては“入れ替わり説”もあり、当時のメンバーを集めるのは至難の業だ。ただ他にも、故アンドレ・ザ・ジャイアントや、ハルク・ホーガンをはじめ、国内外でマシンのマスクを被った選手は多数いる。 そんな中、発表されたのは、スーパー・ストロング・マシン・エース、スーパー・ストロング・マシン・バッファロー、スーパー・ストロング・マシン・ジャスティス、スーパー・ストロング・マシン・ドン、スーパー・ストロング・マシン・No69の新生マシン軍団5人の参戦。マシン軍団は内藤哲也、EVIL、SANADA、BUSHI、高橋ヒロムの5人と10人タッグマッチを行う。マシン軍団には「with スーパー・ストロング・マシン」のクレジットもしっかり掲載されている。 昭和のファンは少しガッカリしたかもしれないが、マシンの全盛期を見ながら過ごした選手たちがマシン軍団になるのも悪くはない。当日は各マシンがどの色のマスクとコスチュームで現れるのか楽しみだ。また対戦相手の中に、空気を読む雰囲気が全くなさそうなロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが入ったというのも興味深い。 引退セレモニーのゲストなどは発表されていないが、マシンにとって後楽園はアントニオ猪木の目の前で突然乱入してヤングライオンを吹っ飛ばし、初めて存在をアピールした会場だ。この大会のポスター(画像)もカッコイイと評判が高い。コンディションが許すならば、最後に魔神風車固めを見たいファンは多いだろう。あの名技だけは誰かに受け継いでもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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DEEP 渡辺久江VSストーカー市川の異色対決が浮上した
2007年12月13日 15時00分
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野球界で歓迎されない星野ジャパンの北京五輪出場
2007年12月12日 15時00分
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Dynamite!! K-1&HERO'S vs 旧PRIDE 大連立による西島洋介の参戦でK-1ジャパンに余波
2007年12月12日 15時00分
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Dynamite!! “高校生チャンピオン”久保賢司が谷川貞治実行委員長におねだり
2007年12月12日 15時00分
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ゼロワンMAX 軍団抗争開始の裏で大谷晋二郎が策略
2007年12月12日 15時00分
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サッカー クラブワールドカップで歴史的勝利を挙げた浦和レッズ。準決勝でのACミラン戦でも“追いカゼ”が吹き始めた
2007年12月11日 15時00分
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3・5「戦極」で吉田秀彦VSエメリヤーエンコ・ヒョードル実現!?
2007年12月11日 15時00分
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プロレス大賞 ノア三沢光晴がMVP初受賞
2007年12月11日 15時00分
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早くもささやかれる楽天・田中将大の「2年目のジンクス」
2007年12月10日 15時00分
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全日本 健介怒りの小島制裁予告
2007年12月10日 15時00分
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全日本プロレス 武藤敬司&ジョー・ドーリング組が「最強タッグ決定リーグ戦」初制覇。武藤は世界タッグ王座獲りに乗り出す
2007年12月10日 15時00分
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新日本プロレス 永遠のライバル対決、中邑真輔VS棚橋弘至のIWGP戦が決定
2007年12月10日 15時00分
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K-1 セーム・シュルトが大みそかに霊長類最強決定戦?
2007年12月10日 15時00分
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大向美智子 引退試合でアジャ・コングに初勝利
2007年12月10日 15時00分
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ノア 小橋建太が1・11高知で秋山準らとオリジナル・バーニングを再結成か?
2007年12月08日 15時00分
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リアルジャパン 初代タイガーマスクが天狗になる!?
2007年12月08日 15時00分
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スポーツ
K-1 谷川貞治EP明言。ピーター・アーツと澤屋敷純一に異例の特別ボーナス支給?
2007年12月08日 15時00分
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スポーツ
やれんのか! 桜井“マッハ”速人、川尻達也、石田光洋の“チーム茨城”がHERO'Sファイター迎撃宣言
2007年12月07日 15時00分
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K-1 チェ・ホンマンがウワサされる「やれんのか!」参戦を否定したが
2007年12月07日 15時00分