スポーツ
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スポーツ 2018年06月12日 06時20分
三浦大輔もTバックに!?樽美酒研二、番長との秘話明かす!
10日に横浜スタジアムで行われた、セ・リーグとパ・リーグの交流戦『DeNA−日本ハム戦』の試合に先立ち、トークショー「稀哲・樽美酒・ダーリンハニー吉川のプレイボールまで生ボンバー!!」が行われた。 まず、司会の吉川がファイターズとベイスターズのOBである“球界のエンターティナー”森本稀哲を呼び込むと、プロ野球ファンから大歓声が送られた。ベイスターズ時代の背番号5のユニフォームを掲げるファンには、「倉庫の奥から出してきたね!」と突っ込み、さすがのトーク力で場を盛り上げた。次に登場したのは、ゴールデンボンバーのドラム担当の樽美酒研二。お馴染みの白塗りメイクで元気よく現れると、ピンクの“金爆タオル”を掲げる大勢の女性ファンからの黄色い大声援が送られた。11:20からのイベントに、朝の7時台から陣取っていたファンも見られ、樽美酒の人気のほどをうかがわせた。これには森本も「スタジアムで俺より盛り上がらないで」と注文つけたほどであった。その後は、樽美酒と横浜の“永遠番長”三浦大輔との交流に話が及ぶと、なんとここにサプライズゲストとして、リーゼントでキメた三浦本人が登場。樽美酒とは関西のイベントで共演してから意気投合し、今ではゴルフを共にプレーするほどの仲に。最近では自宅に呼ばれ、三浦不在の中リビングでくつろいでいたことを明かす。これには自宅に呼ばれたことのない森本は「3年も一緒にプレーしたのに…」と嫉妬していた。 パフォーマンスの件に話が進むと、森本はピッコロとラーメンマンに扮した際に「ハマった」と感じたと語り、樽美酒は「8割はスベっているので、Tバックになって笑いを取る」と自虐的にコメント。ゴールデンボンバーのライブに行ったこともある三浦に「三浦さんもTバックになりました」と衝撃告白も、「俺はやってない」と全否定。真っ赤な嘘だったようで、番長ファンはホッとしていた。 プレイボール前には「レジェンドOB一打席対決」と銘打たれたイベントで、打者森本、投手樽美酒が真剣勝負。結果は“樽美酒メイク”で登場した森本が、元プロの意地を見せつけ完勝。敗れた樽美酒は「金払ってもいいからもう一回やりたい」と悔しさを爆発させ、リベンジを誓っていた。雨の中、異業種の“スーパーパフォーマー”による野球対決は、大盛り上がりで幕を閉じた。トークショー含めファンには大好評だったようで、ファン達も「また見たい!」と笑顔で帰路についていた。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年06月11日 21時45分
江幡塁、小笠原瑛作を完全KO!小野寺力プロデューサー「那須川天心戦を交渉する!」
キックスロード『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』▽8日 後楽園ホール 観衆1,850人(札止め) 肘ありのキックボクシングイベントKNOCK OUTが提供したスーパーバンタム級のドリームマッチに、後楽園ホールは試合前の煽り映像から、尋常ではない異様な空気と熱気に包まれていた。 江幡塁は双子の兄、睦とともに入場すると、瑛作はシルバーのコスチュームで華々しく入場。両者に大歓声が送られる中、運命のゴングが打ち鳴らされた。 試合は、1Rから瑛作が優位に進めていたように思われたが、開始早々に肘を合わせられて鼻から出血する。江幡陣営はこれを見逃さず「(瑛作の)鼻が折れてるぞ」「鼻で呼吸できてないぞ」とセコンドから声を飛ばす。1R、2Rとラウンド判定では瑛作がリードしていた。3R、早期決着を狙う瑛作が左ミドルの連打で江幡を押したが、江幡の左フックからの右ストレートがカウンターで見事にさく裂。瑛作はこの一発で大の字になり、セコンドが慌ててタオルを探す中、無情にも10カウント。江幡がスーパーバンタム級最強対決を最高の形で制した。 試合後、江幡は「コンパクトにKOしようと思っていた。狙っていた通りのKO勝利」と笑顔。「自分自身が一番だと思っているので、プレッシャーはなかった。これで宮元啓介選手、小笠原瑛作選手と、KNOCK OUTを引っ張ってきた選手を倒すことができた。まだKNOCK OUTにはいい選手がいる。那須川天心選手とはやりたいですね」と改めて天心戦をアピール。一方で「(所属している)新日本キックは『打倒ムエタイ』を掲げているので、そちらも並行する形で。KNOCK OUTでお客さんが喜ぶ試合をやりたい」と打倒ムエタイへの思いも口にした。 敗れた瑛作は「悔しいです。鼻は折れているかもしれない。あそこまでKOさせられたのは5年ぶりぐらい。まだ映像をちゃんと見返せてないので何とも言えないですが、ガードの低さと、集中力が少し切れたところが敗因だと思います。必ずここからはい上がります」と誓った。 この試合を観戦した木谷高明オーナーは「大満足!小笠原選手も素晴らしかった」とひと言だけコメントを残して会場を後に。小野寺力プロデューサーは「大会ベストバウト。想像以上の試合になった。瑛作は試合開始早々にダメージを負いながら、よく闘ってくれた。最後は江幡の勝負強さが出た」とお互いを評価した。江幡対天心の実現に向けては「天心選手のスケジュールやタイミングを見て交渉していきたい。これはやらなきゃいけないカードでしょう」と乗り気。「きょうは高橋亮も大阪からこの試合を見るために会場に来ていた。来年はスーパーバンタム級のトーナメントをやりたいですね」とコメントした。 ファンの間からは“年間ベストバウト”との呼び声も高く、SNSの反響も凄まじいものがあった。KOが決まった瞬間、後楽園ホール全体がスタンディングオベーション状態になったのは珍しい光景だ。夢のカードは出し惜しみしてはいけないことを証明した試合だったと言えるだろう。▼第4試合 55.5kg契約(3分5R)〇江幡塁(3R1分34秒 KO)小笠原瑛作●※右ストレート取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月11日 21時15分
決勝は不可思vs.秀樹!タネヨシホはKNOCK OUT皆勤宣言!仲山大雅にブレイクの兆し
キックスロード『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』▽8日 後楽園ホール 観衆1,850人(札止め) 久々に不可思らしい試合を見た気がする。それは対戦相手が鈴木博昭だったことも大きかったのだろう。お互いに打ち合うタイプなだけに、戦前から激闘は予想できた。 今回、作られたスーパーライト級のベルトの色は赤。不可思には「赤は俺の色。あのベルトは俺が巻かなきゃいけない」という思いが強い。その思いの強さが1回戦の健太戦では裏目に出た。微妙な判定勝利だっただけに、2回戦はスカッと勝たなければ本人だけではなくファンも納得しないだろう。そんなプレッシャーの中、不可思は冷静に対策を立ててこの一戦に準備してきた。 「対策がうまくハマった。4R終わったとき『最終ラウンドは倒されなければ勝てるな』と思ったんですけど、ダウンを一度も取れないと面白くないなと思って」 途中のラウンド判定では2Rのみイーブンで、他のラウンドは不可思がリード。不可思はボディに狙いを定めて鈴木に主導権を渡さなかった。最終ラウンドもそうだ。後がない鈴木は肘のラッシュで奇襲を仕掛けるが、不可思は動じることなく冷静に対応。そして、残り10秒を切ったところで不可思の右ミドルからの右ストレートが決まり、ついに鈴木がダウンした。 残り時間がなかったこともあり、不可思はこれまでのうっぷんを晴らすかのようにロープに上って叫ぶと、今度はコーナーにも上り勝利のアピール。ゴングが鳴っても気づかないほどの興奮ぶりだった。思わず「爆発しちゃいました」と照れ笑いを浮かべていたが、会場は大きな不可思コールに包まれた。 決勝はRISEを主戦場にしている秀樹と、8.19大田区総合体育館大会で対戦する。RISEライト級王者・不可思と対戦するために今トーナメントに参戦した秀樹は「念願のRISE対決。挑戦者として準備をする」とアピール。不可思は「ダウンはリラックスすれば取れるということが分かった。体は今までも強かったけど、これまではそれを生かせてなかった。練習でそういう手応えがあったのが大きかったと思う。決勝は秀樹選手が来るだろうなと思った。しっかり対策を立てて、赤い俺のベルトを巻きたい」と目をギラつかせていた。 また、この日からフライ級のトーナメントも開幕した。優勝候補のタネヨシホは「バック肘を狙いすぎた」と反省しきりだったが、スタミナの強さを見せつけて1回戦を突破した。 タネは試合後「2回戦はずっとやりたかった石井一成選手とやりたい。あと僕は森井洋介選手のことをカッコイイと思ってて。昨年、森井選手はトーナメントがない大会も全部出た。あれでライト級のトーナメントがさらに盛り上がったと思うし、僕も試合数を積み重ねていきたいので、8月の大田区、9月の大阪と全部出してほしいです」とお願いした。「対戦相手もタイ人とか強い選手で構わないので。それをKNOCK OUTさんにお願いしたい。森井さんとはまだ話したことがないんですけど、チャンピオンになったは話してくれるかなって(笑)」と続け、KNOCK OUTで皆勤を目指すと宣言した。 これを聞いた小野寺力プロデューサーは「それはスゴイ。うれしいことを言ってくれますね。ぜひ、お願いしたい。フライ級にはまだ名の知れてない選手が多いかもしれませんが、名前負けしないトーナメントになると思う」とタネの発言に目を細めた。 フライ級トーナメントは、昨年タネに敗れている仲山大雅が、圧勝KOで1回戦を突破。これが初の後楽園ホール大会出場だったという仲山は「やっと東京で勝てたー!」と叫ぶと「沖縄とは全然雰囲気が違った。昨年タネ選手と試合をしたのは別人だと思ってください。2回戦は(以前)敗れている大崎一貴選手とやりたい。決勝はもちろんタネ選手と。最高の舞台で勝ちますよ」とアピールした。試合のインパクトはタネを大きく上回っていただけに、沖縄のイケメンボーイは侮れない存在になるかもしれない。 次回のKNOCK OUTは8.19大田区総合体育館で開催される。スーパーライト級トーナメントの決勝、フライ級トーナメント1回戦の残り2試合を実施。ライト級王者のヨードレックペットは日本人選手とのカードをするべく交渉中とのこと。“激闘王”水落洋祐が参戦し、前ライト級王者・森井洋介が大月晴明と再起戦を行うほか、緑川創と長島☆自演乙☆雄一郎のスペシャルマッチが発表されている。▼第6試合 KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント準決勝 64.0kg契約(3分5R)○不可思(3-0)鈴木博昭●※判定▼第5試合 KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント準決勝 64.0kg契約(3分5R)〇秀樹(4R2分23秒 TKO)マサ佐藤●※肘攻撃によるカットからレフェリーストップ▼第2試合 KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント1回戦 51.0kg契約(3分5R)○仲山大雅(2R1分54秒 KO)山田航暉●※3ノックダウン▼第1試合 KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント1回戦 51.0kg契約(3分5R)○タネヨシホ(3-0)石川直樹●※判定取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月11日 20時45分
IWGP新王者ケニー「ゴールデンELITEは新ブランド」初防衛戦はCodyと決着戦!
ケニー・オメガは9日の大阪城ホール大会の時間無制限3本勝負で、オカダ・カズチカからトータルタイム64分50秒で2本を先取し、IWGPヘビー級第66代王者に輝いた。 ケニーは11日、都内の新日本プロレス本社で二夜明け会見を開いた。 会見の前にはサンフランシスコの殿堂カウパレス大会(米国時間7月7日)で、Codyを相手に初防衛戦を行うことが発表された。Codyは9日の試合後に花道に姿を現し、無言で去っていた。ケニーは今年、ROHのリングでCodyに敗れている。「もうCodyと争うのは疲れた」とは言うものの、バレットクラブの内紛問題も含めて「決着を付けるべき」と言われても仕方ない。 そんな状況下でケニーは、9日の試合後に飯伏幸太、ヤングバックスと新たなユニット、ゴールデンELITEをスタートさせると発言した。今後、同ユニットとバレットクラブの活動を並行させるのか聞かれると「状況的には、何も変わっていない。自分はバレットクラブのリーダーだ。そして、この前発表したゴールデンELITEというのは、新たなブランドだと思ってもらいたい」と話した。 飯伏については「飯伏は“THE ELITE”のメンバーであると自分自身思っているが、バレットクラブではない」と強調。ただ、飯伏のことは評価している。「飯伏はこのプロレスの世界を新たな次元に持って行けて、新たな世界観をみせてくれる選手だと思っている。そして、飯伏はヤングバックスとも仲がいい。だから、『このメンバーで何か世界を変えていこう』ということも含めての新たなブランディングが、このゴールデンELITEだ」と新ユニットの趣旨を説明した。 「飯伏はバレットクラブのメンバーではないが、ヤングバックス、ケニー・オメガはバレットクラブに属している。そして、くしくもCodyもバレットクラブに属している。こういった状況を考えると、サンフランシスコ大会が終わった時に、しっかりとすべてが元に戻って、ファインな状態になればいいなと思っている」と説明した。 ケニーはバレットクラブのリーダーとして、チームを立て直すためにもCodyにしっかり勝ちたいところ。飯伏が超党派で名を連ねるゴールデンELITEの活動を通し、世界を変えていきたいという気持ちを持っているようだ。 最後に記者から、新日本が管轄する全てのヘビー級のタイトルが外国人選手に移動したことについて聞かれると、「ここで日本人に一言いっておきたい」と前置きをした上で、「日本人選手というのは、やはり楽な試合をしてるんじゃないかと思う」と口を開いた。 ケニーはその理由を説明する。日本人は「外国人選手のように長い移動もなければ、一回ベルトを獲られたところで、またすぐにチャンスがめぐってくる。そういう闘い方をしている選手と試合をする自分たちは、より強くなくてはならない」と外国人選手には“責務”があるとした。 「3人のカナダ人が今タイトルを持っていて、トップ2のベルトをウィニペグ出身のカナダ人が持っているというのは大変喜ばしい」としながらも、「国内の日本人選手には一つこれを警告だと受け止めてもらいたい」と警鐘を鳴らす。「別に悪い意味で言うつもりはないが、皆さんしっかりと自分自身をアピールして、より強くなるべきです。なぜならば、アナタたちは外国人選手にはまだ力が及びません。みんなで頑張ってほしい」と日本人選手に辛口エールを送った。 ケニーはCodyを倒せばIWGPヘビー級王者として真夏の最強決定戦『G1クライマックス』に参加できる。また、来年の1.4東京ドーム大会での自身2度目のメインイベント出場も現実味を帯びてくる。1.4ドーム大会のメインが史上初の外国人対決となっても不思議ではない。それを阻止する日本人レスラーは誰なのか?まずは9日の試合後、ノーコメントだったオカダの動きに注目したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月11日 18時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ボブ・サップ」“ザ・ビースト”の栄枯盛衰
2015年に行われた曙との再戦以降、日本における実戦から遠ざかっているボブ・サップ(サップのTKO勝利)。 プロレスや格闘界のみならず、芸能界まで股にかけたかつての活躍も今は昔。ウェブテレビなどでたまに見かけるだけというのは、いかにも寂しい話ではある。 しかし、日本で最も有名な外国人プロレスラー、もしくは格闘家と定義したとき、熱心なファンだけでなく一般の認知度までを含めたならば、サップはその上位に挙がってくるだろう。 '02年4月にPRIDE初参戦、同年6月にK-1初参戦を果たすと、粗削りながらも力感あふれる闘いぶりを披露。同年8月にはPRIDEヘビー級王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに挑戦し、総合格闘技ルールで敗れたとはいえ、三角締めをパワーボムで返すなどあわやの場面をつくり出した。 さらに同年10月には『K-1 WORLD GP』の開幕戦において、それまでに3度の優勝を誇るアーネスト・ホーストをパワーで圧倒。TKO勝利を飾って、一躍トップファイターとして名乗りを上げた。 勝利後にダンスを踊るなど陽気なキャラクターも親しまれ、そんな人気の高まりから11月にはサップをエースとしたプロレスイベント『ファンタジーファイトWRESTLE-1(レッスル・ワン)』(以下W-1)が開催された。 フジテレビ系で放映された際のサブタイトルは“ボブ・サップのプロレスエンターテイメントショー”で、メインイベントに登場したサップはザ・グレート・ムタを高さ十分のドロップキックで吹き飛ばすと、トップロープからのダイビング・ヘッドバットで3カウントを奪ってみせた。 かように日本マット界を蹂躙した“ザ・ビースト”ことサップは、それにとどまらず一般メディアにも進出することになる。 「W-1の平均視聴率は8.4%で、当時のゴールデンタイムとしては不合格。格闘界はともかく、一般へのサップの知名度はまだまだでした。しかし、同月末に放送された『ガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)への出演が、バラエティータレントとして人気爆発する呼び水となりました」(プロレスライター) 番組内の人気企画“七変化”に松本人志プロデュースで登場すると、たどたどしい日本語を駆使して一人コントを熱演し、これが歴代でもトップクラスのバカウケとなったのだ。 以降はK-1、PRIDE、W-1に芸能タレントと“4足のわらじ”を履き、まさに大車輪の活躍を見せたサップだが、翌'03年3月には、早くもその先行きに暗雲が立ち込める。 当時、上り調子にあったミルコ・クロコップに、K-1ルールで敗れたのは実力通りであったとはいえ、問題はその負け方。ミルコの左ストレートを右眼に食らうと、そのままリングにへたり込んだのだ。 「試合後の検査で眼窩壁骨折と判明しましたが、しかし、そのときのサップは失神したわけでも体力が尽きたわけでもない。ドクターストップに該当する重傷とはいえ、普通の格闘家であれば“痛いから”との理由で自ら試合を放棄することはない。そうした性格面でサップは格闘家向きではなかった」(格闘技記者) 同年夏には復帰して、大みそかには曙を相手に歴史的KO勝利を収めたものの、サップにかつての迫力が戻ることはなかった。体格差のある日本人選手などが相手なら一気呵成に攻め勝つことはあっても、一流どころとの対戦では、相手の攻勢に背を向けて逃げる仕草を見せるようになる。 '04年3月には新日本プロレスに参戦してIWGP王座を獲得したが、5月の総合格闘技戦で藤田和之に一方的にボコられると、やはり自らギブアップを宣して敗北。同時にIWGP王座を返上し、わずか2カ月ほどで新日のリングを去ることになった。 “プロレスは格闘技よりも楽”と本気で思っている人もいようが、まったくそんなことはない。一撃で致命傷となる危険性こそ低いとはいえ、長時間にわたり受け身を取り続けることから、肉体に蓄積されるダメージはむしろプロレスの方が上であり、サップはそうしたプロレスの厳しさを自らの選択で実証したわけだ。 「サップの低迷は性格面に加えて、キックでは素人同然の曙との試合や芸能活動などで、いわゆる“イージーマネー”を手にしたことの影響も大きかったでしょう。楽に稼ぐ方法を知ってしまったので、身を削るプロレスなどやってられないというわけです」(同) その後、サップはイージーマネーを格闘技の新たな側面に求める。世界各地で行われる格闘技イベントにおいて、地元エースの“噛ませ犬”となる道を選んだのだ。 「まずは攻める姿勢を見せて、相手が反撃に出ると特に効いた攻撃がなくとも即座にタップアウトするというのが、近年の定番スタイル。秒殺負けも度々という、まさしく“省エネファイト”に徹しています」(同) サップ当人がそれで満足ならば他者がとやかく言うことではないが、曲がりなりにも一世を風靡したファイターの末路としては、あまりに寂しい話ではある。ボブ・サップ1973年9月22日、アメリカ合衆国コロラド州出身。身長200㎝、体重145㎏。得意技/ビースト・ボム、ドロップキック文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年06月11日 17時30分
「引退しないで済んだ?」イチローを切ったマリナーズが外野手を補強
「もうちょっと待てば、良かったのに」と思ったファンは少なくないようだ。 イチローが会長付特別補佐を務めるシアトル・マリナーズはア・リーグ西地区の首位に君臨している。「16年連続でのレギュラーシーズン優勝ナシ」という、米4大プロスポーツの不名誉な記録を今年で止められるかもしれない。しかし、「優勝」を意識しすぎるせいだろうか。今季は補強を急ぎすぎているようだ。「ロビンソン・カノー(二塁手)の薬物疑惑を本当に知らなかったのかどうか…。以前から噂は絶えなかったようですし」(米国人ライター) 5月15日だった。カノーに禁止薬物の使用が発覚し、80試合の出場停止処分が下された。8月下旬までは試合に出られない。これを受けて、マリナーズはレギュラー中堅手のディー・ゴードンをセカンドにコンバートし、若手有望株のギレルモ・ヘレディアをマイナーから昇格させ、センターを守らせた。ところが、である。新二塁手のゴードンが故障してしまった。「5月下旬、遅くとも、6月上旬には復帰できる」とはいうものの、その間は、控え内野手やマイナー選手に代わりを務めさせるスクランブル体制である。 こうしたチーム状況を受け、マリナーズが緊急トレードに動いた。獲得したのは救援投手と外野手だった。二塁手ではなかった。ゴードンの復帰を見越し、復帰後も二塁手で使っていこうという戦略だろう。「好打者のカノーは8月下旬から復帰しますが、ポストシーズン・マッチには出場できません。だから、ゴードンを二塁手として使っていかなければなりません」(前出・同) メジャーリーグでは、通常、4人の外野手をベンチ登録して試合に臨む。マリナーズは序盤戦、「外野手5人体制」となり、救援投手を1人減らした状態だった。外野手5人体制となった理由は、イチローにある。マリナーズはレギュラー起用を予定していた外野手3人が立て続けに故障してしまい、オープン戦半ば、緊急で「外野手・イチロー」の獲得を決めた。「故障した3人のレギュラー予定の外野手が早期復帰することも分かっていました。それでも、イチローの獲得を決断しました」(特派記者) 故障者復帰後、マリナーズはイチローに事実上の引退を意味する「会長付特別補佐」の肩書を与え、今日に至っている。カノーが禁止薬物で出場停止処分となったのは、その約2週間後のこと。外野手のゴードンをセカンドにコンバートし、外野手枠を一つ減らしたのだから、「わざわざトレードで外野手を補強するよりも、イチローを復帰させたほうが」というのが、地元メディアや米国ファンの意見である。 「どうも、マリナーズも大リーグ機構にルール確認を求めたらしい。一度、選手登録を抹消した選手の復帰は可能なのか、と。同一シーズンではダメというのが機構側の返答でした」(前出・米国人ライター) さらに加えて、こんな話も聞かれた。カノーは数年前から禁止薬物の使用が疑われていた。マリナーズはカノーの身辺調査をしたのか、疑惑選手を抱えているのだから、「クロ」と判明したときに備えておくのがフツーだが…。 マリナーズがきちんと選手の内情を把握し、きちんと調査しておけば、イチローは選手登録を抹消されずに済んだとも考えられる。「今季のマリナーズは地区優勝の可能性があります。早めに手を打ち、チームの好調さを維持させていきたいようです」(前出・特派記者) 来春、マリナーズは日本でペナントレースの開幕戦を開催する。興行面を考え、イチローを一時的に現役復帰させるというのが日本のメディアの見方だが、カノーの出場停止に端を発するドタバタ補強について、「イチローが現役に未練があるのなら、日本球界に帰還すべき」 との意見も再燃し始めた。 こうしたドタバタを見ていると、特別補佐とは、チーム編成に意見できないことも分かった。禁止薬物、コンバート、外野手の補強トレード。イチローはどんな心境でマリナーズの編成スタッフの決断を見ていたのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年06月11日 17時20分
オリックス担当記者が分析、西村凌&福田周平のルーキーコンビが交流戦男になれるか?
オリックス・バファローズのセ・パ交流戦も雨天で延期になった阪神戦1試合(日程は近日発表)を除けば、12日から本拠地京セラドーム大阪で行われる広島戦、横浜DeNA戦の2カード6試合だけとなった。先週は交流戦首位の東京ヤクルトに負け越してしまい、8カードぶりのカード負け越しとなってしまったが、5割はキープしている。残り2カードを勝ち越し、阪神にも勝利を収めれば貯金3で公式戦に戻れるので、何とか首位・埼玉西武、2位・北海道日本ハムとの差を少しでも縮めておきたいところだ。▼6月5日〜10日 オリックス成績【対阪神 甲子園球場】6月5日○アルバース 3-2 メッセンジャー●6月6日雨天中止6月7日●金子千尋 1-2 秋山拓巳○【対東京ヤクルト 神宮球場】6月8日○西勇輝 3-0 ハフ●6月9日●ディクソン 3-7 カラシティー(先発は原樹理)○6月10日●田嶋大樹 5-9 小川泰弘○※59試合29勝29敗1分。首位・埼玉西武とは6ゲーム差の4位。交流戦は11試合6勝5敗。 先週は、アルバースが順当に7勝目をあげ、西に久々の勝ち星がついた。金子は好投を見せていただけに残念。ディクソンは初回に6失点の大炎上でKO。先発ローテから再び外されることになった。アルバースに続く勝ち頭の田嶋は、慣れない雨の神宮のマウンドが合わなかったか、珍しく大量失点。5勝から足踏みが続いている状態だ。ただ、現在のオリックスは、7回までに最大でも3点差あれば、黒木優太、山本由伸、増井浩俊の3人が相手チームにとって大きな壁となるので、勝てる確率は高い。先週も5日の甲子園と、8日の神宮は継投が成功している。また、ディクソンの後を受け2回から緊急登板した山崎福也も毎回ランナーを出しながらも4回を無失点に抑え、ディクソンに代わる新たなローテ候補の筆頭としてアピールした。試合前に「そろそろ投げたいんですよ。でも僕が投げないということは、先発が崩れてないことですから」と笑っていた福也だが、まさかその日にこんなチャンスが巡ってくるとは思わなかったことだろう。 野手では、一軍に帯同はしているものの、甲子園の試合中、右膝に違和感を感じたロメロが離脱中。復調の兆しが見えていただけに、チームにとっては痛い。再昇格後は復調したかに思われたマレーロも安定さに欠ける状況だ。そんな中、吉田正尚は交流戦打率.356と絶好調。得点圏打率がもう少し上がれば申し分ない。また、「状態はすごくいい」という安達了一も交流戦では打率.300と好調。本来のバッティングセンスで、セ・リーグの投手陣から粘りのある打席を見せている。 交流戦終盤に向けて注目したいのは、交流戦とともに一軍デビューしたルーキーの西村凌と、同じくルーキーで福良監督から「野球を知っている」と評価されている福田周平だ。捕手登録の西村だが、俊足好打の打撃を生かすため社会人時代から外野手での起用が多く、一軍では捕手練習にも参加しているが、センターを中心に外野手として起用。ここまで打率.261(23-6)、1本塁打、3打点、2盗塁。得点圏打率は.500の成績を残している。スタメン出場も6試合と福良監督の期待も高い。チームメイトでは山岡泰輔、若月健矢、園部聡と同い年とまだ若いだけに、今後が楽しみな選手である。山崎福也と明治大学時代の同級生でチームメイトだった福田は、春季キャンプから期待されていた逸材。公式戦が開幕してから、なかなか初ヒットが出なかったが、「僕のバッティングはタイミングです」と話しているように、打席の中で粘りながらタイミングを合わせていくバッティングは、相手チームのバッテリーを嫌がらせている。交流戦では2番の起用が目立つが規定打席に到達しており、打率は.276(29-8)、2盗塁。今シーズンの出塁率は.312と悪くない。西野真弘同様、ヘッドスライディングを見せるなど普段はクールながら、試合中はアツイプレーを連発。このプレイスタイルにイケメンであることも相まって、グッズもうなぎ登りで売れているという。 昨年の交流戦は武田健吾が最終戦まで首位打者争いを見せるなど、交流戦男とブレイクし、それをキッカケにキャリアハイの成績を残しただけに、今年は西村と福田に期待したいところ。ここに復帰間近と言われている宗佑磨が帰ってくれば、さらに競争力が増してチームが活性化するだけに、後半戦に向かってチームが躍進するためにも若い力の台頭を温かい目で見守っていきたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年06月11日 16時00分
サッカーW杯 西野ジャパンが100%空中分解するハリル爆弾
サッカー・ロシアワールドカップ初戦のコロンビア戦(6月19日)を前に西野ジャパンに空中分解の危機! 4月に解任されたハリルホジッチ前監督が、子飼い選手の総落選で怒りが爆発。「女性スキャンダル暴露」など3つの爆弾で報復準備――。 日本サッカー協会の幹部たちが、この時期に本来躍起となるべきことと言えば、W杯予選の1次リーグで対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドのチーム状況の掌握である。しかし、今回のロシアW杯での同協会幹部たちは、国内のメディア報道に目を向けているというから驚く。 「日本代表に関する人物のスキャンダルが一部週刊誌に掲載されるという情報が飛び交っているのです。ターゲットにされているのが、ハリルホジッチ前監督の後釜に座った西野朗監督(63)。早大ア式蹴球(サッカー)部の1年後輩である岡田武史元日本代表監督が、『(西野氏は)大学時代からモテモテで練習場は出待ちのファンでいっぱい。プロ野球選手以上に人気があった』と話すように、日立の選手時代を経てJリーグの監督になってからも、女性の噂が絶えません。2015年にJ1名古屋の監督を退き、協会の技術委員長という裏方に回ったことで表面化しませんでしたが、代表監督に就いたことで、誌面化の準備が進められているのです」(スポーツ紙デスク) 厄介なのは、この「紙爆弾」のネタ元の一つが、ハリルホジッチ支持派の協会関係者や選手ということ。また、「文春砲」や「新潮砲」も発射の準備を進めているという。 日本サッカー協会は5月31日、東京都内のホテルで田嶋幸三日本サッカー協会会長、関塚隆技術委員長、西野朗監督が出席して記者会見を開き、6月14日開幕のW杯ロシア大会に出場する日本代表メンバー23人を発表した。 主将のMF長谷部誠(34=ドイツ・フランクフルト)やDF長友佑都(31=トルコ・ガラタサライ)、MF本田圭佑(32=メキシコ・パチューカ)、MF香川真司(29=ドイツ・ドルトムント)、FW岡崎慎司(32=イングランド・レスター)ら前回の2014年ブラジル大会経験者から約半分の11人を選出。その一方で、MF井手口陽介(21=スペイン・クルトゥラル・レオネサ)、FW浅野拓磨(23=ドイツ・シュツットガルト)、MF三竿健斗(22=鹿島)らの“ハリルチルドレン”が落選した。 これに恨み骨髄なのが、4月7日に代表監督を解任されたハリルホジッチ氏。なぜなら落選した3人はハリル氏が重用した期待の若手であり、それに対し本田と香川がクーデターを起こし、西野政権を誕生させた背景が怒りを増長させているというのだ。 ブラジルW杯当時と違い、不動のレギュラーだった本田はイタリアの名門ACミランから僻地メキシコに移籍。香川、岡崎は所属クラブでも出場機会が減っている。ハリルホジッチ氏は、W杯出場を決めた昨年8月のオーストラリア戦ではともに先発メンバーから外し、井手口、浅野、宇佐美貴史、杉本健勇などを起用した。 「2020年東京五輪を見据えて若手に切り替えたのです。ただし、チームが機能しない局面では、ベテランの力を必要とし、本田と香川らをスーパーサブにまわしました。ところが、彼らは、ベンチに座ることを潔しとしません。そこからクーデターが始まったのです」(サッカー専門誌記者) 本田が田嶋会長にメールを送り、「ハリルホジッチ、選手(本田と香川)のどちらかを代えてほしい」と要求。キリン、アディダス、テレビ局を味方に付けた選手側が勝利したと言われる。 商品を売り、視聴率を上げるには本田、香川、岡崎らのビッグネームは不可欠だ。協会としても彼らを起用して予選敗退しても、言い訳ができ、責任問題にはつながらない。しかし、これで矛先を収めるようなハリルホジッチ氏ではない。 先のスキャンダルリークに加え、元名古屋グランパスの選手・監督であったストイコビッチ氏と同盟し、西野監督に刺客を差し向けようとしているのだ。ハリルホジッチ氏は旧ユーゴスラビアのボスニア出身。ストイコビッチ氏は旧ユーゴのセルビア出身。さらにオシム元代表監督もボスニアの出身だ。その後ろ盾には、川淵三郎元サッカー協会会長がおり、連携して侍ジャパンを内部から揺さぶる。さらに楽天・三木谷浩史会長に接近し、外部からも圧力をかけるという。 「これまで日本のサッカーは代表チームが人気で、Jリーグは下に見られていた。これは日本だけの傾向で、実は世界中どこの国でも国内リーグの方が人気が高い。ここにきて三木谷氏が率いるヴィッセル神戸が現役スペイン代表イニエスタを獲得し、監督も大物外国人を連れてくるという噂がある。この神戸に、ハリルチルドレンたちをかき集めようと連絡を取っているという情報もある」(関西のJリーグ監督) Jリーグを盛り上げることに手を貸すことで、西野ジャパンと日本サッカー協会に借りを返す…。W杯の場外乱闘も白熱化している。
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スポーツ 2018年06月11日 12時40分
大谷翔平の「右肘の怪我は走り込み不足が原因」 張本氏の独自理論に賛否の声
10日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が先日右肘内側側副靭帯を損傷していることが判明した大谷翔平について、「走り込み不足」が原因と評論した。 張本氏は大谷が右肘内側側副靭帯を痛めたことについて、「右肘、これメスを入れたら一年半くらいかかりますよ。バッターでもね、右の肘の靭帯だから。左バッターはね、右手が中心にならないとダメなんですよ。右肘を痛めると、バッターも影響ありますよ」とコメント。 そして、投手としては「ピッチャー生命に関わる怪我、心配だねえ」としたうえで、語気を強めて「何回も言ってるけど、走り込んでないから」と怒る。関口宏が「走り込んでいれば、こんな怪我は起きない?」と聞くと、 「ないですよ。脚で投げるから、ピッチャーは。脚が始動して、最後は脚だから。手はあとからついて来ることですから。これは大投手みんな同じことを言ってますよ。一番苦しいし、一番嫌なことだし、一番大事なことをやらなきゃね、スポーツ選手は成功しませんよ」 と説明。走り込みが不足したことで、肘への負担が増大し、内側側副靭帯を損傷したという独自の理論を展開する。これに、ゲストコメンテーターの元ラグビー日本代表の大畑大介氏は心なしか不思議そうな顔。 大畑氏は、現役時代圧倒的な走力の影響からかアキレス腱断裂など大きな故障を数多く経験しており、関口からコメントを求められたが、「このあたりの怪我はわからない」と言及を避ける。 そして、「大谷選手って、漫画のよりも想像を超える活躍してるじゃないですか。こういった怪我からふっと戻ってきて、なんとなく普通にやってくれたら嬉しいなと言う感覚ではありますよね」と、コメント。やはり故障で苦しんだ競技者として、試合に出場できない辛さを知っているのか、前向きな発言を行った。 肘の故障にもかかわらず、「走り込み不足」を指摘した張本氏。それを見た視聴者は「納得できない」「腕の故障の原因がなぜ走り込みなのか」など、異論が噴出。中には「わけがわからない」「意味不明だ」と叫ぶネットユーザーもいた。 その一方で、「下半身を強化することで腕が振れるようになる」「バランス良い身体を作れということ。下半身が弱いと上半身に負担がかかる」など、肯定的な声もあった。大谷が本当に走り込み不足なのかは不明だが、現実に恐れていた故障が出てしまったのは残念だ。 今後、同じ箇所を痛めた田中将大が採用したPRP療法を行うのか、反対側の腕から正常な腱を摘出し移植するトミージョン手術を受けるのかは決まっていないが、しばらく彼のプレーを見ることができなくなってしまうことは間違いない。 大畑氏の言うように、何食わぬ顔でこれまで通りのプレーをまた見せてもらいたいのだが…。
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スポーツ 2018年06月10日 06時20分
オリックスが夏休み企画「冷やしドーム、はじめました」を発表!AMEMIYAも来場!
オリックス・バファローズは7月31日〜8月19日、京セラドーム大阪で行う12試合で夏休み特別企画「冷やしドーム、はじめました」を開催すると発表した。 先日行われた会見では新外国人左腕アルバースが、特製のかき氷と氷細工のオブジェとともに登場。イベントのロゴが氷の中に入っているオブジェ(写真)を氷屋さんが運び入れると、報道陣からはどよめきが起こった。 今回のコンセプトは、“京セラドーム大阪に涼みに行こう!"がテーマ。イベント、グッズ、グルメなど、ありとあらゆる「涼しいこと」「冷たいこと」を京セラドーム大阪で楽しめる。オリックスファン、ビジターファン、灼熱の大阪から逃れたい大阪市民など、幅広い層に京セラに来場してもらい、涼んでもらおうというもの。関係者は「野球版クールビズと思ってもらえれば」と来場を呼びかけている。 対象試合は・7月31日〜8月2日 対東北楽天ゴールデンイーグルス・8月7日〜8月9日 対埼玉西武ライオンズ・8月10日〜8月12日 対千葉ロッテマリーンズ・8月17日〜8月19日 対福岡ソフトバンクホークス 以上4カードだ。こういった企画を長期間実施するのは「初めて」(関係者)だそう。8月7日〜12日は人気イベント『Bs夏の陣2018』も開催される。『夏の陣』との相乗効果で、多くの来場者が「冷やしドーム」を体感することになるだろう。 また7月31日には、お笑いタレントのAMEMIYAが来場する。このイベントのためだけに自身が作詞作曲したオリジナルソング「冷やしドーム、はじめました」を発表、オープニングを冷ややかに飾ってくれるという。 AMEMIYAは「AMEMIYA、京セラドーム大阪で新メニューはじめました。その名も『冷やしドーム』!灼熱の大阪、その地にある唯一のオアシス、京セラドーム大阪をAMEMIYAが冷やしソングでさらに冷やします!ファンの皆様は快適に観戦、チームはコンディションが上がり最大限のパフォーマンスを発揮すること間違いなし!COMING SOON!!!」と涼しいコメントを寄せていた。 その他、カーリング体験や雪を楽しめるコーナー、氷彫刻の実演パフォーマンスなどさまざまな企画が用意されている。中でも注目なのは『忘れたいことは水に流そう!選手といっしょに打ち水チケット』という企画だ。チケット購入者を対象に8月9日に開催される同企画は「思い出してもひんやりする」「記憶から消し去りたい」と思う失敗談や恐怖体験など、忘れたいことを選手に聞くプチトークショーだ。さらに打ち水をして「忘れたいこと」を水に流し、ドームを背景に写真撮影もできる画期的な企画。 会見で「水に流したいことは?」と質問されたアルバースは「4、5年前の1月の話だけど、家から1時間半の所にある空港に車で向かっていたら、タイヤが外れそうになったんだ」とヒヤリとした体験を口にした。「タイヤを取り換えようと思ったけど、マイナス36度だったので、ナットが動かずにレッカーを呼ぶことになってしまったことがあった。それを水に流したいね」と過去を振り返り笑っていた。 先日の「何でインドなん?」に続くオリックスらしい面白企画第2弾は、タイトルにインパクトがあり、ファンの期待値も高まっている。テーマをどこまで徹底するかは気になるが、緩い気持ちで来場すればかなり楽しめるかもしれない。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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