まず、司会の吉川がファイターズとベイスターズのOBである“球界のエンターティナー”森本稀哲を呼び込むと、プロ野球ファンから大歓声が送られた。ベイスターズ時代の背番号5のユニフォームを掲げるファンには、「倉庫の奥から出してきたね!」と突っ込み、さすがのトーク力で場を盛り上げた。次に登場したのは、ゴールデンボンバーのドラム担当の樽美酒研二。お馴染みの白塗りメイクで元気よく現れると、ピンクの“金爆タオル”を掲げる大勢の女性ファンからの黄色い大声援が送られた。11:20からのイベントに、朝の7時台から陣取っていたファンも見られ、樽美酒の人気のほどをうかがわせた。これには森本も「スタジアムで俺より盛り上がらないで」と注文つけたほどであった。その後は、樽美酒と横浜の“永遠番長”三浦大輔との交流に話が及ぶと、なんとここにサプライズゲストとして、リーゼントでキメた三浦本人が登場。樽美酒とは関西のイベントで共演してから意気投合し、今ではゴルフを共にプレーするほどの仲に。最近では自宅に呼ばれ、三浦不在の中リビングでくつろいでいたことを明かす。これには自宅に呼ばれたことのない森本は「3年も一緒にプレーしたのに…」と嫉妬していた。
パフォーマンスの件に話が進むと、森本はピッコロとラーメンマンに扮した際に「ハマった」と感じたと語り、樽美酒は「8割はスベっているので、Tバックになって笑いを取る」と自虐的にコメント。ゴールデンボンバーのライブに行ったこともある三浦に「三浦さんもTバックになりました」と衝撃告白も、「俺はやってない」と全否定。真っ赤な嘘だったようで、番長ファンはホッとしていた。
プレイボール前には「レジェンドOB一打席対決」と銘打たれたイベントで、打者森本、投手樽美酒が真剣勝負。結果は“樽美酒メイク”で登場した森本が、元プロの意地を見せつけ完勝。敗れた樽美酒は「金払ってもいいからもう一回やりたい」と悔しさを爆発させ、リベンジを誓っていた。雨の中、異業種の“スーパーパフォーマー”による野球対決は、大盛り上がりで幕を閉じた。トークショー含めファンには大好評だったようで、ファン達も「また見たい!」と笑顔で帰路についていた。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘