横浜DeNAベイスターズは、6月8日〜10日の対北海道日本ハムファイターズ戦を「交流戦SERIES 2018」として開催する。毎年様々なイベントが企画されており、中でもTシャツプレゼントは大好評。今年は"小さな大魔神"こと山崎康晃の登場の際にハマスタが揺れる、"康晃ジャンプ"をモチーフにしたデザインとなっており、21プレーヤー、全15種類のTシャツがランダムに配られる。
ファンの間で話題なのが、特徴的でユニークな以下の3選手のデザイン。ひとつ目は、宮崎敏郎がジャンプして樹の上の蜂の巣を取ろうとしているもの。「ハマのプーさん」は無事にハチミツをゲット出来るのか!?夢と魔法チックなデザインだ。ふたつ目は、倉本寿彦がベースじゃない何かにヘッドスライディングしているもの。これは湘南の象徴「烏帽子岩」に、茅ヶ崎出身の倉本がコラボレーションしているデザイン。自らの登場曲にも、サザンオールスターズの「波乗りジョニー」を使う程の地元愛溢れる倉本には、ピッタリなデザインだ。三つ目は、井納翔一が、宇宙をバックにウルトラマン風に飛んでいるもの。言動がぶっ飛んでいることから「あいつは宇宙と交信している」と、当時投手コーチだったデニー友利(現・中日編成部)に言われた事で、「ハマの宇宙人」との愛称で呼ばれる井納にしかありえないデザインとなった。
☆過去3年間のTシャツデザイン
2015年からプレゼントされているTシャツは全て、"横浜ブルー"がボディに使用され、爽やかなイメージ。初年度こそシンプルだが、2年目はかなり攻めたアイデアで、昨年は多種多様なデザインで話題になった。
初年度の2015年は、"YOKOHAMA BLUE”ロゴにボールとバットがデザインされたシンプルなTシャツ。ちなみに戦績は、西武ライオンズ相手に連敗を喫した。
2016年は、横浜大洋ホエールズのマスコットキャラクター「マリンくん」を、筒香画伯、戸柱画伯、井納画伯がそれぞれハンドライティングしたデザインをTシャツにするというユルい企画。オフィシャルサイト内の絵かき歌動画も傑作だった。決して上手では無いところに味があり、オシャレさんほど上手に着こなしていた。千葉ロッテ相手の戦績は、僅差、サヨナラ、大差とバラエティーに富んだ勝ち方で、3連勝を遂げた。
2017年は、17プレーヤー、14種類の「波乗りTシャツ」を配布。チームを波に乗せる意味もあり、また、この年からランダムにプレゼントとなった。そのためご贔屓選手のTシャツを手に入れたいファンの為に、トレードボードが登場。ファン同士の”交流”にも一役買った。ちなみに井納だけはバックが波でなく宇宙だった。なお、オリックス相手の戦績は、1試合は雨で流したものの、残り2試合は一発攻勢で連勝した。
今年も「レジェンドOB対決」など楽しみなイベントも企画されており、チケットはほぼ完売。ファンの認知度、期待度共に高まっている。是非とも苦手日ハムに勝利して、”交流戦SERIES”の連勝を伸ばして欲しい。横浜ブルーに一色に染まったスタンドでの、歓喜の”JUMP”をファンは楽しみにしている。
写真・取材・文 / 萩原孝弘