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【DeNA】夜のハマスタで勝てない…”外弁慶”ベイスターズ

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外弁慶

●横浜DeNAベイスターズ0-8中日ドラゴンズ○
<5月22日 横浜スタジアム>

 ベイスターズ先発は飯塚悟史。今季は5回先発し好投はするものの、未だ未勝利。今回こそと意気込んだゲームだったが、ビシエドに先制、大島にも連発。計3本のホームランを浴び、5回4失点で敗戦投手に。東京ドームで爆発し、復調したかと思えた打線も、40歳山井大介の前に沈黙。散発の4安打で完封負けを喫した。

 今年のベイスターズは、本拠地横浜スタジアムで分が悪い。通算成績は19勝19敗2分の勝率5割ちょうどだが、ハマスタとなると7勝11敗1分と4つの負け越し。

 この日、「また負けかぁ」、「今年はホント弱いね」、「結構来てるのに、勝ち試合見てないんだよ」、と嘆くサラリーマンファンを見かけた。

それもそのはず、横浜スタジアムのナイターに限っては、なんと2勝しかあげられておらず、負けは8つを数える。4月19日以来勝ち星から遠ざかり、現在引き分けを挟み5連敗中。平日の仕事帰りに野球観戦を楽しむサラリーマンやOLには、ストレス発散の場になっていないのが現実。

 また嘆きの矛先は、この日4タコも終わった筒香嘉智に向き「全く打たないねぇ」と愚痴る。今年筒香のハマスタでのホームランは4月14日のデーゲームの1本のみで、打点もたったの6だ。ナイトゲームでの打率は.167と「夜に弱い男」では、サラリーマンファンの印象がいいはずがない。

 横浜スタジアムは関内駅のすぐ近く、いわゆる官庁街に位置する。DeNAが買収した後、最初に球場に呼び込もうとしたのは、近くの企業に勤めるサラリーマンとOLだった。その戦略が功を奏し、今ではほぼ毎試合満員で、チケットはプラチナ化している。観客は多様化したが、平日のナイターはまだサラリーマン層が少なくない。会社の仲間で観戦する場合、野球を見たことがない人を誘って来ることもあるだろう。ライトな層でも認知度の高い”日本の4番”筒香の豪快なホームランは、何よりも盛り上がる。

 大勢のファンで青く染まる本拠地横浜スタジアム。最近はSTAR SIDEと呼ばれる3塁側も、ベイスターズファンが多勢を占める。星空の下、スカッと勝つナイスゲームを魅せ、仕事で疲れた企業戦士たちに、うまいビールを飲ませてあげて欲しい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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