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新日本プロレス グレート・ムタ争奪戦がぼっ発! 後藤洋央紀と矢野通が激しい火花

 新日本プロレスRISEの新世代エース、後藤洋央紀と、GBHの酔いどれレスラー、矢野通が2日、神奈川・藤沢大会で来年1・4東京ドーム大会に参戦が決まったグレート・ムタをめぐり衝突した。思わぬ形で開戦した後藤と矢野によるムタ争奪戦。12・9名古屋大会で行われる一騎討ちが事実上の挑戦者決定戦の様相を呈してきた。
 セミファイナルのタッグマッチで激突した両者はゴング直後から試合そっちのけで激しい場外乱闘を展開した。矢野がイス攻撃や木づちを繰り出し“宣戦布告”。さらにはヒモ攻撃や金的などラフファイトで攻め立てれば、後藤も剛腕ラリアートをたたき込む。勝敗など目もくれず互いに潰し合った2人は試合が終わっても交戦状態だった。
 「ドームにグレート・ムタの参戦が決まったけど、オレにぜひやらせてくれ」。そう名乗りをあげた後藤に矢野も黙ってはいない。「ムタとやりたいとかぬかしてんじゃねぇ。オメーは名古屋でオレにやられて終わり。お前はムタとやれねーんだよ」と食ってかかった。

 1番乗りで挑戦表明した後藤にはどうしてもムタと闘いたい思いがあるという。「実はオレはプロレスラーになる前からムタと闘いたかった。実家の部屋には広末涼子のポスターの横にムタのポスターが貼ってあって、それを見ながらいつか闘ってみせると思ってた」
 思ってもないムタ挑戦のチャンスに早速名乗りを上げた後藤だが、矢野に横やりを入れられた格好。ムタ挑戦権をめぐって闘いを繰り広げた両者に同社フロント幹部は「9日の名古屋でのシングルはドームでのムタ戦の査定になってくるでしょうね」と即断した。
 早くもぼっ発した後藤と矢野によるムタ争奪戦。全ては査定試合となる9日の名古屋大会で決まる。

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