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戦極 吉田秀彦が参戦の「戦極-SENGOKU-」。HERO'S、やれんのか!、DEEPなど他イベントからも選手が参戦か!?

 ワールドビクトリーロード(WVR)が27日、都内のホテルで会見。新格闘技イベント「戦極-SENGOKU-」(3月5日、代々木第一体育館)の開催、吉田秀彦(吉田道場)を筆頭とした4選手の参戦を発表した。日本総合格闘技界のエース吉田の参戦で、戦極がPRIDE消滅後の日本総合格闘技界をけん引する大きな存在となりそうだ。
 この日の会見ではWVR代表の木下直哉代表によって「戦極」のイベント名ならびに開催日、会場。大会コンセプト、階級、ルールなどが説明され、その後、参戦決定選手として、吉田を筆頭に、同じく吉田道場の瀧本誠、GRABAKA総帥の菊田早苗、パンクラスismの成長株である川村亮の4選手が発表された。

 吉田は「新しい団体でまた格闘技の熱をみんなで力を合わせて生み出したい。いい試合をお見せできれば」と新たな舞台への抱負の弁。現在は旧PRIDEスタッフによる大みそかの「やれんのか!大晦日!2007」とも参戦交渉を行っているが、「戦極」を主戦場にしながらも「(契約上の)縛りはないので、他からもオファーがあれば考えたい」という。吉田の他団体出撃については木下代表も「主に当イベント(戦極)でやってほしいが、他に出ても問題ない」とした。
 すでに吉田、瀧本の吉田道場勢、菊田率いるGRABAKA勢、さらに川村のパンクラス勢など早くも日本格闘技界を代表する団体とのパイプを得た「戦極」。吉田道場なら現在はUFCとの契約がある中村和裕も将来的には参戦が有力。また、GRABAKAの郷野聡寛も中村和同様にUFCとの契約が終われば参戦が濃厚だ。パンクラス勢なら近藤有己、北岡悟などの参戦が考えられる。
 日本レスリング協会の福田富昭会長が「戦極」を支える「日本総合格闘技協会」の会長に就任しており、レスリング界にもコネクションが存在する。藤田和之、五味隆典、山本“KID”徳郁などレスリング出身者の今後の参戦は期待大だろう。木下代表は「他のイベントに出ている選手にもわれわれのイベントに出てもらえれば」と他イベントとも積極的な交流を行っていく方針を示しており、HERO'S、やれんのか!、DEEPなどからの参戦も十分にあり得る。
 また、旗揚げ戦を含め、「テレビ局とも話をしている」(木下代表)ことから、発信源を得る可能性も十分なだけに、日本格闘技界に大きなうねりを起こす存在になり得る。「戦極」は文字通り戦いを極めるステージとなりそうだ。

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