スポーツ
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スポーツ 2018年06月07日 17時30分
「自然には逆らえないけど…」雨天中止に見舞われるプロ野球にネット上は嘆き節
6日に予定されていたプロ野球セ・パ交流戦の6試合。現地・TV中継で試合を観戦する予定を立てていたファンも多い中、残念ながら半数の3試合は雨による雨天中止を余儀なくされている。 今回雨天中止となったのは、オリックス対阪神(甲子園)、西武対DeNA(横浜スタジアム)、ソフトバンク対ヤクルト(神宮)の3試合。甲子園での一戦は15時40分に、神宮での一戦は16時10分に、そして、ハマスタでの一戦は16時30分にそれぞれ中止が発表された。 ちなみに、今回雨天中止が相次いだ6日には、気象庁から近畿・東海・関東甲信が梅雨入りしたとの発表が出されている。前述の3試合が雨天中止を余儀なくされたのも、各地がこうした時期を迎えたことによるものが大きいだろう。 試合を楽しみにしていたファンの人々に、水を差す形となった今回の雨天中止。この一件に関して、ネット上には「現地観戦めっちゃ楽しみにしてたのに」「自然には逆らえないけど…」「これで予定が全てパーや」といった嘆き節が多く見受けられる。降りしきる雨に、はしごを外されてしまった人は多いようだ。 ただ、本格的な雨のシーズンは始まったばかり。ここからは残る北陸・東北南部・東北北部も続々と梅雨の時期に入り、日本列島は次から次へと雨雲に覆われることになる。当分の間、プロ野球ファンは空模様とにらめっこを強いられることになりそうだ。 また、この状況に追い打ちをかけそうなのが台風の存在。気象庁は現在フィリピンの東、つまり日本の南に熱帯低気圧が発生していること、そして、これが24時間以内に台風5号となる見込みであることを発表している。強さ・進路次第では、この台風がプロ野球はおろか日常生活にも支障をもたらす可能性も出てくるだろう。 雨天中止が続けば続くほど、現在行われている交流戦の集客や試合日程に係る影響もどんどん大きくなっていく。天候に文句は言えないが、せめて1日でも早く梅雨が明けてくれることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月07日 06時30分
WWEマネー・イン・ザ・バンクのタイトル挑戦を前に、中邑は優位!アスカは暗雲!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間6日、テキサス州コーパスクリスティで主力ブランド、スマックダウンを開催した。前日のロウ同様、スマックダウンでも次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB、日本時間18日)に向けた動きが活発化している。特にスマックダウンは男子に中邑真輔、女子にアスカという「二大日本人スーパースター」が所属しているだけに見逃せない。 MITBでWWE王座戦に挑戦する中邑真輔は、王者のAJスタイルズとともに公開調印式を行った。2人はラストマンスタンディングマッチで戦う。AJは「お前は勝てないから、俺を挑発するんだよな。でも今回も俺がチャンピオンとしてリングを降りることになる」と勝利宣言。中邑はAJの挑発を相手にせず、あくびをしながら聞き流す。中邑はおもむろに「ペンのインクがない」と言ってAJのペンを借りると、「これも壊れている」と言ってペンをAJに投げつけて“逆挑発”した。 この中邑の態度に「挑発はやめろ!うんざりだ」と怒ったAJは中邑に平手打ちを見舞った。しかし、中邑に動じる気配はなく、乱闘には発展しない。あげくの果てに中邑は自身が隠し持っていたペンでしっかりとサインをすると、ニタニタと笑みを浮かべる。最後は「ラストマンスタンディング」と最近の決めぜりふを口にしてリングを降りた。ここまでは精神的にな揺さぶりも含めて中邑が優位に立っている印象だ。 MITBで王座に挑戦することが決まっているアスカは、スマックダウンのオープニングに登場。マンディ・ローズとソーニャ・デビルが対戦要求したのに対し「2人まとめて対戦してやる」と自らハンディキャップ戦を提案した。試合はスマックダウン女子王者・カーメラがゲスト解説として見守る中、マンディ&ソーニャーがクイックタッチを繰り返しながら連携攻撃でアスカを追いつめる。さらにカーメラが実況席からアスカを挑発して引きつけられている間に、後ろからソーニャが襲いかかった。 実質的に1対3の構図になってしまったアスカは、ソーニャと同時ハイキックでダブルノックダウン。さらに渾身のスピアーを食らって万事休したかと思われたが、最後はアスカロックで捕獲し、何とか勝利を収めた。 試合後、アスカはリングに上がったカーメラと対峙すると、背後から今度はマンディから襲撃された。これをバックブローでかわしたアスカだったが、その直後に待っていたのはカーメラのスーパーキック。アスカにとっては悪夢の一夜となってしまった。 MITBまで残るスマックダウンはあと1回。中邑とアスカが最後の前哨戦をどんな結末で終えるのか?来週は王座奪還へ向けて重要な大会となる。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年06月06日 21時45分
WWEでオンナの三角関係が勃発!ベイラーがラダー最上段からMITBの予行演習!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、テキサス州ヒューストンで主力ブランド、ロウを開催した。日本時間18日に開催する次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB)に向けて、人間模様が複雑に絡み合う展開となった。 まず、ロウ女子王者のナイア・ジャックスとナタリアがシングル戦で対戦。ナイアへの挑戦が決定している初代UFCバンタム級王者で、北京五輪女子柔道70kg級銅メダリストのロンダ・ラウジーもテレビ実況席でゲスト解説した。 ナタリアはスピーディーな動きでナイアを翻弄するが、右足を踏み外すアクシデント。ナタリアが足を痛めたのを見て、勝機と見たナイアが瀕死のナタリアを持ち上げ、必殺のサモアンドロップを放った。ナタリアは3カウントを聞く以外の選択肢はなかった。 試合後も立ち上がれないナタリアの元にロンダが駆けつけると、同じく心配した様子のナイアと一触即発の事態に。ロンダはナイアをにらみつけると「帰れ」と叫び、リングを後にした。しかしバックステージでも再びナタリアをめぐってロンダとナイアが口論に。ナタリアは呆れ顔でその場を後にしたが、ナタリアを含めたオンナの三角関係がMITBでの王座戦に影響を与える可能性はあるだろう。 メインではMITBラダー戦の出場が決定している元新日本プロレスのプリンス・デヴィットことフィン・ベイラーとケビン・オーエンズがシングルで対戦。序盤から中盤にかけては、体格差で不利なベイラーが、ジョン・ウー、ファイナル・カットと立体的な攻撃をベースに、オーエンズに向かっていった。オーエンズは場外に回避するなどインサイドワークを駆使しながら、ベイラーを追い詰めていく。オーエンズの姿にファンの目は釘付けになった。 しかし、試合途中にエキサイトしたオーエンズは、レフェリーの制止や反則カウントを無視して、ロープをつかみベイラーにストンピングを続けて放った。オーエンズに攻撃を止める気がないと感じ取ったレフェリーは、ベイラーの反則勝ちと裁定。しかしこれに納得がいかないオーエンズは抵抗。コーナートップからフロッグ・スプラッシュを見舞った。さらにラダーを持ち出してリングにセットし、ラダー上部から再びフロッグ・スプラッシュを狙った。 しかし、高所恐怖症?のオーエンズが飛ぶことをためらっている間にベイラーが復活。ファンからは大きな歓声が上がった。オーエンズがラダーから落ちたのを確認したベイラーは、ラダー最上段に昇り、ためらうことなく必殺のクー・デ・グラ(ダイビングフットスタンプ)を決めてオーエンズをKO。さらに天井に吊られたブリーフケースを取ってMITBラダー戦のデモンストレーションを行った。 MITBでベイラーが優勝すればAJスタイルズや中邑真輔のように、WWEのシングル戦線に食い込める。このチャンスは生かしたい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年06月06日 21時15分
前売り完売!KNOCK OUT6.8後楽園大会、天心戦を狙う小笠原瑛作と江幡塁が初対決!
肘ありのキックボクシングイベントKNOCK OUTが、8日に後楽園ホールで『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』を開催する。既に前売り券は完売しており、当日券も立ち見の券を若干数、販売する程度とのことだ。 今大会は初代スーパーライト級王座決定トーナメントの準決勝2試合、初代フライ級王座決定トーナメント1回戦2試合がメインだ。団体の枠を超えて各階級の強豪が集まった。話題になっているのはチケットの売れ行きを見れば一目瞭然だろう。この4試合だけでも後楽園を札止めにできたのだろうが、ここに小笠原瑛作と江幡塁とのカードを追加したのには驚いた。これはスーパーバンタム級のドリームマッチと言える。 昨年12月10日に両国国技館で開催した『KING OF KNOCK OUT 2017 in 両国』では、那須川天心戦の実現を熱望している瑛作が、高橋亮を相手に大苦戦。結果はドロー判定となり、天心戦は持ち越された。次の試合でKNOCK OUT初参戦を果たした塁は、粘る宮元啓介に手を焼いたものの、2-0の判定勝ちを収めた。塁は退場する際、テレビ実況席に座る天心のもとに立ち寄り「機会があったら対戦しましょう」と対戦を直訴していた。 瑛作と塁は、お互い勝って天心との試合を実現させる意図を持っている。KNOCK OUT旗揚げ時からレギュラーとして出場していた瑛作だが、意外にもKNOCK OUT参戦は今年初めて。瑛作が所属しているクロスポイント吉祥寺からは、他にも不可思が登場し、メインで鈴木博昭と対戦する。 8日はムエタイゴリラことT-98も参戦し、菊野克紀と対戦する。菊野は必殺の三日月蹴りを武器にMMAにセンセーションを巻き起こし、現在は異種格闘技『巌流島』に参戦。東京オリンピック出場を目指し、テコンドーにも取り組んでいる。久々にクロスポイント三銃士がKNOCK OUTのリングにそろって上がるのだ。 スピードアクターの異名を持つ瑛作は、キックボクサーと役者の“二刀流”を目標にしている。昨年末に都内で行われた大学の演劇サークルの卒業公演では、満員の学生を前にインテリな役柄を見事に演じ上げた。今回は、役者の活動にいったん区切りをつけて塁と対戦する。内容を重視して天心を振り向かせたいところだ。 KNOCK OUTを運営するブシロード傘下のキックスロードは、会社設立から新しいキックボクシングイベントの構築に尽力してきた花澤勇佑社長が今月1日で退任。花澤氏はブシロードのグループ会社に移り、新日本プロレス前社長の原田克彦氏が新社長に就任した。 今回の大会は原田体制になってから初めてのイベント。木谷高明オーナー、小野寺力プロデューサーはこれまでと変わらず職責を果たすとのこと。花澤氏が身体を張って築いてきたものに関しては、しっかり引き継がれそうだ。ただ、同イベントは花澤氏がいなければ旗揚げされなかったと言っても過言ではない。イベントの継続に向けて後継のスタッフはもちろん、選手たちにも頑張ってほしい。攻める気持ちを忘れずにいれば、末永く続くイベントになるはずだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年06月06日 18時00分
白鵬時代「終わった?」夏場所の取り口で見えた“栄枯盛衰”の必定
大横綱白鵬(33)の様子がおかしい。東京・両国国技館で行われていた夏場所は、横綱鶴竜(32)の優勝で幕を閉じたが、気になるのは、白鵬の急激な衰えだ。4敗を喫したが、その負け方がおかしい。全ていわゆる力負けなのだ。中でも12日目の栃ノ心戦は、それまでこのかたちになれば無敵だった右四つがっぷりからの完敗で、NHK解説者の舞の海秀平さんも、衰えを指摘していた。 対して優勝を飾った鶴竜は、先行する栃ノ心(30)に追いつき、追い越し、通算5度目、先場所に続いて自身初の連覇を果たした。 優勝がかかった千秋楽の白鵬戦も鶴竜は真っ向から攻め切り、賜杯を抱く結果となった。 「何が何でもという気持ちでやった。鶴竜はまだこういう相撲が取れるというところを見せたい、という気持ちだった」 こう胸を張った鶴竜だが、この30歳すぎの突然の復活の原因は何か。 夏場所10日目に1歳の誕生日を迎えた長男のアマルバイスガランちゃん、千秋楽の2日後の29日に満3歳になった長女のアルニランちゃんの存在が大きいのだろう。去年は6場所中5場所も休場し、引退の危機に追い込まれた。そのピンチを切り抜けた原動力を問われた鶴竜は、即座にこう答えた。 「やはり家族ですよ。子供たちの寝顔を見ていると、この子らのためにも頑張らないと、という気持ちが沸いてくる」 優勝を決めた後の支度部屋には、ムンフザヤ夫人と2人の子供たち、さらにモンゴルから駆け付けた両方の両親も祝福。この両親の来日は、ムンフザヤ夫人の仕組んだハプニングだったようだ。 「まさか来ているとは思わなかった。よく切符が取れましたね。奥さんに感謝です」 思わぬ再会に、鶴竜もニコニコ顔だった。 優勝圏外に去った白鵬(33)だが、場所前、最愛の父、ムンフバトさんを亡くし、千秋楽はその四十九日だった。 「(今場所は)いい勉強になりました」 そう話し、肩を落としていた白鵬。 「攻め込まれた時の粘りがなくなっている。以前は相手に食いつかれても盛り返していたのに、そこまでの力がなくなった」 大相撲界の勢力図はもう塗り替わってしまったようだ。「ゆっくり休みます」と言って白鵬は国技館をあとにしたが、とてもそんな余裕はないだろう。いかに大横綱であろうが、「栄枯盛衰」という言葉にモンゴルも日本もない。だが今一度、不死鳥のごとく蘇る白鵬を望むファンは少なくない。来場所、威風堂々とした白鵬を土俵上に見たいものだ。
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スポーツ 2018年06月06日 17時45分
空港にはためくジョージア国旗 新大関・栃ノ心が故郷に凱旋帰国
5月場所の成績が決定打となり、先月30日に晴れて新大関となった栃ノ心。4日、ジョージア出身の30歳は自らの故郷へ凱旋帰国を果たしたのだが、その様子を収めた動画を現地のテレビ局「Imedi TV」が動画配信サイト「YouTube」に投稿している。 空港に降り立った栃ノ心が、ジョージア国旗を持つ人々に迎えられる場面から始まるこの動画。和装姿の新大関は、空港に駆け付けた親族とのハグやファンとの記念撮影に積極的に応じている。 動画中盤では、栃ノ心がインタビューを受けている様子も映し出されているが、その途中には自身の愛娘であるアナスタシアちゃんも登場する。誕生以降帰国できていなかった父が、初めて娘をその手に抱くという感動的な光景に、周囲からは祝福にも似た歓声が上がっていた。 その後、現地リポーターのリポートや国旗を持った人々の行進、栃ノ心の妻であるニノさんのインタビューなどを交えながら動画は進んでいくのだが、その最後には、なんと黒海(元小結)も登場している。ジョージアから日本の角界に飛び込み、2012年9月場所まで現役を続けた“先輩”にとっても、大関昇進を果たした“後輩”の活躍は喜ばしいことであるようだ。 栃ノ心に対する、ジョージア国民の祝福ムードが伝わってくるこの動画。今年に入ってからの活躍に、勇気や感動をもらった人が多いという何よりの証だろう。もはや、“国民的英雄”の域に達しているといっても過言ではなさそうだ。 さて、堂々の帰国を果たした栃ノ心だが、複数メディアの報道を総合すると、この後も大統領との面会、日本大使からの表彰、そして、各局テレビ出演など、12日の再来日までそのスケジュールは埋まり切っているという。家族水入らずの時間も、そんなに多くは取れないのかもしれない。 ただ、故郷の声援や熱気を直接肌身に感じることは、新大関として迎える7月場所に向けた大きな原動力ともなるだろう。故郷から刺激をもらった栃ノ心が、これまで以上の快進撃を見せてくれることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月06日 17時30分
勝敗に影響? 巨人、楽天両ベンチを迷わせた意外な訪問者
グラウンドよりもベンチ裏、これもプロ野球ならではの光景だ。 6月6日、巨人が東北楽天の交流戦第一ラウンドを落とした。プロ5年目の若武者、古川侑利の好投が光った。トータル15度目の一軍マウンドでようやく掴んだプロ初勝利、経験値の少ない若手投手を巨人戦に送り込んだ梨田昌孝監督の度胸も、たいしたものである。その梨田監督が試合後、奇妙な動きを見せていた。「試合後すぐに、という予定を告げてあったんですが。予定通りにいかないことも多々ありますが」(TV局関係者) 試合後、通路で日本テレビ系の勝利監督インタビューを受ける段取りになっていた。しかし、梨田監督はカメラの待つ通路脇になかなか姿を現さなかったのだ。「御前試合でしたからね」 チーム関係者の一人がそう言う。 同日、東京ドームで行われたこの試合に、楽天の三木谷浩史オーナーが現れ、ゲームセットの瞬間までしっかり観戦していたのだ。「試合後すぐに、オーナーは監督と話をしたみたい。オーナー側から2、3質問があって、監督がそれに答える感じで」(前出・同) インタビューが遅れたのは、トップ会談が緊急に設けられたためだ。「パ・リーグ順位は最下位、この日の勝利で交流戦最下位は脱出できましたが、チームは交流戦6試合目でようやく初白星。三木谷オーナーが“決断”するとしたら、そろそろじゃないかと予想する声も出ていました」(スポーツ紙記者) 梨田監督は穏やかな表情で好投した古川を褒めていた。“キナ臭い話”は交わされていなかったと思われるが、シーズン途中での解任となる可能性はゼロになったわけではない。 一方の巨人ベンチでも、奇妙な光景が見られた。 試合前、不振に悩むゲレーロに“珍客”が現れた。ナショナルチーム代表にも選ばれた元巨人のセペダ氏、同じく代表チームでクリーンアップを務めたオレステス・キンデラン氏らがゲレーロと談笑していた。 ゲレーロもキューバ共和国の出身だ。セペダ、キンデラン両氏は正規ルートを使って日本でプレーしたが、ゲレーロはハイチ亡命を経て、今日に至っている。3人とも、再会を喜んでいた。しかし、旧友の激励は、ゲレーロの不振脱出にはつながらなかった。「7番という、この日のゲレーロの打順が全てを物語っています。これ以上の打順の下げようはないし、不振脱出のきっかけを掴めなければ、二軍落ちでしょう」(前出・ベテラン記者) 助っ人の二軍降格は、難しい。阪神・金本監督も不振のロサリオを落とすのをためらったように、高額年俸の外国人選手はプライドも高い。「戦力としてアテにしていて、一刻も早く不振を脱出してほしいから、練習時間がたっぷり取れる二軍で調整してもらいたい」と説明しても、伝わらないことのほうが多い。大半の外国人選手は、そのまま落ち込むか、フテ腐れてダメになってしまうのかだ。「高橋監督の決断次第でしょうね。ゲレーロとは2年契約なので立ち直ってもらわないと困ります。二軍で調整させるか、スタメンから外し、一軍帯同のまま調整させるか…」(前出・同) 高橋監督はゲレーロのことは語らずに球場を後にした。梨田監督もそうだが、指揮官はベンチ裏で色々と考えなければならないことが多いようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年06月06日 06時30分
あなたにもチャンスがあるかも?ドイツ野球リーグ「ブンデスリーガ」の1部チームが先発投手を募集中
一旗揚げたい野球選手にとっては、夢のような話かもしれない。 一般にはサッカーのイメージが強い国であるドイツにおいて、1984年に開幕した野球リーグ「ブンデスリーガ」。現在1部リーグには15球団が所属しているが、その中の1チームが先発投手を募集しているという。 今回の一件は、オランダに拠点を置く日系スポーツエージェンシー「Footrans(フットランス)」が、ツイッター上に投稿したツイートにより明らかとなったもの。当該ツイートには、採用に向けた必須条件として「先発タイプ(週1試合100球以上)」、「左右どちらでも可」、「ストレート平均右‐137キロ以上/左‐132キロ以上」という内容も合わせて記載されている。 異国の地からの求人ツイートは確認時点で“いいね”が429件、“リツイート”が755件と大きな反響を呼んでおり、高須クリニックの院長として知られる高須克弥氏も「こりゃいい!」と好意的な声を寄せている。加えて、高須氏は自身が先日スポンサーに名乗り出た女子アイスホッケーチーム「御影グレッズ」においても、将来的には同様の方式で選手を募りたいという旨もツイートしている。 多くの野球選手にとって、大きなチャンスとなりそうなこの募集。ここで気になるのは情報源である「Footrans」が本当に信頼のおける機関なのかというところだが、公式サイトを確認する限りではこれまで28人の野球選手に移籍のチャンスを提供してきたようだ。 また、この28人の中には上園啓史(元阪神・楽天)や中島彰吾(元ヤクルト)といった日本球界に所属経験のある選手たちも含まれている。こうした実績を考えると、今回の募集にも十分な信ぴょう性があるといえるのではないだろうか。 ちなみに、今回の求人は既にいる外国人選手が怪我で離脱したことによる緊急の補強であるといい、渡航時期に関しても「6月中(早ければ早い方が良し)」とのこと。「我こそは!」と思った方は、できるだけ早いうちに問い合わせた方がいいかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月05日 21時45分
新日本、内藤哲也も思わず「長いよ!」ジェリコが今度は3分半のビデオメッセージ!
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』最終戦▽4日 後楽園ホール 観衆 1,740人(札止め) 6.9『DOMINION』大阪城ホール大会で、内藤哲也が持つIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦する“プロレス界のイニエスタ”ことクリス・ジェリコ。先月22日の後楽園ホール大会に続いて、この日の内藤の試合後、ジェリコからのビデオメッセージが場内のスクリーンに流された。 「ナイトーサン(拍手)。オマエのインタビューを見た。素晴らしい出来だった。とても格好良かったぞ。まるで昔の大物俳優みたいだ。髪も完璧で筋肉も大きく見えた。バッチリ決まっていたな」 こんなくだりから始まった今回のビデオメッセージを、内藤は前回と同様にリング上で寝転びながら見ていた。しかし、なかなか終わる気配がない。ジェリコは、内藤の十八番を奪うかのように、ゆっくりとマイペースに語り尽くした。ジェリコの一人語りは、前回より1分長い3分30秒に及んだ。 普段は「トランキーロ!焦んなよ!」と言いながら相手を焦らせてきた内藤だが、ビデオメッセージが終わると同時にしびれを切らしたのか、「いや〜、クリス・ジェリコさぁ…長いよ!」と嘆いた。インタビュースペースでも「一言で表すなら、長いよ」とぼやいた内藤は「後楽園ホールへご来場くださったお客様もみんな思ったんじゃない?世界的なスーパースターなんでしょ?なら、もうちょっと空気を読んだほうがいいよ。コンパクトに伝えたいことをまとめたほうがいいよ。これは俺からのアドバイスだ」と苦言を呈した。ただ、これはジェリコなりの駆け引きのような気がしてならない。 長いビデオメッセージの中でジェリコは「後楽園と福岡でもオマエにヒントを与えた」とした上で、「『なんでジェリコは俺を狙っているんだ?』と、オマエは繰り返し聞いていたな。それはオマエが新日本の主役だからだ。だからこそ、あそこ(今年の1.4東京ドーム大会)でオカダに負けるべきではなかった。IWGPヘビー級王者になるべきだった。しかし、オマエは失敗した」と内藤に“ダメ出し”した。 「そこで俺の出番だ」と話すジェリコは「新日本の主役として有名になりたいんだろ?俺が助けてやると言っているんだ。このクソバカが。これで分かったか?クリス・ジェリコがオマエをスターにしてやる。俺と闘えば、誰もが有名人になれる。たとえ結果がどうなろうと、オマエの名は確実に世界に知れ渡る。オマエが負けるのは確実だがな」と、内藤をスターにするために内藤を標的にしたと語った。この言い草は理解に苦しむが…。 ジェリコの話に対し、内藤は「彼はメッセージで言ってたね?俺と絡めば誰でも有名人になれると。もう内藤の名前は世界に知れ渡ったと彼は言ってたね。じゃあ、俺はそれでもういいかな」と肩をすくめる。「だって、クリス・ジェリコってピークを過ぎた選手でしょ?レスラーとしてハッキリ言ってなんの魅力も感じないよ。魅力を感じるとしたら彼の知名度ぐらいかな?でも、彼と対戦が決まっただけでそれをクリアしてしまったんなら、対戦する必要ないじゃん」とまで言い切った。メッセージを交わすだけで目的は達成されたのであれば、試合をする必要はないと示唆した。 しかし、内藤はジェリコが最後に放った言葉が気に障ったようだ。ジェリコは「トランキーロでな、ナイトー。スター気取りのナイトーよ。6月10日の朝、オマエは目を覚ましてこう思う。『いったいどうなった?俺はどこで間違えた?』ナイトーよ、俺を怒らせてしまったからだ」と勝利を宣言。「まあ、とにかくそれは置いておいて。今は飲もう(酒をグラスに注ぐ)。俺からナイトーに。カンパイ!ナイトーサン!」と締めていた。 内藤はジェリコの態度が気に入らないよう。「リング上で聞いててちょっと気持ちは変わったかな」と、やはり試合に臨む意向を示した。「あの自信満々の表情、いったい大阪城ホールの試合後どうなっているのか?苦痛に歪むのか、それとも内藤哲也に敗れて悔しがる顔なのか?いったい彼がどんな表情を見せてくれるのか。いや、楽しみだねえ。それをモチベーションに大阪城ホール、俺はリングに立ちますよ」とキッパリ。内藤にしては珍しく前向きなコメントを残した。 内藤にとってジェリコはやっかいな相手かもしれない。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成し、現在のキャラクター、ファイトスタイルになってからは自分のペースを握ることができていない。それに、1.4東京ドーム大会でジェリコはケニー・オメガに敗れたが、ジェリコの商品価値はむしろ上昇しているのだ。 内藤はジェリコの存在を完全に消し去る必要がある。そうでなければ試合に勝ったとしても、内藤よりもジェリコの評価が上がる危険性が高い。内藤は大きなリスクを背負っているのだ。ただジェリコを相手に完封勝利を収めれば、世界的な知名度も上がり、スターになれるチャンスでもある。 両者は2度の乱闘と、2回のビデオメッセージで前哨戦を終えた。大阪城ホールでの戦いはもうすぐだ。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年06月05日 21時15分
「これが俺たちのスーパーJr.だ!」高橋ヒロムがヘビー級に負けない死闘を制し初優勝!
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』最終戦▽4日 後楽園ホール 観衆 1,740人(札止め) 「みんな見たか?テレビの前のみんなも見たか?ヘビー級のみんなも見たか?そして、(テレビ解説の)ライガーさん!アンタも見ただろ!これが俺たちのスーパーJr.だ!」 Aブロック1位の“ボーン・ソルジャー”石森太二との34分01秒にわたる死闘を制した高橋ヒロムがベスト・オブ・ザ・スーパージュニア初優勝を決めた。高橋はリング上で心の底から絶叫した。 スーパーJr.出場全16選手がリーグ戦を闘い抜いてきた。各選手はみな「ヘビー級に負けたくない」「G1(クライマックス)よりスーパーJr.の方が面白いと言わせてみせる」などなど、ヘビー級を意識した発言をしている。 スーパーJr.の代名詞的な存在だった獣神サンダー・ライガーが昨年の大会をもって卒業。今年のライガーは解説する側に回り、実況席から各試合をアツく解説してスーパーJr.を盛り上げた。そういう意味ではIWGPジュニアヘビー級の絶対王者になりつつあるウィル・オスプレイを中心に、高橋ヒロム、マーティー・スカル、エル・デスペラードら新世代が一気に台頭した今年のスーパーJr.は新時代に突入したと言える。 ヒロムも「(ライガーの不参加を受けて)だからこそ取りたかったよね」とライガーを意識していたことを明かした。「“元”新日本プロレスのジュニアの象徴の獣神サンダー・ライガーがいない今、象徴になるのは、この俺だ。新日本プロレスのジュニア、いや、新日本プロレスの新しい象徴が、この高橋ヒロムだ、間違いない」と試合後にハッキリと言い切っている。 優勝決定戦の試合は、現在の新日ジュニアが持ち得る、スピード、テクニック、そしてパワーの全てがぶつかり合った。ヘビー級にも決して引けを取らない死闘で、最後の最後まで全く勝敗が読めない。あまりの激闘ぶりに、後楽園ホールの温度は最後まで上がりっぱなし。ファンも汗をぬぐいながら声援を送っていたのが印象的だった。 優勝したヒロムは素晴らしかったが、ヒロムの攻撃にしっかりと対応していた石森も“あっぱれ”だった。公式戦ではオスプレイと同点に並んだが直接対決では勝っており、決勝進出のチャンスをつかんだ。 石森は試合後、インタビュースペースで倒れ込みながら受け答えしていたが、目は死んでいなかった。「もっと!もっと!もっと!もっと!」とヒロムのように叫ぶと「限界を超えた闘いしようじゃねえかよ。ヒロム!これからも楽しもうぜ!It’s reborn!」とヒロムにメッセージを送り、若手に肩を借りながら控室へ入っていった。 ヒロムの挑戦表明をオスプレイが受諾したため、6.9大阪城ホール大会ではオスプレイ対ヒロムのIWGPジュニア王座戦が決定している。この勝敗に関係なく、石森にはタイトル挑戦のチャンスが遅かれ早かれやってくるだろう。 「5年前の今日、ここで語ったこと、今でも覚えてるよ。俺の夢は、IWGPジュニアを巻き、ジュニアとしてヘビーのベルトを巻き、そして!ゴールデンタイムで試合をすることだ!俺は何も変わってない!俺はあのときのままだ!俺は! だから、もっと!もっと!もっと!もっと!もっと!もっと!もっと!みんなで!楽しもうぜー!」 ヒロムが最後に叫ぶと、尾崎リングアナのコールとともにキャノン砲が放たれ、大量のテープが天から降り注いだ。 ヒロムは「IWGPヘビー級王者に勝てると思うまで日本には帰らない」と帰国を先延ばしにしていた経緯がある(スポット凱旋を除く)。IWGPジュニア王座とIWGPヘビー級王座を同時に戴冠した選手は、両タイトルの長い歴史の中で1人もいない。 ヒロムは地上波のゴールデンタイムに新日本プロレスの中継を復活させることも公約に入れている。この日、ヒロムが手首に巻いていたテーピングには「夢」という文字があった。夢のハードルは高い方が、実現したときの達成感は大きい。 アクシデントで盟友の内藤哲也に“壊された”スーパーJr.の優勝トロフィーを修復させたヒロムは「今年のスーパーJr.を忘れないために」と、来年のスーパーJr.までトロフィーと一緒に入場すると誓った。今までの優勝者がしていなかった取り組み。来年のスーパーJr.の規模を拡大させるためにも効果がありそうだ。 ライガー不在のスーパーJr.は高橋ヒロムが引っ張っていく。▼ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25優勝決定戦(時間無制限1本勝負)○<Bブロック1位>高橋ヒロム(34分01秒 体固め)石森太二<Aブロック1位>●※TIME BOMB取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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IGF 安田忠夫ギャンブル癖矯正に暗雲!?
2007年11月20日 15時00分
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Dynamite!! 藤鬥嘩裟がK-1デビュー
2007年11月19日 15時00分
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ハッスル 高田総統が坂田に追放通告
2007年11月19日 15時00分
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ハッスル ケロロ軍曹のスーツ決定
2007年11月19日 15時00分
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新日本プロレス 中邑が真壁に必勝宣言
2007年11月19日 15時00分
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新日本プロレス 新生ブラック軍あらためRISEが始動。新日プロ完全制圧を宣言。さらに新メンバー投入も
2007年11月17日 15時00分
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ノア 丸藤正道&杉浦貴のGHCタッグ王者組が齋藤彰俊&バイソン・スミス組を挑発
2007年11月17日 15時00分
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リアルジャパン 初代タイガーマスクが性悪男制裁に向けて新技開発に着手
2007年11月17日 15時00分
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SUN 対JWPとの抗争激化。さらにはアイドル三つ巴合戦も
2007年11月17日 15時00分
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DEEP 渡辺久江がドラゴンゲートの吉野正人に逆プロポーズ大作戦
2007年11月17日 15時00分
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エメリヤーエンコ・ヒョードル大みそか参戦発表から一転
2007年11月17日 15時00分
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ノア 丸藤正道がGHCタッグ新王者としてのマニフェスト発表。打倒・スーパーヘビー級、海外防衛ツアー計画を吐露した
2007年11月16日 15時00分
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全日本プロレス F-1タッグ選手権で馳健タッグ再結成!?
2007年11月16日 15時00分