スポーツ
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スポーツ 2018年06月21日 09時00分
記録的なハイペース?ポルトガルのエース・ロナウドが第2戦でもゴール
20日に行われたロシアW杯グループBポルトガル対モロッコ戦。グループリーグ突破に向け、どちらも勝ち点3を狙う中、試合を決めたのはやはりこの男だった。 試合開始直後の前半4分、コーナーキックのチャンスを迎えたポルトガル。MFベルナルドのショートコーナーからMFモウティーニョが上げたクロスに、反応したのはFWクリスティアーノ・ロナウド。巧みなポジショニングで相手DFダコスタのマークを外し、豪快なヘディングシュートを叩きこんだ。 先制点を挙げた後は、負ければグループステージ敗退が決まる、モロッコの猛攻にさらされる場面も多かったポルトガル。ただ、その後お互いにスコアが動くことは無く、エースの1点を守り切ったポルトガルが今大会初勝利を挙げることとなった。一方、敗れたモロッコは早くもグループステージ敗退が決定している。 初戦のスペイン戦でのハットトリックに続き、今大会4点目となるゴールを記録したロナウド。試合前の時点では、ロシアMFチェリシェフ(3得点)に並ばれていた得点王争いも、再び単独トップに躍り出た。 2試合で4得点、ペース換算すると1試合に2得点というハイペースでゴールを量産しているロナウド。次戦のイラン戦でも2得点を挙げると、前回の2014ブラジル大会における得点王(コロンビアMFロドリゲス・6点)に早くも肩を並べるということからも、その好調ぶりは大いに伺えるだろう。 ちなみに、今後このペースが続くと仮定すると、歴史を塗り替える偉業も視界に入って来る。W杯における“1大会得点記録”は、1958年スウェーデン大会でジュスト・フォンテーヌ(フランス)が記録した「13」だが、ロナウドが現在の得点ペースで最大試合数である7試合を終えると、得点数は「14」となり、60年ぶりの大記録が樹立されることとなる。 グループステージ突破のかかる25日のイラン戦。記録的なハイペースで得点を量産するチームの大黒柱には、“3戦連発”の匂いも十二分に漂っている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月20日 22時00分
W杯日本VSコロンビア戦が高視聴率記録! 過去の試合、最高視聴率はいつ?
6月19日に行われたサッカー・ワールドカップ、日本対コロンビア戦の平均視聴率が48.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)を記録した。日本は下馬評をくつがえし強敵コロンビアを2-1で下した。 視聴者のテレビ離れが進む不況下にあって、驚異的な数字といえるだろう。だが、ワールドカップの日本戦は、過去の数字はさらにすごかったといえる。 「日本でワールドカップが注目されるようになるのは、1998年のフランス大会へ初出場を果たしてからです。その前の1994年のアメリカ大会へは出場直前まで行きましたが、ドーハの悲劇で叶いませんでした。フランス大会はカズこと三浦知良が代表から外されるなどショッキングなニュースもあり、グループリーグ3連敗の屈辱を味わいました。2002年の日韓共催大会がサッカーブームのピークといえるでしょう」(スポーツライター) 歴代のワールドカップ日本戦、視聴率1位は2002年のロシア戦である。こちらも今回のコロンビア戦に同じく、格上のロシアを1-0で下した。日本にとってワールドカップ初勝利、試合日が日曜という好条件が重なり66.1%を記録した。 2位は1998年のクロアチア戦である。日本は初戦のアルゼンチン戦を落とし「絶対に負けられない戦い」であったものの0-1で敗れ、グループリーグ敗退が決定した。しかし、注目度は高く視聴率は60.9%を記録した。 3位は同じく1998年の初戦、アルゼンチン戦である。日本が初出場を果たした最初の試合ということで注目が集まり60.5%を記録した。しかし、優勝経験もある強豪国アルゼンチンの前に0-1で敗北している。 さすがに今後の試合で60%超えは難しいだろうが、注目が高まっているだけに50%台の試合も登場するかもしれない。
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スポーツ 2018年06月20日 21時15分
“悪の正太郎くん”ワカマツ登場に昭和ファン感涙!マシン引退で33年ぶり再合体!
新日本プロレス『KIZUNA ROAD 2018 〜スーパー・ストロング・マシン引退セレモニー〜』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆 1,569人 新日本プロレス最古参レスラー、スーパー・ストロング・マシンの引退記念試合。この日のために販売された引退記念Tシャツは早々に完売。新日本はこの日が後楽園ホール3連戦の最終日だったが、当日券も試合開始前には完売となっていた。会場内を歩いていると「久々に来ましたよ」「やっぱりマシンの最後は見ておきたい」などの声が。最近、プロレスからご無沙汰しているかつてのファンも多く訪れていたようだ。 田口隆祐の「世紀の大オマージュ」として、かつて新日本マットを席巻したマシン軍団を召喚したという煽り映像が終わると、まずは内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)がいつものように、ゆっくりと入場。BUSHIはオーバーマスクの裏にマシンのデザインを施していた。ロスインゴの入場が落ち着くと、新曲と思われるマシン軍団のテーマに乗って、マシン軍団がワンショルダー姿で登場。緑のNo.69、黒のドン、青のジャスティス、赤のバッファロー、そして白とピンクを基調としたカラフルなマスクのエースがリングインした。 サプライズはその直後に待っていた。赤コーナーの入場カーテンが開くと、鉄人28号が元ネタの“悪の正太郎くん”が現れたのだ。マシン軍団を“操縦”してきたマネージャーの将軍KYワカマツは、ハンドマイクにムチを持ち、帽子とサングラス、白装束のコスチュームから装飾品を身にまとう。当時に近い姿で元気よく登場した。これには昭和時代からのファンから「おー」とどよめきが起こった。ワカマツが何かを叫びながら先導する形で、黒いマスクを被ったマシン本人が最後に入場した。試合では1985年4月以来、約33年ぶりの再合体である。 試合が始まるとマシンが赤コーナーのリングサイドに椅子を置き、座りながら、マシン軍団に声援を送り続けた。ワカマツは当時よりは動きに制約はあったようだが、ロスインゴ勢を相手に罵声を浴びせ続け、マシン軍団がピンチになるとリングに上がろうとし、マシンに止められるなど元気な姿を見せてくれた。内藤との時空を超えた「遭遇」はなかなか刺激があり、現在のファンも楽しめたのではないだろうか。 マスクに慣れない?マシン軍団相手に、マスク剥ぎなどで撹乱し、試合を優位に進めていたロスインゴだが、ドンがヒロムをアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、場外のSANADAとEVILに投げつけてからは形勢逆転。勝機と見たエースがBUSHIにボディスラムを放った。場外ではバッファローが内藤をハンマースルーで放り投げ、セコンドのマシンがラリアットを炸裂させ、内藤が半回転する形でダウン。大歓声に包まれる中、リングではエースがBUSHIにセントーン。そして、エースとNo.69がBUSHIを捕らえたところに、ドンが重量感のあるセントーン。最後はNo.69がBUSHIに魔神風車固めを決めた。必殺フルコースを畳み掛けたマシン軍団が勝利を収めた。 ワカマツは勝利を見届けると「新日本に骨太はいないのかー?どうだー?」と絶叫し、リング上で、マシン&マシン軍団とともに記念撮影をしていったん退場した。セレモニーが始まる前、コメントブースに現れた内藤は「スーパー・ストロング・マシン、彼が今まで何発ラリアットしたか知らないけどさ、おそらく今日のラリアットが最後のラリアットでしょ?彼の最後のラリアット、内藤哲也にできたんだよ?今、こんなに輝いてるレスラーはいないよ?そのレスラーにラリアットできたんだ。感謝しろよ」と内藤流の惜別のメッセージを送った。 セレモニー前には、マシンのヒストリー映像が流れた。「プロレスにはナンバー2の存在が重要」とマシンが力説する場面が印象的だった。映像が終わると名曲「ハリケーンズ・バム」とともに、マシンが玉虫色のマスクを被って再登場し、引退セレモニーがスタートした。ゲストはマシン軍団の将軍KYワカマツ、カルガリーハリケーンズ、長州軍団、ブロンドアウトローズ。さらにレイジングスタッフでマシンと行動をともにしたヒロ斎藤、元UWFインターナショナルの垣原賢人、魔界倶楽部の筑前りょう太、村上和成、柴田勝頼、青義軍の永田裕志と井上亘も。次々にリングへ上がり、マシンへ花束を贈った。最後は新日本の本隊選手が全員登場。真壁が花束、KUSHIDAが功労金の目録をマシンに手渡した。 マイクを渡されたマシンは、数々の軍団を渡り歩いたことを振り返るとストロングスタイルを貫いたこと、「みなさんの前でケジメをつけるために引退式を引き受けた」こと、「プロレス人生に悔いはない」こと、「コンディションを戻して第2の人生を見つける」目標などを赤裸々に語った。10カウント後に再びマイクを握ると、今年1月に他界した夫人に対して感謝の言葉を口にした。大きな拍手の中、「ハリケーンズバム」とともにリングを後にした。 インタビューブースでは「この引退を決意した理由の一つとして、最後にリング上でも言いましたけど、妻の死がありました」としみじみ語る。「ちょうど契約が終わる6日前に、妻が逝ってしまったんですけども、そのダブルショックというか、精神的にかなり落ち込んでいた時期がありました。そういうのを吹っ切るためにも、会社が勧めてくれた引退式で、キッパリと気持ちを切り替えて、次の人生に行きたいと、そういう思いで決断いたしました」と引退セレモニーに臨んだ経緯を口にした。 マシンは最後に「本当に、マスコミの方々も、ありがとうございました。マシンは今日で消えます。ありがとうございました」と頭を下げた。 少し切なさが残ってしまった引退セレモニーだったが、これはこれで不器用な性格のマシンらしい終わり方だったとも言える。「小学校5年からプロレスのことしか考えてこなかった」マシンが一番印象に残っているのは、憧れだったアントニオ猪木戦だという。あの時マシンになっていなかったら間違いなく実現していないカードなだけに、思いも強いのだろう。 私は“ある”選手と故・橋本真也さんのタッグも好きだった。これもマシンの物語の一部だったと思う。引退してしまったのは残念だが、歴史は永遠に残る。数々の感動を与えてくれたことに感謝したい。マシン引退により、新日本の現役最古参の座は獣神サンダー・ライガーに引き継がれた。取材・文・カメラ / どら増田
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スポーツ 2018年06月20日 17時30分
高橋監督がメモ魔に転じたのはデータ解析マシンのせい?
巨人・高橋由伸監督(43)が試合中にメモを取るシーンが話題になっている。一体、何を書いているのだろうか。 2018年のプロ野球交流戦は東京ヤクルトが最高勝率チームに輝いた。セ・リーグ球団が交流戦1位になったのは、4年ぶり2球団目。しかし、全日程の終了を待たずに、リーグ別の勝利数ではパ・リーグの9年連続勝ち越しが決まってしまった。「パ・リーグのほうが強い」の図式は変わらない。「セ・リーグのチームは交流戦で勝利を落とす傾向が続いているので、『交流戦を勝ち越せばリーグ優勝につながる』とも解釈しています。各球団ともスコアラーを派遣し、データ収集やその解析に必死です」(スポーツ紙記者) 巨人も同様だ。そして、昨今、話題になっているのが「トラックマン」なる名称のデータ分析マシンだ。 もともとは軍事機として開発されたもので、投手の投げるボールの回転数や、打球の角度など約80項目を数値化できるのだという。その数値をもとに、対戦投手の特徴を解析し、数字で分かりやすく詳細に現場首脳陣と選手たちに伝えるそうだ。 すでにメジャーリーグ30球団では定着しているが、日本では2014年に楽天が購入し、巨人も昨季途中からトラックマンを導入している。高橋監督が試合中にメモを取るのは、そのデータ解析チームと話をするためのようだ。 日本球界におけるデータ解析といえば、ID野球で一世を風靡した野村克也氏が思い出される。氏のデータ解析は「バッテリーの配球傾向」に重点が置かれていたとされるので、トラックマンの解析とは異なる。その野村氏はスポーツ情報番組で高橋監督のメモについて質問されたとき、「日記でも書いてるんじゃないの?」と発言した。興味ナシといった口ぶりからして、高橋監督のメモは無意味だと切り捨てたとも解釈できる。 投手出身のプロ野球解説者がこう言う。「対戦チームのデータが詳細にあると、投手としては精神的に安心できるのは事実です。巨人にも優秀なスコアラーがいて、彼らがまとめ上げたデータをもとに対策を立ててきました。トラックマン導入時、巨人スタッフは『データは、現場の参考にしてもらえれば』という説明でしたが…。高橋監督のメモばかりが注目されていますが、どの監督も多かれ少なかれ、メモを取ります。でも、ほんのちょっとですよ。ベンチには記録担当のスコアラーもいて、彼らが監督の代わりにメモを取っているので」 高橋監督の場合は“やりすぎ”というわけだ。 かといって、トラックマン導入後、巨人のミーティングが長くなったという話もなければ、スコアラーの偵察方法も変わっていない。 6月14日の福岡ソフトバンク戦だった。7回表二死一・三塁の場面で、打者・陽岱鋼の打球はセカンドの守備範囲に転がったが、打ち損じた分失速し、一塁を駆け抜けたときの判定が“微妙”だった。陽岱鋼はセーフのジェスチャーをし、そこにワンテンポ遅れて高橋監督がベンチを出てきた。「映像確認」のリクエストを請求すると思いきや、「投手交代」を告げただけ…。試合には勝ったが、「陽岱鋼の気持ちも汲んで、ダメ元でもリクエスト請求すべき」「セーフになっていたら、1点追加となっていた。新人・鍬原のプロ初勝利が掛かっていたのだから、もっと貪欲に勝ちに行くべき」 と、批判も殺到した。「メモに気を取られて、陽岱鋼が一塁ベースを駆け抜けた瞬間を見ていなかったのではないか?」なる皮肉も聞かれた。メモを取ることは大切だが、高橋監督はグラウンドから目を離してはいけないのだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年06月20日 16時00分
「負傷者多すぎ」名古屋場所“売れ残り”に「やっぱりね」の声
恐れていたことが、ついに現実になった。大相撲名古屋場所が7月8日から名古屋市のドルフィンズアリーナ(旧愛知県体育館)で始まる。それに合わせ、その前売り券が5月24日から発売されている。当然、即日完売と思っていた関係者は、蓋を開けて唖然とした。発売日から10日以上も15日間の半分近くが売れ残っているのだ。 去年の春場所、稀勢の里が横綱になって以降、日本中で大相撲人気が沸騰。去年は21年ぶりに90日間オール満員で、満員御礼の垂れ幕は1昨年の九州場所4日目から連続147日も下がりっ放しだ。前売り券も、発売したその日に売り切れるのが当たり前という超人気ぶりで、この名古屋場所も去年は即日完売だっただけに、今回、半分が売れ残る事態に困惑している。 「まだ初日まで4週間近くもありますから、それまでにはなんとかなると思います。ですが、予想以上に(前売り券の)窓口を訪れる客足は鈍い。去年の九州場所から半年近くもトラブルが相次いで、世間を騒がせましたから。それがボディーブローみたいにきいてきたみたいですね」 このように担当者は渋い顔だが、同時にお目当ての横綱稀勢の里(31)の休場が続いているのも大きい。なにしろ、去年の夏場所から7場所連続休場中。先場所も、稽古でも一向に調子が上がらず、初日直前、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が涙をこぼしながら休場を発表している。 お目付け役の横綱審議委員会も、こと稀勢の里に関してはまるで掌中の珠を扱うよう。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)も大甘だった。 「次に出場する時はキチッと体を作り、心身とも自信を持てるようにして出てきて欲しい。復帰時期は名古屋場所にこだわらない」 しかし、もしも名古屋場所も休場するとなれば6場所制になって以降、ワーストの8場所連続休場となる。果たして人一倍、責任感の強い稀勢の里だけに、この屈辱に耐えられるか。 6月5日も、稀勢の里は夏場所後、初めてマワシを締めて稽古場に降りたものの、報道陣は門を閉ざしてシャットアウト。やっと午後1時すぎに姿を現すと、 「ここからまた頑張ります」と話しただけだった。 集中力を高めるために非公開にしたという見方もあるが、公開できるような動きではなかったとも言える。 売れ残った前売り券の裏には「稀勢の里」「高安」「遠藤」「豪栄道」「宇良」等々、土俵に上がって欲しい力士の名前が書いてある。注目の名古屋場所、果たしてどうなるか?
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スポーツ 2018年06月20日 14時00分
阪神 金本監督vs掛布SEA派の内紛激化ベンチ裏
昨季終了後、契約を3年更新し長期政権を手にしたと言われる阪神・金本知憲監督(50)。だが、親会社の株主総会で「元巨人・村田修一獲得」という株主提案があり、足元が揺らぎ始めた。自身が押した年俸3.4億円助っ人ロサリオが二軍落ち、若手も伸び悩んでいる。反対に、村田獲得の費用は激安、二軍監督を追われた掛布雅之SEAの一派が差し向けた“刺客”の構図も見え隠れし、またぞろお家騒動が――。 毎年、何かと物議を醸す阪神タイガースの親会社『阪急阪神ホールディングス(HD)』の株主総会が今年も6月13日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで開催。株主からは、若手路線を突き進む金本監督が最も望まない株主提案が出され、ベンチ裏ではすったもんだが始まった。 「現在阪神は、借金2のリーグ3位(6月10日現在、以下同)ですが、首位の広島を除く2位DeNAから最下位中日までのゲーム差はわずか2。とりわけ阪神が苦手とする交流戦では今年も11位で、いつリーグ最下位に転落してもおかしくない。そんな状況下での株主総会ですから、辛辣な意見や提案が出されるのは当然です。見逃せないのは、その株主の中に、昨オフ、二軍監督を解任された掛布雅之SEA(オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)と有力阪神OBの息のかかった人が透けて見えることです」(スポーツ紙デスク) 球団が最も神経をとがらせているのが、新外国人ロサリオ問題だ。昨季は投手力の整備が功を奏してリーグ2位。そこで昨オフ、金本監督は4番を打てる外国人助っ人の獲得を要望した。 監督の意向に沿って獲得したのが、ドミニカ出身の元メジャー・リーガーで、昨季まで韓国ハンファ・イーグルスで2年連続で3割、30本塁打、100打点を記録したロサリオ内野手(29)。球団史上最高額となる年俸3.4億円で獲得した。 ところが、これがとんだ張りぼての大砲。打率2割3分、4本塁打。この4番の不振でチームは開幕から54試合を終え、チーム打率2割3分1厘、27本塁打、174得点。すべてリーグワーストだ。 金本監督は6月3日、ついに4番・三塁のロサリオを二軍落ちさせ、新外国人獲得が決まるまで島谷敬を三塁へ入れ、大山悠輔を一塁へ回すなどの緊急シフトを敷いた。 スポーツ紙によれば、阪神は新外国人選手として、カブス傘下3Aアイオワのナバーロ内野手獲得の方向というが、これにも株主たちが猛反発している。 「新外国人をとれば、3億円超(ロサリオの年俸)の損失を出すことになる。この責任は誰がとる」 そう糾弾するとともに、 「慌てて新外国人をとっても、資金の無駄。それなら昨年巨人で4番を打った村田修一(栃木)をとってはどうか。1年前なら年俸2億2000万円だったが、今なら松坂大輔(中日)同様に1500万円程度で獲得できる。中日は松坂効果で観客動員を増やし、阪神に1差まで迫っている」 と提案。このシナリオを書いたのが、掛布氏周辺の人物と言われている。 「この株主提案であれば、捨て金程度で済み、親会社の阪急阪神HDにとっては痛くもかゆくもない。受け入れるのは容易でしょう。しかし、金本監督にとっては絶対に譲れない一線。この2年、世代交代を図り、大山、糸原健斗、中谷将大、高山俊らを抜擢。昵懇の片岡篤史一軍ヘッド兼打撃コーチと二人三脚で若手を育ててきたが、その努力と戦略が根本から崩壊しかねないからだ」(阪神担当記者) 「村田問題」は、任期を2020年まで伸ばした金本監督と、それを阻もうとする掛布SEA一派の“代理戦争”とも言える。そこに一役買っているのが、チームの支柱で、金本監督と確執が続く鳥谷だ。 金本監督は、ファンに最も人気が高い36歳の鳥谷を「使う場面がなかった」と5月29日のソフトバンク戦で起用せず、1939試合まで続いていた連続試合出場を途切れさせた。以後もベンチスタートが続いたが、チーム事情により先発出場させた7日のオリックス戦で決勝打を放ち、監督の意に反してチームにベテランの力が必要なことを改めて知らしめた。これに、掛布SEAの働きかけで、37歳の村田が加われば、サッカー日本代表のように4年前のチームに逆戻りしてしまいかねない。メディアのバッシングも想定済みだ。 「村田を入団させれば、チーム内に不協和音が起こり、最下位に転落しかねない。監督の求心力も失う。そこが掛布氏の狙いだろう。コーチのポストが欲しい阪神OBやベテラン糸井嘉男、福留孝介、悩めるエース藤浪晋太郎らを取り込み、手ぐすねを引いて待っている状態だという。村田へのラブコールは、いわばワナ。それが分かっているから、球団が受け入れれば、金本監督がケツをまくる可能性も十分にある」(阪神OBの野球解説者) 昨年の株主総会では、球団上層部が交代することでファンをなだめたが、今年は打撃不振の責任を取る形で腹心・片岡ヘッドの解任は確実視されている。後任には掛布派の人間の抜てきもあるが、金本監督が容認するはずがない。 またぞろ、お家芸の内紛劇から目が離せない。
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スポーツ 2018年06月20日 11時50分
W杯優勝戦線に異常あり?FIFAランキング“トップ10”のほとんどが低調なスタート
現地時間20日のグループHポーランド対セネガル戦をもって、グループステージの初戦が全て終了したロシアW杯。様々な形で立ち上がりを終えた各国だが、現時点ではとりわけ強豪国の低調なスタートが目立つ結果となっている。 FIFAランキング上位10か国の内、今大会に出場しているのはチリ(9位)を除く9か国。そのラインナップは1位ドイツを筆頭に、2位ブラジル、3位ベルギー、4位ポルトガル、5位アルゼンチン、6位スイス、7位フランス、8位ポーランド、10位スペインとなっている。 しばしば「アテにならない」と揶揄されることもあるFIFAランキングだが、前述の国々は、そのほとんどが今大会の優勝も十分に狙える力を有しているだろう。しかし、初戦の結果を見てみると、この中で白星スタートを決めたのはベルギーとフランスのみ。その他のチームはどこも勝ち点3を獲得することができていない。 トップ10同士の戦いをいずれも引き分けたブラジルとスイス、ポルトガルとスペインに関しては、まだ“想定内”といえるかもしれない。ただ、メキシコ(15位)にまさかの敗戦を喫したドイツ、アイスランド(22位)に勝ちきれなかったアルゼンチン、そしてセネガル(27位)にあと一歩及ばなかったポーランドの3か国については、“想定外”の初戦であったと言わざるを得ないだろう。 もちろん、グループステージはまだ始まったばかりで、低調なスタートを切った国々にもまだ挽回のチャンスは残っている。ただ、初っ端の躓きは、チームにとって足かせとなるリスクがあることもまた事実だ。4年前のブラジルW杯で決勝トーナメントに進出した16か国の内、初戦の引き分け・負けを跳ね返して勝ち上がったチームが4か国にとどまったということからもそれは明らかだろう。 冒頭の試合後に行われたロシア対エジプト戦を皮切りに、各グループステージの2戦目が始まった今大会。スロースタートとなった国々は、どのような戦いを見せていくのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月20日 08時50分
列島歓喜の日本対コロンビア戦 試合中継にとある3人組YouTuberが映り込む?
19日に行われたロシアW杯グループH日本対コロンビア戦。日本は香川真司(ドルトムント)、大迫勇也(ブレーメン)が得点を挙げ、難敵コロンビアを2−1で撃破。下馬評を覆す大金星を挙げた試合に日本列島は歓喜に沸き、ツイッターのトレンドランキングにも「サッカー」、「#日本代表」、「日本勝利」といった関連ワードが続々とランクインを果たした。 多くのサッカーファンが喜びの声を挙げた証明ともいえるこのランキング。ただ、その中に1つ、「この言葉は何?」と思うワードがあった。それは「カリブラ」というカタカナ4文字の単語。試合を観ていた人はお分かりだろうが、今回戦った両チームの中に「カリブラ」という名前の人物は存在しない。では、この単語は一体何のことを指しているのだろうか。 調べてみるとすぐに分かる話だったのだが、この「カリブラ」という単語は日本の3人組YouTuber「カリスマブラザーズ」の略称であるとのこと。動画投稿用チャンネルの登録者数が確認時点で100万人を超えていることからも、なかなかの人気グループであることが伺える。 また、調べる過程では、彼らがトレンド入りを果たした要因が「今回の試合中継に映り込んでいた」からだったということも判明。実際に試合映像を見直すと、後半28分の大迫の得点直後、彼ら3人組が喜ぶ様子が確かに映し出されていた。リアルタイム観戦時には特に気に留めなかったこの場面だが、まさかYouTuberが映り込んでいたとは… 日本の大金星の裏で起こっていたこの一連の場面を受け、メンバー3人(ジョージ、ジロー、みの)のツイッター上には、確認時点で合計6万越えのツイートが寄せられており、その中には「HIKAKIN」をはじめとした他のYouTuber達からの声も含まれている。ファンにとっても同業者にとっても、今回の一件は“まさか”の出来事であったようだ。 はるばる足を運んだロシアの地で、日本の歴史的な勝利を見届けた彼ら3人組。この貴重な経験は、今後どのような形で動画に落とし込まれていくのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月20日 06時45分
怒りのロンダ大暴走で出場停止!ストローマンはレスナーのユニバーサル王座獲りへ!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間19日、主力ブランドのロウをミシガン州グランドラピッズで開催した。PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB)から一夜明けた大会で「事件」が起こった。 オープニングでは、カート・アングルGMが登場してアレクサ・ブリスを呼び込んだ。アレクサは前日のMITBラダー戦で勝利してマネー権を獲得。さらに同日の王座戦で勝利目前のロンダ・ラウジーを襲撃して突然、王座挑戦の権利を行使。そのままロウ女子王座に返り咲いていた。 アレクサは「ベルトを自慢する機会をくれてありがとう。3度目のロウ女子王座獲得よ」と胸を張っていると、そこに怒りに燃えるロンダ・ラウジーが登場。アレクサは「王座に挑戦したいなら列に並びな。過剰宣伝のルーキー野郎!」と挑発すると、ロンダは馬乗りになって暴行。怒りの収まらないロンダは止めに入ったアングルGMとレフェリーにも襲い掛かり、最後はアレクサを捕まえ、テーブルに向かってパワーボムを放った。 ロンダのデビュー戦でタッグパートナーを務めたアングルGMだが、さすがにロンダのこの行為は問題視したようで、すぐさま30日間の出場停止処分を下した。しかし、世界最大の総合格闘技イベントUFCのレジェンドとして、鳴り物入りで入団したロンダの実力はまだまだ発揮されていない。アレクサへの怒りが本来の姿を取り戻すキッカケになる可能性は十分にあるだろう。すんなり出場停止を受け入れるとは思えないが…。 前日、MITBラダー戦で予想通りの圧倒的なパワーを発揮し、勝利したブラウン・ストローマンも登場した。「ミスター・モンスター・イン・ザ・バンク」と紹介されたストローマンは、「7人全員を叩き潰してマネー権を手に入れた。後はブロック・レスナーが現れれば、俺がユニバーサル王者になる」と、WWEユニバーサル王座の奪取を宣言。すると、ケビン・オーエンズが「ヘルプしたい」とストローマンの前に現れた。 オーエンズから握手を求められたストローマンは、いったん応じたものの、その手を放さずにランニングパワースラムを狙った。オーエンズは何とか退散。これは「味方などいらない」というストローマンの意思表示なのだろうか?希望通りにレスナーとの対戦が実現すればど迫力の試合になるのは確実。期待せずにはいられない。来週以降のレスナーの反応に期待したい。文・どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年06月19日 17時40分
「出場出来るだけラッキー」川淵三郎氏、ハリルホジッチ元監督への心無い発言に批判の声
日本サッカー協会の相談役で、元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏が自身のツイッターを更新。今夜午後9時から行われるサッカーワールドカップの日本対コロンビア戦について言及した。 2015年から日本代表監督を務め、日本のワールドカップ出場権獲得にも貢献したヴァヒド・ハリルホジッチ氏は今年4月、電撃解任された。理由としては選手とのコミュニケーションの問題などが挙げられており、現在は日本サッカー協会の技術委員長だった西野朗氏が新監督を務めている。 現在、ハリルホジッチ氏が日本サッカー協会を提訴するなどいまだ騒動が尾を引く中で迎えるワールドカップ初戦。どのような試合展開になるのか注目が集まっている。 川淵氏は19日朝に自身のツイッターで「ハリルホジッチ監督の時、ほとんど勝てる可能性がないので、オランダ、イタリア、アメリカのサッカーファンのことを考えれば出場出来るだけラッキーと考えてW杯を楽しんでくださいと講演などで話していた。」と投稿し、西野監督に変わり「今は何か起きるかも知れないというドキドキ感が今朝になっ(て)自分に出てきた」とコメントした。 川淵氏は解任後、来日して協会を批判したハリルホジッチ前監督の会見について「サッカーの世界では監督を引き受けた時点でいつ更迭されてもそれに従うというのが常識。自分自身を貶めるだけだと思うのだけど」とツイート。さらに日本代表の本田圭佑も自身のツイッターで「ハリルのやるサッカーに全てを服従して選ばれていく、そのことの方が僕は恥ずかしいと思っている」などと発言。過剰な“ハリル叩き”に疑問を呈すサッカーファンも多かった。 今回の川淵氏の発言についてもネットからは、「出場権を獲得した監督に対してあまりにも失礼なんじゃないんでしょうか?」「あまりにも酷いと思います。人として常識に欠けている。失望しました」「ハリルホジッチさんを批判したことで西野さんを持ち上げて応援してるつもりなんでしょうか?最低ですね」などと批判が集まり、同ツイートは拡散し続けている。 日本代表戦の盛り上がりに水を差すことにならなければいいが――。記事内の引用について川淵三郎公式ツイッターより https://twitter.com/jtl_President本田圭佑公式ツイッターより https://twitter.com/kskgroup2017
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全日本プロレス 武藤敬司&ジョー・ドーリング組が「最強タッグ決定リーグ戦」初制覇。武藤は世界タッグ王座獲りに乗り出す
2007年12月10日 15時00分
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新日本プロレス 永遠のライバル対決、中邑真輔VS棚橋弘至のIWGP戦が決定
2007年12月10日 15時00分
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K-1 セーム・シュルトが大みそかに霊長類最強決定戦?
2007年12月10日 15時00分
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大向美智子 引退試合でアジャ・コングに初勝利
2007年12月10日 15時00分
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ノア 小橋建太が1・11高知で秋山準らとオリジナル・バーニングを再結成か?
2007年12月08日 15時00分
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リアルジャパン 初代タイガーマスクが天狗になる!?
2007年12月08日 15時00分
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スポーツ
K-1 谷川貞治EP明言。ピーター・アーツと澤屋敷純一に異例の特別ボーナス支給?
2007年12月08日 15時00分
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スポーツ
やれんのか! 桜井“マッハ”速人、川尻達也、石田光洋の“チーム茨城”がHERO'Sファイター迎撃宣言
2007年12月07日 15時00分
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スポーツ
K-1 チェ・ホンマンがウワサされる「やれんのか!」参戦を否定したが
2007年12月07日 15時00分
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スポーツ
大リーグに取られる日本投手
2007年12月06日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 武藤敬司が天才的閃きでブッチャーを骨抜きに
2007年12月06日 15時00分
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スポーツ
ゼロワンMAX 大谷晋二郎に骨折の事実が判明
2007年12月06日 15時00分
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スポーツ
K-1 レミー・ボンヤスキー“先生”が“悪童”バダ・ハリに特別レッスン宣言
2007年12月06日 15時00分
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スポーツ
藤原祭り 藤原敏男緊急参戦か!?
2007年12月06日 15時00分
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スポーツ
ノア 三沢光晴決断!小橋建太参戦は首都圏限定
2007年12月05日 15時00分
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スポーツ
ノア 三沢光晴3・2日本武道館大会で森嶋猛とGHCヘビー級王座8度目の防衛戦か
2007年12月05日 15時00分
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スポーツ
IGF ひたむきから一転、安田忠夫が“ナマクラ”要求
2007年12月05日 15時00分
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スポーツ
K-1 ピーター・アーツが9年ぶりの王座奪還に気合満点
2007年12月05日 15時00分
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スポーツ
DEEP ストーカー市川が滑川康仁の肛門をロックオン!
2007年12月05日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分