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ノア 丸藤正道がGHCタッグ新王者としてのマニフェスト発表。打倒・スーパーヘビー級、海外防衛ツアー計画を吐露した

 15日の後楽園ホール大会でプロレスリング・ノアの新シリーズが開幕し、GHCタッグ新王者としてシリーズに臨む丸藤正道が、新王者のマニフェストとして打倒スーパーヘビー級を掲げた。さらにはスーパーヘビー級の挑戦者を求め、海外へGHC防衛ツアーに打って出るプランも明かした。
 丸藤が掲げた新政権の公約は世界規模の壮大なものだった。
 今までも打倒ヘビー級を掲げ、ビッグサイズの強者を相手に戦い抜いてきた丸藤は「ヘビー級の中のヘビー級、2メートル、3メートルとかのデカイ人間を倒していきたい」と、杉浦貴と組む新王者としてののマニフェストを提唱。「体の小さい2人がヘビー級の概念を覆すためにもあえて挑戦していく」と元ジュニア戦士の2人としての存在意義を見せ付けていく方針だ。
 打倒スーパーヘビー級の旅はすでに始動している。10・27日本武道館大会で挑戦者として挑んだディーロ・ブラウン&ブキャナン戦。「あそこからがオレたちのスーパーヘビー級狩りのスタートだと思う」。スーパーヘビー級コンビを相手に、タイトル奪取を達成したことが、今回のマニフェストを掲げたきっかけになった。

 しかし、打倒スーパーヘビー級を掲げるものの、一筋縄ではいかないことも事実。ディーロ&ブキャナン戦では必殺の不知火を出す途中に潰され、不発に終わったシーンも目立った。それでも「もちろん体の大きさもあるし、出すタイミングとかもある」と課題を挙げ、「25日の齋藤(彰俊)、バイソン(・スミス)戦がある札幌までの戦いの中でヘビー級の攻略法を発見していきたい」と突破口を見つけていくつもりだ。
 まずは初防衛戦となる齋藤&バイソン組の撃破を皮切りに、ノア内部のチームを片っ端から倒すプラン。その上で「デカイ相手、挑戦者を求めて世界中を転戦する」と未知なる強豪を求め、米国、南米、欧州までも視野に入れた放浪ツアーも辞さない。その胸中には「GHCベルトの価値を上げ、本当の意味でグローバルなベルトにする」という大きな目標がある。
 丸藤&杉浦組のスーパーヘビー級狩りを掲げたグローバルな防衛ロードが始まろうとしている。

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