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残るはラスト2試合のW杯 大手ブックメーカーの予想は?

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 先月14日に開幕し、32か国が戦いを繰り広げてきたロシアW杯。1か月に渡ったそのサッカーの祭典も、残るはベルギーとイングランドが戦う3位決定戦(日本時間14日23時)と、フランスとクロアチアが戦う決勝戦(日本時間15日24時)のみとなった。

 大会が閉幕を迎えるということは、ここまで全世界のサッカーファンが話の種にしてきたであろう勝敗予想にも終止符が打たれるということ。では、4年に1度の大会におけるラスト2試合は、一体どのような結末が予想されているのだろうか。例によって、過去2回参照にさせてもらった「bwin」のオッズをここでも確認していきたい。準決勝は、オッズ上優位だったフランスが“的中”、イングランドが“外れ”という結果だった。

 まずは3位決定戦から。ベルギーとイングランドが顔を合わせるこの一戦は、現時点でベルギー勝利が「2.15」、イングランド勝利が「3.20」というオッズがつけられている。

 決勝を目前にして涙を飲んだ国同士の対戦ということもあり、どちらも少なくない失意の元、戦いに臨むことは想像に難くない。しかし、ベルギーに関しては、この試合に勝てば同国の過去最高成績(4位・1986年メキシコ大会)を塗り替える、新たな歴史を生み出すことになる。こうした事情も、ベルギー優勢のオッズがつけられている理由の1つであるのかもしれない。

 続いて決勝戦。1998年フランス大会以来2度目の優勝を狙うフランスと、同国史上初の戴冠を目指すクロアチアによる大会最後の試合は、フランス勝利が「1.91」、クロアチア勝利が「4.50」というオッズになっている。

 両国の過去の対戦成績は、フランス側から見て3勝0敗2分(W杯では1勝0敗0分)。さらに、クロアチアはここまで3試合連続で延長戦を戦っており、コンディション面にも一抹の不安を抱えている。こうしたデータを考えると、フランス有利の見方となっているのも、ある意味当然の話なのかもしれない。

 泣いても笑っても、これが最後の2試合となるロシアW杯。様々なトピックスが生まれた大会は、最後にどのような光景を我々に見せてくれるのだろうか。決勝戦はNHK総合で15日23時45分から生放送される。

文 / 柴田雅人

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