前述した4か国の代表選手たちは、それぞれ世界の47クラブに籍を置いており、所属クラブの中には、母国で頑張っている選手をツイッター上で応援しているクラブもある。では、その47クラブにおいて、今大会の“4強”に最も多くの選手を送り出しているのは一体どのクラブなのだろうか。上位4クラブを4位から順を追ってそれぞれ確認していきたい。
5人を送り出し4位となったのがチェルシー(イングランド)。フランスに2人(MFカンテ、FWジルー)、ベルギーに2人(GKクルトワ、FWアザール)、そしてイングランドに1人(DFケーヒル)という内訳になっている。
7人を輩出し同率で2位に入ったのはマンチェスター・シティ(イングランド)とマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の2クラブ。その内訳はシティがフランスに1人(DFメンディ)、ベルギーに2人(DFコンパニ、MFデブルイネ)、イングランドに4人(DFウォーカー、DFストーンズ、DFデルフ、FWスターリング)。そしてユナイテッドがフランスに1人(MFポグバ)、ベルギーに2人(MFフェライニ、FWルカク)、イングランドに4人(DFジョーンズ、DFヤング、MFリンガード、FWラッシュフォード)となっている。
最多8人を擁し、栄えある1位に輝いたのはトッテナム(イングランド)。フランスに1人(GKロリス)、ベルギーに2人(DFアルデルワイレルト、DFフェルトンゲン)、そしてイングランドに5人(DFローズ、DFトリッピアー、MFダイアー、MFアリ、FWケイン)もの選手を送り出している。
以上が、今大会におけるベスト4の国々に選手を送り出している上位4クラブである。その全てがイングランド勢で占められているというのもまた、興味深い結果であるといえるのかもしれない。
文 / 柴田雅人