各試合の対戦カードを見て、世界中のファンの間では「このチームが勝つと思う」、「いやいや、こっちの方が強いよ」といった会話が数多く交わされているだろう。では、こうした人たちの予想は一体どのようなものとなっているのだろうか。過去にレアル・マドリード(スペイン)やACミラン(イタリア)といったビッグクラブのユニフォームで胸スポンサーを務めた「bwin」のオッズからそれを探ってみたい。
ウルグアイ対フランスの一戦はウルグアイ勝利が「4.60」、フランス勝利が「2.00」とフランスが優勢。FWスアレスと並ぶ得点源であるFWカバーニがこの試合を負傷欠場する見通しだということも、ウルグアイにとって逆風となっているのかもしれない。
ブラジル対ベルギーの一戦はブラジル勝利が「2.10」、ベルギー勝利が「3.60」とブラジルが優勢。1回戦では0‐2から逆転で日本を下す勝負強さを見せたベルギーだが、それでもなお4年前の悲劇を乗り越え王国復権を狙うブラジルに人々の予想は集まっている。
ロシア対クロアチアの一戦はロシア勝利が「3.80」、クロアチア勝利が「2.20」とクロアチアが優勢。ただ、ホームの大声援の元、ロシアは1回戦で2010年南アフリカ大会優勝国のスペインを撃破している。番狂わせの可能性も十分といえるだろう。
スウェーデン対イングランドの一戦はスウェーデン勝利が「4.60」、イングランド勝利が「1.90」とイングランドが優勢。両国間の力関係だけでなく、過去のW杯で3戦全敗だったPK戦を制した勢いもまた、人々をイングランドになびかせているようだ。
オッズ通りの結果となるか、それとも予想外の展開となるか。これまでと同じく、今日からの試合も目が離せないものとなるだろう。
文 / 柴田雅人