報道によると、当初、日本サッカー協会は西野朗現監督の続投を予定していたが、今大会における「1勝1分2敗」という成績、さらに、唯一の勝利も10人のコロンビア相手ということがネックとなり路線変更。その後、複数の候補をリストアップした結果、クリンスマン氏に白羽の矢を立てる意向が決まったという。
現役時代はFWとして活躍し、1990年のW杯イタリア大会では西ドイツ(現ドイツ)代表の一員として優勝も経験したクリンスマン氏。監督としてもこれまでドイツ代表、バイエルン・ミュンヘン、アメリカ代表を率いるなど豊富な経験を持っているが、2016年にアメリカ代表監督を解任されて以降はフリーとなっていた。
日本代表の未来を左右する次期監督についての報道。これを受け、ネット上では「実績あるから期待できそう」、「現役時代から好きだったから嬉しい」、「実現したらすごいことだぞこれ」といった好意的な声がある一方、「コロコロ監督変えるのは印象良くないわ」、「就任2か月で結果出した西野さんのままじゃダメなの?」、「なぜクリンスマンなのか明確な理由を聞きたい」といった声も多く、賛否両論の様相を呈している。
また、中には「なんでこういう情報がすぐに漏れるんだよ」、「トーレスの件もそうだけど、情報管理がお粗末すぎ」といった協会に対する疑問の声も少なからず挙がっている。正式に話がまとまるまでは、下手なことを言わない方が波風も立たなかったのかもしれない。
報道通りに新監督就任となるのか、それとも、ここからまた別の候補が浮上するのか。どちらにせよ、今度は土壇場での解任などせず、最後までチームを任せてもらいたいものだが…
文 / 柴田雅人