加護というと、2000年4月にテレビ東京系バラエティー番組「ASAYAN」の「モーニング娘。第3回追加オーディション」で石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美とともに合格。当時、まだ12歳だった加護はデビュー1年目に大型特番「NHK紅白歌合戦」にも出場、ミニモニ。などの派生ユニットでも大活躍した。
“国民の妹キャラ”として高い人気を誇り、14歳の若さで高額納税者の仲間入りを果たすほど。2004年に16歳でモーニング娘。を卒業すると、辻と“W(ダブルユー)”というユニットを組んで活躍の場を広げていった。
だが2006年2月、18歳のとき飲食店での喫煙が「FRIDAY」(講談社)、さらには2007年3月、「週刊現代」(同)が証拠写真付きで報道。加護は事実を認め、事務所から懲戒解雇処分を受け芸能活動を休止することになった。
加護は2回の結婚と離婚を経て、現在は2児の母である。自身を振り返り、「私がちゃんと学校に通えていなかったので、『こうしてほしい』思いが強すぎて子ども、ぐったりしている」と母の顔をのぞかせた。また、喫煙に関して中学1年生の長女は「絶対に私は吸わない」と宣言したといい、それに対して加護も「絶対に吸わない方がいい。何もいいことないよ」と諭していると明かした。
また、長女は加護の過去の不祥事についても「娘はウィキペディアを見て『ママ、やばくない?』『なんでこうなったの?』ってすごい言われる。まだちゃんと娘とそういう話をしたことがなくて、これから話をしていく感じになると思う」と語った。
放送終了後、ネット上では「それでも芸能界で食っていけるんだからいいよね」「いつまでこのネタ引っ張るの?子どもの思春期に余計な刺激を与えてどうする」「20年近く昔の話だけど、次から次へとスキャンダルが後を絶たない人」といった冷ややかなコメントが寄せられた。
「加護は喫煙騒動だけに収まらず、ようやく復帰を遂げた2009年1月に妻子ある俳優・水元秀二郎と焼肉デートや自宅へ通う加護の姿を『FRIDAY』(同)に激写され、“不倫疑惑”が浮上したのです。2009年公開の映画『弁天通りの人々』の夫婦役で共演したことがきっかけとなり、2008年11月頃から加護が仕事のことで相談する機会が増えたといいます。この報道以降、加護は芸能界からフェードアウトしていきました」(芸能ライター)
2024年12月、テレビ朝日系特番「しくじり先生 俺みたいになるな!! 年末1時間SP」に出演し、自身の“しくじり”を赤裸々に語っている。この番組を機に、これまでの数々のスキャンダルを笑いに変え、もはや“ネタ”と化している。だが、相変わらず世間からは白い目で見られつつ常にネットでは炎上しまくっている。
デビュー当時12歳だった加護が、落ち着きを見せ2児の母というから、当時を知る者からしたら年を取るのも当然だと実感が湧く。今となっては笑い話だが、しくじった以上に2人の子どもはしっかりと育ててほしいものだ。