10日、11日の試合ではそれぞれフランス対ベルギー、クロアチア対イングランドという対戦カードが組まれることとなった今大会の準決勝。大会史上初めてアルゼンチン、ドイツ、ブラジルの3か国全てが準決勝に残らなかったということもあり、その注目は否応なしに高まっていることは想像に難くない。
では、全世界のファンの間で議論が巻き起こっているであろう準決勝の行方について、大手ブックメーカーはどのような見方をしているのだろうか。7月6日付の配信記事でも取り上げた「bwin」のオッズを元に、それを見ていきたいと思う。準々決勝は、オッズ上優位だったフランス、クロアチア、イングランドが“的中”、ブラジルが“外れ”という結果だった。
フランス対ベルギーの一戦はフランス勝利が「2.50」、ベルギー勝利が「2.95」と僅差でフランスが優勢。一部では“事実上の決勝戦”とも目されている対戦カードだけに、このような拮抗した予想となっているのも、ある意味では当然の結果といえるのかもしれない。ちなみに、両国間の対戦成績はベルギーが「30勝24敗19分」で勝ち越しているが、W杯に限れば「2勝0敗」でフランスが優位に立っている。
クロアチア対イングランドの一戦はクロアチア勝利が「3.40」、イングランド勝利が「2.30」でイングランドが優勢。1回戦で同国史上初めてW杯でのPK戦に勝利し、準々決勝も2‐0できっちり相手を下したイングランドの勢いは、ここまでの2試合をどちらもPK戦の末なんとか勝ち上がってきたクロアチアにとって、組し難いものであると捉えられているようだ。
以上が、現時点における「bwin」の準決勝各試合の予想である。意地とプライドをかけた一戦を制し、決勝の舞台に駒を進めるのは果たしてどのチームなのだろうか。