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ファンからは落胆の声も 日本を破ったベルギーがフランスに惜敗

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画像はイメージです。

 11日(日本時間)の午前3時に行われたロシアW杯準決勝フランス対ベルギーの一戦。“事実上の決勝戦”とも目されたこの大一番において、勝利の女神が微笑んだのはフランスであった。

 お互いに決定機を迎える場面があった前半。ベルギーは21分にDFアルデルワイレルトが、そして、フランスは40分にDFパバールが大チャンスを迎えたが、フランスはGKロリス、ベルギーはGKクルトワの好セーブで得点を防いだ。

 均衡状態だった試合が動いたのは後半6分。FWグリーズマンから放たれたCKのボールをDFウムティティがヘディングシュート。名手クルトワを破る一発で、フランスが待望の先制点を奪取した。

 1点ビハインドとなったベルギーは、後半15分にFWメルテンス、35分にMFカラスコを投入し同点を狙いに行く。しかし、最後まで攻勢が実ることは無く、試合はフランス1点リードのまま1‐0でホイッスルが吹かれることとなった。

 20年ぶり2度目の優勝を狙うフランスの前に、初優勝の夢を打ち砕かれたベルギー。3位決定戦に回ることになったという事実は、選手や国民にとって受け入れ難いものとなったことだろう。

 また、決勝トーナメント1回戦の対戦相手であった日本のファンの中にも、敗戦を残念に思う人が少なくなく、ネット上には「日本戦以降応援してたから勝ってほしかった」、「うーん、ベルギー残念…」、「フランスが1枚上手だったのかなあ」といった落胆の声が集結。また、ツイッターのトレンドランキングにも、一時、「ベルギー残念」というワードがランキング入りを果たしていた。

 自分たちの国をベスト16で終わらせたベルギーに対し、日本のファンがこのような感情を持つことができるのも、ここまでのベルギーの戦いぶりが賞賛に値するものであったからだろう。大会初優勝の可能性は無くなってしまったが、14日(日本時間)午後11時からの3位決定戦では、過去最高成績4位という同国の歴史をぜひ塗り替えてほしいものだ。

文 / 柴田雅人

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