2日の放送の終盤で、和田は「これが一番いいタイミングだと思って、来年3月に終了とさせていただきます」と視聴者に伝えた。
同番組は、スタート当初はゲストとのトークが中心だったが、徐々に情報バラエティーとして1週間に起こったさまざまなニュースを取り扱うようになっていった。和田は舌鋒鋭くニュースを斬り、「芸能界のご意見番」と呼ばれるようになった。
最近では和田の傍若無人な物言いから、放送後にネットで炎上することも珍しくなかった。中でも波紋を呼んだのが2024年8月、パリ五輪陸上女子やり投げ金メダリスト・北口榛花選手への“トド発言”だ。和田は北口選手が横たわる写真に対して、「なんかトドみたいなのが横たわってるみたいな。かわいい」と感想を述べた。この発言に対して「人に対してトドってなんなんだ」「容姿を揶揄(やゆ)している」と批判が殺到。翌週の放送では和田自ら謝罪した。
ただ、利害関係のある人物には忖度する姿勢があったことも否めない。今年2月の放送では、フジテレビの日枝久取締役相談役(当時)の進退について、「(日枝氏に)辞めたほうがいいとは軽々しく言えない」とフジテレビを擁護するような発言をしていた。
コンプライアンスの問題だけにとどまらない。和田は23年に膝関節の手術、昨年には股関節の手術、今年に目の手術と3年連続で手術を受けたことを出演番組で発表しており、まさに満身創痍の状態だった。
ニュースのコメント欄には、「ここまでやってこれたのは本当にすごいと思います。最後まで頑張ってください」との応援する意見がある一方、「番組自体痛々しくて見てられず、チャンネルを変えてしまいます」「もっと早く決断できなかったのか」と厳しい書き込みもあった。
また大物司会者が一人、地上波レギュラー番組を降りることが決まった。時の流れには誰しも逆らえないものだ。

																																				
																																					
																																	
								