今回雨天中止となったのは、オリックス対阪神(甲子園)、西武対DeNA(横浜スタジアム)、ソフトバンク対ヤクルト(神宮)の3試合。甲子園での一戦は15時40分に、神宮での一戦は16時10分に、そして、ハマスタでの一戦は16時30分にそれぞれ中止が発表された。
ちなみに、今回雨天中止が相次いだ6日には、気象庁から近畿・東海・関東甲信が梅雨入りしたとの発表が出されている。前述の3試合が雨天中止を余儀なくされたのも、各地がこうした時期を迎えたことによるものが大きいだろう。
試合を楽しみにしていたファンの人々に、水を差す形となった今回の雨天中止。この一件に関して、ネット上には「現地観戦めっちゃ楽しみにしてたのに」「自然には逆らえないけど…」「これで予定が全てパーや」といった嘆き節が多く見受けられる。降りしきる雨に、はしごを外されてしまった人は多いようだ。
ただ、本格的な雨のシーズンは始まったばかり。ここからは残る北陸・東北南部・東北北部も続々と梅雨の時期に入り、日本列島は次から次へと雨雲に覆われることになる。当分の間、プロ野球ファンは空模様とにらめっこを強いられることになりそうだ。
また、この状況に追い打ちをかけそうなのが台風の存在。気象庁は現在フィリピンの東、つまり日本の南に熱帯低気圧が発生していること、そして、これが24時間以内に台風5号となる見込みであることを発表している。強さ・進路次第では、この台風がプロ野球はおろか日常生活にも支障をもたらす可能性も出てくるだろう。
雨天中止が続けば続くほど、現在行われている交流戦の集客や試合日程に係る影響もどんどん大きくなっていく。天候に文句は言えないが、せめて1日でも早く梅雨が明けてくれることを願うばかりだ。
文 / 柴田雅人