「僕が責任を持ってマシン軍団を連れてきます!」
4日の後楽園ホール大会の試合後、スーパーJr.の優勝を逃したKUSHIDAは気持ちを切り替えて、かつて一斉を風靡したマシン軍団の“再結集”を高らかに宣言した。
とはいえ、マシン以外の2号から4号は現役生活を続けているのかも分からない。消息も不明な選手が多いのだ。3号と4号に至っては“入れ替わり説”もあり、当時のメンバーを集めるのは至難の業だ。ただ他にも、故アンドレ・ザ・ジャイアントや、ハルク・ホーガンをはじめ、国内外でマシンのマスクを被った選手は多数いる。
そんな中、発表されたのは、スーパー・ストロング・マシン・エース、スーパー・ストロング・マシン・バッファロー、スーパー・ストロング・マシン・ジャスティス、スーパー・ストロング・マシン・ドン、スーパー・ストロング・マシン・No69の新生マシン軍団5人の参戦。マシン軍団は内藤哲也、EVIL、SANADA、BUSHI、高橋ヒロムの5人と10人タッグマッチを行う。マシン軍団には「with スーパー・ストロング・マシン」のクレジットもしっかり掲載されている。
昭和のファンは少しガッカリしたかもしれないが、マシンの全盛期を見ながら過ごした選手たちがマシン軍団になるのも悪くはない。当日は各マシンがどの色のマスクとコスチュームで現れるのか楽しみだ。また対戦相手の中に、空気を読む雰囲気が全くなさそうなロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが入ったというのも興味深い。
引退セレモニーのゲストなどは発表されていないが、マシンにとって後楽園はアントニオ猪木の目の前で突然乱入してヤングライオンを吹っ飛ばし、初めて存在をアピールした会場だ。この大会のポスター(画像)もカッコイイと評判が高い。コンディションが許すならば、最後に魔神風車固めを見たいファンは多いだろう。あの名技だけは誰かに受け継いでもらいたい。
取材・文・写真 / どら増田