この日、千葉県君津市のカナリアガーデンCCで行われた「第4回SSSチャリティゴルフコンペ」に参加した吉田は、大みそかについて「今年はないんじゃないですかね。ヒョードルから来ると思ったんですけど」「実家に帰って、紅白(歌合戦)見ながら年越しそば食って寝ます。あと『Dynamite!』もあるんだ(笑)」などと参戦を見送る考えを明かした。
また、吉田のマネージメントなどを行っているJ-ROCKの國保尊弘代表も「3月に集中させたい」と来年3月5日に旗揚げする新格闘技イベント「戦極-SENGOKU-」一本にシフトチェンジする意向だ。
2002年にプロ格闘家転向後は大みそか“皆勤賞”だった吉田だが、「なけりゃないで3月があるんで」と参戦のターゲットを「戦極」一本にしぼったことで、“60億分の1の男”ヒョードルとの大みそか決戦も夢物語となってしまいそう。
しかし、吉田本人はヒョードル戦について「(戦極でも)そういうのがあればやってみたい」と引き続き対戦を熱望している。J-ROCKサイドでも「本人が希望するならヒョードルとやる可能性は残されている。会社としても全力をあげてサポートする」とした上で「どこの舞台でやるかはあるが、お互いのためになるのであれば、M-1とも交流していこうと思う」と吉田VSヒョードルの実現に向けて交渉に乗り出すことを示唆した。
「M-1が日本で(興行を)やるなら可能性は残っている」とはJ-ROCKサイドの言葉だが、確かにM-1と「戦極」が今後の交渉次第で合体を果たせば、吉田VSヒョードルも、おのずと実現に動き出すはず。
今年の大みそかには吉田の雄姿はみられそうもないが、ファンが待ち望む“夢カード”は08年へと引き継がれることになりそうだ。