嵐の後にまた嵐。風雲急を告げる展開だ。
新日プロ参戦時に“外敵四天王”と呼ばれた天龍、みのる、高山と初めて合体し、旗揚げ一周年記念興行に臨んだ健介。この日は川田利明、ノアの齋藤彰俊、ゼロワンMAXの大谷晋二郎、ドラディションの吉江豊と8人タッグで激突した。
序盤から逆水平、ラリアートなどパワーあふれる攻撃を繰り出していった健介。しかし、味方であるはずのみのるに3カウントを阻止されると激こう。相手チームをそっちのけでみのるに攻撃を仕掛けたが、天龍、高山に誤爆。戦前みのるが予告した通り、“外敵四天王”は空中分解の危機に陥った。
しかし、それでも4人は齋藤を捕獲し、みのるがゴッチ式パイルドライバー、天龍が53歳、健介がノーザンライトボムと怒とうの三連撃。最後は高山がエベレストジャーマンを決め、3カウントを奪取してみせた。まさに嵐のような必殺技の連発で4人は初合体を勝利で飾った。
健介オフィス1周年記念の試合に勝利した健介だが、試合終了後には新たな嵐に巻き込まれた。
突如花道に現れた小原。健介がその姿に目を奪われると、今度は背後から後藤がイスで殴打した。これまた過去に新日プロマットで活躍した“狂犬コンビ”の登場でリング上は無法地帯。健介は2人からリンチされ「いつでもやってやるぞ」(後藤)と宣戦布告された。
もちろん健介が黙っているはずもない。「売られたケンカから逃げるわけにはいかない」と徹底抗戦の構えを見せた。
しかし、健介オフィスサイドは、無法者の挑発に慎重な姿勢。北斗晶社長は「せっかくの1周年記念を潰されたような、そんな気分です」と怒り心頭。さらには「ウチが相手にするような選手なのか? 仕事がほしいなら頭下げて来い!」とピシャリ。1周年記念の興行を土足で踏みにじられた北斗は乱入した“2匹の狂犬”を突き放した。
“外敵四天王”の豪華そろい踏みから一転、狂った2匹の犬の乱入で混沌(こんとん)としてきた健介オフィスマット。先の読めない展開となったが、果たして今後の行方は…。風雲急を告げる事態のぼっ発だ。