悪の巣窟で、定例のブードゥーミサに参加した小島は「健介政権っていうのは全日本…いやプロレス界全体にとって面白くない。盛り上がらないからな」と現王者をバッサリ切り捨てた。
小島が怒りを露わにする理由は、現在レスラーとタレント業の二足のわらじを履いている健介が、本業を疎かにしていると感じているからにほかならない。「健介のたるんだ体を見れば、いかにタレント業に熱を入れるあまりトレーニングを怠けているかがよく分かるだろ」とこき下ろした。
さらに、かつての新日本プロレス時代の師匠に「プロレスラーとして尊敬に値する部分は何一つない」とし「この両国が終わったら、きっちりタレントに転向しろ」と転職のススメ。そればかりか「聡」から「よしお」への改名を提案した健介に対して「相変わらずボキャブラリーがないな。お前こそ『ささきいさお』に改名しろよ」とカウンター口撃を放った。
健介退治に向けた勝利へのシミュレーションもすでに完成済みだ。小島は「健介の得意技とかをやってもいい。逆に健介の技を一通り受け切ってやってもいいかな。その上で仁王立ちして勝ち名乗りを受けるってのも悪くないな」とうそぶく。
小島は1・26の大阪大会でカズ・ハヤシから健介の得意技のひとつ、ストラングルホールドでギブアップを奪っている。「北斗ボム? そうだな。オレが放ったら、ヤツよりも確実に破壊力はあるぞ」と不敵な笑み。タレント転向の餞(はなむけ)として鬼嫁から受け継いだ北斗ボムで葬ろうというのだ。
「勝つのは当然のこと。全てにおいて負ける要素は一つもない」と自信をみなぎらせる小島。健介に引導を渡し、2度目の3冠王座の戴冠を目指す。