川栄は「昨年に引き続き、今年もマウンドに立たせていただくことになり、本当に嬉しく思っています! 前回は全然ボールが届かず、悔しい思いをしたのですが、 今年こそはノーバウンドで投げられるように全力で頑張ります!」と早くも昨年のリベンジを誓っている。
川栄は、昨年7月中旬から放送を開始した「Do you know ORIX?」をキーワードとするオリックスグループの企業CMシリーズに出演中。これまで放送してきた「水族館」篇、「再生可能エネルギー」篇、「野菜」篇では、オリックス社員を演じる川栄がオリックスグループのさまざまな事業を紹介しており、イチローとともにオリックスグループをCMやポスターなどで盛り上げている。
最近では、彼氏の一言で社員モードに豹変した川栄が、突然オリックスグループの事業について畳み掛けるように説明し始めるコミカルな演出が話題になっており、当日、場内の大型ビジョンでも放映される予定とのこと。
昨年は始球式登板後の囲み会見で、「手汗がすごかったです。緊張しました。安達(了一)選手とキャッチボールをさせていただいたのですが、めちゃ遠かったです。イメージトレではノーバウンドでしたが、現実は違いましたね」と、少し悔しさをにじませながら登板を振り返ると、「野球はお父さんが見ていたので、子供の頃テレビで見ていたんですけど、球場はお客さんが見てるから緊張しました。オリックスの選手は知らないのでこれから勉強します」と話しているところに、ブルペンへ準備に向かう前の若手投手が顔を出すなど、選手の間でも川栄の登板が話題になっていた。今年は選手の名前を少しは覚えてくれただろうか?
ちなみに昨年、川栄が登板した8月1日の福岡ソフトバンクホークス戦は、中継ぎ陣の粘りもあって、サヨナラ勝ちを収めており、川栄は勝利の女神になっている。
本人も話しているが、昨年の始球式はツーバウンドの上、ボールのコントロールが効かず、大失敗の投球だっただけに、今年はせめてストライクゾーンに投げたいところ。特製のオリ姫ユニを着用した川栄李奈がリベンジのマウンドへ向かう。
取材・文 / どら増田
写真 / (C)オリックス・バファローズ