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サッカー 勝って難題山積 岡田ジャパンにタイが“報復”!?

 サッカー岡田ジャパンが6日、W杯アジア3次予選のタイ戦に4-1で快勝した。W杯予選の初陣を白星で飾ったが、好発進の舞台裏では難題が山積み。ここにきて不人気による財政面での赤字問題が思わぬ事態に飛び火。また、次回アウエーで激突するタイ代表からはあらぬ恨みをかってしまい“報復宣告”されるなど、よもやの災難が降りかかった。
 岡田ジャパンの2010年W杯南アフリカ大会への死闘ロードが幕を開けた。
 この日、埼玉スタジアムでW杯予選の初戦となるタイ戦に臨んだ岡田ジャパン。先制点を挙げながらも、直後に1点を献上する展開に1度は不穏なムードが流れたが、後半に3得点を挙げるゴールラッシュで着実に勝ち点3をものにした。
 取りこぼしが許されないホームでの初戦を4-1の快勝で乗り切った岡田ジャパンだが、手放しで喜んではいられない。観客動員だ。この日は前売りでチケットが3万枚しか売れてないという緊急事態に、1997年以来11年ぶりとなる当日券発売に踏み切ったが、集まったファンはスタンドの半分ちょっとを埋める3万5130人のお寒〜い結果に終わった。
 日本サッカー協会関係者が「もはや雪が降ったからとか、今回セルティックから中村俊輔の代表招集を見送られたから、なんて言い訳になりません」と嘆くのも無理ない。30日のボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合でも国立ワーストという不名誉な記録を樹立したばかりの岡田ジャパンには、中村俊輔が入ったからといって客入りを動かすカンフル剤にはならない状況だからだ。
 しかし、事態は想像以上に深刻。「これまでA代表に採算ド返しを公言してきたキャプテンまでもが、あまりの不人気で興行収入が見込めないことに端を発するのも時間の問題。責任転嫁癖のあるキャプテンの矛先は確実に岡田さんに向いちゃうでしょう。このままだとスケープゴートにされますよ」(前出関係者)

 現状の観客動員では4年前のジーコジャパン当時より1試合あたり推定1億5000万円もの赤字を計上しているといわれるだけに、協会サイドが戦々恐々となるのも当然。いくら勝ちにこだわるW杯予選とはいえ「協会の事業部が考えてくれるでしょう」(岡田監督)と人任せのままなら、引責問題に発展してもおかしくないというのだ。
 また、岡田ジャパンにとって気掛かりなのはそれだけではない。この日の試合後にタイの主力選手から「日本での試合は散々だった」「逆に日本はタイで痛い目にあう」などと口々に“報復”を予告されたことだ。
 そもそも2次予選の累積警告で、来日した主力2選手が直前になって試合に出られないことが判明したタイ代表から戦前に「予選がない日本は累積がないのに不公平」「いま出れないことを知らされた。これはサッカーなのか、政治なのか」などとあらぬ“疑惑”をかけられていた。それだけに今回の一件で、次回6月14日、タイでのアウエー戦はより一層厳しい闘いを強いられるのは必至。
 W杯予選の初陣を白星スタートしながらも、前途多難な岡田ジャパン。とりあえずピッチで結果を出し続けるほかなさそうだ。

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