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【DeNA】やはり頼れる"ハマの宇宙人"井納翔一が鮮烈復帰!

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井納翔一

☆スターターでの再起用

 敵地・甲子園での苦手タイガース戦。ここまで2勝8敗と6つも負け越しを許している。金曜、土曜と雨で流したが、先発予定されていた石田健大、東克樹らをスライドさせることなく、ラミレス監督は今季初先発の井納翔一にマウンドを託した。すると、初回から井納の特徴でもあるテンポのいいピッチングを披露。ファームで徹底的に見直してきたストレートはMAX150キロを計測し、得意のフォークもキレていた。ときおり混ぜるカーブも効果的で、嶺井博希との相性も良かった。QSはならなかったものの、5回⅔を100球ジャストで投げ切り被安打3、奪三振5、与四球5での無失点ピッチング。5月22日以来遠ざかっていた一軍のマウンドで、堂々指揮官の期待に応えてみせた。ラミレス監督も「以前より高い集中力で、グッドパフォーマンスを見せてくれた」とご満悦だった。

☆苦しんだリリーバー

 今季は「7回井納」を勝利の方程式に組み入れる構想だった。セットアッパーとして迎えた開幕。序盤はそこそこの結果を出していたが、徐々に打たれはじめる。先発陣に故障者が多い台所事情もあり、ファームでスターターとしての配置転換のための再調整を命じられる。すると、7月1日のファイターズ戦で、ビックリのノーヒットノーランを達成。先頭打者へのフォアボールのみの準完全試合だった。「8回で降りたかったが、川村コーチに(ノーノーを)見せてくれと言われたので行った」とのコメントが、なんとも宇宙人らしい。

☆再び先発陣の柱へ

 数々の奇行と言動で「ハマの宇宙人」と呼ばれ、ネット上ではエピソードまとめが乱立する愛されキャラ。シーズンオフには、ネット上で奥さんをディスられ、その相手を特定して訴え話題となった。野球以外で何かと話題になる男だが、昨年は今永、浜口、ウィーランドが二桁勝利をあげスポットを浴びる中、カード頭での先発で、何度もジャイアンツ菅野と投げ合い、CSでも日本シリーズでも初戦を任されていた"影のエース"。現在長いイニングを投げられるスターターが少なく、QS率は12球団ワースト。井納の復帰は、疲弊気味のリリーフ陣にとっても朗報だ。去年の9/16以来の先発での勝ち星は、ただの1勝以上の意味を持った。

写真・取材・文 / 萩原孝弘

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