スポーツ
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スポーツ 2019年02月27日 11時40分
西武・山川穂高、ホームランバッターとなる転機は意外な先輩の一言 「見る目が変わった」の声
26日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、プロ野球・埼玉西武の山川穂高が登場。自身をホームランバッターへと変えた、とある転機について語った。 山川に転機が訪れたのは、2017年8月1日の楽天戦。4回裏、無死二塁のチャンスで打席に立った山川は、「ベンチからのサインは無しだった。それでなぜかライト前ヒットを打とうと思った」という。 「失敗してもランナーが三塁に進める。僕は余計なことを考えた」と、当時を回想した山川。その言葉通り、山川はこの場面で平凡なショートゴロを打ってしまい、みすみす相手に1アウトを献上する形となった。 考えが空回りした打席を、「『何やってんだろう』ってめっちゃ反省していた」という山川。すると、その翌日に当時チームメイトだった渡辺直人(現楽天)から、「バカか!何やってんの!?」と怒られたという。 「そんな右打ちとかは俺たちがやるんだよ。お前はホームランを打てばいいんだよ」と喝を入れた渡辺。その言葉を受け、山川は「そこでスイッチがバチッと入って。ホームラン100%に変えたのはそこからです」と、自身の考え方を変えたという。 すると、山川は同日に行われた楽天戦で3打席連続ホームランを放ち、その後の後半戦でもホームランを量産。さらに、その翌シーズンとなる昨季は「打率.281・47本塁打・124打点」と圧巻の成績を残し、リーグMVP・本塁打王・ベストナインといった名だたるタイトルを総なめにした。 山川の才能を、瞬く間の内に開花させたこの転機。これを受けたネット上には、「まさか渡辺の一言がきっかけだったとは」、「シンプルに考えるだけでここまで変われるのか」、「色々とすごい話、なんか見る目変わった」といったコメントが寄せられている。 大きな期待がかかる今季は、50本塁打クリアを目標に掲げてもいる山川。「ホームラン100%」の考え方を武器に、過去10人(14回)しか到達していない領域に足を踏み入れることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月27日 06時00分
WWEリック・フレアー70歳の誕生日セレモニー開催も…ロマンズ白血病克服宣言!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間26日、ジョージア州アトランタのステート・ファーム・アリーナで、主力ブランドのロウを開催した。 番組のエンディングでは、『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』(19日、東京・両国国技館)にビデオメッセージを寄せた"ネイチャーボーイ"リック・フレアーの70歳の誕生日を祝うセレモニーが行われた。デコレーションされたリングには、いわゆる「フレアーベルト」をモチーフにしたカスタムメイド・チャンピオンベルトを用意。さらにゲストとしてレジェンドのショーン・マイケルズ、リッキー・スティムボート、カート・アングル、スティングといったフレアーとゆかりのある人物がお祝いに集まった。 マクマホン家からはトリプルHとステファニー・マクマホンがフレアーを呼び込んだが、当の本人はいっこうに登場しない。すると、バックステージでは突如バティスタが現れて、控室から襲撃したフレアーを引きずり出した。 「俺、注目されているか?」とバティスタは悪びれる様子もなく、盛大な誕生セレモニーをぶち壊してその場から姿を消したため、リングにフレアーは登場せず。バディスタとフレアーはかつてエボリューションとして一緒に活動していた仲だったのだが…。なお、プライベートで行われたフレアーのサプライズ誕生会は、日本のSNSでは「ほほ笑ましい」と話題になっている。 白血病を告白して闘病中だったWWEのトップスーパースターであるローマン・レインズが、久しぶりにロウのオープニングに姿を現した。「俺は病気を告白した時、みんながどんな反応をするか怖かった」と昨年10月、公表した当時の心境を告げると、続けて「多くの励ましをもらって圧倒されたよ。それが俺の強さになって新しい機会や目標を持つことができた」とファンに感謝。そして、「WWEというグローバルで巨大なプラットホームを利用して、自分がそうだったように、この病気で助けを必要としている人たちをサポートしたい」と観衆に語りかけた。 さらに闘病の現状に触れたレインズは驚かせるように「回復してるぞ!“ビック・ドッグ”は復帰する。本当にありがとう」とリング復帰に向けて順調に回復していることを報告。ステージではセス・ロリンズと抱擁を交わした。 さらにロウ番組中盤ではディーン・アンブローズがドリュー・マッキンタイアとの試合に敗戦してバロン・コービンやボビー・ラシュリーにめった打ちにされると、レインズとロリンズがアンブローズを救出。レインズはスーパーマンパンチ2発でラシュリーを排除すると、雄叫びを上げてマッキンタイアにスピアーを炸裂させた。レインズはマッキンタイアらを蹴散らし、「今すぐにでも復帰できる」とばかりに良好なコンディションを見せつけ、ファンは大喜び。復帰を心から喜ぶ会場のファンにレインズも手ごたえを感じたようだ。 白血病はまだ予断を許さないが、まずは一つのハードルを乗り越えたようで何よりだ。文 / どら増田写真 / ©︎2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年02月26日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ザ・シーク」老いてなお盛んな“アラビアの怪人”
一口に悪役レスラーといっても、ラフファイターか反則中心の選手かに二分される。後者の代表的な選手であるザ・シークは、漫画『プロレススーパースター列伝』などから“小悪党”の印象を持つファンも多いが、さて、その実相は? ※ ※ ※ ザ・シークの初来日は1972年の日本プロレス。当時のエース、坂口征二の持つUN王座に挑み、これを奪取している。翌日のリターンマッチに敗れて王座を返す格好にはなったが、参加はこの2戦のみというNWA王者ばりのVIP待遇であった。 '73年には初代王者のジャイアント馬場が持つPWF世界ヘビー級王座に、初防衛戦の相手として挑むため全日本プロレスに参戦。このときも日プロのときと同じく、2試合のみの特別参戦であった。 この頃、シークはすでに40歳を超えていたが、それでこの特別扱いはいかに大物であったかの証拠と言えるだろう。 アブドーラ・ザ・ブッチャーと組んだ史上最凶悪コンビの印象が強いが、この2人が'77年の世界オープンタッグ選手権で、ザ・ファンクスと伝説の大流血戦を繰り広げたとき、シークは51歳であった。 ちなみに、このときブッチャーは36歳(41歳説もあり)、ドリー・ファンク・ジュニアも同じく36歳、テリー・ファンクは33歳で、シークだけがひと回り以上も年上だったわけである。「最凶悪コンビではブッチャーばかりが目立っていた感もあり、シークについては“反則しかできないロートル”ぐらいに思っていた人もいるでしょう。しかし、年齢を考えればそれも仕方ありません。脂の乗りきった全盛期のブッチャーと、すでに峠を越えたシークだったわけですから」(プロレスライター) それでいて'79年あたりからは、ブッチャーと仲間割れ抗争を繰り広げるなど、シークは50代半ばになってもなおプロレス界の第一線で活躍している。 参考までに、日本人レスラーの50代半ばがどうであったかというと、馬場はファミリー軍団として悪役商会を相手に、前座で明るく楽しいプロレスに専念。アントニオ猪木は55歳で引退。長州力のWJが実質崩壊となったのは、52〜53歳あたりのことであった。 あらためて経歴を見直すと、シークは初来日のときにデビューから20年以上のキャリアを持つ大ベテランであり、言い換えればほとんどの日本のファンは、シークの全盛期を知らないということにもなる。★デビュー5年でNWA王座挑戦 アメリカのミシガン州でレバノンからの移民の家に生まれたシークは、17歳のときに陸軍へ入隊。第二次世界大戦に出征し、除隊後の'50年にスカウトを受けてプロレス界入りを果たした。 時期的にはイスラエル独立に伴う第一次中東戦争が停戦となった直後であり、シークがデビュー当初からアラビア人ギミックを採用したのは、そうした影響もあってのことだろう。なおシークとはアラビア語で首長や長老、賢人などを意味する言葉である。 デビュー5年目にはルー・テーズのNWA王座に挑戦しており、その後もディック・ザ・ブルーザーやドン・レオ・ジョナサン、バーン・ガニアといったビッグネームたちとの対戦記録が残っている。 アラブ文化を象徴する、輪っかで留めた薄布の頭巾(クーフィーヤ)をかぶり、侍女をはべらせるなどのアラブ王族スタイルは、この時期にシークが始めたものであった。 頂点であるNWA世界王座の戴冠こそなかったが、これに準ずる各地区のトップタイトルを数多く獲得していることからも、そのヒール人気は全米トップクラスであったことがうかがえる。 のちにその代名詞となるデトロイト地区の興行権を取得したのは、'64年のことである。「アラブ王族のギミックと『プロレススーパースター列伝』の印象から、金に物を言わせて権力を欲しいままにしたと思っているファンもいるでしょうが、自ら稼いだファイトマネーで興行権を買い取ったというのが実際のところ。新日本プロレス参戦時に同地区で選手引き抜きのクーデターが勃発したため、シリーズ途中で緊急帰国したように、決して絶対的なボスというわけでもなかった」(同) もしもシークが裏の顔役であったならば、そもそも自らリングに上がる必要はなく、それで血みどろの流血戦などを道楽にしては度がすぎる。 80年代頃から本拠地デトロイトが不況に見舞われ、興行打ち切りに追い込まれると、シークはフリーとして各地を転戦し、同時に実の甥であるサブゥーをはじめとした後進の育成も手掛けるようになる。 90年代に入ってからはFMWへ来日参戦。大仁田厚とのファイアーデスマッチでは、あまりの火勢にリング上が酸欠状態となり、他の選手たちが逃げ出しても最後までリング上に残っていたシーク。ギミックではなく、本当に救急車で病院に搬送されるほどギリギリの戦いを見せたのだった。 還暦をすぎてなお、それほどの過激マッチに挑むとは、よほどのイカレポンチか心底からのプロレス好きかに違いなく、それこそがシークの真の姿だったのかもしれない。ザ・シーク***************************************PROFILE●1926年6月9日〜2003年1月18日。アメリカ合衆国ミシガン州出身。身長183㎝、体重110㎏。得意技/火炎攻撃、凶器攻撃、キャメルクラッチ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年02月26日 21時10分
【045 BAY ARENA】インディプロレス版”夢の架け橋”16団体、50選手が横浜に集結!セミでは葛西純、竹田誠志、宮本裕向のデスマッチファイターが3WAYで熱戦!
<2月23日 横浜ラジアントホール 観衆333人(超満員札止め)> 団体の垣根を越えた伝説のプロレス興行「045 BAY ARENA」が開催されてから早1年。さらにスケールアップした第二回大会が行われた。 ”どの試合がメイン”でもおかしくないぜいたくな大会は、16団体から50人の選手が集結。計10試合の白熱したバトルが繰り広げられた。 豪華メンバーがそろった大会の中でも、ハードコア3WAYマッチ形式で行われたセミファイナルは、デスマッチファンを中心に注目度が高かった。”デスマッチのカリスマ”葛西純、"クレイジーキッド"竹田誠志、"デスマッチ・ヤンキー"宮本裕向がそれぞれタッグで対峙したのだ。 この3人は日本プロレス界でも屈指のデスマッチファイターとして知られ、何度も死闘を繰り返しているライバル。葛西と竹田は昨年のクリスマスに”キングオブフリーダムチャンピオンシップ”のベルトを賭け激突。両者大流血の凄惨な試合を葛西が制し、王者竹田からベルトを奪った現在進行形のライバル関係。宮本も昨年のクリスマスイブに、自らが所属する666(トリプルシックス)の初代666認定無秩序無差別級王者を獲得。今年も大日本やFREEDOMSなど、他団体にも精力的に参戦している。どこのホームリングでもないこの大会でどのようなファイトを展開するのか。興味深いマッチメイクとなった。 試合は早々に竹田がハサミを取り出し、宮本のパートナー・平田智也の額をザクザクと突き刺し、いきなりの流血戦に。椅子や脚立が振り乱される乱戦の中、葛西のパールハーバースプラッシュや、宮本の蒼魔刀などオリジナルテクニックも随所に見られる見応えのある熱戦が繰り広げられた。最後は葛西が平田の額に大量の竹串をぶっ刺したまま、リバースタイガードライバーを炸裂させ、観客の悲鳴がとどろく中スリーカウントを奪った。 その他にもメインで全日本プロレスの身長196センチの”大巨人”石川修司と、”ビル・ロビンソン最後の弟子”身長191センチの鈴木秀樹の”元BJW認定世界ストロングヘビー級王者”同士のぶつかり合いや、フリーダムス佐々木貴とW-1カズ・ハヤシの社長対決が見られた。 第4試合の女子プロレスでは尾崎魔弓、アジャ・コングのレジェンドレスラー2人が対戦。第6試合では田中将斗、マンモス佐々木、怨霊の夢タッグ相手に、地元出身のKAIが自由なファイトを展開する試合もあった。第7試合ではジャケットを着たままファイトする黒潮“イケメン“二郎とタッグを組んだ田中稔が、まさかのベイスターズのユニフォームを着込んで試合をするサプライズも。超満員にふくれ上がった観客は3時間近いロングラン大会を満喫していた。 大会の主催した“BAR 045“のオーナーRyoは「これからも横浜のプロレスを盛り上げる!」と宣言。3回目の大会開催にも「店が潰れないこと」を前提に前向きな考えを示した。これには観衆も参加したレスラーたちからも、大きな拍手が送られた。夢のような大会の定期継続開催を、横浜の街は待ち望んでいる。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2019年02月26日 18時10分
甲子園101年目の夏は「高野連分裂」の危機…センバツで始まる政治関与
甲子園のマウンドが政争の具にされそうだ。 新潟県高校野球連盟が全国に先駆けて、「1人の投手が1試合で投げられる球数を100球に制限する」と決めた。今春のみの“お試し規則”ではあるが、昨夏、100回目のメモリアルを迎えた甲子園大会で「投球過多や暑さ対策」が日本中で議論された。 都道府県の高野連を統括する日本高校野球連盟(以下=高野連)は、この新潟県の決定を容認したが、去る2月20日の理事会で、投球数制限のルールを全国に広げることには否定的な見解をまとめた。 「ちょっと厄介なことになりそうです。スポーツ庁の鈴木大地長官が、高校野球の球数制限について導入賛成論をぶちまけました。時系列を追って言うと、新潟県が投球制限を決め、鈴木長官が持論を述べ、その後に高野連は否定的な見解を出したのです」(スポーツ協会詰め記者) つまり、高野連は鈴木長官の発言を知った上で否定したわけだ。 「球数制限を設ければ、投手の人数が足りない公立校が不利になります。鈴木長官は、投手経験が薄い選手の登板により新しい可能性が広がるとも述べていましたが、投手と捕手は特殊なポジションなので、額面通りにはいかないでしょう。今後、高野連はスポーツ庁、文部科学省ともに、この件で事情聴取されることもありそうですね」(同・記者) 高野連は大会期間中に休養日を設けるなど、球児の健康問題にはきちんと対応してきた。高校野球ファンが批判的だったタイブレーク制の導入も決めた。球数制限にだけは慎重な姿勢を崩さないのは、部員数の少ない公立校が不利となる現状を強く憂いてのことらしいが、こんな声も聞かれた。 「高校野球は話題性が高く、球児の健康問題が重なったとなれば、国会で与野党が質問の材料にするのも簡単です。スポーツ庁の長官が球数制限の導入を訴えたわけですから、政治・行政指導に発展するかもしれません」(全国紙政治部記者) 甲子園大会に政治が関与する…。春のセンバツは出場校も少ないので様子見となりそうだが、101回目の夏は大騒動になりそうだ。
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スポーツ 2019年02月26日 17時30分
大混乱を招いた広島の抽選券配布 なぜ現地での手渡しにしたのか?
果たして、この狂想曲は本当に「想定外」だったのだろうか。チケット購入に必要となる抽選券を25日に配布し、本拠地マツダスタジアム周辺を大混乱に陥れた広島東洋カープの話だ。 各メディアの報道では、およそ5万人が押し寄せたとされる今回の配布。詰めかけたファンが様々な箇所に並んだため、周辺の交通は完全にマヒしていたという。また、想定を大きく上回る人出を受けた球団は途中で配布を休止したが、もらえなかったファンからは抗議の声が殺到。影響を受けた警察やJRからも苦情が寄せられたという。 転売目的による大量購入を防ぐため、「先着順」から「抽選制」に舵を切った広島。もちろん、この試み自体は評価されてしかるべきものであり、これまで“風物詩”となっていたテント村が消滅するなど効果もそれなりにはあったようだ。 ただ、ここで解せないのは、せっかく決めた方策をどういう訳か現地で行ったこと。チケット入手が非常に難しくなっている近年の状況を考えれば、今回のようにファンが大挙して押し寄せることは十分に想定できたはず。それなのになぜ、ネット抽選などではなく、現地での手渡しにこだわったのだろうか。 全ての申し込みをネットで完結させれば、サーバーの混雑・ダウンこそあれど、少なくとも現実世界で混乱が起きることはない。もちろん、手間とコストがかかる方法であることは重々承知だが、それを差し引いても採用する価値はあったはずだ。 また、ネット環境が無い、もしくは使い方が分からない人も一定数いることを考えると、はがきやFAXで受付をするのも一手と考えられる。申し込みの際に記載された個人情報をそのまま本人確認手段に用いれば、安易なチケット転売の阻止にもつながっただろう。 今回の一件を受けたネット上を見ても、同様の意見を訴えている人は数多く見受けられる。再びこのような事態を起こさないために、そして、せっかくの人気に水を差さないために、球団側は現地での手渡し以外の策を講じる必要があるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月26日 17時30分
五輪金メダル獲得策の悲劇 池江璃花子、大阪なおみ、紀平梨花 女子アスリートを蝕む「コーチ難の苦悩」①
「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に超えられない壁はない」 昨夏、インドネシアのジャカルタで開かれたアジア大会で6冠に輝いた日本競泳界のヒロイン、池江璃花子(18)が2月12日、自身のTwitterで白血病を患っていることを公表、世界に衝撃が走った。 五輪本番まで残り1年。昨秋からの池江の練習スケジュールは過酷を極めていた。昨年10月、100メートルバタフライの最大ライバルでリオ五輪金メダリストのサラ・ショーストロム(スウェーデン)とトルコで合同合宿を実施。11月のW杯東京大会ではそのサラを破り、55秒31の短水路日本新記録で優勝。12月1日からは米国での高地合宿に入り、クリスマス・イブに帰国したものの、テレビ番組に登場するなど多忙を極めた。 その米国合宿の後、三木二郎コーチは「(池江が)下痢が続き、体重が約1キロ減ったこともあり、最後は練習を休ませた」と話していたという。 当然、体力測定や健康検診では異常がなく、今年最初のレースとなる都内の大会やオーストラリア合宿に参加させたのだろうが、白血病の原因は遺伝子や染色体の異常に基づくものとされ、検診で発見できるものではない。とはいえ息切れや疲労のレッドフラッシュサイン(赤旗兆候)があったはずで、実際、今年の初レースで優勝した際も、タイムは昨年のベストより4秒も遅れていた。それらのサインを見すごしていたコーチ、強化委員の責任は重い。 「彼女ほどの金メダル候補であれば、家族の病歴や遺伝子についても知っておく必要がありました。日本は東京五輪で金メダル獲得を急ぐあまり、そこまで気配りできなかったのです。その意味で、日本はまだまだスポーツ後進国と言えるでしょう」(スポーツ専門医) 白血病は「血液のがん」と呼ばれ、難病のイメージが強い。しかし、近年では若い世代で白血病に罹患した人のうち7割以上は治っているというデータもある。 しかし、仮に急性骨髄性白血病だった場合、恐ろしいのは脳出血などによる突然死だ。女優の夏目雅子が27歳で、歌手の本田美奈子も38歳で亡くなっている。 日本水泳連盟は2月12日に行われた会見で、「早期発見」を強調。投薬による予後が良好ならば年内にも練習再開できる可能性があり、東京五輪に期待を持たせる発言をしている。ただ、骨髄移植手術になった場合は維持療法を1年以上続ける必要がある。 「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして欲しい」 池江の祖母は報道陣を前にこう語った。 この言葉がすべてを物語っている。
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スポーツ 2019年02月26日 11時40分
春場所で復帰意向の元大関照ノ富士 前人未踏の道のりを歩めるか?
「0勝9敗6休」に終わった昨年夏場所以降、ここまで4場所連続で全休が続いていた元大関照ノ富士。25日の番付発表では、西序二段48枚目まで降下したその力士が、来たる春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)で復帰の意向を示していることが報じられている。 報道によると、今回の一件は師匠である伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)が明らかにしたもの。戦いの舞台である大阪に入った後、26日から部屋での稽古に参加する予定であるという。 膝の痛みや糖尿病、さらには腎臓結石に悩まされ、長らく本場所の土俵に立つことができなかった照ノ富士。このまま春場所の初日に出場すれば、元大関としては初めて序二段で相撲を取ることになる。 しかし、仮に復帰したとしても、春場所で好成績を残せるとは限らない。満身創痍の体が再び悲鳴を上げれば、序二段といえども白星を積み重ねることは極めて厳しい状態となるだろう。また、仮に体の調子が良くても、相撲勘が戻っていなければ、これもまた厳しいことには変わりない。 ただ、それでもなお復活を願うファンは多く、ネット上にも「まだ若いから焦らず頑張ってほしい」、「体調が万全ならすぐに番付戻せるはず」、「豊ノ島のような復活劇を見せてくれ」といった応援のコメントが数多く寄せられている。もちろん、筆者も同じ気持ちだ。 初土俵から所要25場所(歴代3位、幕下付け出しを除く)で、大関の座を掴んだ照ノ富士。角界随一の才能と実力を持った力士であるということは、この記録を見ても分かる通り。現状は期待よりも不安の方が大きいことは否定しないが、体調とモチベーションが整っていれば、このような見通しはいとも簡単に覆せるはずだ。 先に述べた通り、元大関が序二段で相撲を取れば史上唯一。しかし、ここから場所ごとに着実に番付を戻せば、その足跡1つ1つもまた史上唯一となる。長らく辛酸をなめ続けてきた照ノ富士が、ここから前人未踏の道のりを歩んでくれることを大いに期待したい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月26日 06時00分
巨人・原監督を悩ます「岡本和真の休養」と「5番バッター」の選択
打順を、もう一度考え直す必要がありそうだ。約1カ月に及ぶ2月キャンプの最後の週末、原巨人は東北楽天、北海道日本ハムと試合を行った。キャンプで積み上げてきたものを実戦の場で試す貴重な対外試合だが、その重要な機会で「4番」を務めたのは、40歳で開幕戦を迎える阿部慎之助だった。 巨人の4番は岡本和真(22)ではないのか? 原辰徳監督(60)も主砲として育て上げる決意を口にしていたはずだが…。 「21日、練習を一人で早々に切り上げ、別メニューとなりました。怪我ではなく、かなり疲れがたまっているみたいで、首脳陣がこのまま他選手と同じ練習をさせていたら怪我につながると判断し、別メニューにしたんです」(スポーツ紙記者) 前日の20日は韓国・KIAとの試合に4番で出場した。22日は休養日となっていたため、23日からチーム合流とも思われたが、そうではなかった。週末の対外試合でも休養をもらったということは、相当疲れていると見るべきだろう。 「ケガを負ったと勘繰るメディアもありました。球団は否定しています。軽いメニューではあるが、練習を続けているので、今は球団の発表を信じるしかない」(前出・同) 開幕まで、約1カ月もある。無理をする時期ではないが、気になる情報も交錯している。岡本が開幕に間に合ったとしても、昨季のような活躍を収めることができるのか…。その際、原監督は我慢して4番で使い続けるのか、それとも、大型補強の効果で代役を立てるのだろうか。 「仮に岡本が不振に陥った場合、原監督が我慢してでも使うべきと判断すればそうなりますが、そうするにはいくつかの条件が必要となります。まず、3番と5番、岡本の前後を打つ選手が好調なこと。それから、チームが勝ち続けていくことです」 コーチ入閣の経験を持つプロ野球解説者がそう言う。 3番には坂本勇人か、丸佳浩が入る予定。原監督は「2番・丸」の攻撃的な打順も示唆しているから、坂本が有力だろう。実績十分の坂本はともかく、不安が残るのは5番だ。外国人選手が予定されているという。ゲレーロか、ビヤヌエバのどちらかだ。ゲレーロは気まぐれな性格が災いし、昨季は不振に終わった。ビヤヌエバは来日1年目。変化球の多い日本人投手の配球に適応できるかどうかは、オープン戦終盤になるまで判断がつかない。両外国人選手は計算が立たないのだ。 一方で、こんな評価も聞かれた。巨人を偵察するライバル球団のスコアラーが、今、もっとも警戒しているのは、丸でもなければビヤヌエバでもなかった。2年目の捕手・大城卓三(26)だ。 「新人だった昨季も良いバッターだと思いましたが、プロのスピードにも慣れたのか、打球がより鋭くなった。大城がスタメンに入ったら、はっきり言ってコワイ。でも、ポジションが捕手なので、阿部、小林(誠司)、炭谷(銀仁朗)との競争になる。主に代打起用になりそうだが、もったいないね」 NTT西日本時代は一塁の守備に入ることもあった。一塁はビヤヌエバが入る予定なので、こちらもチャンスはなさそうだ。また、原監督は6年目の和田恋に期待を寄せており、登録は外野手だが、一塁の守備練習を受けさせていた。大城を一塁で使うとなれば、レギュラーが予定されている選手の守備位置を大きく動かさなければならなくなる。 「大型補強がなければ、大城の打撃力は巨人内でももっと評価されていたと思う」(前出・スコアラー) 岡本の後を2年目の生え抜き・大城が打つ。そういう打順なら、ファンも応援しやすくなるはずだ。岡本の“休養”がこのまま長引いた場合、5番バッターを誰にするのか、もう一度、冷静に考え直す必要が出てきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年02月25日 18時20分
「スケートが嫌いになった」高橋大輔の引退理由が深刻 悩みがアイスショーにも表れていた?
25日、フィギュアスケートの高橋大輔選手が朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演。フィギュアスケート引退時の胸中を語った。 高橋選手は2014年10月にいったん引退を発表し、3年間ニューヨークで語学留学。帰国後はキャスターやアイスショー、舞台に出演するなど活躍していたが、昨年7月に現役復帰を果たしている。番組内で高橋選手は、引退に至った経緯を「気力がなくなって、好きだったスケートがすごく嫌いになった」と吐露。「引退発表まで半年間あったので気持ちが戻るかと思ったんですけど、どんどん離れていく自分がいた」と当時スケートから気持ちが離れていたことを告白した。 さらに「アイスショーは楽しかったか」と質問されると、「スケートが嫌になってしまっていた」と述べ、「お客さんには失礼なんですけど、すごく嫌々やっている自分がいた」と振り返る。「(引退前の2年間結果を残せなかったことで)自信をなくしてしまっていた」「モチベーションを上げられなかった」と自分を責めていたとのことだった。 こうした中で現役復帰したことについて「中途半端な感じで現役引退を発表したので、そういった意味では残してきたことがあるのかな、と思いました」と語り、復帰後は「成績が出なくて、自分の評価を下げてしまうのではないか」という恐怖があったという。その上で現在は「スケートが必要だなと思いました」「やるしかない」と前向きな気持ちを口にしていた。 これに対してネットでは、「イヤイヤやってたのがショーに表れてた」「お客さんの気持ちを思うと…」「ファンは高価なチケット買って見に行ってたんだけど」という厳しい意見もあったが、「気持ちわかる」「正直に話してくれて嬉しい」「やっぱりスケートが軸にないと」「好きだと思い込むのも手だよね」など、好意的なコメントも散見された。 現在高橋選手は、源氏物語のコラボアイスショー『氷艶』への出演を予定している。“自信を無くしていた”という時期、2017年にも出演しているショー。当時、自身のインスタグラムに、稽古の様子や仲間との写真を多数投稿し、公園終了時には「最高に、楽しんだ!!」ともコメントしていた。その言葉は偽りだったのかが気になるところだが、一度嫌いになったとはいえ、今後もスケートを通じた活躍に期待できそうだ。本文中の引用について高橋大輔の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/d1sk_t/
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全日プロ8・30両国国技館大会 高山シラッ 三冠戦がなぜセミか 諏訪魔答えてみろ!!
2009年08月21日 15時00分
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みちのく サスケ 無の境地でV狙う
2009年08月21日 15時00分
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DDT HARASHIMA 先輩後輩対決に意欲
2009年08月21日 15時00分
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スイング総集編
2009年08月20日 15時00分
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全日8・30両国大会緊急特報 諏訪魔 高山を原爆葬
2009年08月20日 15時00分
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大日本プロレス デスマッチ王山川 血の勝利
2009年08月20日 15時00分
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沖縄プロレス地元に根づく
2009年08月20日 15時00分
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K-1 プロレスが船木の死に場所 谷川EPが猛ゲキ
2009年08月20日 15時00分
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渋谷淳の渾身のローブロー
2009年08月20日 15時00分
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新型インフル力士直撃 秋場所ピンチ!?
2009年08月19日 15時00分
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全日8・30両国大会緊急特報 船木 新日参戦へ
2009年08月19日 15時00分
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全日8・30両国大会緊急特報 西村“長州征伐”へニンジン作戦
2009年08月19日 15時00分
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ノア 森嶋、佐々木GHCタッグ挑戦
2009年08月19日 15時00分
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メジャーリーグ極秘情報 レッドソックス・田沢編
2009年08月19日 15時00分
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2009年火祭り優勝者 プロレスラー・崔領二インタビュー
2009年08月18日 15時00分
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全日本プロレス8・30両国特報 武藤「奥の手」使う
2009年08月18日 15時00分
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新日本プロレス 棚橋弘至 右目重傷でIWGP王座返上!
2009年08月18日 15時00分
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新日本プロレス 9・27神戸大会 真壁VS中邑で王座決定戦
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