船木は18日、サムライTVの対談番組で獣神サンダー・ライガーと再会した。新日本入門はライガーが1年早く、船木は後輩にあたるが、昔から気の合う2人は気兼ねなく話せる間柄。約20年前のヤングライオン時代のこと、一緒にサーキットをしたイギリス遠征時代のエピソードなど、当時の思い出を語り合った(放送は24日23時〜24時)。
興味深い話としては、船木はイギリス遠征後に新日本からUWFに移籍(1989年4月)しているが、実は遠征前に高田延彦、山崎一夫が開いてくれた送別会で勧誘を受けていたことを告白。その時、イギリス遠征後にUWFに入る約束を交わしたことを明かした。
ライガーは船木が全日本プロレス8・30両国大会でプロレス復帰することについては「すべてに期待する。話題性もあるし、センスもある。船木の復帰は温故知新という側面もあって、一度振り向いて、将来のプロレスがどう進むべきかを見つめ直すタイミングなのかもしれない」と大歓迎の姿勢。
船木は両国大会に向けて、調整は順調に進んでおり「15歳で始めた仕事なので、細胞が覚えていて体が勝手に動く。リングに上がることができれば生きていける」という。
さらにライガーは、船木との再会に運命を感じ、新日本への参戦を要望。「棚橋、中邑、後藤とやってほしい。面白い試合になる。みんな見てみたいはず」とラブコールを送り、自身もライバルであった船木との対戦を希望した。
船木は現在、両国大会に全神経を集中させているが、8月30日以降については「復帰してからは制限をしていない。可能性は広めていきたい」と古巣への参戦に前向きな姿勢をみせた。新日本のいまの選手については、棚橋の試合を見たことがあり「使う技がオリジナルで、けっこう印象に残っている」。船木のプロレス復帰で、マット界は大きく動き出す。