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【045 BAY ARENA】インディプロレス版”夢の架け橋”16団体、50選手が横浜に集結!セミでは葛西純、竹田誠志、宮本裕向のデスマッチファイターが3WAYで熱戦!

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045 BAY ARENA

<2月23日 横浜ラジアントホール 観衆333人(超満員札止め)>

 団体の垣根を越えた伝説のプロレス興行「045 BAY ARENA」が開催されてから早1年。さらにスケールアップした第二回大会が行われた。

 ”どの試合がメイン”でもおかしくないぜいたくな大会は、16団体から50人の選手が集結。計10試合の白熱したバトルが繰り広げられた。

 豪華メンバーがそろった大会の中でも、ハードコア3WAYマッチ形式で行われたセミファイナルは、デスマッチファンを中心に注目度が高かった。”デスマッチのカリスマ”葛西純、"クレイジーキッド"竹田誠志、"デスマッチ・ヤンキー"宮本裕向がそれぞれタッグで対峙したのだ。

 この3人は日本プロレス界でも屈指のデスマッチファイターとして知られ、何度も死闘を繰り返しているライバル。葛西と竹田は昨年のクリスマスに”キングオブフリーダムチャンピオンシップ”のベルトを賭け激突。両者大流血の凄惨な試合を葛西が制し、王者竹田からベルトを奪った現在進行形のライバル関係。宮本も昨年のクリスマスイブに、自らが所属する666(トリプルシックス)の初代666認定無秩序無差別級王者を獲得。今年も大日本やFREEDOMSなど、他団体にも精力的に参戦している。どこのホームリングでもないこの大会でどのようなファイトを展開するのか。興味深いマッチメイクとなった。

 試合は早々に竹田がハサミを取り出し、宮本のパートナー・平田智也の額をザクザクと突き刺し、いきなりの流血戦に。椅子や脚立が振り乱される乱戦の中、葛西のパールハーバースプラッシュや、宮本の蒼魔刀などオリジナルテクニックも随所に見られる見応えのある熱戦が繰り広げられた。最後は葛西が平田の額に大量の竹串をぶっ刺したまま、リバースタイガードライバーを炸裂させ、観客の悲鳴がとどろく中スリーカウントを奪った。

 その他にもメインで全日本プロレスの身長196センチの”大巨人”石川修司と、”ビル・ロビンソン最後の弟子”身長191センチの鈴木秀樹の”元BJW認定世界ストロングヘビー級王者”同士のぶつかり合いや、フリーダムス佐々木貴とW-1カズ・ハヤシの社長対決が見られた。

 第4試合の女子プロレスでは尾崎魔弓、アジャ・コングのレジェンドレスラー2人が対戦。第6試合では田中将斗、マンモス佐々木、怨霊の夢タッグ相手に、地元出身のKAIが自由なファイトを展開する試合もあった。第7試合ではジャケットを着たままファイトする黒潮“イケメン“二郎とタッグを組んだ田中稔が、まさかのベイスターズのユニフォームを着込んで試合をするサプライズも。超満員にふくれ上がった観客は3時間近いロングラン大会を満喫していた。

 大会の主催した“BAR 045“のオーナーRyoは「これからも横浜のプロレスを盛り上げる!」と宣言。3回目の大会開催にも「店が潰れないこと」を前提に前向きな考えを示した。これには観衆も参加したレスラーたちからも、大きな拍手が送られた。夢のような大会の定期継続開催を、横浜の街は待ち望んでいる。

取材・文 ・ 写真/萩原孝弘

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