練習場でアマチュアの皆様に一番注意していただきたいことは良い玉を打とうとしない、気持ち良く振ろうとしないという点です。
「えっ、なんで?」と思われるかもしれませんが、練習場を見渡すとほとんどの人がドライバーを振り回しているのが分かります。それは気持ちが良いからです。
しかし、そういう練習の仕方をしていると、コースに出る前日の練習では当たったのに、当日ふたを開けたら全然当たらない。そういう経験した方も多いと思います。
練習場では結果を追いかけてはいけません。どういう感覚で、どういう位置にクラブが来ているのかということを意識しながら身体感覚を研ぎ澄ましましょう。その上で、同じ感覚でコースで振ってあげれば練習場と同じ結果が出せるようになります。
そのために日々のスイングチェックをこまめにやりましょう。最寄の練習場のPGAプロにカメラでチェックしてもらうのがいいと思います。
(1)グリップ 隙間のないように柔らかく、両手の一体感を感じられるように握りましょう。
(2)アドレス 尾てい骨が上を向くようなイメージで胸を張り、下半身にしっかり力を入れましょう。
(3)体の回転 前傾角度を意識して背骨を軸に捻転運動をやりましょう。
(4)テークバック 飛球線を平行にフェース面がシャットにならないように意識して動かしましょう。
(5)トップポジション 物足りないくらいの位置で止めるの理想的ですが右足にしっかり体重を乗せましょう。
(6)切り返し トップで作った形を崩さないように優しく切り返してあげましょう。
(7)ダウンスイング 手首の角度をキープしながら右足を踏み込むように下ろします。右肩が突っ込まないように。
(8)インパクト ハンドファーストを意識して左肩が開かないように。体の内側に力をためるようなイメージで。
(9)フォロースルー ボールを押し込むように低く長くヘッドを動かしましょう。押し出すような感覚で。
(10)(11)フィニッシュ バランスよく立てるように意識しましょう。うまく立てない人はどこかで力んでしまっていると思って間違いありません。
<プロフィール>
おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。
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