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エンゼルス・大谷、ホームラン競争の特別ルールが追い風に? 大活躍の裏でMLBに起きている異常事態とは

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大谷翔平

 米オールスターゲーム・ホームランダービーの組合せが発表された(7月8日/日本時間)。“本命”大谷翔平選手は1回戦でナショナルズのフアン・ソト外野手と対戦する。

 「今年のホームランダービーに関する注目度が、さらに高まりました」(米国人ライター)

 その理由は、「特別ルール」の採用が決まったからだ。

 ホームランダービーは球宴前日の7月12日(同13日)に開催される。8人の選手がエントリーされており、1対1のトーナメント方式で決勝戦まで計3ラウンドが行われる。特大ホームランを2本打ったら、30秒間のボーナスタイムが与えられる。「限られた時間内にたくさん打った方が勝つ」という、シンプルなルールだ。

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 今回採用される特別ルールというのは、“飛ぶボール”だ。米各紙では「ダービーボール」「保湿室を使用しないボール」と称されていた。

 日本では紹介されていないが、今季のメジャーリーグは「歴史的な投高打低」の傾向にある。大谷が日本人メジャーリーガーのシーズン最多ホームラン数を塗り替えたためか、日本にいるとピンと来ない話だが、メジャーリーグでは公式球の材質を少しだけ変えている。飛距離を落とし、機動力や、「アウト、セーフか?」の間一髪を争うスリリングな展開を増やすのが目的だった。

 また、今季から公式球を保湿室で管理されるようになった。保湿室を使わず、ボールの乾燥具合が高まれば、飛距離は増す。ド派手なホームランショーになりそうだ。

 「ホームランダービーなのに、1ケタ台の少ない数での争いになったらシラケてしまいます。同ダービーと球宴の舞台となる『クアーズ・フィールド』は高地にあるため、ホームランの出やすい球場と位置づけられています。お祭りなんだから、派手にホームランを量産してくれということ」(前出・同)

 ホームランダービーを契機に、各チームの大谷への警戒はさらに高まるだろう。ア・リーグ本塁打王争いのトップに君臨しているせいもあるが、エンゼルスも“大谷効果”で勝率が上がってきた。直近の10試合で見れば、8勝2敗。地区優勝争いにはまだ遠いが、首位アストロズ、2位アスレチックスは「下位チームに取りこぼしをしたくない」とし、エンゼルス叩きを仕掛けてくる。

 「後半戦は投手よりも、打者としての出場が増えそうです。大谷が欠場すると得点能力も落ちるので」(特派記者)

 対戦チームのピッチャーは大谷を封じ込めるため、ストライクを投げてくれなくなる。敬遠の場面も増えるだろう。勝負をしてくれないイライラで調子を崩す選手も多い。ホームランダービーを勝ち抜くヒケツは、集中力だとされている。後半戦も好調さを持続してほしい。(スポーツライター・飯山満)

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