サスケは6・19後楽園大会でハヤトが保持する王座に挑んだが惜敗。しかし、みちプロのトップに立ち続けながら、いまなお先輩のウルティモ・ドラゴン、グラン浜田、大物のメキシコ選手らを追いかけるサスケは「世代交代は勝ち負けだけではくくれない」という。サスケが考える世代交代は「名実ともに団体の顔になること。それはどういうことかと言うと、名前ひとつでお客を呼べるメーンイベンターにならないといけない」と定義づける。
さらに王者としてみちプロをけん引するハヤトに関しては「リング上の実力は私より上をいっている。東北各地でのハヤトへの声援、期待をみていると、名実という部分でリーチがかかっている。あとはもっと場数を踏んで、各方面に名前を売らないといけない」と真のエースまであと一歩に迫っているとした。
「鉄人」は8・29新木場大会で最終戦を迎えるが、首位に立つサスケに気負いはない。「優勝すれば『お前らまだまだだな』となるし、優勝できなければ『私も歳を取ったな』となる。ただリーグ戦で各選手に訴えたいのは、限界はないんだよと」。サスケは無の境地で若手たちに“レスラーのあり方”を示していくつもりだ。