やはりG1で負ったケガの代償は大きかった。16日に行われた「G1クライマックス準決勝」の中邑真輔戦で、棚橋は10分過ぎに右目にハイキックを食らって負傷。試合に敗れて大会後はすぐさま病院直行し、即入院するハメになってしまった。
この日は午前中に精密検査を行い、午後から3時間に渡って手術。全治1カ月の診断を受け、同社広報によれば「棚橋選手はIWGP実行委員会が決めた裁定に従うとのことでした」とのことから、無念の王座返上と時期シリーズ全戦欠場、併せて9・27神戸大会で予定されていた防衛戦も消滅することになった。
痛すぎる大黒柱の離脱。同社の菅林直樹社長は「選手生命はもちろん、日常生活にもかかわるようなケガですから、しょうがないことです。全治は1カ月ですが、それから復帰するまでにはプラスどのくらいといった感じ。しっかり治してもらいたい」と頭を抱えていた。