スポーツ
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スポーツ 2014年02月14日 11時45分
2014年プロ野球キャンプ情報 ニューフェイスは戦力になるか?(埼玉西武編)
二塁・浅村栄斗(23)。昨季4番も務めたこの男のポジションは、一塁でも遊撃でもなかった。もともとは守備の巧い選手である。ショートでは失策も見られたが、足が速く、守備範囲も広い。他選手であれば外野に抜けている打球にも追いつき、失策にカウントされたものもある。昨年は中島裕之が抜け、今季は片岡浩大もいない。浅村への期待は当然大きくなるが、伊原春樹・新監督が、あえて高い守備能力が求められる二塁にコンバートしたのは、打撃だけではなく、「攻守の要になれ!」という檄も込められていたのだろう。 『二塁・浅村』が定着すれば、ベンチスタートとなってしまうのが、片岡の人的補填で移籍してきた脇谷亮太(32=前巨人)だ。 伊原監督は巨人時代の脇谷が出場機会に飢えていたことを知っている。正二塁手(片岡)の退団、その補填で来た脇谷に易々とレギュラーの座を与えないのも「厳しく育てる伊原流」だろう。脇谷の鋭い打球は西武に入っても見劣りしない。挟殺プレーでも堅実な守備を見せていたのでチャンスはあるだろう。 また、内野には新外国人のコーディ・ランサム(37)が加入。01年からのべ9球団を渡り歩いた苦労人で、内野の全ポジションが守れる。このランサムが遊撃でノックに入る場面もあったが、「メジャー中継でお馴染みの強肩送球で打者走者をアウトにする」守備ではなかった。身体能力の高さにモノを言わせるのではなく、外国人遊撃手には珍しい忠実プレーの内野手だった。打撃も“堅実”だ。バットスイングも力ではなく、芯でボールを捉えて飛ばしている。スイング全体に軟らかさが感じられ、変化球の多い日本の野球スタイルにも適応できそうだった。 外野陣には森本稀哲(32=前横浜DeNA)が加わった。 だが、森本は『西武野球』をもう一度認識し直さなければならないと思った。秋山翔吾、熊代聖人、栗山巧らと外野ノックを受けていたときだった。河田雄祐コーチは意図的に緩い打球を放ち続ける。森本は守備にも定評のあった選手だが、 「遠投の練習じゃない。しっかりとチャージしろ!」 と、同コーチの喝がグラウンドに響き渡った。「捕球と同時にスローイングできる体制をきちんと作れ」という意味だろう。栗山や秋山たちの捕球姿勢は「すぐにでも投げられる」よう、腰が入っている。だが、森本は捕球した後、もう一歩か二歩動いてからスローイングの姿勢に入るのだ。この捕球の仕方では、堅実野球の西武では生きていけない…。 ブルペンでは、FAの人的補填で移籍してきた中郷大樹(29)と新人の山口崇之(24=トヨタ自動車東日本/B班)が目に付いた。この2人は前評判よりも真っ直ぐに威力がある。とくに山口は「高校、社会人時代は故障も多かった」と聞いているが、投球フォームに無駄な力は全くなく、体のどこか一カ所に無理をさせているようには見えなかった。カーブの軌道も大きい。ドラフト5位? よくこの順位で残っていたものだと思った。 新外国人投手のグレッグ・レイノルズ(29)とマイケル・ボウデン(27)だが、特徴の違う右投手を揃えたようである。ボウデンはフォークボールがあり、ストレートで攻めてくるタイプ。レイノルズは140キロ台半ばだが、201センチの長身の全てを使って投げているので、投球そのものに“威圧感”がある。カーブ系、スライダー系の何種類かの変化球を投げ分けており、持ち球は多い。どのボールが日本で有効なのかはテストしながら決めるのだろうが、一つ一つの精度が高い。両外国人投手はともにオーバーハンド。この2人がローテーションを守ってくれれば、今季より救援にまわるサイドハイドの十亀剣も生きてくる。西武の投手力は再整備されたと言っていい。 近年はペナントレース前半で出遅れが優勝争いに影響した。代打でもいい。起爆剤で森友哉(18=大阪桐蔭)を“お披露目”させる方法もあると思うが…。
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スポーツ 2014年02月13日 19時00分
やはり谷繁兼任監督はダミー 中日・落合GMが強権発動する4番小笠原
中日・落合博満GM(60)の現場介入が波紋を呼んでいる。今キャンプの中日の話題は谷繁元信兼任新監督。ドラゴンズにどのような指導を施すか注目されたが、いきなり「軍師・落合官兵衛」にその役を奪われた。ウインドブレーカーに身を包み、ブルペンで若手投手を指導する谷繁兼任監督をよそに本球場で打撃指導を続けているのだ。 「もともと、中日は落合GMの実質監督を描いていた。谷繁兼任監督は当初からダミーだったのです。選手たちも取材陣も、ようやくそれがわかった。いかにも落合らしいイヤラシイ手口ですよ」(スポーツ紙デスク) 沖縄・北谷キャンプでどよめきが起こったのが、第2クール初日の2月5日の打撃練習だった。それまで静観していた落合GMが、荒木がティー打撃を始めると自らバットを持ち、例の神主打法でバットの出し方をアドバイス。3年ぶりの直接指導に荒木は苦笑いしていたが、その後に事件が起きた。 落合GMは隣で練習していた谷繁兼任監督にも声を掛け、お手本のスイングを披露。GMの出過ぎた監督指導にネット裏の偵察部隊も驚いたが、練習中の中日ナインはもっと驚いた。両者の位置関係がくっきりと表れたからだ。これに努めて平静を装ってきた谷繁兼任監督もむっつり。 「どこがGMなものか。落合氏が実質監督」と、偵察メモに書き込んだライバル球団007は「逆に今年の中日は警戒が必要。徹底して張り付きます」と言う。 別の偵察担当者が続ける。 「新チームのキーマンは巨人から移籍してきた小笠原。日ハム、巨人時代と常に練習パートナーを務めた落合GMとの信頼関係は今も揺るがない。落合GMが助言を求める相手は、谷繁兼任監督ではなく常に小笠原道大。最高年俸4億3000万円だった男を3000万円で呼んだ手前もあり、もう一度、花を咲かせたいのでしょう。隠し玉は4番小笠原かもしれません」 黒衣を着てこそ「策士」なのだが、中日の“軍師官兵衛”にはその気などサラサラない。この火種が吉と出るか凶と出るか。
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スポーツ 2014年02月13日 15時30分
シューカツの春? 12球団スカウトがセンバツよりも重要視する『練習試合』
多忙な春になりそうだ。阪神ゼネラルマネージャーの中村勝広氏(64)が「センバツ大会を直接視察したい」とし、球団にスケジュール調整を要請していたことが分かった。 大型右腕・安楽智大投手(済美)、昨夏の甲子園優勝投手の高橋成光投手(前橋育英)は出場しないが、今年のセンバツはドラフト上位指名が予想される逸材も多い。しかし、センバツ大会の会場は甲子園球場である。自軍の本拠地であり、わざわざスケジュール調整させるほどではないと思うが…。 「センバツ大会と『重要事項』の日程が重なるからです」(球界関係者) 阪神二軍が3月に京都大学野球部と練習試合を行う。京都大には田中英祐なる(4年)好投手がいる。彼を一躍有名にしたのは、3年秋のリーグ戦で延長21イニングを1人で投げきってみせた(無失点)。対戦校は優勝争いをしていた立命館大学である。リーグ戦0勝ながら『ベストナイン』にも選ばれ、『関西学生野球連盟』では「ナンバー1右腕」と評するスカウトもいるほどだ。 在京球団スカウトがこう言う。 「関東地区担当のスカウトチームにVTRを見せたことがあります。『東京六大学、首都リーグの投手と比べても見劣りしない』と評価する声もあれば、『様子を見た方が良い』と慎重な者もいました。ただ、全球団が指名候補のリストに名前を入れているのは間違いありません」 この田中が、二軍とは言えプロ相手に登板するとなれば、その力量を確かめるにはこれ以上ない好機である。中村GMがセンバツ視察を中断してでも「見ておきたい」と思うのは当然だろう。 しかも、この練習試合は一般公開されていないが、他球団スカウトの視察は許されている。阪神二軍対京大の視察をすでにスケジュール帳に書き込んだスカウトも少なくないという。 「中村GMは『昨年、一昨年は遠慮していた』と言うんです。何を遠慮していたかというと、GMに就任して間もないので、自分の意見やスカウティング活動を控えていた部分もある、と。担当スカウトの顔を潰さないよう、色々と配慮していたんでしょう。今年は実質3年目なので、遠慮しないで現場(視察)にも出ると意気込んでいました」(前出・関係者) 12年オフは西岡、福留を、13年オフは韓国球界屈指のクローザー・呉昇恒を獲得した。国内FA市場は惨敗だったが、大型補強の仕掛け人は中村GMである。同GMが最重要視したい補強部門はFAではなく、スカウティングということだろうか。
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スポーツ 2014年02月13日 15時30分
年俸5億円男・ラミちゃんが仰天の独立リーグ入り
巨人時代の08〜11年には、年俸5億円をもらっていた男が、国内独立リーグでプレーすることになった。 BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスは2月13日、DeNAを戦力外になっていたアレックス・ラミレス外野手(39)の入団を発表した。14日に記者会見が開かれる予定。 群馬では元阪神、近鉄、楽天投手の川尻哲郎が監督を務めているが、これだけの大物選手が国内の独立リーグでプレーするのは異例。 現在は元メジャーリーガーで元近鉄、中日の大塚晶文投手(42)が監督兼任で信濃グランセローズに、同じく元メジャーで巨人などで活躍した木田優夫投手(45)が石川ミリオンスターズに在籍している。 昨年9月、DeNAから戦力外通告を受けたラミレスは、国内球団からのオファーを待ったが、どこからも声は掛からなかった。独立リーグでプレーして、実戦の感覚を養いながら、NPB(日本野球機構)への復帰をうかがうものと思われる。 ラミレスは01年、ヤクルトに入団し、4番打者として活躍。08年には2年10億円の大型契約で巨人に移籍し、08、09年のリーグ優勝に貢献。12年には2年7億円でDeNAに移り、昨年4月6日には、外国人選手としては史上初の2000本安打を達成した。 しかし、その後、チーム方針から代打に降格。慣れない代打では結果を出せず、同7月18日には来日初の2軍落ち。それでも、腐ることなく、イースタンリーグでは3割を打ったが、1軍からお呼びはかからなかった。 昨季は56試合出場、130打数24安打2本塁打14打点、打率.185に終わったが、NPB13年で、1744試合出場、2017安打、379本塁打、1272打点、通算打率.301の成績を収めている。最多安打3度(03、07、09年)、本塁打王2度(03、10年)、打点王4度(03、07、08、10年)、首位打者1度(09年)のタイトルを獲得している。 大の日本びいきで、日本語もペラペラで、ファンに人気もあるラミレスだけに、群馬では集客効果も期待できそう。ラミレスとしては、なんとしても独立リーグで結果を残して、NPBからのオファーを待ちたいところだ。※年俸金額は推定(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月13日 11時45分
みんな見ていた女子ジャンプ高梨沙羅…番組占拠率は驚異の57.8%
ソチ五輪に出場した日本人選手のなかで、最も金メダルの可能性が高いと思われていた女子ジャンプの高梨沙羅(17)が、涙を飲んだ。 高梨は2月11日深夜(12日未明)、女子ノーマルヒル決勝に臨み、1回目100メートル、2回目98.5メートルの合計243.0点で4位に終わり、女子ジャンプ界初の五輪女王になれなかった。高梨が飛ぶ際、2本とも、ジャンプでは不利とされる追い風となる不運にも見舞われた。 それでも高梨は言い訳などせず、「今まで支えてくれた人たちに、感謝の気持ちを伝えるためにここに来たので、いいところを見せられなくて残念。力不足を痛感させられました。自分ではやることは一緒なので、どの試合も変わらずに挑んでいたつもりだったんですけど、(五輪は)やはりどこか違うところがあるなと感じました。また、このオリンピックに戻って来られるように、もっとレベルアップしていきたいと思います」と殊勝に語った。 その高梨が出場した「ジャンプ決勝・女子ノーマルヒル」(NHK総合=12日午前3時25分〜4時5分)の2本目の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、この深い時間帯で9.6%をマーク。番組視聴占拠率は驚異の57.8%に及んだ。番組視聴占拠率とは、その番組放送時間に対応する各局世帯視聴率の合計に対する番組平均世帯視聴率の占める割合のこと。 今五輪の11日までの高視聴率は、開会式を除けば、平野歩夢(銀メダル)、平岡卓(銅メダル)が出場した「スノーボード予選・男子ハーフパイプ」(TBS=11日午後6時45分〜10時5分)の18.0%(占拠率=23.5%)が最高で、上村愛子が出場した「フリースタイル予選女子モーグル」(6日午後10時54分〜11時59分)の16.1%(同33.6%)が続く。 視聴率はどうしても深夜、早朝の場合は低くなるため、番組視聴占拠率で見ると、これまでの最高は「フリースタイル準々決勝〜決勝・女子モーグル」(NHK総合=8日深夜3時〜4時35分)の54.1%(視聴率=7.3%)で、高梨の女子ジャンプがこれを上回り、いかに注目度が高かったかを如実に示す結果となった。 高梨には18年韓国・平昌(ピョンチャン)五輪で、ぜひ、金メダルを獲って、ソチでの無念を晴らしてほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月12日 15時30分
2014年プロ野球キャンプ情報 ニューフェイスは戦力になるか?(巨人編)
「投打ともに仕上がりが早い」というのが、第一印象だ。キャプテン・阿部慎之助の提案だと聞いているが、巨人ナインは2月1日のキャンプインに先駆けて宮崎入りし、ブルペン投球を開始していた投手も多かったそうだ。 先発陣の一角として期待の掛かる大竹寛(30)だが、「故障歴のある右肩への不安からスロー調整」とも報じられているが、肩は出来ている。キャッチボールでの遠投だが、『山なり』ではなく、スナップを利かせ、低く、伸びるボールを投げていた。「肩は出来ているが、今は慎重に投球数を抑えている」と言った方が適切だ。大竹の加わったブルペンで、「面白い」と思えた投手が2人いた。1人は韓国SKから加入した左腕のクリス・セドン(30)。真っ直ぐはさほど速くないが、変化球の曲がり幅が大きい。『縦のスライダー』だと思うが、ホームベースの手前までストレートと同じ軌道で来る。外国人投手にありがちな「投げ終わってから、体が三塁ベース側に流れる」こともない。腕の振りにもしなやかさがある。193センチの長身ゆえ、投球そのものは「高め」に集まりがちだったが、腕の振りが良いので、ボールに伸びがある。おそらく、この「高めの投球」と「縦の変化球」で幻惑させ、打ち損じを重ねていくのだろう。 育成ながら、一軍キャンプに招集された土田瑞起(24)は要注意だ。「最速148キロ」と選手名鑑にあるが、実際はもっと出ているのではないだろうか。 土田は昨季、二軍で62試合に登板したタフネス右腕であり、自信を持ってフォークボールを持って投げていた。このニューフェイスが支配下登録を勝ち取れるか否かは、この決め球であるフォークボールを「対戦打者に見送られた後、どういう投球が出来るか」だろう。決め球のフォークボールを見送られた後、ストレートで勝負するのか、それとも、2球続けてフォークを投げるのか…。一般論として、フォークボールを持ち球にする投手の大半は「落ちてからの軌道には責任が持てない」というタイプが多い。土田のフォークボールがどれだけ実戦向きなのか、オープン戦の結果を待ちたい。 野手陣では新背番号『8』、片岡浩大(30)が目立っていた。盗塁王のタイトルも獲った経歴からして当り前だが、守備範囲が広いのだ。井端弘和(38)には“風格”も感じられた。同じショートでノックを受ける坂本勇人が時折、アドバイスを求める。井端は自身のグラブを傾けながら、何かを伝えている。この井端を二遊間のスペアに予定しているそうだが、中日時代と比べ、仕上がりは早い。60〜70メートルのキャッチボールでも、勢いのあるボールを投げていた。坂本は外せないが、片岡、井端の両方をスタメンで使うべきではないだろうか。一塁でノックを受けていたのは、主にホセ・ロペスと中井大介。聞けば、巨人は一塁手が内野守備のサインを出すチームだという。素人発想だが、二遊間を守れる“守備のスペシャリスト”が一塁に入ってもおかしくはないと思うが…。 ドライチ・ルーキーの小林誠司捕手(24)は、ブルペンで菅野智之と組む場面も多かった。学生時代、全日本チームで一緒になったからか、息が合うらしい。ボールまわしでの二塁送球のスピードは群を抜いている。社会人野球で揉まれたこの強肩捕手を使わない手はない。ブルペンでの動向からして、おそらく、菅野が登板する日にテスト起用し、その後の様子を見ていくことになるだろう。 とはいっても、打線の中核でもある阿部を欠くことは出来ない。その阿部は負担軽減で何回か『スタメン一塁』を経験している。成長著しい中井に外野の練習をさせたのは、“急造一塁手”も使えるよう、空席を作っておいたのか? レスリー・アンダーソン(31)外野手だが、キャンプ序盤のフリー打撃では力を抜いてのバッティングしか披露していない。右足を一塁方向に向けたオープンスタンスで構え、投手のモーション開始と同時にその右足を閉じ、それから前に踏み出すタイプ。スイングは左肘をいったん上げ、上から叩きつける感じだ。「対左投手の打率が低い」とは聞いていたが、『左肘を上げる=脇が空く』ため、縦の変化球に対応できないかもしれない。ただ、肩は強かった。足は速くなかったが、この強肩は武器になるだろう。 昨季終盤に頭角を現した今村信貴、昨季の開幕投手・宮國椋丞が先発ローテーションの当落ラインギリギリにいるという。球団創設80周年を優勝、日本一で飾りたいのは分かるが、14年は若手の出番があまりないかもしれない。
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スポーツ 2014年02月11日 15時30分
師匠・宮城野親方と友綱親方の確執で、横綱・白鵬がとんだとばっちり
横綱・白鵬(宮城野)が、師匠・宮城野親方(元前頭・竹葉山)と友綱親方(元関脇・魁輝)との確執が原因で、とんだとばっちりを受けた。 2月9日、東京・両国国技館で、「第38回日本大相撲トーナメント」(勧進元=フジテレビ)が開催されたが、横綱土俵入りを行った白鵬の相棒が、いつもと違っていたのだ。 これまで、同じ伊勢ケ浜一門で友綱部屋の旭天鵬が太刀持ち、魁聖が露払いを務めていたが、この日は、時津風一門の豊ノ島(太刀持ち=時津風)、出羽海一門の臥牙丸(露払い=木瀬)を従える緊急事態となった。一門外の力士が横綱土俵入りの太刀持ち、露払いを務めるのは異例。 白鵬は「友綱親方が『もう貸さない』と、師匠(宮城野親方)に言ってきたようです。春場所もこのままだと思う」と落胆。春場所(3月9日初日=大阪)でも、土俵入りの相棒が変更されることが確実となった。 いったい、宮城野親方と友綱親方の間に何があったのか? どうやら、1月31日に行われた日本相撲協会の理事候補選挙に原因があるようだ。 同理事候補選には、伊勢ケ浜一門から伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が立候補したが、元理事の友綱親方も強引に立候補。同じ一門から2人が出馬する形になったが、伊勢ケ浜親方は予定通り9票を得て当選。友綱親方も他の一門からの票をかき集めて7票が入って、辛うじて最下位(定数10)で当選を果たした。 その際に、宮城野親方が友綱親方ではなく、伊勢ケ浜親方を推したため、友綱親方がへそを曲げてしまったというのだ。 なんとも、子どもじみた話ではあるが、友綱親方が今後も意地を張るようなら、伊勢ケ浜一門内で孤立しかねない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月11日 14時45分
プロ野球キャンプでファンが最も注目する球団は?
2月1日、プロ野球12球団がキャンプインした。 今季、日本球界にとっては、ナンバー1投手の田中将大(前楽天)が、メジャーに流出するという寂しい話題もあったが、各球団の選手は優勝を目指し、それぞれのキャンプ地で汗を流している。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「2014年プロ野球キャンプ、最も注目する球団は?」との意識調査を、2月1日〜10日に実施。9806票(男性=86.4%、女性=13.6%)の回答があった。 その結果、ダントツで票が入ったのは、やはり盟主・巨人で、2623票(26.7%)と、実に4分の1以上を占めた。今季の巨人はFAで西武から片岡治大内野手、広島から大竹寛投手を獲得。契約更改で大幅減俸を提示され、中日を退団した井端弘和内野手が加入するなど、補強に余念がなかった。新戦力の加入もさることながら、松井秀喜氏が臨時コーチを務めているのが、ファンの大きな関心を呼んだ要因かも…。 2番目は中日、ソフトバンク、DeNA,日本ハムとの5球団競合の末、ゴールデンルーキー・松井裕樹投手(桐光学園)を獲得した楽天で、1361票(13.9%)。田中が去った楽天にとっては、高校球界の奪三振王である松井に、早く独り立ちして、その穴を埋めてくれることを願うばかりだ。 3番目は西の人気球団の阪神で、1164票(11.9%)。4番目は意外といっては失礼だが、広島で1091票(11.1%)。広島には、昨秋、侍ジャパンに招集された大学ナンバー1投手の呼び声も高いドラフト1位の大瀬良大地(九州共立大)が入団し、多くの票が寄せられたようだ。 5番目は選手兼任の谷繁元信監督が就任し、元監督の落合博満氏がGMで復帰した中日で、895票(9.1%)。6番目はオリックスの4番だった李大浩内野手、FAで元中日の中田賢一投手、元日本ハムの鶴岡慎也捕手を獲得するなど、大型補強に成功したソフトバンクで704票(7.2%)。 以下、7番目=DeNA=566票(5.8%)、8番目=日本ハム=359票(3.7%)、9番目=西武=302票(3.1%)、10番目=ロッテ=287票(2.9%)、11番目=ヤクルト=256票(2.6%)、12番目=オリックス=199票(2.0%)の順となった。 注目度が低い球団にも、厳しい鍛錬で、ペナント制覇を目指してほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年02月11日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第9R 完璧レスラーは英国紳士か? 変人か? 〈ビル・ロビンソン〉
プロレスで重要なのはパワーやテクニックなどの“強さ”だけではない。キャラクターやマイクパフォーマンス、さらに王者となれば“人格”までも求められる。 「まだアメリカで地域ごとのプロモーターが力を持っていた時代、テリトリー内を転戦する際に、各地の有力者とトラブルを起こすような人間ではチャンピオンは務まらなかったわけです」(プロレスライター) AWAの帝王バーン・ガニアの後継と目されていたビル・ロビンソンが、ついに同タイトル獲得とならなかったのは、そのためだ。 「実力では文句なしだったロビンソンですが、とにかくプライドが高く、どこかアメリカンプロレスを見下しているようなところもありました。レスラー仲間や関係者との間ではトラブルが絶えず、そのため実力ではロビンソンに一歩譲るものの、人格者だったニック・ボックウィンクルが長期王者になったんです」(同・ライター) 国際プロレスに外国人エース格で参戦していた当時も、巡業先でピーター・メイビアとストリートファイトを繰り広げたとの逸話を残している。またカール・ゴッチとの試合が引き分けに終わった後には「あんたの脚を折らなかったのは“武士の情け”だ」と語り、ゴッチをして「プロレスは殺し合いじゃない」と呆れさせたとも巷間伝えられる。 わずかな日本滞在の間だけでもそうなのだから、本拠とするアメリカとなれば推して知るべしだろう。プロレスファンの間では“華麗なテクニシャン”として語られることの多いロビンソンだが、決してそれだけのレスラーではなかったのである。 全日本プロレスではキラー・トーア・カマタやアブドーラ・ザ・ブッチャーとのラフファイトも互角以上にこなしてみせた。また「手首をキメるだけでも100種類以上の技がある」と語る本格派のシューターでもあった。 ベースにあったのはイギリスの『ランカシャー・スタイルレスリング=キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(CACC)』。これは簡単に言えば“関節技ありのレスリング”で、ロビンソンが基礎を学んだビリー・ライレージムは、ねちっこく相手に絡みつくそのレスリングスタイルが蛇のようだとして『スネーク・ピット(蛇の穴)』とも称された。 そこでロビンソンは「勝った方が賞金を得る」賞金マッチだった時代の欧州プロレスを勝ち抜くための、あらゆる術を体得した。 「彼は19歳と若くしてプロデビューした分、一世代前のレスラーたちとも多く対戦しています。プロレスがショーとガチンコの間だった時代を戦ってきた、その経験が高いプライドの源泉になっていたのでしょう」(同) ロビンソンの全盛時−−速く鋭いタックルから流れるようにキメていく関節技などは、現代の総合格闘技においても通用するのではないかと思わせるだけのものがある。 「ダブルアーム・スープレックスを日本初披露したことから“人間風車”の呼び名が付けられましたが、それによって逆にロビンソンのイメージが限定されてしまったところはあります」(同) 名勝負との誉れ高きアントニオ猪木とのシングルマッチが行われたのは、1975年12月11日、新日本プロレス蔵前国技館大会。この日、同じ東京の日本武道館では、全日主催の『力道山十三回忌追善特別大会』が、日米豪華メンバーにより開催されていた。 「全日による新日つぶし」とも言われたが、それでも猪木vsロビンソンの“一枚看板”は、満員の観客を集めてみせた。当時のファンはロビンソンのことを「モハメド・アリとの格闘技世界一決定戦を間近に控えた最高潮の猪木が、雌雄を決するにふさわしい相手」と認めていたし、実際「カーニバル色の濃い大会より“本物の勝負”が見たいから蔵前に行った」という全日ファンも多くいた。 ロビンソンはその後、全日へ移籍。対日本人としては初の敗戦をジャイアント馬場に喫するなど「既に全盛期は過ぎていた」と自ら語った。それでもジャンボ鶴田を連戦による“実践教育”でエースに育て上げるなど、日本マット界に多大な影響を残したのだった。〈ビル・ロビンソン〉 1938年、イギリス・マンチェスター出身。'68年、国際プロレスに初来日。'75年、猪木と伝説の60分フルタイムドローの試合を経て、以後は全日本プロレスに参戦。'85年に引退後は日本でトレーナーなどを務める。
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スポーツ 2014年02月10日 15時30分
トレード市場で売れ残ったイチローの“控え”確定!? 球団公式サイトが明言
昨年10月に40歳の大台に突入したヤンキースのイチロー外野手が、控え選手扱いとなることが確実となった。 2月6日(現地時間)、球団の公式サイトが今季の外野陣を展望。同記事では、「左翼はブレット・ガードナー(30)、中堅はジャコビー・エルズベリー(30)、右翼はカルロス・ベルトラン外野手(36)。アルフォンソ・ソリアーノ(38)は指名打者に回り、イチローは控えになりそうだ」と明言。 さらに、ジョー•ジラルディ監督によると、「ソリアーノが外野を守ることも希望しているので、その際はバランスを取って、入れ替える」としている。ソリアーノが守備に就く場合は、外野のレギュラー3人のうちの1人が指名打者に回ることになる。 イチローは“5番目の外野手”にすぎず、基本線は守備固め、代走要員となりそうだ。スタメンに起用されるのは、他の4人に休養日が与えられた場合に限定されそう。 昨オフ、11、12年に2年連続40本塁打をマークしたカーティス・グランダーソン外野手(32)がFAでメッツに移籍。ヤンキースは、その代わりに、エルズベリーをレッドソックスから、ベルトランをカージナルスから、ともにFAで獲得。余剰人員となったイチローは、“5番目の外野手”に降格した。 ヤンキースはイチローをトレード要員としたが、他球団が欲しがったのは、まだ若いガードナー。イチローは40歳という高年齢、650万ドル(約6億6500万円)の高年俸がネックとなり、トレード市場で売れ残ってしまった。 開幕をベンチウォーマーで迎えることになりそうなイチローにとって、現状は満足できるものではなく、ヤンキースにとっても、控え選手に650万ドルも払っていられない現実もある。ヤンキースが年俸の一部を肩代わりする形で、シーズン中に電撃トレードが成立する可能性もありそうだ。(落合一郎)
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分