スポーツ
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スポーツ 2014年04月12日 15時02分
打率4割超えでもベンチ 明確になった“5番手外野手”イチローの立場
メジャー14年目のヤンキース・イチロー外野手(40)が、試練の開幕を迎えた。 スプリングキャンプの時点で、“5番手外野手”とされていたイチロー。予想通り、4月1日(日本時間2日)のヤンキース開幕戦では、ベンチスタートなり、出場機会すらなかった。2日(同3日)も出番はなし。 3日(同4日)のアストロズ戦では、8番右翼で初スタメンし、4打数2安打でマルチヒット。翌4日(同5日)のブルージェイズ戦でも7番右翼でスタメン出場し、5打数3安打の猛打賞で、デビュー戦の田中将大投手の初勝利をアシストした。 それでも、5日(同6日)のブルージェイズ戦では、スタメンから外れ出番もなし。6日(同7日)のブルージェイズ戦では3度目のスタメンで、4打数1安打。 スタメンした試合では、しっかり結果を残しているイチローだが、7日(同8日)以降、4戦連続でベンチスタート。出番は守備固め、代走要員に限定され、10日(同11日)のレッドソックス戦では出場機会もなかった。 11日(同12日)のレッドソックス戦では、5試合ぶりに7番左翼でスタメンし、4打数2安打と、好調をキープ。 11日(同12日)現在、チームは11試合を消化。ここまでのイチローの成績は18打数8安打、打率.444と立派なものだが、それでも、スタメン起用が4試合しかないあたりに、“5番手外野手”としてのイチローの立場を明確にしている。 ちなみに、ライバル外野手の11日(同12日)現在の打率は、左翼のブレット・ガードナーが.286、中堅のジャコビー・エルズベリーが.350、右翼のカルロス・ベルトランが.243、指名打者に入っているアルフォンソ・ソリアーノが.216。打席数の違いこそあれ、いちばん高打率を残しているのがイチローだが、それでも、“5番手外野手”に変わりはない。 9日(同10日)のオリオールズ戦では日米通算3018試合出場となり、野村克也(西武など)が持つ3017のNPB最多出場記録を更新したが、大記録達成の試合が代走のみの出場では、なんとも寂しい。 このままいけば、イチローの出番は著しく少なくなる。レギュラー4人の外野手に休養日を与える日しか、スタメン機会はないだろう。ヤンキースに残るかぎり、その苦闘は続くことになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年04月10日 14時25分
田中マー君 またまた序盤に本塁打浴びる! 本拠地デビュー飾れずも、まずまずの投球
4月4日(日本時間5日)、敵地・トロントでのブルージェイズ戦で、メジャー初登板初勝利を飾ったヤンキース・田中将大投手(25)が、同9日、(同10日)、ヤンキースタジアムでのオリオールズ戦で本拠地デビューを果たした。 田中は前回の登板同様、7回(101球)を投げ、7安打1四球3失点、10奪三振。同点の場面で降板したため、勝敗は付かなかった。 デビュー戦ではいきなり、初回先頭打者に本塁打を浴びるなど、序盤の2回で3失点したが、この日は2回に2安打された後、9番打者のジョナサン・スクープ内野手に、よもやの3ラン本塁打を食らった。 3、5回には得点圏に走者を進められたが、失点は許さず。4、6、7回は3者凡退に抑え、前回同様、尻上がりの投球でマウンドを降りた。 試合はヤンキースが2回に2点、4回に1点を奪い、3-3の同点の場面で、田中は降板し、勝ち負けは付かず。最後は4-5でヤンキースが敗れた。 2度目の登板は、デビュー戦と同じように、序盤に本塁打を喫するなど3失点した田中。それでも、立ち直って修正するあたりはさすが。2試合とも、7回3失点は、十分に先発投手の役目を果たしている。 試合後、田中は「全体的に粘れていたと思いますが、やはり、走者をためて本塁打というのは、悔やまれます」と話し、課題となる序盤の投球については、「もちろん修正を図っていかないといけない部分ですけど、2試合で捕まるのが多いというのは、そんなことはまだまだ分からないと思います。2試合だけでは言われたくないです」とコメント。慣れない中4日については、「全然問題なかったと思います」とした。 自軍のジョー・ジラルディ監督は「回を重ねるごとに良くなった。厳しい場面でよく粘った。一番内容が良かったのは、最後の7回だった」とまずまずの評価。敵軍のバック・ショーウォルター監督は「素晴らしいスプリットを投げる、いい投手だ」と評した。 味方の援護で黒星は付かなかった田中。次回登板では、課題の序盤を修正できるかがポイントとなりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年04月09日 10時10分
プロ野球ファンが予想するセ・リーグ優勝チームは?
プロ野球は3月28日に開幕。セ・リーグでは、読売巨人ジャイアンツと広島東洋カープがスタートダッシュに成功した。 4月6日現在の順位は、巨人と広島が6勝2敗で同率首位。勝率5割を超えているのは、この2チームだけで、4勝5敗の阪神タイガースが3位。3勝4敗のヤクルト・スワローズが4位、スタートダッシュにつまずいた中日ドラゴンズが3勝6敗で5位、DeNAベイスターズが2勝5敗で最下位となっている。 「Yahoo!ニュース」では、「2014年のセ・リーグ優勝チームは?」との意識調査を、3月27日〜4月6日に実施。8万4087票(男性=86.6%、女性=13.4%)の回答があった。 その結果は、巨人が4万5784票(54.4%)を集め、過半数を超えた。調査期間が開幕前から6日までだったこともあり、開幕から好調の広島が1万3948票(16.6%)で2番目につけた。 昨季2位の阪神は9179票(10.9%)で3番目。谷繁新体制となった中日は、6913票(8.2%)で4番目。DeNAは5126票(6.1%)で5番目。昨季、最下位のヤクルトは3137票(3.8%)で6番目の順となった。 昨季、リーグ優勝の巨人は、ただでさえ強いのに、片岡治大内野手、井端弘和内野手、大竹寛投手、キューバ出身のレスリー・アンダーソンらを獲得。大型補強でさらに戦力拡大した巨人の優勝を予想したファンが、過半数を超えるのは至極当然で、7割、8割の票が入ってもおかしくないところ。 昨季、16年ぶりのAクラスで3位となった広島は、ドラフト1位の大瀬良大地(九州共立大)、同2位の九里亜蓮(亜細亜大)が早くも活躍するなど、優勝争いにも加わりそうな勢いで、2番人気も納得。その他の4チームには奮起を期待したい。 果たして、セ・リーグを制するのは、絶対的な戦力を誇る巨人か、はたまたダークホースが出現するか? また、「Yahoo!ニュース」では、同期間に「2014年パ・リーグ優勝チームは?」との調査も行い、3万5275票(男性=85.6%、女性=14.4%)の回答があり、ソフトバンク=1万7353票(49.2%)、楽天=7682票(21.8%)、日本ハム=3698票(10.5%)、西武=2504票(7.1%)、ロッテ=2337票(6.6%)、オリックス=1701票(4.8%)の順となった。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年04月07日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第17R まさにレジェンドの中のレジェンド!〈ルー・テーズ〉
プロレスの起源としては19世紀の初頭、イギリスのキャッチ・アズ・キャッチ・キャンや、アメリカでのアマレス賞金マッチなどがいわれるが、現在につながる形を作ったのは紛れもなく“鉄人”ルー・テーズである。テーズの登場以前、すでに「ベビー・フェース対ヒール」「屋内ホール興行」などの様式は出来上がっていたが、1948年にNWAが立ち上げられ、そこでテーズが王者に君臨したからこそ、プロレスは世界的な人気を獲得するに至ったのだ。 NWA立ち上げの前後には、これによる興行独占状態を快く思わない小プロモーションも多く、その中には「実力行使でテーズをつぶして覇権を握ろう」とした輩も少なからず存在したという。しかし、テーズはそうした相手をシュートで次々と下していった。つまりテーズがその実力でもって、NWAという一大ネットワークを築き上げたのである。 そんなテーズの伝説の一つに「引き分けを挟んで936連勝」という記録がある。これは結果が残っている試合だけの数字で、「ローカルでの試合を含めれば2000連勝はしている」との説もある。 「テーズ本人によれば、一番自信を持っていた技は、代名詞ともいえるバックドロップではなく、ダブルリストロック。この技で各地の猛者を倒してきたという自負があってのことでしょう」(プロレス評論家) 単にシュートが強かったというだけではない。 「勝つためというだけならば必要のないドロップキックやフライング・ボディシザース・ドロップも見栄え重視で取り入れて、しかも“名手”と呼ばれるほどの使い手となった。これはつまり強さだけでなく、ショーとしてのプロレスも重視していた証拠です」(同) そんなテーズの初来日は1957年。NWA王座を巡る力道山との名勝負に始まって、1990年、蝶野正洋との師弟対決まで(このときの年齢は何と74歳!)都合30年以上にわたり日本のプロレスファンの前で試合を披露し続けてきた。 初来日時、すでに41歳。以後は下り坂に差し掛かったこともあり、むしろ試合よりも“特別レフェリー”や“立会人”としての印象の方が強いという人も多いだろう。 そうした中でもいまだに伝説として語り継がれるのが、1967年、国際プロレスにおけるグレート草津戦だ。 このときまでにテーズは、力道山だけでなくジャイアント馬場にも星を譲っており、それに続いて3匹目のドジョウを狙ったのが、この年から『TBSプロレス』の番組名で国際のテレビ中継を開始したTBSだった。わざわざこの旗揚げに合わせて、アメリカでグレート東郷をブッカーとして『TWWA王座』なるものを立ち上げ、その初代王者にテーズを据えた。そうして「レジェンド・レスラーのテーズを国際の若きエース候補、グレート草津が破って王座戴冠」というのが、TBSのもくろみだったが、これが最後の最後で裏切られる。 「TBSは放送開始当初から“新時代のスターを分単位で誕生させる”などと言って、草津に勝たせるつもりでいました。しかし、肝心の現場では“まだデビューから2年ほどの草津がテーズに勝つなどトンデもない”という意見が支配的だったのです。それでも国際側は“せめて引き分けなど好勝負をさせて今後に期待をつなげたい”という考えでいたのですが、テーズと東郷がそれを許さなかった」(当時を知る関係者) 結果は3本勝負の1本目、バックドロップによる草津の失神KO負け。 当の草津は後に「東郷に寝ているようにいわれた」と述懐している。つまりこれは“東郷によって仕組まれた結果”だったというわけだ。 「テーズの実力、実績、プライドを鑑みれば、グリーンボーイの草津が相手ならばその結果が相応だったということ。当時の国際は完全にTBSの支配下にありましたが、そんな金主であるTBSであっても現場には口を挟ませない。そんな気概が当時のレスラーたちにはあったのです」(同) まさに“プロレスとは底が丸見えの底なし沼”(by井上義啓=元週刊ファイト編集長)なのである。〈ルー・テーズ〉 1916年アメリカ出身。16歳でデビュー、初来日は'57年、日本プロレス。以後、国際プロ、新日プロに参戦。特別レフェリーなどで他団体にも関わる。74歳で引退。2002年、心臓疾患から肺炎を併発して死去。享年86。
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スポーツ 2014年04月07日 11時00分
親方と不仲の引退・琴欧州の不安
ブルガリア出身でヨーロッパ出身初の大関となった西関脇・琴欧洲(31)が引退した。 今年1月に日本国籍を取得したが、年寄名跡を持っていない。そこで大関経験者が引退後3年間力士名のまま協会に残れる規定により、佐渡ヶ嶽部屋付きの親方として後進の指導に当たることになった。 琴欧州は昨年九州場所を左肩脱臼で途中休場して負け越し、47場所守った大関から陥落。初場所でも10勝できず、大関返り咲きはならなかった。 引退会見に同席した師匠の佐渡ヶ嶽親方は、「ケガが治ればまだ取れると思った。でも本人がもう気力がありませんと言った。いつかこういうときが来るとは思っていたけど、早かった気がする」と語ったが、大関まで張った力士に年寄株を手当してやるのは師匠の務め。 先代佐渡ヶ嶽親方(元大関琴桜)も、角界きっての不良力士、琴富士にでさえ引退後協会に残すべく借株を与えていたというが、現佐渡ヶ嶽親方は会見でも終始淡々としていた。 相撲関係者が言う。 「琴欧州は先代の弟子という意識も強いが、実は2人は犬猿の仲なんですよ。タニマチから出るご祝儀のことで始終揉めていた。親方が佐渡ヶ嶽部屋あっての琴欧州だと言うと、琴欧州は自分あっての部屋だと切り返す。親方としても勝手にしろと思うのは当然です」 琴欧州は、3年たっても年寄株が見つけられなければ相撲協会を去るしかない。 「愛知県にいる夫人の父親とも不仲で、もし株が見つからなければどうするんでしょう。ただ、ブルガリアに帰れば大金持ちの名士。把瑠都のように地元に帰って実業家に転身する手もある」(関係者) いずれにせよ、人気大関の寂しい幕引きだった。
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スポーツ 2014年04月06日 11時00分
化粧まわしの準備も危うい鶴竜 横綱昇進でもタニマチ不在の不安
鶴竜(井筒部屋・28)が第71代横綱に昇進した。白鵬や日馬富士に比べれば地味ともいえる横綱だが、角界の評判はとにかく真面目で努力家。本人も会見で、「一生懸命頑張るという思いが強い。尊敬されるような力士にならなければ」と決意を新たにした。 「鶴竜は若いころから相撲が上手かった。黙々と努力するタイプです。師匠の井筒さんが、『君にはもう教えることはない』と脱帽するほどで、とにかく飲み込みも早い。しかし、モンゴル人は運動能力が高いので大関は狙えるかなとは思っていたが、まさか角界を制覇するとは」(相撲関係者) しかし、横綱の道をまい進するには少々不安な面もあるという。井筒部屋には有力なタニマチがおらず、強力なバックアップが不在だというのだ。 「井筒さんが一時期やる気を失い、部屋の力士はもちろん、タニマチも次々と去って行った。横綱にもなると、付け人は7〜8人が必要ですが、井筒部屋には鶴竜を含めて5人しか力士がいない。そもそも、大関のいる部屋が本人以外4人で、どうやって部屋を運営するのか不思議なぐらいでした。しかし、時津風一門で弟・寺尾の錣山部屋、一門の枠を超えて高砂部屋、春日山部屋からも付け人をレンタルして、何とか凌いだのです」(同) だが、横綱が生まれた以上、さすがにタニマチがいなければ体面が保てない。 「白鵬や日馬富士などは有力なタニマチがついている。白鵬などは地方場所になると、女房子供を連れてホテル暮らしで、まるでメジャーリーガーのようです。鶴竜も、横綱にふさわしい化粧まわし、着物、早急に身に着けるブランド品をそろえないと恥をかくことになる。大変ですよ」 そんな中、モンゴル人力士のルーツ、旭天鵬(友綱部屋)が紹介するのではともっぱらだ。 「彼は、あの徳田虎雄氏に直談判してモンゴルへ人工関節を送ってもらったほどの交渉力、政治力を持っている。モンゴル人力士を裏で操るといわれる彼が何とかするはずです」(元力士) これで相撲に集中できる!?
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スポーツ 2014年04月05日 16時50分
デビュー戦の田中マー君 雨のち晴れで初勝利
楽天からヤンキースに移籍した田中将大投手(25)が4月4日(日本時間5日)、敵地・トロントのロジャーズセンターでのブルージェイズ戦でメジャー初先発。 田中は7回97球を投げ、6安打無四死球3失点、8奪三振の内容で、自軍のリードの場面でマウンドを降りた。試合は7-3でヤンキースの勝利。味方の援護にも恵まれた田中は、メジャーデビュー戦を白星で飾り、日米通算100勝を挙げた。日本選手でメジャー初登板での白星は、12年のダルビッシュ有投手(レンジャーズ)以来、9人目。 まさに、雨のち晴れの投球内容だった。1回表、自軍が2点先制して迎えた1回裏、先頭打者のメルキー・カブレラ外野手にいきなり本塁打を打たれた。 2回裏、一死を取った後、連打を浴び、味方の失策があり満塁。9番ジョナサン・ディアス内野手に2点タイムリー安打を食って、2-3と逆転を喫した。 それでも、自軍が3回表に2点を奪って、4-3と逆転。3回裏は一死から、二塁打を打たれ、得点圏に走者を進められたが、後続打者を打ち取った。 自軍が4回表に追加点を挙げ、5-3とリードすると、田中のエンジンが全開。4、5回は三者凡退。6回は先頭打者に内野安打を許したが、次打者を併殺打に斬ってとり、この回も打者3人で打ち取った。そして、7回は2三振を奪うなど、三者凡退に抑えて、マウンドを降りた。 1〜3回は不安な立ち上がりとなったが、4回以降は立ち直って、田中らしい投球を見せ、今後に期待を抱かせた。 試合後のインタビューで田中は、「前半はバタバタしましたが、じょじょにつかめてきました。そこまで緊張はしませんでしたが、最初は雰囲気に入っていけなくて、回が進むにつれてゲームに入っていけるようになって集中力も出てきた」とコメント。序盤は変化球が多かったが、4回以降、直球を多投し好投につながった。 次回登板は9日の本拠地でのオリオールズ戦が有力。この日の4回以降のような投球ができれば、2連勝も期待できそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年04月05日 11時00分
楽天ボロもうけに歯ぎしりの孫正義
昨年の日本一、東北楽天ゴールデンイーグルスが2013年12月決算で約2億円の営業利益を確保した。黒字化は8年ぶり。チームの活躍に伴い、主催72試合で過去最多となる129万人の観客を集めた上、帽子やユニホームなど関連グッズの販売が好調だったことが大きく寄与したという。 「今年はプレッシャーが重くのしかかる。三木谷浩史オーナーのシャシャリ出癖が健在とあっては、なおさらのことです」(担当記者) むろんテレビの放送権収入や広告費の引き上げなど日本一効果は見込める。スタートダッシュが良ければ「今年も」の期待が膨らみ、入場者が増えるだろう。しかし開幕早々からもたつき、故障者が続出するようだとファン離れが加速しかねない。そんな事態になれば、オーナーの鶴の一声で「監督解任」の荒業を駆使しないとも限らない。 その楽天球団にあって確実に業績を下支えするのは田中将大投手のヤンキース移籍に伴い、約20億円の譲渡金が入ったことだ。当初のソロバン勘定から大幅ダウンを強いられたのは大誤算だろうが、それでも昨年の営業利益とは一桁違う20億円の現ナマが転がり込んだ効果は絶大だ。 野球ファンの経済アナリストは「順当ならば楽天は今年、3億円前後の黒字を確保する」と試算する。前述した日本一効果を踏まえてのこととはいえ、勝負=球団経営は水物だ。 「プロ野球12球団でもうかっているのは巨人と阪神ぐらい。もし楽天が2期連続で黒字になれば、三木谷さんの評価が急騰する。それを見たくない孫正義さんなどは『楽天にだけは負けるな!』と選手にゲキを飛ばし、ニンジン作戦を仕掛けるでしょう」(パ・リーグ関係者) ペナントレースよりも、こっちが見ものかも。
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スポーツ 2014年04月04日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第16R 類稀なるプロレスセンスの持ち主〈藤波辰爾〉
藤波辰爾が昭和レジェンドレスラーのひとりであることは間違いない。 では、その藤波の全盛期がいつ頃で、ベストバウトはどの試合か−−そうなった途端に議論百出。ファンの間でも大きく意見が異なるのではないか。 「ジュニアヘビー王者時代こそが至高」 「いや、長州との名勝負数え唄だろう」 「師匠・猪木超えを果たしたIWGPタッグ決勝だ」 他にもNWA世界ヘビー級王座の戴冠やG1クライマックス制覇等々あって、どれか一つを選ぶとなると、これがなかなか難しい。だが、一つを選べないということは、逆に言えば、際立って「これ!」と特筆するべきエピソードを欠くということでもある。 「ライバルの長州などと比べたとき、瞬間的な話題性で見劣りする部分は確かにあったでしょう。だけど、それこそがレスラー・藤波の特性であり強みなのです」(プロレス誌記者) どういうことか。 「プロレスにおいて“相手の力を引き出す”というのは大切な技量で、リック・フレアーやニック・ボックウィンクルなど、歴代の名王者といわれるレスラーたちはそうやって長年トップを張り続けてきたわけです。そして藤波は、それと同じことをベビーフェースとして続けてきたんですね」(同・記者) 王者時代のフレアーやニックは、時に反則を駆使するなどヒール役として挑戦者の引き立て役を務めた。その結果、試合自体は盛り上がっても、フレアーたちへのファンの評価は“ダーティーチャンプ”というものになりがちであった。 また、これが猪木の場合だと、「相手の9の力を引き出して10の力で勝つ」という『風車の理論』にあるように、相手を引き立てつつも最後のオイシイところはすべて主役の猪木が独占することになる。 ところが藤波は、あくまでも正統派として戦いながら自分よりも相手を輝かせ、それでいて脇役に甘んじることなく、自身もトップの座に居続けたのだ。 「そんなレスラーは古今東西を見渡しても、藤波しか思い当たりません」(同) 長州力との一連の戦いはもちろん、UWFとの対抗戦では前田日明との大流血戦で“前田株高騰”に貢献した。IWGP王座を巡る戦いではビッグバン・ベイダーの凄味を際立たせ、G1クライマックス初優勝時の決勝でも、評価を上げたのはむしろ準優勝の馳浩の方だった。 勝敗を超えたところで好勝負を提供し続けてきたからこそトップであり続けたわけだが、決して“常勝”ではなかったために、藤波の力量を低く見積もる声も少なくない。 例えばミスター高橋は、その著書等において、長州との比較で「藤波は弱い」と断言している。恐らくはレスラー同士の間でも、藤波を評価しない向きがあったのだろう。 エル・カネックがWWFジュニアヘビー級選手権試合直前に帰国してしまった“敵前逃亡事件”や、ブルーザー・ブロディによるIWGPタッグリーグ戦決勝のボイコットも、原因の一つとして「藤波に負けるのはNO」という意思があったのではないか、とも囁かれた。そのブロディのドタキャンを受けて代役で試合に臨んだ猪木も、そこでは藤波にピンフォール負けしたが、それはあくまでも「ブロディ不在のアクシデントをリカバーするため」のこと。正式なシングル戦においては、最後の最後まで“猪木超え”を果たすことができなかった。 1988年、藤波は控室で唐突に前髪を切りながら「ベイダーとのシングル戦実現」=“世代交代”を猪木に直訴し、IWGP王座を奪取。ついに『飛龍革命』を成就させた。しかし、その藤波に挑戦者として挑む形となった猪木は、結局“敗戦(世代交代)”を受け入れなかったのだ。試合自体の内容はともかく、結果は60分のフルタイムドローであった。 一方で猪木は、長州に対してはシングル戦で勝ちを譲っているのだから、そこのところの差は大きい。 とはいえ、ドラゴン・スクリューに新たな息吹を与えた武藤敬司や、藤波フリークを公言してはばからない棚橋弘至など、藤波を評価する声が多いのもまた事実。近年その評価はさらに高まりそうな気配である。〈藤波辰爾〉 1953年大分県出身。'70年、日本プロレス入門。'72年、アントニオ猪木の新日本プロレス旗揚げに参加。'99年、新日社長に就任(2004年辞任)。現在は『ドラディション』に所属。旧リングネームは本名でもある藤浪辰巳。
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スポーツ 2014年04月04日 11時00分
エロチャットを暴露された香川真司の女運の無さ
先日、マンチェスターUの日本代表MF香川真司(25)がアダルトサイトで知り合ったブロンド美女とテレビ電話で会話していたことが暴露された。 英大衆紙『サン』が報じたもので、香川を含めたマンUの4選手が女性とアダルトな会話を楽しんだという。 暴露した女性は北アイルランド在住のクレア・マクムーランさん(28)で、3児を持つシングルマザー。 「クレアさんは香川に黒いブラとパンティーを見せ、香川は自分の家の中を見せたうえで“君の家も見せて”と言ったとか。香川が舌を出しておどけている写真はなかなか衝撃的でした」(スポーツ紙記者) おそらく香川にとってはちょっとした遊び。それが暴露ネタとなってしまいお気の毒だが、香川といえば、これまでも“女運”が悪い。 「かつてバラエティー番組で、長澤まさみに『食事に行きましょう』と電波を通じて告白したことがありました。長澤の父がジュビロ磐田の初代監督だっただけに、脈がありそうに思えましたが、その後、長澤は伊勢谷友介との熱愛、破局が報じられた一方、香川関連の話は皆無でした」(芸能ライター) 空振りに終わった公開告白に続き、今度は英大衆紙にAV女優との熱愛が報じられる。 「独ドルトムント在籍時代、『すぽると!』(フジ)でモデルのマギーと対談したときの画像が、2人が付き合っているとして動画サイトにアップされたのがきっかけ。いつの間にかマギーがAV女優の一ノ瀬アメリに間違えられたようです」(同) そのうち、いい話も出るだろう。
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