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みんな見ていた女子ジャンプ高梨沙羅…番組占拠率は驚異の57.8%

 ソチ五輪に出場した日本人選手のなかで、最も金メダルの可能性が高いと思われていた女子ジャンプの高梨沙羅(17)が、涙を飲んだ。

 高梨は2月11日深夜(12日未明)、女子ノーマルヒル決勝に臨み、1回目100メートル、2回目98.5メートルの合計243.0点で4位に終わり、女子ジャンプ界初の五輪女王になれなかった。高梨が飛ぶ際、2本とも、ジャンプでは不利とされる追い風となる不運にも見舞われた。

 それでも高梨は言い訳などせず、「今まで支えてくれた人たちに、感謝の気持ちを伝えるためにここに来たので、いいところを見せられなくて残念。力不足を痛感させられました。自分ではやることは一緒なので、どの試合も変わらずに挑んでいたつもりだったんですけど、(五輪は)やはりどこか違うところがあるなと感じました。また、このオリンピックに戻って来られるように、もっとレベルアップしていきたいと思います」と殊勝に語った。

 その高梨が出場した「ジャンプ決勝・女子ノーマルヒル」(NHK総合=12日午前3時25分〜4時5分)の2本目の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、この深い時間帯で9.6%をマーク。番組視聴占拠率は驚異の57.8%に及んだ。番組視聴占拠率とは、その番組放送時間に対応する各局世帯視聴率の合計に対する番組平均世帯視聴率の占める割合のこと。

 今五輪の11日までの高視聴率は、開会式を除けば、平野歩夢(銀メダル)、平岡卓(銅メダル)が出場した「スノーボード予選・男子ハーフパイプ」(TBS=11日午後6時45分〜10時5分)の18.0%(占拠率=23.5%)が最高で、上村愛子が出場した「フリースタイル予選女子モーグル」(6日午後10時54分〜11時59分)の16.1%(同33.6%)が続く。

 視聴率はどうしても深夜、早朝の場合は低くなるため、番組視聴占拠率で見ると、これまでの最高は「フリースタイル準々決勝〜決勝・女子モーグル」(NHK総合=8日深夜3時〜4時35分)の54.1%(視聴率=7.3%)で、高梨の女子ジャンプがこれを上回り、いかに注目度が高かったかを如実に示す結果となった。

 高梨には18年韓国・平昌(ピョンチャン)五輪で、ぜひ、金メダルを獲って、ソチでの無念を晴らしてほしいものだ。
(落合一郎)

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