スポーツ
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スポーツ 2019年09月04日 17時57分
広島カープ・バティスタの“大甘裁定”に批判殺到!
日本野球機構(NPB)が9月3日、プロ野球・広島カープのサビエル・バティスタ外野手をアンチ・ドーピング違反で2020年3月2日まで6カ月間の出場停止処分を科すと発表した。バティスタは6月7日のソフトバンク戦後、尿検査を受け、違反薬物が検出されていた。球団が陽性反応の通知を受けたのは7月24日だったが、それ以降も20試合に出場していたことが批判を浴びている。 「鈴木球団本部長は『もし処分してB検体で陰性だったら、出場停止で名誉を傷つけることになる』と、試合に出場し続けたことに対しての説明をしましたが、納得しているファンはいないでしょうね。そもそも、陽性の疑いがある時点で、出場を見合わせるのが本当でしょう。また、6カ月の出場停止処分も、ほとんどの期間がオフシーズンで、来シーズンの試合には大きな影響はありません。広島ファンは胸をなで下ろしているでしょうが、他チームファンは納得いかないでしょう」(スポーツ紙記者) ネット上では、《ちょっと何言ってるか分からないんですけど》《陽性だったのは確かなんだから、きちんと謝罪しろ!》《名誉を傷つける? 身内びいきもいいかげんにしろ》《3連覇チームのおごりだな。バティスタはクビにして、球団の厳しい姿勢を見せた方がいい》 などと、批判の声が殺到している。 「バティスタは現在もドーピング違反を正式に認めていません。陽性が確定した今、故意ではなかったにしろ、何を摂取したのか説明するべきでしょう。球団は擁護の姿勢を見せていますが、関係者の間では疑問の声も多数上がっているようです。本来であれば解雇もやむなしですが、来年のチーム事情を考えると、簡単に切り捨てるわけにはいかないのでしょう」(同・記者) 広島は今年、FAで抜けた丸の代わりにバティスタを3番で起用。何とかやりくりをして戦ってきたが、力不足は明らかで、4連覇はほぼ絶望的だ。さらに今後は名手・菊池、捕手・會澤らがFAで流出する可能性もあり、カープアカデミー時代から大切に育ててきたバティスタを切ることはできない事情がある。 ドーピングに対する世間の目は年々厳しくなっている。すでに野球ファンのみならず、スポーツファンからも今回の“大甘裁定”を非難する声が上がっている。バティスタ自身がきちんとした謝罪と説明をしない限り、来シーズン、またもや広島は3番打者で悩むことになるだろう。
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スポーツ 2019年09月04日 17時30分
帰国を示唆したパドレス3A・牧田、西武と楽天が争奪戦? わざと「マイナー落ち」させて待つ狙いとは
メジャーの洗礼を浴びたアンダースロー、牧田和久(34=パドレス3A)が「帰国」を示唆した。マイナーリーグの全日程が終了した9月2日(現地時間)、牧田は日本のメディアの直撃取材を受け、NPB復帰も視野に入れて現役続行の道を模索するという。今年6月、メジャーリーグの試合に出場できる40人枠から外れ、「マイナー落ちか、退団して新天地を探すか」の二択を迫られた。古巣・埼玉西武、楽天からオファーがあったが、その時は2年契約を全うすることを決めた。 気心の知れた渡辺久信ゼネラルマネージャー(以下=GM)のいる古巣か、兄貴分だった石井一久GMの楽天か…。両球団とも「興味アリ!」と明言しており、ひと足早い争奪戦が繰り広げられそうだ。 「渡辺、石井両氏とも、牧田がマイナー落ちを受け入れたころ、電話で直接話をしていたみたいですね。最終的に牧田の意思を尊重したというよりは、パドレスのマイナー組織を経験したほうが、後々の本人のためになると思ったところもあるみたいで」(球界関係者) パドレスのマイナー組織は若手育成に定評があるのだ。優れた指導者がいることはもちろんだが、A.J.プレラーGMは、毎年オフ、若手を大量に集めるトレードを続けてきた。トレーニング施設にもお金を掛け、チーム本隊の戦力補強よりも、他球団でくすぶっている中堅、若手を見つけ出すことに重点をおいてきた。 GMの本来の仕事は、チームの順位を上げること。そちらでは結果はまだ出ていないが、マイナー組織を充実させた手腕は、高く評価されているという。 米国人ライターがこう続ける。 「2016年、プレラーGMはメジャーリーグ機構から処罰されました。機構がGMを処罰するのは異例中の異例です。プレラーGMは主力選手を放出し、有望な若手を獲るトレードを成立させました。ところが、その放出した主力選手の健康診断書にアヤシイところがあったんです。パドレスを出された主力選手は、移籍後すぐに故障離脱してしまったんです。健康診断書を書き換えたのではないか、と…」 とはいえ、今季までだったプレラーGMの契約が、2022年まで延長されたのだから、パドレスは「マイナー組織の充実、育成重視」を掲げる彼の手腕を高く評価していることは間違いない。 「若手の練習メニューも一律ではありません。体力、体格、選手の長所に応じたプログラムを組み立てています。少ない予算でマイナーの練習施設を充実させてきました」(前出・同) パドレスのマイナー組織に関するデータや、他球団でくすぶっている若手のどこをチェックして、「素質」を見抜くかなどのデータは極秘事項となっている。 「西武は若手の選手寮を造り替えたばかりです。80年代は施設面でも優れた球団だと位置づけられていましたが、昨今ではソフトバンクや巨人に出遅れてしまいました。渡辺GMは牧田がパドレスのマイナーで経験してきたことにも興味を持っているのでは」(前出・球界関係者) パドレスは日本ハム球団と業務提携も交わしている。日本ハムは独自のシステムを使い、低予算で強いチームを作ってきた。日本の他球団が日本ハムに倣ってきたのも有名な話。牧田の争奪戦にはこうした球団運営論や、「プレラー・ビジョンが知りたい!」の願望も含まれているのではないだろうか。先発投手が不足している日ハムの強奪も考えられるが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月04日 11時30分
デストロイヤーさん追悼興行で、全日本プロレス対UWFが実現!渕と藤原がタッグ対決!
令和初のプロレスオールスター戦の呼び声の高い、11月15日に東京・大田区総合体育館で開催される『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』。今年3月に亡くなられたザ・デストロイヤーさん(享年88)の追悼興行で、時代を超えた全日本プロレスとUWFのドリームマッチがラインナップされた。 全日本プロレスの渕正信、ジェイク・リー、野村直矢、岩本煌史が、藤原喜明、船木誠勝、長井満也、田中稔と対戦する。渕は全日本の選手としては珍しく、新日本プロレスのコーチを務め、その後にUWFでも象徴的な存在だった“プロレスの神様”カール・ゴッチさん(故人)の門下生とあって、UWFスタイルにも対応可能な王道レスラー。UWFインターナショナルの神宮球場大会では、当時Uインターに所属していた高山善廣と急遽対戦することになった、同じく当時全日本所属だった川田利明のセコンドにも付いている。対する藤原、船木、長井はUWFに在籍し、田中はUWF分裂後に藤原が旗揚げした藤原組に在籍していたことから、この一戦は時代を超えた全日本とUWFの対抗戦と言ってもいいだろう。船木、長井、田中は全日本に所属していたこともあっただけに、いろんな意味で面白いマッチメイクだ。 和田京平大会プロデューサーは「やっぱりデストロイヤーといったら渕くんなんだよね。じゃあ渕くんと誰が対戦かと考えたら組長が思い付いたんだよ。渕くんと組長は過去にも名勝負もしているし、渕くんもゴッチさんに教わった時期もあったんだよね。これで渕くんと組長の対戦ラインができて、組長に船木選手達を付けたら面白いんじゃないかと思って声を掛けてみた。皆さんが期待して、組長とだれが対戦したら面白いかって思ったらジェイク・リーだったんだよね。これで8人タッグが決まったんだよ。よく考えたら深いよね、この戦い。対戦も凄いけど、タッグを組んでいるのも凄いよね。スタイルが違うだけに、なんか対抗戦の匂いもするし、危険な感じもするよね」と語り、異種格闘技感溢れる“対抗戦”による化学反応に期待を寄せている。 デストロイヤーさんの必殺技である「足4の字固め」はプロレス界において究極の関節技であり、芸術技として、現在も世界中のレスラーたちが使用しているが、今回の対決はそんなデストロイヤーさんの洗礼を浴びた渕と、その他のサブミッションマスターたちが繰り広げてくれるであろうスリリングな攻防に期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月04日 06時30分
狙いは鳥谷ではなかった? 巨人・原監督が考える「FA抜き」の補強戦略とは
全ては、巨人・原辰徳監督(61)の決断次第だ。敵地・甲子園球場での3連戦2日目の8月31日だった。球団副代表の大塚淳弘氏が報道陣に囲まれ、渦中の鳥谷敬内野手(38)について質問された。 「素晴らしい選手だと思います。ですが、考えておりません」 鳥谷が阪神球団幹部から引退勧告を受けている件は、巨人サイドにも伝わっていた。シーズン中、それも、試合中の相手チームの選手のことを質問するのもおかしな話だが、“伏線”はあった。 「阪神のことで複数の球団が調査していました。メジャー球団も調べていました。誰のことを調べていたのか、最近になって分かったんですが、相手はジョンソンですよ。右の中継ぎ投手である彼は1年契約です。50試合に登板し、防御率は1・07。190人以上のバッターと対戦し、四死球は11。まだ28歳と若く、メジャー時代はさほど評価は高くなかったんですが、『こんなにスゴイ投手だったのか』と、各球団が熱視線を送っていました」(球界関係者) また、昨年オフの巨人は“ひと仕事を終えた”感もあった投打のベテラン、中島宏之と岩隈久志を獲得した。戦力として復活を信じていたのだろうが、「ベテランの奮闘が与える若手への刺激」という相乗効果も期待しての獲得だった。 ジョンソンの調査を「鳥谷か?」と勘違いしたこと、そして、ベテランによる相乗効果が“場違いな質問”につながったようだが、原監督は来季に向けてすでに動き始めていた。 「スカウトによる高校球児、ドラフト候補の現状が定期的に原監督に報告されています。一時はクローザータイプのピッチャーをドラフト補強したいと考えていたようですが、中川皓太を育てると決めたのでしょう。高校生のピッチャーを獲って、育てていこうとしています。若い捕手も獲るかもしれません」(ベテラン記者) 原監督は内野、外野ともに若手選手の成長に手応えを感じている。獲得するとすれば、今季に頭角を現した増田、若林、山本らよりも「4、5歳年下」と考えているそうだ。 また、こんな情報も聞かれた。 「今季、巨人は4人の育成選手を支配下登録しました。興味深いのは、支配下登録とトレード期日である7月末日の直前にピッチャーの堀岡隼人(21)を登録したことです。成長著しい若手を支配下登録したということは、今オフ、巨人は国内FA市場に手を出さないと解釈した球団も少なくありません」(プロ野球解説者) どういう意味かというと、FA選手を獲得すれば、人的補償が発生する。プロテクト名簿に記載できるのは28人まで。支配下登録した選手が増えれば、プロテクトする名簿の作成作業が難しくなる。過去、オフのFA補強を予定していた球団が育成選手の昇格を次年度に先送りすることもあったそうだ。 とはいえ、若手の成長には同年代のライバル、的確なアドバイスを送ることのできるベテランは欠かせない。原監督は若手野手をどうやって発奮させるつもりなのか…。ドラフト会議は高校生投手を中心としたもの、そして、FA市場にも手を出さないとすれば、“死に場所”を求めてさまよう自由契約選手がクローズアップされてくる。優勝カウントダウンが始まったものの、広島との対戦成績は5年連続での負け越しが決定した。やはり、巨人はオフに何か仕掛けてくると見るべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月03日 22時30分
新日本10.14両国大会でオカダ・カズチカとSANADAが今年4度目のライバル対決!
新日本プロレスは2日、ビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』(10月14日、東京・両国国技館)の一部対戦カードを発表した。メインイベントでは、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、SANADAを相手に4度目の防衛戦に臨む。その他、IWGP USヘビー級王者のジョン・モクスリーに、前王者ジュース・ロビンソンが挑戦。IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイに『スーパーJカップ2019』覇者エル・ファンタズモがそれぞれ挑む。 日本時間1日に行われたイギリス・ロンドン大会で鈴木みのると対戦し、33分を超える死闘の末にIWGPヘビー級王座3度目の防衛に成功したオカダ。試合後マイクをつかむと、鈴木との再戦をアピール。「まだ、借りを返せてない人がいますね」と、先の『G1クライマックス29』公式戦で唯一敗れたSANADAを逆指名するかのような発言。すると入場ゲートからSANADAがスーツ姿で現れ“分かりやすい英語”で、「今度ここ(ロンドン)に戻ってきたときは俺がチャンピオンだ」と事実上の挑戦表明。ライバルと認め合う2人が対峙すると、ロンドンのファンは歓喜していた。 3月の長岡、5月の福岡、そしてG1公式戦の8.3大阪大会と、2人は今年に入ってから既に3回対戦しており、いずれも好勝負を繰り広げている。通算7度目の対戦となった先月の対戦では対オカダ6連敗中のSANADAが、師匠である武藤敬司から伝承したラウンディングボディプレスで初勝利を挙げている。4度目の対戦は単なるタイトルマッチや、ライバル対決という枠には収まらない。なぜならここ数年の流れを見ると、10月の両国大会以降、年内はIWGPヘビー級選手権試合が組まれない傾向にあるからだ。つまり、この試合の勝者が来年1月4日から開催される東京ドーム2連戦初日のメインイベントで、東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証の所有者と防衛戦を行う可能性が高い。 挑戦権利証が導入されてから、1.4東京ドーム大会までの間に挑戦権利証が“移動”した例はこれまで一度もないが、IWGPヘビー級王座はAJスタイルズから棚橋弘至に移動したことがある。あれも10月の両国大会だった。オカダが「新日本の顔」としてドームのメインに駒を進めるか?それともSANADAがニュージャパンドリームをかなえるのか?今度のライバル対決も激戦になるのは必至である。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月03日 22時30分
◎プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「テリー・ゴディ」馬場が高く評価した_“人間魚雷”の妙技
三冠ヘビー級王座を2回、世界タッグ王座を7回にわたり獲得した“人間魚雷”テリー・ゴディ。スティーブ・ウィリアムスとの殺人魚雷コンビではWCWタッグ王座を獲得するなど日米マットで活躍し、その才能は関係者から高く評価されていた。※ ※ ※ 80年代半ばから90年代初頭にかけて、全日本プロレスでトップの一角を占めたテリー・ゴディ。その素質たるや相当であったに違いなく、これはジャイアント馬場の“偏愛”ぶりからもうかがえる。 「1982年にゴディは、アメリカマットにおいて馬場のPWFヘビー級王座に挑戦していますが、その翌年に初来日となったのは、当然、馬場の推挙があってのことでしょう」(プロレスライター) その頃のゴディはマイケル・ヘイズ、バディ・ロバーツとのユニット「ファビュラス・フリーバーズ」として活躍していたが、ゴディ単独での招聘であった。 初戦はスタン・ハンセンとタッグを組み、ジャンボ鶴田&天龍源一郎とのメインイベントで、日本初披露となったパワーボムにより天龍からフォールを奪っている。 なお、この時の技の入り方は自ら相手を振り上げるのではなく、ハンセンが天龍を逆さに持ち上げたところを引き受けて、そこから落とすものだった。 「ゴディの売り出しのために勝ち役を与えながらも、天龍のプライドを傷付けないよう、ゴディ単独の技で仕留められたのではなく、あくまでもツープラトン攻撃でやられたことにしたと思われます」(同) また、実況では“パイルドライバー”と称されており、のちにゴディ自身がパワーボムという技名を披露したことで、その名称が広まることとなった。 さらに、同シリーズでは同じくハンセンのパートナーとして、テリー・ファンク引退試合の相手も務めている(テリーは実兄のドリー・ファンク・ジュニアとのザ・ファンクス)。結果は、テリーのコーナーポスト最上段から飛び込んでの回転エビ固めに敗れたが、巧みなインサイドワークでハンセンをフォローするなど、随所に見せ場をつくっている。 この時のゴディは22歳。14歳の頃から年齢を偽ってリングに上がっていたというが、それでもハンセンや天龍とは一回りほど若かった。にもかかわらず、これだけの大役を任されるレスラーは、なかなかいるものではない。 翌年にはフリーバーズそろっての来日となったが、その後はゴディのみが全日の常連外国人となる。 「同時期に、やはりフリーバーズとして参戦したWWFでは、メンバーそれぞれを単独で売り出そうとしたことに反発し、ゴディは短期で離脱しています」(同) それでいて全日での単独参戦を受け入れたというからには、相当の配慮がなされたに違いなく、これも馬場がゴディを買っていたことの証しと言えそうだ。★差し替えられたメインイベント 1992年10月、日本武道館で行われた全日本プロレス創立20周年記念大会でも、ゴディは特別タッグマッチに抜擢されている。馬場&ハンセン&ドリーvsアンドレ・ザ・ジャイアント&ジャンボ鶴田&ゴディという組み合わせに、「ゴディだけ格が落ちる」と見る向きもあろうが、馬場にしてみればここに加えるにふさわしい選手ということだった。 なお、この試合は鶴田がドリーのスピニング・トーホールドを首固めで丸め込んで勝利しており、決してゴディは負け役として選ばれたわけではない。鶴田は肝炎による欠場直前で、馬場、ドリー、アンドレも全盛期をすぎていたことから、ハンセンとゴディで試合を引っ張ることを求められての起用であった。この頃、すでに馬場と鶴田の日本人トップ2人からフォールを奪っているゴディは、馬場の認識においては押しも押されもせぬトップファイターだったのである。 ただ、こうした馬場の高評価ほどにファンからの信頼を得ていたかというと、そこには疑問も残る。 1990年4月に東京ドームで開催されたWWFと全日、新日本プロレスの合同興行「日米レスリングサミット」で、当初にメインイベントとして発表されたのはハルク・ホーガンとゴディのシングル戦であった。しかし、これがまったくと言っていいほどにファンには響かず、チケットの初動はまったくもって芳しいものではなかった。 結局、体調不良の名目でゴディを下げ、代役にハンセンを立てたことでチケットの売れ行きは一気に加速、大会も無事成功に終わったのだが、それにしてもなぜ馬場とファンの間で、ゴディの評価にこれほどの乖離が生じたのか。「パワーファイターでありながら、実は相当のテクニシャンでもあるゴディ。同業者の馬場はそこを買ったのでしょうが、ファンにしてみれば巧さゆえに、ハンセンのような荒々しさが足りないと感じたのでは…」(同) やはりプロレスというジャンルは難しく、決して一筋縄ではいかない。テリー・ゴディ***************************************PROFILE●1961年4月23日〜2001年7月16日。アメリカ合衆国ミネソタ州出身。身長195㎝、体重135㎏。得意技/パワーボム、魚雷ラリアット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年09月03日 22時00分
かど番大関・栃ノ心が故郷に豪邸 外国人力士の“大相撲ドリーム”
大相撲秋場所(東京・両国国技館)の初日は9月8日(日)。またまた大関かど番を迎えている栃ノ心(31)だが、成績とは別のことで話題になっている。 栃ノ心は、ヨーロッパの東側にあり、気候温暖でワインが有名なジョージアの出身。小さい頃から柔道で鳴らし、18歳の時に裸一貫で来日して名門の春日野部屋に入門した。 以来、13年。右ひざに大けがを負い、幕内から西幕下55枚目まで急降下するなど、様々な試練を乗り越えながらも昨年、ついに大関に昇進した。その間、去年の初場所の平幕優勝をはじめ、三賞を11回(殊勲賞2回、敢闘賞6回、技能賞3回)受賞し、金星も2個獲得している。 その栃ノ心がこのほど、故郷のジョージア・ムツケタ市の実家近くに、日本では想像もつかない超豪邸を建設中であることを、本人が明かしたのだ。 「敷地は2000平方メートル、600坪以上で、建設中の建物は2棟あり、その1つは住居スペースで、入り口には『栃ノ心』と漢字で書かれた表札が下がっている。そこにトレーニング施設、ジャグジー付きの風呂、サウナ、地下にはバーもある。もちろん、これまで獲得したトロフィーや賞状を展示するコーナーも。照明は蛍光灯を俵に見立てて円形にしたもので、こちらは一般開放する予定だよ」 もう1棟はレストランで、オオカミをイメージした暖炉を備え、滝も流れる内装になる予定。さらに、この2棟の間には大きなプールも設置され、そこに寝そべって酒を飲むのを楽しみにしていると本人は笑う。 このように、故郷に錦を飾る外国人力士は数多い。すでに引退した朝青龍は故郷のモンゴルで実業家になって大成功し、現有資産100億円と言われている。日馬富士も生徒数760人という学校を設立した。 「貨幣価値や物価の違い」と言えばそれまでだが、1億円前後の年寄株を確保できれば大成功と言われる日本人力士とはスケールが違う。まさに“大相撲ドリーム”。外国人力士の天下は、まだしばらく続きそうだ。
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スポーツ 2019年09月03日 17時30分
フジテレビ、大晦日特番に向けて3大会ぶりにRIZINのゴールデンタイム全国中継復活!
フジテレビは2日、総合格闘技イベントRIZIN『RIZIN.19』10.12大阪・エディオンアリーナ大阪大会を、当日の19時から20時54分まで全国放送すると発表した。延長対応もするとしていることから、一部試合が「生中継」されるものと思われる。フジテレビのRIZIN中継は、『RIZIN.16』6.2兵庫・神戸ワールド記念ホール大会を最後に、ゴールデンタイムでの放送だけではなく、朝倉兄弟が飛躍した『RIZIN.17』7.28埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会、『RIZIN.18』8.18愛知・愛知県体育館大会は、関東ローカル(一部ネット)で、後日深夜枠で放送された録画中継だった。 これまでRIZINのテレビ中継の中心を担ってきた“神童”那須川天心、“ツヨカワクイーン”RENAら世間的に知名度の高い選手が出場しなかったことも要因とされているが、RIZINの榊原信行CEOは「お茶の間に届く努力と実験をフジテレビさんといろいろしている」と話しており、RIZINとフジテレビの関係はまだまだ盤石と言ってもいい。6.2神戸大会では「あえて」3試合のみを完全生中継とし、他の試合を一切放送しない試みをしている。しかし、メインイベントで那須川天心がダウンを奪った場面がCM中に起きてしまうという格闘技ならではのハプニングが発生。フジテレビにはクレームが殺到したようだが、「チャレンジをした結果、起こってしまったこと。これからCMを入れるタイミングなどをしっかり話し合っていきたい」と榊原CEOは前向きに捉えている。 今回の大阪大会は、天心やRENAといったこれまで支えてきた“キラーコンテンツ”は出場しない見込み。目玉はライト級グランプリのトーナメント1回戦となる。これは、12.29、31にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』『RIZIN.21』に繋がる大事なトーナメント。昨年は堀口恭司がバンタム級のトーナメントを制し、一気に知名度を上げているだけに、ライト級戦線の日本人選手には頑張ってもらいたいが、当初、榊原CEOが「説得してみせる」としていた朝倉未来の出場は見送られる模様で、フェザー級へのこだわりが強い未来に、RIZINがどのようなビジョンを提供していくのか注目したい。 また、8.18愛知大会でノンタイトルながら堀口を秒殺した朝倉海も大阪大会の出場は濃厚。榊原CEOは「大阪か年末」と、両者の再戦を早期に実現させたい考えなだけに、このカードが再び今度はRIZIN初上陸の浪速の街で、タイトルマッチとして実現するかもしれない。RIZINにとって、2大会ゴールデンタイムからは離れたが、その間に朝倉兄弟という“ニュースター”を生み出せたことは大きい。また、年末に天心との一戦を見据えている“元K-1ファイター”大雅も「もう1試合強い選手とやりたい」と話していたことから、今大会でカードが組まれるのではないだろうか。 大阪大会の結果は年末の2大会に繋がる。また、フジテレビにとっても大晦日の特番に向けた最終調整の場になるだけに、内容、視聴率ともに注目が集まるところだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月03日 11時30分
オリックス、逆転CSへ負けられない11連戦は2勝1敗1分け発進!悔やまれる1日の逆転負け
“大”下克上を目指すオリックスの逆転CS進出に向けて大きな「貯金」が求められる魔の11連戦が8月30日、千葉ロッテとのZOZOマリンスタジアム4連戦で開戦した。 初戦は6回まで点差を広げられていたが、7回に小島脩平の4号ソロをロッテ先発の西野勇士から放つと、8回、9回とロッテのリリーバーを破壊力ある打線が打ち崩し逆転。終わってみれば10-4と快勝で初戦を制した。先発の“エース”山岡泰輔は4回4失点でKOされ、ベンチで悔しさを滲ませていたが、高山郁夫投手コーチがしっかりとフォローする姿が印象的で、山岡は「チームにとって大事な連戦の初戦を任されていたのに、今日のようなピッチングになってしまい、申し訳ないということしかありません」と大反省のコメント。この悔しさを次戦に生かしてもらいたい。 第2戦は先発のアルバースが、ロッテ先発の佐々木千隼とお互いに1失点ずつの投げ合いを演じて、リリーバーにスイッチ。ドラマは最終回に待っていた。ロッテの守護神、益田直也から、安達了一が2号ソロをオリックスファンが集まっているレフトスタンドへ直撃。最後はディクソンが締めて2連勝。5位の北海道日本ハムが敗れたため、実に4か月ぶりに最下位を脱出。オリックスにとっては大きな1勝となった。 3戦目は、吉田正尚の23号3ランなどで4点を先に取るも、先発の竹安大知がピリッとせず3回2/3を3失点で降板。竹安に続いてマウンドに上がった山田修義も制球に苦しみ、ロッテのマーティンに9号3ランを打たれてしまい、まさかの逆転を許してしまう。その後、突き放されながらも追いついたオリックスだったが、その直後、近藤大亮が藤岡裕大にボール球をライトスタンドに運ばれ再び2点差で万事休す。この試合、ロメロが走塁、小島が自打球のアクシデントでそれぞれ途中交代しており、後味の悪い試合となってしまった。 オリックスの2勝1敗で迎えた4戦目は、K-鈴木と、ロッテ先発の土肥星也が2失点ずつに抑える投手戦に。結局、延長になっても両チームともに決め手を欠く内容で延長12回引き分けに。得意としているロッテを相手に3勝1敗…願わくば4タテを狙いたかったオリックスにとっては、マイナスには終わらなかったが、大きな貯金を生み出すことも出来なかった。特に9月1日の試合は4点を先に取っただけに、“勝てた”ゲームであり、まだ可能性を残しているシーズン終盤での“取りこぼし”は痛過ぎる。 ただし幸いだったのは、好調のロメロと小島が抹消されずに済んだことである。小島は2日の試合の最終回に一塁の守備に就いていた。ファームでは“神童”山本由伸が復活に向けて実戦登板し、近日中の再昇格が見えてきた。由伸も「順調に来てます」と、抹消されてから無駄な時間を過ごすことなく、チームの“大”下克上と、自身の最優秀防御率のタイトル獲得、そして“秋以降”を見据えて、しっかりと準備が出来た段階で再び一軍で勇姿を見せてくれるはず。由伸が帰ってきた時、ミッションオクトーバーへのスピードをさらに加速させるためは、4日から始まるほっともっとフィールド神戸での埼玉西武との3連戦は最低でも勝ち越さなければならない。今年最後の神戸という意味でも負けられない要素が揃っている。 神戸の後は札幌3連戦と仙台で1試合が待っている。西武、東北楽天との差を縮めていくことを最優先に、「負けない」ヤル気MAXオリックスに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月03日 06時30分
何も聞かされていなかった…中日・松坂、球団との関係はもはや修復不能? 阪神・鳥谷とは今後明暗分かれるか
例年以上に慌ただしいオフになりそうだ。阪神・鳥谷敬内野手(38)が引退勧告を受けたのに続き、中日・松坂大輔投手(38)も現役続行の危機に晒された。 「1イニングと持たず、1/3回8失点のKO劇以降(7月27日)、松坂は二軍で調整を続けていました。8月に入り、右肘の違和感を訴え、チームを離れ、横浜市内の病院で検査を受けるなどしていましたが」(関係者) 中日・加藤宏幸球団代表(60)がナゴヤ球場で松坂との直接会談に臨んだのは、9月1日。同代表は8月27日からの阪神3連戦(甲子園)に同行しており、29日、「近日中に松坂と面談する予定」だと伝えていた。 鳥谷が「最後かもしれない」と引退を示唆するような言葉を発したのは、8月25日・神宮球場。その後、球団幹部と面談し、引退勧告がされた。そのため、阪神・中日戦(甲子園)は、通常以上の記者団が集まり、そこに松坂の去就問題も重なってきたわけだ。 「鳥谷の『最後かも』発言が騒動の発端とされていますが、普段の彼はそういう発言をしません。野球人生を振り返るような感慨深い物言いをしたということは、それ以前に球団幹部との話し合いがあって、来季の契約か厳しい(現役続行)と伝えられていたと見るべき」(ベテラン記者) その見解を松坂のほうに照らし合わせてみると、中日球団との関係がアヤシクなってくる。29日の加藤代表の発言を、翌30日に中日番の記者たちが松坂本人にぶつけている。その時、松坂は「聞いていない」と答えたが、さらに「いつ言ったの?」と聞き返したそうだ。 ベテランへの肩たたき発言は、言う側もつらい。そして、長年の功績に配慮し、事前に何度か会って、ヤンワリと伝えておき、お互いが感情的にならないよう配慮するのが一般的だ。 「松坂は現役続行の意思を強く持っています。8月に痛めた右肘のこともありますが、中日は松坂の投手生命に限界を感じたのではないか」(前出・同) 今季、いろいろなことがあった。2月に右肩を故障、それについて、松坂は握手を求められたファンに強く引っ張られたと説明した。この言葉に嘘はないとしても、相手がファンならば、球団は松坂を咎めることができない。また、同月米国での永住権取得のため、一時的にチームを離れることも球団は認めている。一方、5月に知人とゴルフに出掛け、「10日間の外出禁止と反省文の提出」のペナルティ処分を受けた。 「試合で投げるか投げないかは、いつも松坂の申告次第。他選手の調整の兼ね合いが難しい」(前出・同) こうした松坂への配慮は、他選手にも影響する。結果を残せないベテラン、待遇に対する球団への疑念…。ナゴヤ球場で行われた松坂との面談だが、球団側は「意見交換」というニュアンスだった。しかし、現役続行が叶わない可能性は松坂も察していたはずだ。 鳥谷と松坂。試合前の守備練習で、鳥谷が木浪、糸原などの若手にアドバイスを送ることもある。スタメンを外されても、試合開始と同時にベンチの最前列に出て、声を出す。松坂は故障を抱えているとはいえ、自身の練習が終わると、すぐに帰り支度を始める。性格もあるのかもしれないが、両者が他球団での現役続行を望むとしたら、松坂は厳しい状況に置かれそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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マートン外野手の世紀の珍プレーで、阪神最下位転落をアシスト
2011年05月27日 15時30分
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スポーツ
TBSに見捨てられたK-1 見切り発車へ
2011年05月27日 11時45分
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スポーツ
サッカー日本代表ザッケローニ監督「勇気と力を日本へ」
2011年05月27日 11時45分
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スポーツ
トラの緊急トレードに「何故?」の声
2011年05月27日 11時45分
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スポーツ
中村ノリ「横浜入り」で加速するアノ噂…
2011年05月26日 15時30分
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スポーツ
大相撲八百長問題の余波で前代未聞の珍事が発生! 負け越して十両昇進
2011年05月26日 11時45分
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スポーツ
緊急トレードか!? プロ野球 打線沈黙で投手継投も悪循環…(楽天編)
2011年05月26日 11時45分
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スポーツ
中村ノリ横浜入団を待ち構える「男・村田」、来季はどの球団へ?
2011年05月25日 11時45分
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スポーツ
緊急トレードか!? プロ野球 チェンと岩瀬の復調はいつ?(中日編)
2011年05月25日 11時45分
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スポーツ
着物ガール「YUKI」が5・24後楽園『武道掣圏 第1回大会』にラウンドガールで登場
2011年05月24日 15時30分
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スポーツ
異国で大化け“YOKOZUNA&OSHO”の肉弾坊主コンビ、阿吽の帯をガッチリ防衛! 5・22地下プロレス『EXIT-74 SERIOUS』
2011年05月23日 17時59分
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スポーツ
大関魁皇ガチンコ場所で男を上げた!
2011年05月23日 11時45分
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スポーツ
ガチンコ化推進の技量審査場所で勝ち越し、株上げた大関魁皇
2011年05月21日 17時59分
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スポーツ
白鵬「負けは負けですから、気持ちが空回りした」
2011年05月21日 17時59分
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スポーツ
緊急トレードか!? プロ野球 新人の活躍ナシでも、12球団トップの勝率(東京ヤクルト編)
2011年05月21日 17時59分
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スポーツ
交流戦開幕日もテレビ中継ナシ… 今季は「セ・リーグ有利」って本当か?
2011年05月20日 15時30分
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スポーツ
松坂故障者リスト入りで“決心”がついた!?
2011年05月20日 11時45分
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スポーツ
松井が危ない「スタメン激減はトレード放出のサイン?」
2011年05月19日 15時40分
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スポーツ
緊急トレードか!? プロ野球 エース候補・西の出現でもチーム低迷(オリックス編)
2011年05月19日 15時30分