山口敏太郎
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ミステリー 2020年12月20日 23時00分
クリスマスキャンペーンにはご用心? 海外であったネット広告詐欺事件
12月も半ばとなり、クリスマスの足音も聞こえる頃になってきた。街でも、ネット上でもクリスマスのセールやキャンペーンが行われており、CMや広告が目に入らない日はないほどだ。ネット広告では、バナー広告をクリック、もしくは登録することで特別にポイントや商品がもらえたり、抽選でプレゼントが当たるというものも多い。ところが中にはこの広告を利用した詐欺事件もある。 数年前、Facebookで「ウォルマートから1000ドルのギフトカードが届きました!」という広告が多くの人に届いたことがあった。時期はクリスマス前、多くの会社が様々なネット広告を出していた。その上、世界最大のスーパーマーケットチェーン店であるウォルマートからのものだったため、バナーをクリックした人も多かった。 しかし、これはれっきとした詐欺広告であった。バナーを踏むと当選者名、送付先を確認する名目で、個人情報を記入するページに飛ばされ情報を抜き取られてしまうだけでなく、サイト経由で悪質なマルウェアに感染させられる結果になってしまうのだ。 >>「イエス・キリストが子ども時代を過ごした家」が見付かった!?<< こちらの詐欺は2011年11月ごろから欧米を中心にFacebookで流行し始め、すぐに他のSNSでも報告されるようになった。名前を使われたウォルマートやその他の企業も注意喚起したが、巧妙に本来のサイトや広告のデザインをまねていたため、引っかかってしまう人が出続けたようだ。 あまりにこの手の詐欺が横行したため、一度は「クリスマスツリーに関連したアプリをダウンロードしたり、広告をクリックするとPCやスマホが壊れる」という噂が生まれるまでになってしまった。 もちろんこれは行き過ぎた事例であるが、この詐欺広告・詐欺サイトは現在でも形を変えて出回っている。日本でも全国チェーン店のサイトに見せかけるケースは多く、中には日本郵政などのサイトに擬態するケースも報告されている。広告やサイトを訪れる際には、本当に問題がないか一度確認する必要がありそうだ。(山口敏太郎)参考URLFacebook and Walmart $1000 Christmas Gift Card Invitation Scamhttp://www.hoaxorfact.com/scams/facebook-and-walmart-1000-christmas-gift-card-invitation-scam.htmlChristmas Tree App Virus on Facebook: Fact Checkhttp://www.hoaxorfact.com/virus-scams/christmas-tree-app-virus.html
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芸能ネタ 2020年12月20日 21時30分
【放送事故伝説】よゐこ濱口が鬼の形相で枕を殴る?『ウリナリ』のスゴイ企画
お笑いタレントで、現在ではYouTuberとしても人気を博している「よゐこ」。1992年の第13回ABCお笑い新人グランプリで審査員特別賞を受賞して以降、テレビで人気者となり、30年近くお笑いの第一線で活躍している。一方、新人時代の1990年代は若気の至りか、今とは180度違う芸風であったという。 特に変化が激しかったのは「おバカキャラ」としてブレイクを果たした濱口優。デビュー間もないころは非常に態度が悪く、事務所トップの芸人である笑福亭鶴瓶を激怒させたこともあるという。 そんな濱口が変わったとされているのは、よゐこがレギュラー出演していた『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)である。 当初、濱口はウッチャンナンチャンの南原清隆と不仲だったとされる。番組では濱口をどうにか溶け込ませようと、様々な企画が行われていた。 そんな中、現在ではまず放送できないような企画があった。濱口を自己啓発セミナーに行かせ、性格を改造させるというものである。 濱口はスタッフに連れられて1泊2日のセミナーに参加。セミナーで、濱口は薄暗い部屋の中で他の受講生と共に奇妙な踊りをさせられた。また自分の性格やダメな部分を口に出すという本格的な「矯正」を展開。おそらくバラエティ向きではない「ガチガチ」のセミナーだったと思われる。 >>【放送事故伝説】「お天気コーナー」でまさかの「珍事」!カメラはその瞬間を捉えていた!<< さらにセミナーでは、自分の悩みをぶつけながら枕を一心不乱に殴り続けるという矯正も行った。その際に濱口は「ナンバラ―!ナンバラ―!」と南原の名前を出し、猛烈な勢いで枕を殴っていたのだ。 濱口はテレビショーとは思えないような「マジ」の形相を見せ続けていた。視聴者は、あまりの濱口の変わりっぷりに恐怖を覚えたという。 セミナーに参加した後、濱口は才能を開花させた。もしかすると今の濱口があるのはこの企画のおかげかもしれない?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年12月19日 23時00分
50年経って犯人が残した暗号の解読に成功!謎に満ちた連続殺人事件「ゾディアック事件」
アメリカで有名な未解決殺人事件の一つが「ゾディアック事件」だ。 1968年から1974年にかけて、カリフォルニア州サンフランシスコを中心に少なくとも5人が殺害され2人が負傷。さらに犯人が自ら犯行の内容をマスコミに通報して喧伝し、自分の正体を記した暗号文を送り付けるという行動に出たため「劇場型犯罪」の典型例としても知られている。 犯人は声明文で、黄道十二宮を意味する「ゾディアック」を多用していたため「ゾディアック事件」と呼ばれるようになった。彼が送り付けた手紙には警察がまだ公開していない、犯人しか知り得ない事実が明確に書かれており、「被害者は37人いる」「事件を新聞で大きく取り上げないと『何かすさまじいこと』をやる」と脅していた。警察も厳戒態勢で臨んだのだが、この声明を最後に犯人の動きは途絶えてしまった。 >>その下地は恐竜の時代に生まれた アメリカ南部に浮かび上がる「青い帯」<< ゾディアックの手紙には特徴があり、署名の代わりに円の上に十字を重ねたマークが描かれていた。また、暗号文は複数存在しており、中でも1969年11月にサンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙に届けられた暗号文は340の暗号や記号が17行にわたり並び、非常に複雑だったため長年謎のままだった。なお、この暗号文より前の9月に送り付けられたものは、まだ単純な暗号であり、地元の学校の先生と彼の妻によって解読されていた。しかしその内容は「殺人が好きだ。ものすごく楽しいからだ」というもの。来世で自身に仕える奴隷を集めているという異様な主張が読み取れるものだった。 そして今年に入り、長く謎だった340暗号の解読に成功したという報道があった。解読したのはアメリカのウェブデザイナー、デービッド・オランチャク(David Oranchak)氏で、彼は2006年からさまざまなコンピュータープログラムを駆使し、解読作業に取り組んできた。暗号文は1950年代に米軍が使用していた暗号化マニュアルに登場するものに近く、内容は自慢話や当局への反抗的な言葉が含まれていた。だが、犯行動機や犯人の身元を示す手掛かりはなかったという。 暗号は解読に至ったが、50年以上経った現在でも犯人は不明のままだ。果たして、犯人の正体が明らかになる日はくるのだろうか。(山口敏太郎)
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社会 2020年12月19日 22時30分
サンタクロースに化けて恐喝未遂?変な少年サンタ事件【衝撃の未成年犯罪事件簿】
12月25日はクリスマス。日本における歴史は古く、今から120年前の1900年に銀座の「明治屋」がクリスマスツリーを展示。このディスプレイが東京中から注目されたことがきっかけとなり、クリスマスが広まったとされている。 そんな日本で1964(昭和39)年、クリスマスにまつわる珍事件が発生した。それが「変なサンタ事件」である。 この年の秋頃から東京都内で、郵便受けに差出人不明の封筒が多数投函されていた。封筒の中には現金のほか腕時計など高価な品が入っており、いつしか人々はこのプレゼントを「変なサンタ」の仕業と考えるようになったという。 2010年に発生した「タイガーマスク運動」の先駆けのような事件なのだが、世の中には悪い人間もいるもので、東京では「変なサンタ」をきっかけに犯罪も起こった。 クリスマス前後のある日、14歳の少年が恐喝の容疑で逮捕された。 少年は同年10月、道に停めてあったライトバンから手提げカバンを盗んだ。現金が入っているかと思いきや、中には預金通帳と印鑑2本しか入っていなかった。 「これではお金を引き出せない」と通帳を捨ててしまおうとしたが、少年はちまたをにぎわす「変なサンタ事件」を参考に、ある恐喝を考えついた。 >>セーラー服を着た少女の連続放火事件! その驚くべき理由は【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 見知らぬ家のポストの郵便受けに、奪った通帳を投函。家主に回収させ、数日たったタイミングを見計らい「その通帳は俺のだ。お金を盗んだだろう」と恐喝の電話を入れ現金を脅し取ろうと考えたのだ。 少年はさっそく通帳を郵便受けに入れた。家主が回収したのだが、家主は既に「変なサンタ事件」を知っており、通帳を警察へ届けることにした。やがて少年から恐喝の電話がきたが、怪しんだ家主は「分かった。用意するから来なさい」と要求を一旦のむことに。 そして少年が郵便受けに置かせた約束の5000円を回収しようとしたところ、待ち伏せた警察官に逮捕されたという。 家主がわざと少年の恐喝にのったのは「声が幼く、要求する額が少なすぎたから」という。相手が未成年であることに気づいていたのだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2020年12月13日 21時30分
【放送事故伝説】「お天気コーナー」でまさかの「珍事」!カメラはその瞬間を捉えていた!
朝の情報番組で欠かせないのが「お天気コーナー」である。主に新宿区や渋谷区などの朝の繁華街で人が行き交う様子を定点カメラで捉え、一日の天気を伝える。今や日本の朝のおなじみの光景と言っても過言ではないだろう。 定点カメラでの中継はヤラセや仕込み一切なしの「ガチ」であるがゆえ、まれに制作者側が一切予想できないようなハプニングも発生することがある。 2018年3月20日、情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)でそのハプニングは発生した。 午前6時59分頃、『ZIP!』はお天気コーナーに入り、渋谷・スクランブル交差点を中継していたのだが、道路のど真ん中で奇妙な動きをする男性の姿があった。 男性は直立不動状態で、どう見ても怪しい。そして、男性の下半身からは水のようなものが流れ出ていたのだ。 この映像が流れたのは数秒ほどだったが、交差点のど真ん中で立ち小便をしているとして放送直後、ネットは大騒ぎに。「今、『ZIP!』に立ち小便をする人が映っていたぞ!」「完全に放送事故だろ」と話題になっていた。 >>【放送事故伝説】誰も気が付かなかった?伝説の写真取り違え事故<< この立ち小便男がなぜ渋谷にいたのかは分からないが、朝の繁華街は日が明けるまで酒を飲み、そのまま仕事に行くか、またはフラフラと帰宅するかのどちらかだろう。この立ち小便男も酒を飲みすぎて、我慢ができなくなり、路上で用を足してしまったのではないかと思われる。 おそらく本人も立ち小便姿が全国放送されていたとは気が付いていないと思うが、まさに「油断大敵」といったところであろう。 朝帰りが多い皆さんは、朝の「お天気コーナー」にはくれぐれもご注意いただきたい…!文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年12月12日 23時00分
新型コロナに悩まされるインドにて、新たな奇病が発生!?
新型コロナウイルスの感染者数が拡大しているインド。9月頃から感染者数が急増し、現在は約900万人とアメリカに次ぐ規模となり、死者も14万人を超えている。 >>新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より<< そんなインドで、新型コロナとはまた違った謎の奇病が流行しているという報告があった。 この病気はインドのアーンドラ・プラデーシュ州、パシュチマ・ゴーダーヴァリ県のエールールを中心に報告され始めた。患者は吐き気やけいれん等の症状を見せ、最終的には意識喪失に至ると言われている。現地の医師からの報告によれば、既に数十人が重篤な症状になっており、少なくとも1人の死亡例が確認されているという。また、確認されているのはあくまで病院で診断を受けた人のみであり、潜在的な患者はまだ多く存在しているのではないかとみられている。 今のところ、確認された患者は新型コロナウイルスや、蚊から感染するウイルスに対して陰性であることが分かっており、関連はないとのこと。それでは別のところに原因があるのではないかということで、地元の水源などが調査されたものの、これまでのところ、何も原因となるものは見つかっていないという。 これが新たな病気のパンデミックの始まりであるかは定かではないが、現場は混乱している。地元の議員からは「今回の事例に関する公平で本格的な調査」を国に求める意見が出てきている。現在、この奇病の原因やメカニズムを特定するための努力が続けられているそうだ。(山口敏太郎)参考記事Mystery illness hospitalizes 200 people in Indiahttps://www.unexplained-mysteries.com/news/341620/mystery-illness-hospitalizes-200-people-in-india
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社会 2020年12月12日 22時30分
セーラー服を着た少女の連続放火事件! その驚くべき理由は【衝撃の未成年犯罪事件簿】
家だけではなく人の命も奪う可能性のある「放火」は、今も昔も変わらず、重罪の一つに数えられている。 特に、消火技術が発展途上にあった明治~昭和初期は、放火によって人命を奪われる機会は現在よりも多く、身近な恐怖の一つでもあった。 1933年(昭和8年)5月15日、東京都文京区(当時、東京府東京市小石川区)のある街で連続放火事件が発生した。最初はある住宅の隅に置いていた箒(ほうき)がめらめらと燃え、次に数メートル離れた住宅の便所でも火が上がったという。 奇妙だったのは、火のスピードで、わずか25分の間に8軒の住宅からボヤが出ているのがわかった。 警察は、放火魔を「この地域に詳しい者の仕業では」と調べたところ、放火現場の近くでは「水兵服(セーラー服)を着た女の子」の姿が相次いで目撃されていたのがわかった。 ある現場で、水兵服を来た女の子が走って逃げていく姿も目撃されており、「連続放火について何か知っているのではないか」と追う事になった。 そしてしばらくして、脱ぎ棄てられた水兵服、懐に使用された跡のあるマッチが発見され、持ち主はこの住宅街に住む12歳の女学生であることがわかった。 警察はこの女学生の家を訪問し、問い詰めたところ最初は否定していたが、次第に自分の犯した罪の重さに気が付き、放火したことを白状したという。 >>小学生二人が「お礼」欲しさに殺人を自作自演?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< この女学生が放火した理由は「消火する消防ポンプが好きで、火事になれば消防ポンプがたくさん見れると思ったから」というトンデモナイ理由であり、周囲を呆れさせた。 だが、保護者によると、この女学生は元は和歌山県で生まれ養女に出された子どもであり、学校でも友達がおらず寂しい思いをしていたという。 そのため、この放火事件は消防ポンプはあくまで理由の一つで、本当は女学生が大人の気を惹こうと放火していたのではないかと思われる。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年12月06日 23時00分
宇宙にメッセージを送っていた電波望遠鏡、崩壊 50年以上運営されてきたアレシボ天文台
UFOを目撃したり、撮影に成功したという人は多い。中には宇宙人にさらわれたと主張する人もいるが、宇宙人は本当に存在しているのだろうか。 本当に空飛ぶ円盤に乗って地球にまで訪れているかどうかは別としても、宇宙には無数の天体が存在している。地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低い確率だが、あるはずだ。そういった考えから考案されたプロジェクトが地球外知的生命体探査(Search for extraterrestrial intelligence、略称SETI)だ。 >>宇宙人に誘拐され、子どもができた!?衝撃的なアブダクション体験の背後にあるもの<< 電波望遠鏡で宇宙から受信した電波を解析して人工的な信号を探すというもので、逆に地球の側からも宇宙人へ向けて電波を送る試みも行われた。こちらはアクティブSETIと呼ばれ、その嚆矢(こうし)となったのが1974年、プエルトリコのアレシボ天文台から送られた「アレシボ・メッセージ」だ。 0と1の組み合わせで、数字や太陽系の図と地球の位置、簡単な人間の姿とDNAの構造などが一覧になっているもの。このメッセージについてはちゃんと電波が届くのか、読み解くことができる内容なのかという疑問もあった。だが、そもそもこのメッセージはアレシボ天文台の電波望遠鏡が同年に改装されたことを記念して行われたものであった。内容はともかく「送ること」に意味があったと考えた方が良いだろう。 そんなアレシボ天文台が、現地時間12月1日の深夜に崩壊したという報道があった。アレシボ天文台のシンボルは巨大な電波望遠鏡だ。くぼ地を利用して直径305メートルの反射面の上に、受信機が3基の塔からケーブルでつり下げられる構造になっていたのだが、主鏡の上に受信機が落下して崩壊してしまったのである。 アレシボ天文台は1963年に建設されて運用されてきたが、2017年のハリケーン「マリア」と2019、20年、立て続けに起きた2度の地震によって望遠鏡が損傷。受信機を支えるサポートケーブルが2本断線し、補修を行うにしても作業が困難であること、また50年以上運用され、施設の老朽化が激しいこともあって、11月には電波望遠鏡の解体が決定されていた。 ところがその後、残りのケーブルを支える部分が壊れ、重さ約900トンの受信機が約140メートルの高さから主鏡の上に落下し崩壊してしまった。天文台に併設された学習センターなども被害を受けたそうだが、人的被害はなかったという。 なお、今後は被害を受けなかった箇所を調査し、運用を回復する方法を模索するとのこと。解体が決定した後も、天文台はデータ解析等研究のため存続される見込みであったので、新たに生まれ変わるのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年12月05日 23時00分
誰が建てたのか、そしてどこへ消えたのか? ユタ州の砂漠に出現した銀色のモノリス狂想曲
11月18日、アメリカ・ユタ州の砂漠で奇妙な物体が発見された。地面から3~3.6メートルの、磨かれた四角い鉄の板を組み合わせた柱が地面から生えているというものだ。 >>宇宙人に誘拐され、子どもができた!?衝撃的なアブダクション体験の背後にあるもの<< 地元メディアの報道によると、18日にユタ州野生生物資源局が年間の生物生息数調査のため、ユタ州公共安全局のヘリコプターで荒野を回っていた。上空を飛行しながらオオツノヒツジの生体数を調査していたところ、生物学者の一人が荒野にぽつんと立つ謎の鉄の柱を発見。興味を持った研究チームは近くにヘリを着陸させ、近づいて調べてみたのだという。 当初はNASAなどの機関が衛星との通信用に建てたものではないかとも推測されたが、鉄の柱の周囲には他に人家もなく、何らかの設備や機器も存在していなかった。曲がっているところなども確認できなかったため、最終的に何者かによるアート作品である可能性が高いという結論になった。なお、発見した研究者たちはこの柱を「2001年宇宙の旅」に出てきた謎の構造体に似ているとして「モノリス」と呼ぶことにした。 誰が、なんのために設置したのか分からない謎の「モノリス」の報道を受けてネットは大きく盛り上がった。しかし発見者たちは、この柱を写真に収めて公開しているものの、正確な位置を非公開にした。誰の物かも分からない状態で所在地を明らかにすると、興味本位で人が集まって現場が破壊されかねないと判断したのだ。 だが、ネットでは何とかして場所を特定しようとする人たちが続出。その結果、一日も経たずしてGoogle Earth上でモノリスを発見した人が出てきた。だが、Google Earthの更新履歴を確認すると、このモノリスは2015年8月から2016年10月の間に設置されたと判明した。つまり、このモノリスは実は4、5年前から何者かによってひそかに砂漠の片隅に建てられていたということだ。 そして今月27日、衝撃的な続報が寄せられた。モノリスが地面に三角形のくぼみを残して消えてしまったことが判明。ユタ州土地管理局は28日、Facebookでこの事実を発表した。 モノリスの場所は連邦政府が管理する公有地であったため、罰則を恐れた設置者が撤去した可能性が考えられているが、今のところ誰がこのようなことをしたのかは分かっていない。 なお、モノリスの外見的特徴から、芸術作品に関する情報を取り扱う「The Art Newspaper」がミニマリストの芸術家、ジョン・マクラッケン氏の「独立した板の彫刻(free-standing plank sculptures)」に似ていると指摘。現在、この作品を展示しているDavid Zwirner Galleryも「これは間違いなくジョンの作品だと思います」と語っている。ジョン・マクラッケン氏本人は2011年に亡くなっており、ギャラリー側も「危険を犯さなくても、ユタ州のモノリスは我々のギャラリーに展示中です」と述べている。 果たしてモノリスはどこに消えたのか。もしかすると再び姿を現すのだろうか?(山口敏太郎)関連記事Mysterious Monolith Appears in Utahhttps://www.coasttocoastam.com/article/mysterious-monolith-appears-in-utah/
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社会 2020年12月05日 22時30分
小学生二人が「お礼」欲しさに殺人を自作自演?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
小学生が「お礼」欲しさに幼児を殺害するという衝撃的事件が発生したのは、今から60年前の1960年(昭和35年)7月のことだった。 その年の7月17日の夜、神奈川県A市に住む自動車運転手の長女りょうこちゃん(仮名・2歳)が盆踊りの最中、市内の小学校校庭の防火用水で溺れて死ぬ事件が発生した。 >>「自分は死ぬのが一番幸福だと思う」16歳の少年の偽遺書殺人事件【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 第1発見者は、近所に住む小学2年生(7歳)と1年生(6歳)で、「りょうこちゃんが溺れた」とりょうこちゃんの母親に伝え、母親が急いで駆け付けたところ、冷たくなったりょうこちゃんの姿があったという。 警察はりょうこちゃんがお祭りの最中に防火用水へ近づき、落ちてしまったものとして調査を開始したが、数点おかしな点に気が付いた。 まず、りょうこちゃんが死体となって発見された小学校校庭の防火用水は盆踊りの現場から200m離れた場所にあり、2歳児であるりょうこちゃんが一人で行くのは不自然である。 また、防火用水の中に入るには30センチの縁を乗り越える必要があり、りょうこちゃんが一人で乗り越えるのはこれまた不自然であった。 さらに、りょうこちゃんの体には防火用水から落下した時とは異なるアザや打撲の跡がついており、何者かに暴行された痕跡があったことだ。 警察は第1発見者である小学2年生と1年生の学童2名から事情を調べたところ、この二人がりょうこちゃんを防火用水に突き飛ばしたことが判明した。 実はこの学童2名は、この年の4月に近所の川で溺れている子供を救出。その際に保護者から200円のお小遣いとノートを貰った事に味をしめ、自作自演でおぼれている子供を助けて、再びお礼を貰おうと画策していたことが判明した。 最初は殺すつもりこそなかったが、りょうこちゃんが言う事を聞かなかったため、殴る蹴るの暴行を加え、突き落としたものの、防火用水から拾いあげることができず、結果殺してしまったという。 人助けをした少年達が、3か月後には一転、人を殺めてしまう事になるとは。今から60年前に発生したなんともやりきれない事件であった。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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