スポーツ
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スポーツ 2017年04月08日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND46 〈“選ばれし神の子”の覚醒〉 真のプロレスラーになった一戦
2003年の大みそか、総合格闘技戦で屈辱のTKO裁定を受けたIWGP王者の中邑真輔が、雪辱を期して中3日で臨んだ1・4東京ドーム。 対するNWFヘビー級王者の高山善廣は、そんな中邑を激しい顔面蹴りや膝蹴りで徹底的に潰しにかかった。 ボブ・サップvs曙で話題を集めた'03年大みそか、中邑真輔は『K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!』(ナゴヤドーム)のセミファイナルに、IWGP王座のベルトと共に登場した。 初めての総合格闘技戦となるK-1戦士アレクセイ・イグナショフとの一戦は、グラウンドで優位を保ちながら膝蹴り1発でダウン。すぐに立ち上がって試合継続の意思を見せたものの、レフェリーの判断により即座にTKO負けを宣せられた。 あとになって中邑と新日側の抗議によりノーコンテストと訂正されたが、いったん黒星を付けられたという事実は重い。 「これが永田裕志のような10年選手であれば、プロレスファンは全面支持に回ったのでしょう。しかし、このときの中邑はデビューから1年半にも満たない新人に過ぎず、プロレス界代表とまでの信頼はなかった」(プロレスライター) イグナショフ戦の直前、天山広吉を破ってIWGP王座を獲得してはいたが、その試合の評価はいま一つ。試合は終始、天山ペースで進みながら唐突に腕十字で極めたフィニッシュに、観客はただ呆気に取られるばかり。デビュー最短での同王座獲得記録となったが、中邑への祝福ムードは薄かった。 「プロレスのスキルにおいてはまだまだ未熟でも、格闘技的センスに恵まれた中邑であればPRIDEやK-1のブームに対抗できる。そんな思いがあったからこそプロレスファンも王者として受け入れたという、ある意味で妥協のようなところがありました」(同) そんな中邑が肝心の格闘技戦、それも世間からの注目の集まる大みそかの大一番で負けに等しい結果しか残せなかったとなれば、周囲の視線は当然、厳しいものとなる。そこからわずか中3日で臨んだ1・4東京ドームのメインイベントは、中邑にとってまさに針のむしろではなかったか。 対するは高山善廣。 高山もやはり'03年大みそか、『猪木ボンバイエ』(神戸ウイングスタジアム)のメインでミルコ・クロコップとの対戦が発表されたものの、ミルコの負傷(実際は契約トラブル)によりキャンセルとなっていた。 '01年のPRIDE参戦を契機にノアを退団し、フリーとなった高山はこの頃、鈴木みのるとの外敵軍を結成して新日マットを席巻。天山の前のIWGP王者でもあった。 「当時の高山は、ノアと新日の両メジャーと良好な関係を続けながら、同時に総合格闘技のマットにも上がっていた。かように幅広く活躍した選手は歴代でも高山ぐらいのものでしょう」(スポーツ紙記者) 高山がフリーで成功を収めた理由としては、もちろんその日本人離れした身長2メートル近い巨躯と、インパクト抜群のイカつい容貌が最大の魅力ではあったが、それだけではない。 「よく“プロレス頭”などと言いますが、高山の場合はそれが抜群に優れていた。何かにつけて“俺が一番”と思いがちなレスラーたちの中にあって、高山は自分を客観視できるから、ヒールであれ、ベビーフェースであれ、自分の立場をしっかりと把握した上で、必ずファンが期待する以上の働きを見せてくれる。総合格闘技においても高山自身は、早い段階から『技術的に通用しない』との自覚があったようですが、それならばとドン・フライ戦のようにド迫力の殴り合いという技術以外の部分で魅せてくれる。ボブ・サップ相手に真っ向から勝負してきれいに一本取られたのは、高山の他では数えるほどしかいませんよ」(同) それだから、団体側も高山を積極的にブッキングしたくなる。 「当時、高山の取り巻きが『新日なんてどうにでもなる』と息巻いていたのを見掛けたこともあります。新日側が高山を使いたいがために、何でも要求をのんでくれるという意味だったのでしょう。高山本人は至って誠実な人柄なんですがね」(同) そんな高山が、中邑戦に向けて用意した回答は“徹底的なたたき潰し”であった。イグナショフ戦の後遺症で腫れた中邑の顔面を、それが分からなくなるほどまでに蹴りまくり、ボディーに膝を突き上げる。 当然、中邑は何度もダウンを喫するが、それでも立ち上がり続けることで格闘技戦では発揮できなかったプロレスラーの頑丈さと根性を見せつけた。 最後は高山のエベレスト・ジャーマンのフックが甘くなったところを切り返して、チキンウイング・アームロックで勝利を収めた中邑。 デビュー当初から“選ばれし神の子”として英才教育を受けてきた中邑は、この日、高山により初めて真のプロレスラーとして生命を吹き込まれたのだった。
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スポーツ 2017年04月07日 17時00分
巨人が早実・清宮対策でメジャー挑戦ポスティング容認へ
3月26日、プロ野球全球団は、オープン戦の全日程を終えた。その結果、ある球団と他球団との実力差が明らかになり、動揺が走った。 その勝敗表を見てみると、首位千葉ロッテ(13勝2敗3分)を筆頭に、上位6チームのうち5チームがパ球団。逆に、ドン尻から4チームはセ球団。オープン戦終盤で6連敗を喫した巨人は、5勝14敗でダントツの最下位に終わっている。 巨人は24日、シーズン前恒例の激励会を開き、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆も当然、この話題に触れた。 「(オープン戦は)わざと負けたんじゃないか。由伸君も計算ずくで。開幕以後、連勝街道を走ってくれると期待したい」 監督1年目の昨シーズンは、野球賭博事件発覚の影響を受けたこともあり、主筆もV逸には寛容だった。そこで、オフには空前の30億円補強を敢行。もう待ったなしで、優勝を逃せば解任もある。やんわりと圧力をかけたのだろう。 他球団を圧する戦力を持ちながら、結果を残せないのは、チームの士気に原因があるというのが球団首脳の一致した見解だ。 もっとも、同情すべき面もある。巨大補強した結果、新戦力を優先起用する必要が生じたため、二軍に豪華メンバーが集結してしまったのだ。野手陣では4番ギャレットをはじめ、松本哲也、亀井善行、脇谷亮太、片岡治大。投手も杉内俊哉、高木勇人、桜井俊貴と本来の一軍メンバーが追いやられた。 「ベテラン、新戦力、若手の力を融合して化学反応させ、1年を戦っていく。新たな収穫と課題をシーズンに生かしたい」 このように話していた高橋監督だが、その化学反応の触媒として期待しているのが、今ドラフトの超目玉、早稲田実業の清宮幸太郎(17)だ。この若武者の獲得に動くことで、12球団で唯一ポスティング移籍を認めてこなかった方針を転換、チームの士気を高めようとしているという。 「今回のWBCで分かったのは、選手たちのメジャーへの憧憬です。清宮も、1年でも早い渡米を思い描く1人。これまでは早大進学が既定路線で、大学側も入学を織り込み済みで、入学1年目から4番で抜擢する構想を描いていました。ところが、清宮のメジャー志向が高まったことで、“高卒即ドラフト”の可能性が急浮上しているのです」(スポーツ紙デスク) NPBの野球規則では、海外FA資格を得るには実働9シーズンを有する、とある。大学経由だと、FAできるのは最短でも31歳。ダルビッシュ有や前田健太のようにポスティング移籍の抜け道もあるにはあるが、巨人は認めていなかった。 「このままでは、清宮の選択肢は『早大進学、もしくは巨人以外の11球団』になりかねません。そこで高橋監督は、巨人にポスティング移籍容認に舵を切らせることで清宮指名に踏み切り、合わせて主力選手の発奮剤にしたいようです」(同) 名門球団までも歴史的大転換を迫られている。
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スポーツ 2017年04月06日 17時00分
鳥谷、糸井…金本阪神に早くも噴出した 超変革失敗「お家騒動」(2)
オープン戦が後半に差しかかった頃、金本監督は、「7対3で鳥谷が勝っても(北條を)使う」と発言。OBたちも「遊撃手・鳥谷」の復活までは望まず、二塁、三塁へのコンバートは止むなしとし、「スタメンに復帰し、また3割近い打撃を残してくれれば、それだけでチームのムードはよくなる」と考えていた。 「鳥谷と北條はキャンプでずっとショートを争っていました。『競争』もけっこうですが、鳥谷を二塁、三塁に入れての連係プレーの練習は一切していません」(トラ番記者) 鳥谷はオープン戦で二塁、三塁で合わせて5つの失策を記録。北條もショートで3失策をカウントしているが、「失策5」は12球団ワーストである。だが、守備練習をしていないのだから、当たり前と言えなくもない。 「原口文仁も一塁コンバートをオープン戦途中で通達されました。秋季キャンプ中から打撃優先で捕手から一塁に転向させるか否かが問われていましたが、ここに来てようやく結論が出たようです」(同) 金本監督がタイミングをしくじるのは、サインを送るときだけではないようだ。原口も一塁手として連携プレーをやっていないのは前述どおり。新加入のキャンベルは故障で開幕に間に合いそうもなく、したがって鳥谷の三塁開幕は濃厚となれば、リーグ最多の失策をカウントした阪神は、急造内野手を2人も抱えることになる。 ほかにも、昨季、主に4番を任された福留孝介が「不倫騒動」の影響からか、オープン戦では打率1割を切っており、新加入の糸井嘉男も状態を上げてきたとはいえ、本調子にはほど遠い。不安要素は、数え上げたらきりがない。 「北條がペナントレース本番で打てなかったら、金本監督の世代交代は失敗となる。鳥谷にきつくあたるのは愛情もあるだろうが、このまま消えれば、阪神は『将来の監督候補』の晩節まで汚すことになります。そうなれば、フロントも黙って見過ごすことはできない」(前出・関係者) 投手陣も同様だ。今年もメッセンジャーが開幕投手を務める予定で、来日8年目、35歳のベテランに頼ることになる。クローザーを予定して獲得したメンデスは不振。2年目のマテオもピリッとせず、いったんは解雇の方向に決まったドリスも再契約はしたものの、明らかだった弱点を解消しないままでシーズンに突入する。 「救援投手に転向した岩崎優がいい分、酷使することになりそう。リリーフ陣が不安だらけなので、ベテランの能見篤史を転向させる案も再浮上してきた」(同) 能見も先発として調整させてきており、金本監督は急場しのぎのような選手起用を繰り返し続けている。 チーム改革に失敗すれば、「ポスト金本」も真剣に検討され始める。今季、定番のお家騒動が復活か!?
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スポーツ 2017年04月06日 11時30分
「打線好調」で受難! 正捕手候補・梅野に求めるモノが違ってきたゾ
阪神の開幕マスクを任された梅野隆太郎(25)に求められる内容が変わってきた。 ペナントレース第5戦を新加入の糸井嘉男(35)の一撃で勝利し、2勝目。シーズンはまだ始まったばかりだが、金本阪神は開幕前の予想とは違う展開を見せている。 不安要素はチーム得点力、救援投手陣、守備。オープン戦18試合を終了した時点では、そう評価されていた。しかし、いざペナントレースが始まってみると、「チーム得点力」の不安は微塵もない。 「新加入のキャンベルが怪我で脱落したこと。そして、オープン戦では好機にもう一本(ヒット)が出なくて、苦しい展開が続きました。本塁打は出ていたので、ペナントレースは一発頼みの厳しい状況になると思われました」(プロ野球解説者) 三塁を予定して獲得したキャンベルが抜け、その穴をベテラン鳥谷敬(35)が埋めた。皮肉なもので、キャンベルの抜けた『国産打線』(投手を除く)はチーム打率2割9分2厘と絶好調で、正捕手争いにも影響してきたのだ。 「チーム得点力が不安視されていたので、首脳陣は開幕マスクを任せた梅野に求めたのは、打撃力でした。配球、守備で多少のミスが出ても、打てるのであれば使い続ける、と」(球界関係者) 配球面をおろそかにしたわけではないだろうが、チーム総失点は28。リーグワーストである。チーム防御率も4.26と振るわず、守備に関しては開幕前の予想通りで、12球団ワーストの8失策をすでにカウントしている。「得点能力があって、失点を防ぐ力が足らない」となれば、守備の要である捕手に求める要素も違ってくる。梅野に対し、「配球面をもうちょっとしっかりやってくれ」の声も出始めたのだ。 「開幕直前、捕手は梅野でスタートさせることは決めていましたが、打線低迷ならば、一塁にコンバートした原口を捕手に戻して、一塁に別の野手を入れる腹案もありました」(前出・同) バッテリー担当の矢野燿大コーチ(48)は、2年目の坂本誠志郎(23)にも期待しているという。その坂本は右手親指を骨折してしまった。どういう捕手を育てようとしているのかというと、配球、守備、盗塁阻止など全てにおいて、「そつなくこなすタイプ」とのことだ。 阪神の正捕手不在は近年抱えてきた“難題”でもある。データを見直してきたが、シーズンを通して100試合以上に出た捕手は、2010年の城島健司が最後だ。城島加入前の正捕手が矢野コーチであり、城島、矢野も途中加入だった経緯を考えると、生え抜きの正捕手は85年のV戦士・木戸克彦以来、出現していないことになる。 坂本への期待、そして、ベテラン岡崎太一(33)もいる。打線の勢いが止まれば、原口の再コンバート案も浮上してくるだろう。梅野は早々に最少失点で防ぐ試合を演出しなければならなくなった。(データは5日終了時点、一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2017年04月05日 17時00分
鳥谷、糸井…金本阪神に早くも噴出した 超変革失敗「お家騒動」(1)
『金本批判』が爆発する―。 各メディアはチーム内に不満があることは知っていた。しかし、それを口にするのはタブーだった。ヘタに騒げば“出禁”を食らうからだ。だが、“超変革失敗”の予兆を受けて、バッシングの火種がそこかしこにくすぶり始めている。 「昨季も細かな采配ミスは見られました。監督自身もこぼしていたように、サインを送るタイミングを逸して、何もできなかったり…。監督が『朝、怒って目が覚めることもある』と話していました」(在阪記者) 「怒りで目が覚める」とは、ストレスも相当溜まっているはずだ。このことを打ち明けた金本知憲監督(48)は、「(怒りは)誰に対して?」と突っ込まれると「自分」と答えたが、それはちょっとの間、考えてからだったという。 「金本監督に言わせれば、チームの課題は打線です。ですが、監督就任前の'15年は、シーズン終盤で失速したとはいえ、リーグ3位でクライマックス・シリーズ進出を果たしています。金本監督になってBクラスに低迷、去年は完全に優勝圏外でした」(同) その金本監督は、ふた言目には世代交代を口にしてきた。そして、「ベテランがしっかりと働いてこそ、若手を登用できる」とも話し、不振に陥った主力選手を非難した。その筆頭が昨季、打率2割3分台にまで落ち込んだ鳥谷敬であることは言うまでもない。 「鳥谷は長くレギュラーを張ってきた主力中の主力で、チームに与える影響力は本当に大きい。鳥谷が打撃不振に苦しむのと同時にベンチのムードが悪くなり、チームも失速していきました」(阪神担当記者) その打撃不振について、『真説』が分かった。 「ウエートトレーニング、フルスイングが金本イズムです。その『思いっ切り振れ!』の指導が合わなかったんです。鳥谷の打撃は軟らかい。正反対の練習を押しつける格好となってしまった」(球界関係者) 昨季の開幕6番の打順も、ベテランのプライドを傷つけた。ここに北條史也の成長も重なったが、単に正遊撃手を入れ換えればいいという話ではない。 「阪神OBは『猛虎復活のカギは鳥谷』と異口同音に答えます。鳥谷の影響力を知るからで、金本監督も知らないはずがない」(同)
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スポーツ 2017年04月04日 12時05分
守備難の阪神を襲う負の連鎖と「裏格言」
3連戦でのチーム失策数は「8」。2017年プロ野球ペナントレースが開幕した。敵地・広島のマツダスタジアムでの3連戦を終え、金本阪神は早くも12球団ワーストとなる失策数をカウントしてしまった。失策数は昨年もリーグワーストの「97」を数えており、金本知憲監督(49)は昨秋のキャンプ時点から「守備力の強化」を掲げていた。 チーム失策数のプロ野球ワースト記録は、1940年に南海ホークスが作った「253」。「そんなバカなことはないよ」と突っ込まれそうだが、この調子で阪神がミスを出し続けると、シーズン全体で「380」以上のエラーをカウントすることになる。 野手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「マツダスタジアムは内野フィールドにも天然芝が植えられています。3失策をカウントした開幕戦は雨で芝生が濡れていたのでやりにくかったんじゃないかな。実際、マツダスタジアムを本拠地にしている広島も3連戦で5つの失策をカウントしたしね」 同プロ野球解説者は「個人的な印象」と前置きし、「天然芝での内野ゴロは、土のグラウンドよりも早く失速する。そうかと思えば、バウンドが不規則で…」と、天然芝の内野フィールドの難しさを説明していた。 金本監督は1勝2敗と負け越したことについて、「試合をしながら巧くなっていくのを目指して…」と苦笑いしていたが、『失策』から始まった“負の連鎖”にも気づいていたはずだ。負の連鎖とは、失策からの失点だけではない。 味方野手のエラーにより、先発投手がリズムを失った。まず、開幕投手のメッセンジャー(35)は勝利投手にはなったものの、6回途中で降板した。投球数は125球、これだけ投げていれば、普通ならば完投するかどうかだ。第2戦の岩貞祐太(25)は5回、第3戦の能見篤史(37)は3回3分の1で降板した。先発投手の責任イニングとされる6回を投げきった投手は一人もいない。「打ち取った」と思った後、味方野手が失策すると、メンタル面でのダメージが残る。また、先発投手が早々に降板すれば救援投手を多く注ぎ込まなければならない。投手の消耗だ。 その救援投手だが、クローザーよりもセットアッパー役の投手のほうが、調整が難しいという。クローザーは勝ちゲームにしか投げない。それに対し、セットアッパーは勝敗に関係なく登板する。しかも、今回の広島3連戦のように先発投手がリズムを掴めないでいると、試合序盤から肩を作らなければならない。肩を作ってすぐマウンドに送られるのならば、まだいい。先発投手が持ち堪えれば、試合中に2度、3度と肩を作り直さなければならない。その反対に、実戦での登板間隔が空けば、それだけで不振に陥ってしまう。 その中継ぎ投手の調整の難しさに直面したと思われるのが、今季からセットアッパーに転向した岩崎優(25)だ。 「金本監督が期待していた一人です。登板間隔が空いてしまうのを恐れ、その岩崎を第3戦のビハインドの状況で投入しました。勢いづく広島打線と対峙させてしまい、試合の流れも止められませんでした。岩崎を勝ちゲームで使って、ノセてやりたかったんですが」(球界関係者) 守備でミスをした野手はバットで取り返そうとする。その思いが良い結果になるのならともかく、空回りしてしまう選手も少なくない。 阪神には、こんな裏格言があるそうだ。チャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ――。好機で打席がまわってきた選手、大一番を託された先発投手は重圧に負けてしまう。ピンチは言うに及ばず、だ。阪神ナインが「守備でミスをしてはならない」という重圧から抜け出すには、ちょっと時間が掛かるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2017年04月03日 11時58分
連勝で暴かれたヨシノブ采配の弱点
就任2年目の高橋由伸監督(42)は連勝スタートを切った。2戦目は主砲・阿部慎之助(38)のサヨナラ3ランという劇的勝利だった。こういう勝ち方はチームを勢いづける。しかし、気になる場面もあった。阿部の一撃が出る数分前のことだ。 代打・村田修一(36)が右前打で出塁する。一死一塁、高橋監督は俊足の重信慎之介(23)を代走に送る。スコアは1対2、巨人ファンのボルテージも一気に高まったが、次打者・立岡宗一郎(26)の仕草がちょっとおかしい。相手投手が一球を投じるごとに三塁コーチャーのほうを見る。この場面では、単独スチール、犠打、エンドランなどの攻撃が考えられる。試合後、関係者によれば、立岡はそのサインがいつ出るのかと待っていたという。結果は一塁ゴロで走者・重信が二塁に進み、3番坂本が死球を選び、4番阿部の一撃につながったわけだが、得点好機を広げられるかどうかの大事な場面で立岡にも自由に打たせたということは、高橋采配は「選手個人の能力」で相手ピッチャーを攻略しようとしていたわけだ。 「立岡を信頼していたという意味もあると思いますが」 先の関係者はそう説明していたが、就任1年目だった昨季を見る限り、高橋監督はリスクを冒さない慎重派の印象を受けた。 その一例が代走の使い方である。昨季まで、巨人には代走のスペシャリスト・鈴木尚広がいた。 鈴木は9回最後の攻撃、「一打同点、サヨナラ勝ちを…」の場面で起用されてきた。その鈴木の盗塁数だが、昨季は10(失敗ゼロ)。一昨年の前任者時代も10(失敗1)。盗塁数は変わっていないが、鈴木の出場試合数は15年の「65」から「44」に減り、代走で出場しても、「初球送りバント」の采配が目立った。また、チーム全体の盗塁数も減少した。15年はリーグトップの「99」をカウントしたが、高橋政権では「62」に減った。「確実に二塁まで進める」采配であり、前任者の時代のように単独スチールで二塁を落とし入れてから攻撃を仕掛ける「冒険野球」とは大きく様変わりした。 こうした高橋采配を踏まえ、立岡を自由に打たせた件について、コーチ経験を持つプロ野球解説者はこう語っていた。 「立岡にエンドランのサインを出し、それを相手バッテリーに読まれてしまえば併殺プレーを被り、ゲームセットになっていたかもしれません。代走の重信は群を抜いて足が速いし、立岡に自由に打たせたとしても併殺はない、右方向にしっかり転がしてくれると判断したのでしょう。次の坂本、阿部で勝負するための安全策です。采配は間違ってはいない」 だが、中日の指揮官は黄金期の西武野球を熟知した森繁和監督である。「相手の嫌がることをする、自分たちがやられてイヤなことを相手にもする」と繰り返し語ってきた。9回一死一塁の場面で、「相手のイヤがること」を考えると、単独スチールではないだろうか。アウトカウントを増やさずに二塁ベースを落とし入れれば、一打同点というプレッシャーは相当なものになる。もっとも、盗塁失敗となれば、好機は完全についばまれてしまうが…。 「仮に単独スチールを仕掛けていれば、失敗しても意義はあったと思う。各対戦チームは『今年の巨人は盗塁を仕掛けてくる』と判断するので、9回の攻防で相手バッテリーは盗塁を警戒しながらの配球を強いられます」(前出・プロ野球解説者) 森監督を始め、ネット裏のライバル球団スコアラーたちは「今年の阿部は要注意」と捉えていた。巨人はサヨナラ勝ちをおさめたので高橋監督の慎重な采配は成功したわけだが、次に、一打同点という場面になったら、対戦チームのバッテリーは阿部と勝負して来ないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2017年04月02日 16時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 移籍が大きなプラスになる上原と田澤に注目せよ
4月2日にメジャーリーグが開幕する。それに伴い米国の主要スポーツメディアは各選手の予想成績を発表しているが、日本人選手の予想値は表(※本誌参照)の通りだ。 これらの数値は「(1)各メディアが独自に開発した複雑な数式を使ってベースになる予想値を出す」「(2)それにアナリストが故障の有無、味方の得点力や守備力、本拠地球場の大小など様々な要素を加味して修正を加える」という流れで生み出されることが多い。 田中将大は走者を出さない能力を測る指標であるWHIPがベストレベル、防御率もトップテンに入れるレベルだが、ヤンキースは今季も得点力が低いと予測されているので勝ち星の予想値は「14」止まりだ。 岩隈久志に関しては下段のCBSスポーツが防御率はメジャー平均(4.18)より悪い数字になると予想しているのに、勝ち星は「16」としている。マリナーズ打線は今季も得点力が高く、3点取られても5点以上取ってくれるケースが多くなると見ているのだ。 マエケンの勝ち星を「17」としているのも、今季ドジャースは得点力が大幅にアップする可能性が高いので、3〜4点取られても、それ以上の得点援護が得られるケースが多くなると見ているからだ。 CBSスポーツはダルビッシュの奪三振数を241としているが、これは奪三振王になれるレベルの数字だ。トミージョン手術から2年が経過し、さらに球威が増すと見ている。 青木宣親とイチローに関しては上段のESPNが、2人が控え選手扱いされると見て低い数字になっているのに対し、下段のCBSスポーツの方は、準レギュラー級の出場機会を与えられる可能性が高いと見て、比較的いい数字を出している。 上原浩治と田澤純一に関しては、移籍がプラスに作用すると見て、ESPN、CBSスポーツとも、昨年よりかなりいい数字を出していた。 この両名には、具体的にどのようなプラスがあるのだろう?★上原浩治のカブスで投げる二つのメリット 昨年のワールドシリーズ覇者であるカブスが上原獲得に動いたのは、クローザーを務めるウェイド・デービスが故障した場合の保険という意味合いもあるが、最大の狙いは「左打者殺しのセットアッパー」として活用することにある。上原はスプリッター(フォークボール)を多投するため、右投手なのに左打者に滅法強い。昨季は右打者に対しては被打率が2割5分3厘でよく打たれていたが、左打者に対しては1割3分9厘と完璧に抑え込んでいた。今季は7回か8回のうち、左打者の多い方に起用されることになるだろう。そのような使い方をされると対戦する打者の6〜7割が左打者になる。それによって防御率は格段によくなり、奪三振率も大幅にアップすることが予想される。 移籍に伴う二つ目のプラスは、ファウルフライでアウトを取るケースが増えることだ。上原は典型的なフライボールピッチャーで、打球は凡フライになる比率が高い。しかし、昨年まで在籍したレッドソックスの本拠地フェンウェイパークはファウルゾーンが極端に狭く、通常ならファウルフライになる打球がスタンドインするケースが多かった。だが、カブスの本拠地リグレーフィールドは通常の広さのファウルゾーンがあるので、凡フライを打たせる技術の高さが活きてくる。★田澤純一:マーリンズに来た二つのメリット 田澤は上原同様、昨年までレッドソックスで投げていたが、酷使されたことで制球が甘くなり、昨年8月にセットアッパーから外された。レ軍は契約更新の意志も見せずオフにFAとなったが、イチローの口添えもあってオフにマーリンズと2年1200万ドルの契約を交わすことに成功した。 移籍のメリットは二つ。一つは、本拠地球場がまったく違うタイプになることだ。レ軍の本拠地フェンウェイパークは「(1)全体的に狭い」「(2)ファウルゾーンが極端に狭い」「(3)レフトが極端に浅い」という悪条件があり、田澤のようなフライボールピッチャーはかなり不利になる。それに対し、新天地マーリンズパークはメジャーきっての広い球場だ。ファウルゾーンもたっぷりあるので、田澤にとっては願ってもない好条件を備えた球場と言えるだろう。 もう一つのメリットは、ホームランを量産する打者がひしめくア・リーグ東部地区から、長距離砲が最も少ないナ・リーグ東地区に移ることだ。田澤の泣き所は1発リスクが高いことだ。そのため中軸にホームランバッターが顔を揃えるブルージェイズが天敵で、カモにされ続けた。今回の移籍で天敵から解放されたことは大きな意味を持つわけだ。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年04月02日 12時00分
実は焦ってる? “トランキーロ”内藤哲也が挑戦者不在に不満爆発!
今年の1.4東京ドーム大会で、これまで新日本プロレスを牽引してきた“エース”棚橋弘至に引導を渡し、2.11エディオンアリーナ大阪大会では、前王者マイケル・エルガンを返り討ちにしたIWGPインターコンチネンタル王者、内藤哲也がご立腹である。 「『NEW JAPAN CUP』にエントリーしたいと言ったのに却下され、『NEW JAPAN CUP』優勝者は、当然のように、IWGPヘビー級王座を指名。NEVER王者は、しれーっと両国大会でタイトルマッチが組まれている。何もないのは、インターコンチネンタル王座だけだよ。今シリーズ、そして両国大会。俺はテーマのない闘いだよ。新日本プロレスは、俺のやる気を無くすことが目的なの?」 3.26後楽園ホール大会の試合後、内藤は報道陣に向けて、一気に不満をぶちまけた。 2.11大阪大会以降の発言を見ると、恐らく内藤はこうなることを予想していた…というより危惧していた節がある。 過去の発言を見ると内藤の中で“最高峰のベルト”はオカダ・カズチカが保持している、IWGPヘビー級王座。これは1.4ドーム大会で、「インターコンチの試合はダブルメインイベントではなく、セミファイナルでいい。メインはあくまでもIWGPヘビー級選手権であるべき」との発言からも汲み取ることができる。 2.11大阪大会でエルガンとの死闘を制した内藤は、真っ先に『NEW JAPAN CUP 2017』(NJC)への出場をブチ上げた。しかし、新日本はNJCの優勝者は、IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、NEVER無差別級王座のいずれかに挑戦できるため、三王座の王者はエントリーできないという姿勢を崩さなかったため、同じく出場を希望していたNEVER無差別級王者の後藤洋央紀とともに、エントリーされなかった。 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)結成以降の内藤は、常にファンに話題を提供することを公言している。ファンが疑問に感じていることや、モヤモヤするようなことを内藤がストレートに口にすることで、いわゆるロスインゴ旋風が発生した。内藤の立場からすればNJCは、昨年優勝し4月にIWGPヘビー級王座を奪取する流れを作った大会であり、同年6月にオカダにIWGPヘビー級王座を奪われてから、リターンマッチの権利が与えられていないという“矛盾点”を解決する意味でも、2年連続優勝して4.9両国国技館大会で再挑戦の流れを作りたい思いもあっただろう。 「王座防衛戦、決まった期間内にやらなきゃいけないんでしょ? 期限が切れて、俺から王座を剥奪するのを待ってるの? 今日の後楽園ホールの歓声を聞いてみろよ。お客様が何を求めてるのか、すぐに分かるだろ? ちゃんと新日本プロレスは、新日本プロレスを応援してくださる皆様の意見を、もっと聞いた方がいいんじゃないの?」 実際、インターコンチ戦線は、昨年から絡んでいた棚橋とエルガンに連勝してしまったことで、NJCにエントリーした選手の中からも、エルガン以外の選手からは挑戦の声が上がっていなかった。棚橋も復活するには内藤に勝たなければいけないところだが、ロスインゴのEVILにNJCで敗れており、先に借りを返さなければ前に進めない。エルガンは今シリーズ来日していないため、内藤は連日ロスインゴ勢とタッグを組み、田口隆祐率いるタグチジャパンとの“テーマなき”連戦を繰り広げている。ビッグマッチである4.9両国大会も、同様の8人タッグマッチが発表された。 普段は「トランキーロ! あっせんなよ!」が決め台詞の内藤だが、ここ数試合のコメントを聞く限り、実は焦りはじめてるのではないか? とすら感じてしまう。 「内藤哲也、そしてインターコンチネンタル王座、テーマがないなら、自分で見つけるよ。自分で作るよ。そのかわり、あとで文句言うなよ!」 恐らく内藤の視線は、ゴールデンウィークのビッグマッチ、5.3福岡国際センター大会を見据えているはず。内藤はどの様な手段で、新たなテーマを見つけて、新たな挑戦者と遭遇するのか? 新日本マット内においても、しばらく内藤と対戦していない選手は何人もいるだけに、密かに内藤を狙っている選手がいる可能性もないとは言い切れない。両国大会以降の内藤はさらにチェックしていく必要がありそうだ。(どら増田)【新日Times vol.62】
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スポーツ 2017年04月01日 16時00分
仁王立ちの貴乃花はその後低迷 稀勢の里“強行出場”の後遺症はいかに?
事実は小説より奇なり! 奇跡は目の前で起きた。新横綱稀勢の里(30)二場所連覇の瞬間だった。それも大負傷の身体で…。 「もう一度ちゃんと調べる。本人は出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は、4月2日から始まる春巡業を休場し、当面は治療に専念させると話した。 大相撲春場所で劇的な2場所連続2度目の優勝を果たした横綱稀勢の里が、左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断されたことが3月29日、日本相撲協会関係者の話で分かった。 大盛況のうちに幕を閉じた大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は、千秋楽に誰も予想しなかった“感動ドラマ”が飛び出した。 新横綱稀勢の里は、同じ横綱白鵬(32)が5日目から休場するなどの展開にも恵まれ、序盤から独走状態。誰もが稀勢の里の15日制になって4人目となる「新横綱優勝間違いなし」と思った矢先、一寸先は闇を地で行くようなアクシデントに見舞われた。13日目の取組で、日馬富士の目の覚めるような速攻に圧倒された稀勢の里は、土俵下に転げ落ちた際に左肩を痛めたのだ。 「どこをどの程度、痛めたのか。場所中だったので、本人も師匠も、堅く口を閉ざして明かしませんでしたが、かなり重傷だったのは確か。痛めた瞬間、右手で左肩をかばい、隣にいた片男波審判(元関脇玉春日)に倒れ掛かったほどでした。支度部屋に引き上げる途中も痛みに顔をしかめ、唸り声も上げていました。そのまま救急車で病院に運ばれ、『これで稀勢の里の優勝は消えた』と誰もが思いました」(担当記者) ところがその翌日、稀勢の里は休場を促す師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)を振り切り、会場に姿を現した。たいした根性だ。 傷めた左肩には幾重にもテーピングが施されており、さすがにこの日は腕がまったく使えず、鶴竜に完敗。照ノ富士に星一つリードされて迎えた千秋楽の直接対決も「勝負にはなるまい」と誰もが思ったはずだ。 しかし、ここで信じられないような奇跡が起こった。本割、優勝決定戦と、稀勢の里が肩の痛みをこらえながら連勝。見事な大逆転で2場所連続の優勝をもぎとったのだ。 「稀勢の里が勝った瞬間、場内は総立ちですよ。歓声が鳴りやまず、八角理事長も、『たいしたもんだよ。これは今後に語り継がれる優勝だ』と声を震わせていました」(大相撲関係者) これで稀勢の里は歴史に残る横綱に昇格した。 ただ、心配なのはこの強行出場の後遺症だ。平成13年夏場所で、右ひざの大ケガを押して出場し、優勝決定戦を制して感動を呼んだ貴乃花は、そのあと7場所も連続して休場。その後2度と優勝できなかった。 稀勢の里は、「夏場所で元気な姿を皆さんに見せられるよう、明日から治療に専念する」と話したが、無事に復活できるだろうか。テーピングの下はどす黒い痣が痛々しく広がっていた。それを隠しての千秋楽の二番にはただただ頭が下がる。
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