スポーツ
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スポーツ 2017年02月23日 11時05分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(東北楽天)
5投手1野手の新人を一軍キャンプに帯同させたが(一次)、“貫禄”を見せつけたのは岸孝之だった。エース・則本昂大とこの岸が先発ローテーションをしっかり守ってくれれば、長期連敗はない。また、チーム浮上のカギを握っているのも、間違いなくこの岸である。則本はWBCに出場するが、小久保裕紀代表監督の構想では中継ぎ登板もあるという。侍ジャパンがWBC決勝戦まで勝ち上がれば、則本の負担は大きい。慎重派の梨田昌孝監督が則本に無理をさせるとは思えない。したがって、岸が開幕投手を務める可能性も高い(2月21日時点)。 岸と開幕投手の座を争うとしたら、6年目の釜田佳直かもしれない。昨年は登板間隔を空けた時期こそあれ、ローテーションを守りきった。14年に受けたトミー・ジョン手術の影響もなくなっており、ブルペンでもかなり威力のあるストレートを投げ込んでいた。安樂智大、左腕・森雄大も計算に梨田構想に入っているのではないだろうか。 この先発陣とクローザーの松井裕樹を繋ぐセットアッパーとして期待されているが、フランク・ハーマンだ。193センチの長身から投げ下ろすのでボールに角度がある。2月15日のフリー打撃で打者2人と対戦し、順調な仕上がりぶりもアピールしていたが、注目すべきは変化球で空振りを取っていたこと。この時期は「投高打低」とはいえ、対戦打者との格の違いを見せつけていた。剛速球ではないが、ボールに重量感がある。松井裕を連投させたくないとき、代理クローザーも務まると思った。「ボールの角度」といえば、巨人からトレードで移籍してきた小山雄輝も計算に入っているのではないだろうか。187センチから投げ下ろすストレートは巨人時代から定評があったが、今年はこのストレートで「押す」ピッチングも見せていた。16日の対外試合を指しての印象だが、環境が変わって気持ちにも変化が表れたのか、ピッチングスタイルが強気になった。先発を争う一人と報じられていたが、救援経験もあるので、梨田監督は「2人目のセットアッパー」としてベンチに置いておきたいとも考えたのではないだろうか。 打線ではドラフト3位の田中和基(22=立教大)が加わったが、打撃面でまだアピールできていなかった。しかし、人気のオコエが一軍復帰まで時間が掛かるとしても、田中の守備力と強肩はそれを補って余るものがある。スイッチヒッターなので、いずれは松井稼頭央のようなタイプに成長すると思われる。 今年は釜田、森、安樂のステップアップに懸けているような印象を受けた。彼らがそのチャンスをものにすれば、Aクラスは確実なのだが…。
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スポーツ 2017年02月22日 16時00分
二刀流・大谷「厚遇戦力外」と斎藤佑「花道開幕投手」の明暗他
土俵際の日本ハム・斎藤佑樹(28)が再クローズアップされている。かつては「持っているオトコ」とも称されたが、何かを引き当てる妙な運はまだ消えていなかった。その斎藤、開幕投手に大抜擢されそうなのだ。 「大谷翔平(22)の右足首故障は、案外、長引くかもしれません。たとえ本人が投げられると言っても、栗山英樹監督が無理をさせないでしょう」(球界関係者) 今シーズンが「大谷の見納め」との情報も交錯している。オフの入札制度によるメジャーリーグ挑戦を球団が容認しているからだが、もし今季がラストイヤーなら、連覇のためにもチームに貢献してもらいたいと誰しも思うところだ。しかし故障が長引けば、出場機会は投打ともに激減する。球団と栗山監督は「無理をさせるより、怪我の完治を」と考えている。 「普通に考えたら、昨季11勝の有原航平や、同10勝した高梨裕稔が候補になりますが、普通の予想が及ばないところが日本ハムの長所なのです」(同) チャンスが転がり込んできた斎藤が「オフの特訓成果」とやらを見せたのが、2月9日(日本時間10日)の紅白戦だ。2イニングを投げ、自責点ゼロ。数字上では順調と見ていいだろう。 「ケビン山崎氏が主催するジムでの自主トレをマスコミにも公開していましたが、ジムスタッフも『本当によく頑張っている』と、話していました」(TV局員) 関係者には失礼かもしれないが、山崎氏の名前を聞くと、プロレスラー体型になった清原和博や、その教えを消化できずに引退した元大関千代大海(現九重親方)を思い出すのだが…。 今季初登板となった紅白戦での投球について栗山監督は「(対戦打者の)打ち取り方のイメージができている。手応えはこっちにもある」と褒めたが、現地入りした記者らの評価は厳しい。 「真っ直ぐは140キロそこそこで、フォークを投げても相手バッターに当てられていました。ツーシーム取得に再挑戦しているようでしたが、本番で使えるのかどうか疑問です」(取材記者) 斎藤は大学から入団当初まで、軸足をちょっと折り曲げる投げ方をしていた。この投球フォームが右肩故障の遠因とも言われるが、これをまた復活させている。 「斎藤は大学時代に股関節を痛め、それが今も治っていないと、ケビン氏が自主トレ公開時に明らかにしていました。故障箇所に痛みが生じないよう、股関節を柔らかくするために、昔の投げ方に戻したようです」(前出・TV局員) その斎藤に、ヘンな注目が集まっている。日本ハムナインたちが「セクシー」と呼び始めたのだ。 昨年末に放送されたバラエティー番組で二枚目俳優の斎藤工がお笑い芸人の絶叫ネタをモノマネし、「セクシー」と連呼。このぶっ飛んだ絶叫がネットニュースで話題になり、斎藤工は時の人となった。 これが新ニックネームに繋がったのだが、もっとも日本ハムの斎藤は「セクシー」と呼ばれても苦笑いするだけ。こういう『反応の薄さ』も勝てない原因の一つだ。 「歴代投手コーチや栗山監督が色々とアドバイスを送ってきました。でも、素直に聞く耳を持つのは、故障中に面倒を見てもらったトレーナーの話だけ。キャッチボールの相手もトレーナーでした」(前出・関係者) 股関節の古傷、右肩故障でしなやかさが消えた腕の振り。栗山監督も斎藤が“限界”なのは分かっているはずだ。なのに開幕投手に起用するのは、ここまでの努力へのご褒美であり、思い出作りでもあるようだ。 「大谷の右足首の故障がこんなに酷かったことは、NPBスタッフも本当に知らされていませんでした。侍ジャパンの小久保裕紀監督も、会見で故障の真相を知ったほどです」(同) WBCの出場メンバーは25人。そのうち「13人以上は投手で」という規則もあり、NPB側にすれば、「投手は辞退」という日本ハム側の会見に当惑するのは当たり前だ。「打者・大谷」を残すとなれば、他の野手を外し、投手を2人追加招集することになっていた。外された野手、所属球団はどう思うか? 昨秋の強化試合時点で右足首故障の詳細を報告しなかった日本ハムに対し、「ひとこと言っておいてくれれば!」と、憤る関係者は少なくなかった。 それでも、日本ハムの“独自性”は変わらないようだ。大谷がNPBラストイヤーであっても、治療を優先させる。大谷の花巻東高校時代を知る他球団スカウトがこう言う。 「大谷は『捻挫グセ』のある球児でした。外野守備の際、芝生の切れ目で足首をひねったとか、ベースランニング中に痛めたとか。日本ハムは根本から治療する時期と判断したのではないか」 日本ハムからメジャーに渡ったダルビッシュ有は日本最終年に自己最多の232イニングを投げた。一方で、野茂英雄のようにリハビリに専念して渡米した投手もいた。栗山監督は無理をさせず、「野茂スタイル」で送り出すつもりだろうか。 欠員枠を斎藤に与えるのも、同監督の優しさだろう。斎藤もプライドを捨てなければ、「開幕登板した翌日に二軍落ち」なんてことにもなりかねない。
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スポーツ 2017年02月22日 12時04分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(阪神)
新守護神候補、ロマン・メンデスがフリー打撃のマウンドに立ったのは、2月14日。30球ほどを投げ、ヒット性の当たりはゼロ。同日の投球内容は本人も記者団に答えていたように「コントロール重視」だったが、本当に捕手の構えたところに投げ込んでいた。この時期にしては、けっこう、スピードも出ていたと思う。制球力で自滅するタイプではなさそうだ。また、投球フォームが昨年の守護神・マテオに似ているとも報じられたが、腕の振りにしなりがある。肘の使い方が柔らかく、マテオのストレートよりもボールにスピンが掛かっているような印象を受けた。 ただ、阪神スタッフがこのメンデスについて語るときの言葉が気になった。「セットアッパーが…」「8回をしっかり抑えてくれれば」――。メンデスからマテオに繋ぐ体制を確立させようとしているのだろうか。一方で、ベテラン・藤川球児のポジションニングが決まっていないとの情報も交錯していた。藤川もハイペースで仕上げており、金本知憲監督は対外試合を消化しながら、決めるものと思われる。 今年の救援陣は期待できる。メンデス加入も大きいが、リリーバー転向が決まった左腕・岩崎優が良かった。昨季までの岩崎は先発チャンスをもらっても、試合中盤で息切れし、失点を重ねる失敗を続けていたが、「リリーバー=短いイニング」の発想からか、まず、ストレートが速くなった。力をセーブせず、全力投球している。もともと球種も多いほうなので、今年は「左のリリーバー」として、飛躍するのではないだろうか。 ドラフト2位の小野泰己(22=富士大)は「先発で使う」と聞いている。真っ直ぐは速い。スライダーのキレも前評判通りで、ストレートとほぼ同じスピードから曲がってくるので、対戦チームは“初顔合わせ”のときに相当苦戦するだろう。また、ブルペンを見る限りだが、時々、緩い変化球も投げていた。カーブだと思うが、この変化球が1年目から先発枠でやっていけるかどうかのカギになるだろう。打者一巡はこのスライダーだけで勝負できる。二巡目以降だが、小野のスライダーにはスピードがあるので、対戦バッターはストレートと同じタイミングで待つことができる。この緩いカーブを混ぜられれば「緩急」という2つ目の武器になる。ただ、キャンプ中盤時点では、まだ低めにコントロールされていなかったが…。 打線だが、キーマンになるのは、三塁のレギュラーを予定して獲得したエリック・キャンベルだろう。「守備難」とは聞いていたが、守備範囲も狭い。テスト的に外野ノックにも参加したと聞くが、外野には福留孝介、糸井嘉男がいて、昨季新人王の高山俊、江越大賀らが「最後の左翼手」を争うほどの飽和状態だ。フリー打撃を見る限り、キャンベルの4番は厳しいと思った。4番は福留に任せ、7番あたりに置いたら、逆に脅威だと思うが…。 昨秋キャンプに引き続き、牽制、クイックなどの練習に時間を割いていた。しかし、ショートの北條史也にも「レギュラー確定」はまだ出されていない(2月20日時点)。一塁、二塁、三塁、遊撃、そして、捕手までが入れ代わって、順番にこなしていただけだ。気になったのは「牽制−挟殺プレー」で、たとえば、投手が二塁牽制球を放った場合、遊撃手が北條の順番に当たった投手と、鳥谷に当たった投手が出ていた。もっといえば、鳥谷と1回も当たらなかった投手も出た。レギュラーをいったん固定し、各々の呼吸というか、タイミングを確認する機会も必要ではないだろうか。レギュラー争いが激化するのはけっこうだが、こうした“弊害”も気になる。 ドラフト1位・大山悠輔はスイングスピードもあり、「飛ばす」ことに関しては一流の資質を持っている。オープン戦でプロ投手のストレートにも振り遅れないようであれば、金本知憲監督はスタメン・サードの華々しいデビュー舞台も考えているのではないだろうか。
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スポーツ 2017年02月21日 16時00分
ソフトバンクvs楽天 親・反トランプで勃発した「野球戦争」
アメリカ大統領シンパのソフトバンクと反シンパの楽天が、「新野球市場・台湾」をめぐって争奪戦を展開しているという。時に、訪米した安倍首相がトランプ流のゴルフ接待を受けたことで、“野球戦争・番外編”が急展開している――。 トランプ米大統領との初の首脳会談で、安倍晋三首相は11日(日本時間12日)、フロリダ州パームビーチのゴルフ場2カ所をハシゴし、計27ラウンドを楽しんだ。 『トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ジュピター』で、プロゴルファーのアーニー・エルスなどトランプ大統領の友人らと4人で18ホール。その後、『トランプ・インターナショナル・ゴルフクラブ・パームビーチ』に舞台を移し、2人きりで9ホールを回り、親交を深めた。 このトランプ流接待ゴルフで、日米同盟の重要性や経済協力の強化を通じた「相互利益(ウィンウィン)」を確認したという。 だが、本誌が注目するのは、プロ野球界への影響だ。実はこのゴルフ会談には、ソフトバンク・孫正義氏と楽天・三木谷浩史氏がターゲットにする“新野球市場・台湾”争奪戦の構図が秘められていたという。 昨年12月の大統領選直後、トランプ大統領に真っ先に急接近したのが孫社長だった。単独での面会を果たすと、その場で500億ドル(約5兆6000億円)の対米投資と5万人の雇用を創出すると約束。その後、8000人の新規雇用を打ち出し、トランプ氏は「マサ(孫社長)に感謝する」と賛辞を送った。 「これは、ソフトバンク傘下の米携帯電話スプリント社を通じて5000人の雇用を創出し、さらにシャープを買収した台湾の巨大企業・鴻海精密工業と組んで投資し、米アップルの液晶の生産力を拡大するというプランです。鴻海はFoxconnブランドでアップルの製品製造を受託しています。孫社長はiPhoneを通じて鴻海との連携を密にすることで、米国内に雇用を創出し、トランプ政権を側面支援するようです。背景にあるのが、台湾での業務拡大。それには宣伝塔となるソフトバンクホークスの台湾での人気アップが手っ取り早くて効果的です。鴻海との連携は、そのためと言われています」(一般紙の経済部記者) 日本のプロ野球はいま、台湾で人気が年々うなぎ上りだという。これは、パ・リーグ6球団の合弁会社がFOXスポーツ台湾と放映権契約を結び、テレビ放映してきた成果である。 「中でも、親会社・楽天がいち早く台湾で業務展開している楽天イーグルスは、相乗効果により人気が高い。昨オフ、結果的に巨人に奪われたものの、日本ハムからFA宣言した陽岱鋼の獲得に乗り出したのも、台湾市場を見越してのこと」(スポーツジャーナリスト) 話を戻すと、その楽天に、ネットショッピングも手掛けるソフトバンクが一気に畳みかけるという構図なのだ。トランプ大統領は「一つの中国」政策に一応は認めたが、台湾独立を支持していた。その台湾財界に強い影響力を持つのが鴻海で、孫氏は同社と連合することで台湾のネット関連事業を制する考えだという。 一方、ハーバード大学大学院でMBAを取得しているリベラル派の三木谷氏は、グーグルやニューヨーク・タイムズなどの先鋭的経営者と同様、難民や移民の入国を制限する大統領令を非難したことで知られている。1月30日に自身のツイッターでは「今、米国で起こっていることは寂しすぎる。特定の宗教、特定の国だけを差別的に一律排他することがあっていいのか?」「アメリカに大感謝しているけど、これは許されないと思う」と発信。孫氏とは対極の動きを見せていた。 もっとも、今回の安倍首相のゴルフ外交に警戒心を強めた中国の習近平国家主席は、首相が会談前にトランプ大統領と初めて電話会談を行っている。中国本土と台湾は不可分とする中国に対し、大統領は前述したように「一つの中国政策を尊重する」と述べた。台湾独立支持を翻し、突然の方向転換を見せたのだ。 中国の電子取引大手アリババの株式を27%保有するソフトバンクにとっては、これも想定内だったのか、「米球界進出」を目指すという情報もある。 そんなところへ、偶然なのか、米フロリダから「イチローが所属するマーリンズが球団売却」するというニュースが飛び込んできた。米経済紙『フォーブス』によれば、すでに基本合意に達しており、売却額は16億ドル(約1813億円)。購入先は、トランプ大統領の上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏を中心とする投資家グループという。 「マーリンズの売却話が出たのは、くしくも安倍首相が渡米していた時期。現地では『日本と孫氏へ大統領からのプレゼント』という噂も囁かれている」(前出・ジャーナリスト) だが、孫氏の本意は、台湾でのプロ野球人気を橋頭堡に「中国でのソフトバンク人気を高め、事業を優位に進める」ことにあり、その思惑は三木谷氏も同じはずだ。「親トランプ」と「反トランプ」のせめぎ合いは、今後も激しさを増すばかりだ。
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スポーツ 2017年02月20日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND39 〈日本人トップ同士の対決〉 小林の執念を打ち砕いた猪木
国際プロレスを飛び出したストロング小林は、アントニオ猪木とジャイアント馬場に挑戦状を叩きつけた。 これを受諾した猪木との頂上対決(1974年3月19日・蔵前国技館)は、力道山vs木村政彦の対戦以来との前評判に違わない、まさに伝説の名勝負となった。 アントニオ猪木の名勝負というのは、今もプロレスファンの間で語られるテーマの一つ。 「互いにテクニックを尽くしたビル・ロビンソン戦こそベスト」「全世界からの注目を集めたモハメド・アリ戦は外せない」など、意見は人それぞれだろう。 その一方で、相手側から見たときには、猪木戦こそがベストバウトというレスラーも多々存在する。 タイガー・ジェット・シンなどはその筆頭で、全日本プロレス移籍後もそれなりのポジションを与えられたが、今なお話題になるのは輪島大士のデビュー戦ぐらいのもの。 柔道からプロレスに転向したウイリエム・ルスカも、ついに最初の猪木との異種格闘技戦を超えるインパクトを残すことはなかった。 また、日本での試合に限定したときには、ジョニー・バレンタイン('66年に東京プロレス旗揚げ戦で猪木と対戦)、クリス・マルコフ('69年に日本プロレスの『第11回ワールドリーグ戦』決勝で猪木と覇を争う)、ジョニー・パワーズ('73年に新日本プロレスで猪木にNWF王座を奪われる)あたりも、猪木戦がベストマッチに違いない。 バレンタインやマルコフが日プロや全日で、それぞれジャイアント馬場の王座に挑戦したことを、いったいどれほどのファンが記憶しているだろうか。 「これら選手に共通するのは、攻撃的なラフ&パワーのレスラーという点。猪木の提唱した、いわゆる“風車の理論”は、相手の力を最大限に引き出した上でそれを利用して勝つというスタイルですが、そうした選手とはことさらに好相性だったのでしょう」(プロレス研究家) 猪木戦以外にも多くの名勝負を残しているハルク・ホーガンやスタン・ハンセンにしても、グリーンボーイの頃にそんな猪木と対戦したことが、自身のファイトスタイル確立につながった部分は大きい。 「猪木とアブドーラ・ザ・ブッチャーの相性が悪かったのも、同じ理屈で説明できます。ブッチャーは実況で『流血してから動きがよくなる』と言われたように、相手に攻めさせてからの逆襲が持ち味で、同じく受けのスタイルの猪木との試合がかみ合わなかったのは、必然の成り行きだったのです」(同) キャリア後半の猪木は、スティーブ・ウィリアムスやビッグバン・ベイダーの技を食らって、試合途中で失神する場面もあった。 「その頃には、もう肉体や試合勘の衰えが顕著だったにもかかわらず、昔と変わらぬ受け方をしたがゆえの“事故”でした。しかし、それは猪木が全盛時から、常に限界まで相手の力を引き出してきたことの証拠なのです」(同) “力道山vs木村政彦以来の日本人頂上対決”と謳われた猪木vsストロング小林もまた、パワーファイトを持ち味とする小林の力を猪木が最大限まで引き出した名勝負であった。 力道山の逆三角形の肉体に憧れて、高卒後の国鉄職員時代からボディービルで鍛えた小林は、国際プロレスからスカウトを受けて'66年にプロレスデビュー。 同団体のエースとして'72年の『第4回IWAワールドシリーズ』では、決勝トーナメントでドン・レオ・ジョナサンとモンスター・ロシモフ(のちのアンドレ・ザ・ジャイアント)を下し、見事に優勝を果たした。 「国プロ時代にはエドワード・カーペンティアやホースト・ホフマン、マッドドッグ・バションなど、プロレス史にその名を刻む名選手たちと戦ってきた小林ですが、それでも猪木ほど小林の強さと凄味を引き出したレスラーはいませんでした」(プロレスライター) 猪木と小林の対戦は、会場の蔵前国技館に入り切れなかったファンが、周囲を取り巻く熱気の中で行われた。開始早々に猪木がナックルでダウンを奪うが、そこから復活した小林は猛反撃に出る。 猪木必殺のコブラツイストを持ち前のパワーでかわした小林は、場外戦へなだれ込むと猪木を鉄柱に打ち付け、大流血に追い込む。 フラフラの体でエプロンに上がる猪木を、さらにパンチで追撃。ロープ越しにカナディアン・バックブリーカーで担ぎ上げた。 だが、一瞬の隙を突いて猪木はロープを蹴り、その反動でリバース・スープレックスに返すと、立ち上がった小林にバックドロップを炸裂させた。 さらに猪木は前後不覚となった小林の背後に回り、伝説のジャーマン・スープレックス・ホールド。首で小林の全体重を支え、マットに打ち付けた反動で猪木の両足が宙に浮くほどの一撃で、劇的な勝利を収めた。 「小林戦はもちろんプロレス史に残る名勝負ですが、猪木のパワーファイターとの相性のよさを思うと、きっと坂口征二とも小林戦ばりの名勝負が期待できたはず。坂口の新日入団後にシングルでの対戦はありますが、互いの立場を尊重した“大人の試合”に終わったのは実に残念です」(前出・プロレス研究家)
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スポーツ 2017年02月19日 16時00分
プロ野球キャンプ地獄耳情報 巨人、阪神、広島、日本ハム、ソフトバンク(2)
“見えない敵”と戦っているのが、パ・リーグ覇者の栗山英樹監督(55)だ。大谷翔平が正式にWBCメンバーから外されたが、日本ハムは宮西尚生、増井浩俊の2投手の他、中田翔、大野奨太の2野手も送り出す。 「決勝まで進めば、開幕1週間から10日ほど代表入りした投手は使えません。疲労、WBC公式球とNPB公認球の違和感の払拭に時間がかかるのです」(前出・関係者) 2投手2野手を送り出すのはライバル・ソフトバンクも同じだが、選手層の厚さが違う。ソフトバンクは「スペア要員」が待機している。しかし、栗山監督が心配しているのは選手層のことではない。 「昨秋の強化試合でソフトバンクの千賀滉大がヒザを痛めました。原因はWBC仕様の固いマウンドです。ボールも滑るし、国際試合が原因で投手が故障するとの懸念が各球団にはあるようです」(同) 「投手では辞退」と表明させ、代表漏れに仕向けたのは大谷を故障させたくない日ハムの作戦か…。宮西、増井も「固いマウンドと滑るボール」の対策を進めてきたが、その分、NPB公認球の感触を失った。 「中田翔も飛距離の出ないWBC球に喘ぎ、スイングが力任せになりつつある」(取材記者) 昨季39ホールドの宮西、同10勝の増井に加え、中田にも影響が出れば、たとえ大谷が無事でも日ハムの連覇は厳しいだろう。 「ソフトバンクのキャンプは、いい意味で大人しい」(別の現地記者) 工藤公康監督(53)は昨季、終盤で逆転を許した。今季は3年契約の最終年だったが、2年延長された。シーズン途中での契約延長は珍しくないが、キャンプ直前の1月20日は、異例中の異例と言える。 「12球団ダントツの戦力を持つチームだけに、スタートダッシュに失敗しただけで、選手、周囲がざわつくでしょう。WBCの小久保裕紀監督も大会終了と同時に退任するので、出身チームの不調はあらぬ憶測も飛び交うかもしれない。工藤監督の統率力に影響するのを恐れて、異例の延長契約になったと思う」(関係者) WBC招集投手の代わりは松坂大輔が務める予定だ。その松坂に勝ち星が付けば、工藤監督に対する印象はさらによくなるだろう。 「故障で別メニューとなった阪神・糸井嘉男は『チームに馴染めるか?』と不安がっています。自ら各選手の部屋を尋ね、挨拶をしています」(トラ番記者) 実績のある糸井が気を遣うのは、チームごとに関係性、人脈があることを知っているからだ。 WBCの影響をいかに少なくし、主力選手のプライドを傷つけずに戦えるか――。 それができた監督が、ペナントレースを制する。
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スポーツ 2017年02月19日 12時00分
新日本プロレス『旗揚げ記念日』3.6大田区大会で、オカダ・カズチカ対タイガーマスクWのドリームマッチが実現! “夢の続き”が見られるか?
「1人、闘いたい相手がいます。ま、それはたぶん『NEW JAPAN CUP』に出ないと思います。でも、僕個人として興味があるのは、タイガーマスクW! まあ『NEW JAPAN CUP』には出ないと思います。そして、新日本プロレスがOKというのであれば、オカダ対タイガーマスクW、やらして下さい」 新日本プロレス2.5北海道立総合体育センター北海きたえーる大会のメインイベントで、鈴木みのるとの大熱戦を制し、IWGPヘビー級王座の防衛に成功したオカダ・カズチカは、次期挑戦者に『NEW JAPAN CUP 2017』(3.11愛知県体育館大会で開幕)の優勝者を逆指名。出場選手に対して「自信があるなら挑戦してこい!」と挑発すると、タイガーマスクWとの対決をブチあげた。このサプライズ発言に場内は騒然となり、客席のざわめきを感じ取ったオカダは「こういうように、お客さんがワクワクするような試合を、どんどんどんどんしてやる!」と叫んだ。 この発言を受けた新日本は、3.6『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、“NJPW旗揚げ45周年記念試合”として、オカダ対タイガーマスクWのスペシャルマッチを発表。さらに3.1後楽園ホール大会では、オカダ&外道対タイガーマスクW&タイガーマスクの前哨戦も組まれた。 昨年10月の両国国技館大会で、テレビアニメの世界から飛び出してきたタイガーマスクWは、これまで2試合を行っているが、対戦相手はレッドデスマスク、タイガー・ザ・グレートと、いずれもテレビアニメの世界と連動する選手との対戦だった。オカダもアニメに登場はしているが、現在のところタイガーマスクWとの対戦は描かれていない。 また注目すべき点として、3.1後楽園大会の前哨戦もドリームマッチとなっている。タイガーマスクWの登場により、ファンの間からは新日本に所属している(4代目)タイガーマスクとの関係はどうなるのか? という疑問が生まれていた。しかし、今回の前哨戦では“2匹の虎”がドリームタッグを結成する。タイガーマスクWのデビュー以来、この件に関して一切のコメントを発していないタイガーマスクが、試合後どのようなコメントを出すのかも含めて注目していきたい試合である。 旗揚げした3月6日は2015年から2年連続で『NEW JAPAN CUP』の開幕戦が行われてきた。“記念興行”が行われるのは、2014年のオカダ対飯伏幸太以来、3年振り。新日本にとっては都心では唯一となる平日のビッグマッチ。オカダとタイガーマスクWのドリームマッチ実現が与えるインパクトは強い。 「中身が誰なのかわからないですけど、タイガーマスクをやっている選手は良い選手ばかりなので」 オカダはタイガーマスクWに対する印象について、笑みを浮かべながらこう話している。ファンのリアクションが大きかったのは、タイガーマスクWのファイトスタイルが、1.4東京ドーム大会での、ケニー・オメガ戦で“未知の領域”に踏み込んだオカダと交わることにより、どんな化学反応を起こすのかという「ワクワク感」に他ならない。またこれまでノーコメントを貫いてきているタイガーマスクWの胸に、試合後どのような感情が芽生えるのだろうか。今のオカダなら何かを引き出してくれるんじゃないか? という期待値も大きい。 「夢のカード」が少なくなってしまったマット界において、他団体選手との対戦以外でこのようなカードを実現させてしまうのも、現在の新日本の勢いと強さを感じる。オカダ対タイガーマスクWの試合が、“夢の続き”のような闘いになることを期待したい。(どら増田)【新日Times vol.56】
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スポーツ 2017年02月18日 16時00分
プロ野球キャンプ地獄耳情報 巨人、阪神、広島、日本ハム、ソフトバンク(1)
キャンプとは、各チーム内の関係性・派閥を垣間見られる数少ない機会でもある。主力選手は誰とキャッチボールをするのか、一緒に行動するのは誰か…。監督の目線が誰に向いているかも気になるが、チームに強い影響力を持つベテランもいる。その選手の扱い方を間違えれば、チームは一気に崩壊してしまう。 その影響力を再確認させられるひと言が、あるベテランの口から発せられた。 「15、黒田博樹!」 広島・日南キャンプの3日目、声の主は坂道ダッシュをこなしていた新井貴浩だ。記者団の「何本こなしたのか?」なる問いにそう答えたのだが、昨季限りで引退した大黒柱の存在の大きさを再認識させられた。 「広島は黒田にキャンプ中の臨時コーチを要請しましたが断られています。精神的支柱がいなくなれば影響が出るのは必至で、黒田が数字以上の効果をもたらしていたことを思い知らされました」(スポーツ紙記者) 新井がまとめ役になり、緒方孝市監督(48)がしっかりと手綱を握れば連覇も決して難しくないが、そうもいかなくなってきた。 「緒方監督までがマネジメント会社と契約したんです。選手が現役中にマネジメント会社と契約するケースは珍しくなくなりました。でも、オフのスケジュールを球団が管理できなくなるときもあり、賛否両論です。指揮官までが球団と離れて『野球外活動』をするとなると…」(球界関係者) マネジメント会社もオフを見据えて、テレビ出演や講演などの仕事を取ってくる。球場にペナントレースとは無関係なマネージャーが出入りすることになれば、チームの指揮にも影響してしまうだろう。 難しい選手起用を迫られるのは、巨人・高橋由伸監督(41)も同じだ。ベテラン・阿部慎之助をどう扱うのか、外国人選手との兼ね合いが難題となっている。 「阿部は一塁に再コンバートしますが、三塁には昨季復活した村田修一と新加入のマギーがいます。特にマギーはキャンプ初日から快音を響かせています」(現地入り記者) どちらかが一塁にまわされるとなれば、阿部とかち合う。ムラッ気があるとされていたクルーズも、改心して必死にアピールを続けている。昨季の開幕4番・ギャレットも健在だ。 「大型補強を敢行しましたが、新加入の選手たちはイの一番に阿部に挨拶しています。もし阿部がムクレてしまったら大変です」(同)
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スポーツ 2017年02月17日 17時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(千葉ロッテ)
チームの牽引役である鈴木大地がセカンドを守っていた。ということは、ショートで、2年目の平沢大河を使うと見ていいだろう。もちろん、中村奨吾、三木亮、大嶺翔太、三家和真らとの競争に勝たなければならないが、伊東勤監督は「次世代」の底上げを狙っているようだった。 また、伊東監督に課せられたのは打線強化と先発陣の再整備。とくに、12球団ワーストとなった「本塁打80」をなんとかしなければ、優勝戦線には食い込めない。デスパイネの退団は痛いが、新加入のマット・ダフィー、ジミー・パラデスはフリー打撃でサク越えを連発していた。右バッターのダフィーは中距離ヒッターと聞いていたが、打球が速くて強い。「フェンス直撃かな」という打球が失速せずにライナーで飛び込んでいく。守備も巧い。ショートもできそうだが、伊東構想では「三塁固定」。両打ちのパラデスはユーティリティー・プレーヤーと聞いていたが、はっきり言って、守備はヘタだ。しかし、左打席で放つ打球は力強く、弾丸ライナーの一発もあれば、滞空時間の長い放物線を描くときもあった。12球団ワーストの本塁打数を解消するには、このパラデスは使わざるを得ない。チーム状況として、清田、荻野、岡田といった好外野手もいて、首位打者・角中も外せない。外野が空いていないとなれば、一塁か、指名打者ということになるだろう。 投手陣だが、昨季は「涌井、石川に続く3番手以降の先発候補が弱い」とされていたが、この点は佐々木千隼(22=桜美林大)の加入で解消された。スリークオーターで150キロ強のストレートが投げられ、かつ、鋭利な角度で大きく曲がっていくスライダーもある。右バッターは外角のスライダーに苦労させられるだろう。先発コンバートが決まっている西野勇士、復活を目指す唐川侑己、ロッテ2年目のスタンリッジがこれに続く。佐々木のキレのあるストレートを見ていると、去年の「涌井10勝+石川14勝」に、「+10勝」がイメージできるので、益田、内、松永、南の救援陣で20勝近くを拾えば、Aクラス入りは確実。左腕・陳冠宇、4年目の二木康太がステップアップできれば面白いのだが…。 チームを発奮させる起爆剤が出てくるとしたら、二軍スタートだが、島孝明(18=東海大市原望洋)ではないだろうか。「将来性」については各球団スカウトが太鼓判を押していたが、ストレートのキレには二重丸。ブルペン投球でも「自分の間、リズム」を持っている“大人の投手”だと思った。田中靖洋、原嵩あたりも先発テストしてみたい若手だと思ったが、残念ながらそんな余裕はない。 ただ、このチームにはリーグ5位の低打率と3番手以降の先発投手に不安材料があっても、勝ちゲームを落とさず、確実に積み上げていく巧さがある。昨季の72勝68敗3分けは、佐々木の指名成功で確実に変わる。覇者・日本ハム、2位・ソフトバンクがもたつけば、台風の目になるのではないだろうか。
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スポーツ 2017年02月17日 06時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか? (広島東洋)
パワーピッチャー。ドラフト1位・加藤拓也(22=慶應大)がフリー打撃に登板した(2月7日)。セットポジションで右腕を大きくしならせ、スピンの掛かった投球をテンポよく投げ込む。「投げ込む」というより、キャッチャーミットに鉛球をぶつけているといった感じだ。同14日の紅白戦でも対戦打者のバットをへし折ったと伝えられたが、往年の大魔神・佐々木主浩に雰囲気が似ている。この加藤を先発で使う予定のようだが、「変化球に難アリ」だ。変化球を投げるとき、腕の振りが異なる。長いイニングは苦労するのではないだろうか。キャンプ序盤なので変化球の精度は差し引くとしても、投球そのものが全体的に高かったので、低めに集めることができれば、十分にやっていけるだろう。 この加藤と一緒に開幕一軍のキップを掴みそうなのは、3位の床田寛樹(21=中部学院大)。この左腕のボールにはキレと伸びがある。ブルペン投球にしても、尻上がりにボールのキレが増していき、スタミナを感じさせる。肩を温めるのも早いので、セットアッパーも務まるだろう。12日の“一軍一日体験”でベールを脱いだ2位・高橋昂也(18=花咲徳栄)だが、昨夏の甲子園大会と比べ、段違いで良くなっていた。ドラフト後、かなり走り込んだのではないだろうか。腰、太股がちょっと太くなったように見えた。チーム関係者によれば、高橋は埼玉県大会がベストピッチングとなってしまい、甲子園本番は本領が発揮できなかったとのこと。高橋も今季中の一軍デビューがあるのではないだろうか。 育成の広島らしいというか、“お買い得”の新人もいた。4位の坂倉将吾(18=日大三)だ。まず、打球に飛距離が出る。それも、フリー打撃の打球は「力」ではなく、スイングスピードと腰のひねりで一軍顔負けの距離を出していた。本当に高卒新人か? 二軍コーチも「鍛え甲斐のある若手が入ってきた」と見ているはずだ。打撃投手ではなく、プロ投手のボールに対応できるかだが、実戦のなかで育ててほしいと思った。 打撃陣だが、40歳の新井貴浩がコケたときが怖い。その新井がお疲れ休みでスタメンを外れたときに4番に入ったのがルナだったが、今年はいない。新たにメキシコ代表で前SFジャイアンツのラミロ・ペーニャを獲得したが、まだベールを脱いでいない(2月15日時点)。エルドレッドは健在だが、8日のフリー打撃でそのエルドレッドを完璧に封じ込めた新加入右腕、ライアン・ブレイシアは良い意味でクセのない投手だった。外国人特有の上半身の力で投げようとするタイプではなく、しっかりと下半身を使っていた。 外国人の一軍枠を考えてみると、まず昨季の沢村賞投手、ジョンソンは外せない。ジャクソン、ヘーゲンズの中継ぎ陣も同様だが、ヘーゲンズは昨季終盤、先発にまわっている。新人の加藤がローテーション入りし、中継ぎもできそうな床田の状態次第では、今年はヘーゲンズを先発で使い、翌日以降、ブレイシアを一軍登録して入れ換える戦略も考えられる。 昨季、野手陣のほとんどがキャリアハイだっただけに、「今年は少し落ちる」と見るのが普通の指揮官だ。緒方孝市監督はそのへんについて話していないが、菊池涼介たちは昨年以上に右方向への打撃練習に時間を掛けていた。「つなぐ打撃」を指示されているのだろう。「つなぐ打線」と「継投策」、緒方監督は最少得点で逃げ切る野球をイメージしているのかもしれない。
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