スポーツ
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スポーツ 2017年05月19日 15時00分
メジャーが宣戦布告! 大谷翔平移籍に日本球界が「全面降伏」譲渡
今シーズン終了後、メジャーリーグへの移籍が噂されている、日本ハムの大谷翔平(22)。“二刀流”の移籍に関して大きな進展があったのは、GW期間中のことだった。米大リーグ機構(MLB)が、トランプ米大統領流の高圧的な手法で、日本野球機構(NPB)にポスティングシステムの改正を申し入れたからだ。 「2000万ドル(22.5億円)を上限とする現ポスティングシステムは、ヤンキースの田中将大がメジャー移籍する直前の'13年12月に締結されました。期限は昨年10月31日までの3年。その後、日米ともに期日までに再交渉を希望しなかったことから、1年間自動的に延長されていました。この状態が続けば、今オフの大谷のメジャー移籍も、田中や前田健太(ドジャース)同様に20億円の譲渡金でMLB球団に移籍する運びでしたが、MLBは5月4日、ポスティングシステムの改正を申し入れてきたのです」(スポーツ紙記者) 日米選手協定には、毎年10月31日の180日前となる5月4日(米国時間5日)までに、MLBまたはNPBが改正を希望すれば、両国が協議を開始すると明記されている。5月4日は今オフのポスティングシステム変更の最終期限日だった。 今後は、NPBがこの変更案を協議することになるが、MLBはアメとムチを用意し、NPBを大きく揺さぶっているというのだ。 「アメ」は移籍金。MLB側は日本人選手の移籍に際して、20億円もの移籍金を支払うことを不満とし、NPB側に廃止を求めていた。ところが、今回はその要望を引っ込め、これまで通り最大20億円の支払いに同意したという。 「ムチ」は、大谷自身に入る契約金。MLBは大リーグ選手会との新労使協定で、外国人選手の契約金が制限される年齢を「23歳未満」から「25歳未満」に引き上げた。これにより22歳の大谷は、米球界入りしても、25歳になるまで原則として最低年俸保障の54万5000ドル(約6100万円)に据え置かれる。 一方、日本ハムはNPBが新たなポスティングシステムを受け入れれば、大谷の譲渡で20億円が手に入る。逆に、NPBがこの案を拒めば、大谷と引き続き契約できるが、この先、20億円は入らない。改正案を拒否すると、日本人選手のメジャー移籍は「海外FA資格取得者」に限られ、譲渡金は発生しなくなるからだ。 「NPB内では、賛否両論が渦巻き、大混乱の状態です。この申し出を拒めば、この先、選手たちは一軍で9年間活躍しなければMLBに行けず、海外を目指す若手選手の士気は大きく後退します。2020年の東京五輪に向けた野球人気の妨げにもなることを恐れているのです」(同) そのせいか、これまで大谷のメジャー転身に懐疑的だった各球団首脳の間でも、「日本プロ野球のため、犠牲になってもらうしかない」との声が強まっているという。金に執着しないと言われる大谷だが、MLB最低年俸で挑戦する?
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スポーツ 2017年05月18日 16時00分
稀勢の里に“休むという手”を選択させなかった「綱」の重さ
案の定というべきか、大相撲5月場所での稀勢の里(30)の序盤戦は目を覆いたくなるくらいに悲惨だ。4日目には遠藤に敗れて初の金星配給をした。 奇跡的な逆転優勝をやってのけて日本中を沸かせた横綱2場所目となる稀勢の里だったが、先場所痛めた左肩の不安はそのまま悪い方に的中した。 その稀勢の里は場所前、慌ただしい毎日を過ごしていた。先代師匠(元横綱隆の里)の時には「ほかの力士と馴れ合いを生む」と厳しく禁じられていた出稽古を、なんと5日間も連続して敢行したのだ。 「それだけ、左肩の不安が大きかったということでしょう。なにしろ、およそ1カ月の春巡業を全部休み、ほとんどぶっつけ本番の状態でしたから。土俵内でもおそるおそるといった感じ。最初は十両力士が相手でしたが、最後にようやく三役の嘉風や琴奨菊らとやれるようになりました。ただし、稽古と本場所は違います。稀勢の里は、『自分の中ではいい感じに仕上がった』と話していましたが、いまだ手探りの状態というのが正直なところじゃないでしょうか」(大相撲担当記者) 出稽古に行けば、当然のことながら相手にも手の内を探られる。稀勢の里の稽古を実際に見た関係者からは様々な声が上がった。 「(先場所のような)万全な状態にはほど遠い。休むという手もある」 こうため息をついたのは、元横綱でNHK解説者の北の富士さんだ。 また、二所ノ関一門の連合稽古でバッティングし、稽古を断られた白鵬も、 「完全でないのは確かだね。勝った相撲も(左を使ってまともに攻めず、横に)イナしているから」 と、不安視した。 大きなハンデを背負っていることは明白だ。だからこそ、初日の3日前というギリギリの段階まで出場を明言しなかったのだろう。 現師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は11日朝、稀勢の里と話し合って「休場はしない。出場することを決めた」と明かし、その理由を次のように話した。 「(結果は)やってみないと分からないけど、(稀勢の里は)相撲に対していつも一生懸命。真摯(しんし)に横綱の立場を受け止めてやってくれている」 稀勢の里に“休む”ということを選ばせなかった「綱の重さ」は察するに余りある。 場所中、懸かった懸賞は未曾有の600本以上。中途半端な成績ではスポンサーも納得しないだろう。出るも地獄、休むも地獄。黒星スタートとなった今場所、左肩にテーピングしながら土俵上に立つその姿が痛々しい。
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スポーツ 2017年05月18日 15時00分
長友佑都 妻の芸能界復帰を後押しする中国リーグ移籍
サッカー日本代表の長友佑都(30)の結婚披露宴が、6月24日に決まった。その華燭の典はプライベートだけではなく、公私ともに“転機”となりそうだ。 「長友は、所属するイタリア・セリエAの名門クラブ、インターミラノ(インテル)の戦力になっていない。主力の怪我でスタメンに復帰はしたものの、4月30日のナポリ戦ではクロス処理を誤り決勝点を献上。地元メディアが酷評し、それに長友本人が自身のツイッターで反論しましたが、地元ファンはその言い分にカンカンです」(特派記者) 契約は'19年6月まで残っているが、この状況では新天地を求めたほうがマシだろう。 「長友に興味を示しているクラブがあると報じられますが、交渉に至った形跡はありません。大失態の直前、はっきりとクラブ名を記した報道もありましたが、そのクラブも完全否定していました」(同) 欧州での評価もガタ落ちというわけだが、披露宴の日時決定に合わせるように状況も変化している。インテルの最大株主が中国家電メーカーとなったことを受け、こんな話も出ている。 「中国リーグが長友獲得に前向きです。中国のクラブはビッグネームを集めるのに必死。各国の代表選手も多いので、戦力がだぶっていても出場機会はインテルにいるよりも確実に増えますよ」(専門誌記者) この動きに日本のテレビ業界も喜んでいるという。すでに入籍を済ませたタレントの平愛梨(32)は、長友との結婚で好感度がランクアップした。長友が日本に近い中国リーグに移籍すれば、これまでセーブしてきた番組出演に関しても、その必要がなくなる。 「披露宴会場がイタリアになるとの噂もありましたが、国内に落ち着いたのは、夫婦ともども放出要員の立場をわきまえてのことでしょう」(TV制作スタッフ) 「アモーレ」で話題となった長友だが、次は中国語でのアピールになる?
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スポーツ 2017年05月16日 16時00分
首脳陣に見放された斎藤佑にいよいよ出される「戦力外通告」
斎藤佑樹(27)の一軍復帰がまた遠のいた。そしてついに、日本ハム首脳陣からは“最後通達”がされたようである。 「この先、自分がどんな投手になりたいのか、そのためにはどうすればいいのかを自分で考えろ、と。現状打破の方法を考えさせたわけですが、聞きようによっては『いつまでもチャンスがもらえると思うなよ』と、突き放されたようにも解釈できます」(球界関係者) 斎藤は開幕ローテーションに選ばれ、4月6日に先発登板した。負け投手にはなったものの、6回途中3失点。この時は「落第点を付けるには、ちょっとかわいそうかな」という投球内容だったが、翌7日には二軍落ちが通達されている。 その後、一軍復帰を賭けたテスト登板のチャンスを与えられたが(4月26日)、初回にいきなり7点を失う大炎上ぶり…。以後、斎藤の一軍復帰の可能性は全く聞かれなくなった。 「この26日の登板で結果を出せば、5月3日のロッテ戦に先発させる予定でした。NHK地上波での中継も決まっていたのですが…」(スポーツ紙記者) テスト登板、TV中継…。こういった特別扱いは今に始まった話ではないが、今季の日本ハムは“昨季ゼロ勝の斎藤”でも駆り出さなければならない状況にある。5月6日時点で11勝19敗の5位。チーム防御率3.89、同打率も2割3分3厘。昨季日本一のチームとは思えない苦戦が続いている。 「大谷翔平の抜けた穴が投打ともに響いています。先発陣は頭数が不足し、一時期は10連敗を喫しました」(同) 栗山英樹監督といえば、「斎藤贔屓」の発言も少なくなかった。だが、前向きな言動は斎藤個人だけではなく、不振にあえいでいた時の中田翔や、他の選手にも向けられてきた。 「26日の二軍戦で斎藤が炎上したときも、栗山監督は擁護しています。でも、ネット上では『なぜ、斎藤をかばうのか?』という批判的な声が圧倒的で、斎藤の体たらくが栗山批判に直結している感もあって、球団も気にかけています。近年、斎藤はトレード要員と見られてきましたが、獲得に興味を示したセ・リーグ球団の状況も変わりつつある。ここで復調しなければ、引き取り手も現れないでしょう」(前出・関係者) また、復帰が予定されていた5月3日の先発を務めたのが村田透だった。元巨人のドラフト1位だが、解雇の憂き目に遭い、'11年に渡米。メジャーの夢を追ってきた苦労人で、試合後のコメントが意味深だった。 「5日前に先発を告げられた」と――。 「村田は中継ぎ要員でスタートし、斎藤が二軍落ちした後、先発のチャンスをもらいました。今も先発と中継ぎの両方をやっています。5日前に5月3日の先発を伝えられたということは、4月26日の二軍戦の斎藤の状態を見てから、栗山監督が判断したんです。しかも、斎藤は同じ5月3日、巨人二軍戦に先発し、負け投手になっています」(同) 翌々日の5月5日には、栗山監督は斎藤同様、二軍調整を続けていた浦野博司に先発マウンドを託した。右肩の故障で、斎藤と同じく昨季は0勝に終わったが、復活のチャンスを掴み、勝利投手にもなった。 「浦野を勝たせてやりたいという思いが、チーム全体にありました」(前出・スポーツ紙記者) 村田、浦野は数少ないチャンスをモノにした。斎藤も必死に努力したようだが、チームメイトからは「勝たせてやりたい」の声が聞こえてこないのだ。 「今季、斎藤は打者の手元で動くボールでゴロアウトを量産する投手に変貌しようとしていました。でも、立ち上がりに失点する悪癖は変わっていません。守っている野手は、『またか…』と、シラケた気持ちになるのでしょう」(ベテラン記者) いずれ、大谷が戦列に復帰する。中継ぎもできる村田と復活を遂げた浦野が、苦労の末に掴んだ今の働き場所を失うとは考えづらい。斎藤は立ち上がりに失点する欠点を克服しない限り、一軍での先発はもちろん、中継ぎとしても使えないというわけだ。 「球団は斎藤擁護の栗山監督発言が、ファンの監督批判になっている状況を懸念しています。今後、斎藤のチャンスはさらに激減すると思われます。斎藤獲得に熱心だと思われた巨人は出遅れていた戦力が戻りつつあります。投手陣が足らないのは、中日、DeNA、ヤクルト。斎藤が新天地を望むなら、日本ハムも応じやすい状況にあります」(前出・ベテラン記者) 一方で、こんな声も…。 「斎藤が動くボールでゴロアウトを量産するスタイルに変貌しただけ成長ですよ。速球とスライダーで相手を翻弄する甲子園時代の投球をやっと捨てられたんですから」(前出・関係者) エリート意識を捨て、ようやく自分の力量が分かったということか。 栗山監督は選手を信頼することでチームを成長させてきた。部下がその信頼を裏切れば、悪影響は組織全体に及ぶ。斎藤がその覚悟を持てなければ、そのとき栗山監督自らが「クビ」を通達するだろう。
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スポーツ 2017年05月15日 17時00分
大横綱・白鵬vs東横綱・稀勢の里「5月場所決戦!」初優勝からの3連覇に“自信”と“不安”
いよいよ5月14日から、5月場所が東京・両国国技館で始まった。注目は、なんと言っても先場所千秋楽、劇的な逆転優勝をやってのけた横綱2場所目の稀勢の里(30)だ。 そんな中、二所ノ関一門による連合稽古が5月9日、東京・江東区の尾車部屋で行われた。横綱・稀勢の里は関脇・琴奨菊(33)ら三役力士との稽古を解禁。10番続いた琴奨菊とのぶつかり合いでは、土俵際の危ない場面もあったが、結果は7勝3敗とまずまず。 ただ、その先場所13日目の日馬富士戦で負った左肩付近のケガは、予想以上に重そうだ。場所前、およそ1カ月に渡り行われた春巡業は完全休場し、治療に専念。5月1日の番付発表会見で久しぶりに姿を見せた稀勢の里は、こう語った。 「この1カ月間は自分の体に向き合えた、充実した1カ月だった。(ケガは)いちにち一日、よくなっている。下半身は100%(出来上がっている)。自分の中では、(夏場所は)面白いんじゃないか、と思っている」 5月初めは部屋で三段目力士を相手に体を慣らし、出稽古で関取衆と胸を合わせた。慎重を期して臨んだ連合稽古の2日間。黒いサポーターの上にテーピングを巻き、患部を固めた姿は8日と同じ。だが、この日は得意の左差しを何度か試した。状態を確認する上で前向きな材料が並び「強い相手とやれたことが収穫」と夏場所に意欲を燃やした。 ただ、ゴールデンウイーク真っ只中の3日、両国国技館で行われた一般公開の稽古総見にも姿を見せなかった。しかも、田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)がこの欠席を前もって相撲協会に連絡することを怠ったために“無断欠席”となり、一時、土俵裏は大騒ぎに。 「(欠席の場合は)もっと早く連絡しないと」 八角理事長(元横綱北勝海から電話でたっぷりお灸をすえられた田子ノ浦親方は、 「僕の不手際。迷惑をかけて申し訳ありませんでした」 と、小さくなっていた。 冒頭に述べた9日の連合稽古では、一門外の横綱・白鵬(32)が参戦し、周囲を驚かせた。両横綱の前哨戦は実現しなかったが、白鵬は左上腕などに負傷を抱える稀勢の里の状態に目を光らせた。 白鵬は稽古場に姿を現すと、準備運動の前に「キセ!」と後輩横綱を手招き。顔を近づけて、短く言葉を交わした。 白鵬「(相撲は)どうする?」 稀勢の里「下(の力士)とやります」 春場所の前に田子ノ浦部屋で実現したような火花を散らすぶつかり合いは、稀勢の里の“辞退”で実現しなかったが、楽しみは夏場所の本番までとっておくことにしよう。 稀勢の里、双葉山以来の80年ぶりとなる初優勝からの3連覇なるか、最大の注目だ。
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スポーツ 2017年05月15日 15時00分
プロレス総選挙 古今東西 好きなレスラー100(4)
好きか嫌いかで極端に意見の分かれそうな大仁田厚は26位。いわゆる大仁田劇場にハマったファンも多い。 「電流爆破マッチのド迫力を体感してからは、それまでインディー団体を見下していたのがある種の尊敬に変わりました」(44・男) 「長州戦を実現させるまでのバイタリティーは見習うべき」(46・男) インパクト勝負では負けていないのが、フレッド・ブラッシーだ。 「あの噛みつき攻撃は一生忘れられない」(70・男) “プロレスの神様”カール・ゴッチが上位となるのは日本ならではの傾向で、その多くは新日やUWFの選手たちへのコーチングを評価したものだ。 「プロレスの求道者的エピソードがいちいちすごい」(45・男) 「国際プロレスでモンスター・ロシモフを名乗っていた頃のアンドレに、ゴッチがジャーマン・スープレックスを決めた試合を生で見たのが自慢」(68・男) ダイナマイト・キッドは、ジュニア時代の藤波や初代タイガーの好敵手だった。 「クールな表情なまま激しく攻め続ける、そんなドSぶりが素敵」(46・女) 「鍛え抜かれた肉体から繰り出す鋭い攻撃はもとより、相手の技に対する受け身までもがハードでスリリングだった」(50・男) ステロイド剤の副作用で早くにリタイアとなったのは残念だが、その闘い模様は今なおファンの脳裏に刻み込まれている。 第30位は“暴走王”小川直也。 「橋本をぶっ潰した1・4伝説のシュートマッチ。あれでプロレス観が一変しました。試合後のマイク『新日本プロレスファンのみなさん、目を覚ましてください!』は歴史的名言でしょう」(44・男) 以上がベスト30のランキング。今回のアンケート回答者の中心はプロレス黄金期を知る熟年世代ということで、90年代以前のレスラーへの高評価が目立った。 現役バリバリのトップどころでは新日のエースであるオカダ・カズチカが42位、この4月にWWEスーパースターへ昇格した中邑真輔でも39位と、相対的に評価が低い。これはプロレスを見る機会そのものが少なくなったことの影響であろう。 最後に総括として『週刊プロレス』の湯沢直哉編集長に話を聞いてみた。 「地上波テレビで放送された『プロレス総選挙』の順位には、多くのプロレス者たちから異論が出ていましたが、こちらの結果も恐ろしいまでに現在進行形でプロレス界を支えている選手の名前が少ないですね。でも、万人が納得いくランキングなどありません。いつ、どこで、誰に聞くかによって、順位やランクインする選手が大きく変わるのは仕方ない。そして、異論を言う人も何だかんだでプロレスを楽しんでいるはずです。プロレスにはプロレスファンの数だけ正解がある。だから面白いんです」
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スポーツ 2017年05月14日 15時00分
プロレス総選挙 古今東西 好きなレスラー100(3)
三沢光晴にはプロレスの巧さへの称賛とともに、リング禍による不慮の死を惜しむ声も多々寄せられた。 「エルボーを主体とした試合の組み立てや必殺のエメラルド・フロウジョンなど、独創性が高くプロレスセンスの塊だった」(46・男) 「自ら旗揚げしたノアを背負う責任感が、死につながったのかもしれません」(44・女) “ノアの絶対王者”小橋建太には、40代前半からの票が集まった。 「プロレスラーという以前に、小橋建太という人間の努力と根性、生き様が好きです」(41・女) “破壊王”橋本真也にも根強いファンは多い。 「強いときはべらぼうに強いくせに、トニー・ホームや小川直也など特定の選手にはもろさもあって“応援しなきゃ!”という気持ちにさせられた」(46・男) まだまだ選手としては盛りだっただけに、脳幹出血による早世が悔やまれる。 幅広い年代からの支持を集めたのはザ・デストロイヤーだ。 「4の字固めはプロレスごっこの定番。私も小学生の息子たちに伝授しました」(45・男) 近年はテレビタレントとしても活躍する蝶野正洋。 「STFやショルダーアタックなど、意外と使う技がクラシカルなところが好きだった」(45・男) 続いても“闘魂三銃士”で、近年は“プロレスリング・マスター”とも称される武藤敬司。 「高田延彦に勝った世紀の一戦。プロレスで泣いたのは後にも先にもあのときだけです」(45・男) タッグチームとして一番の票を集めたのはロード・ウォリアーズ。 「ビルドアップされた体に圧倒的なスピードとパワー。最初に見たときは衝撃的だった」(48・男) ドラゴン・フィーバーを巻き起こした藤波辰爾には、50歳代を中心とした支持が目立った。 「ドラゴン・ロケットにドラゴン・スープレックス。どれも目新しくプロレス新時代を感じた」(56・男) 「藤波がいたから大量離脱後も新日は存続できた。長州や前田らに目がいきがちですが、藤波こそが真の功労者ですよ」(53・男) 一芸で票を集めたのはフリッツ・フォン・エリック。 「アイアンクローで相手の頭をつかんだまま引きずり回す姿には、エリックがヒールであることを忘れて見ほれました」(60・男) ボボ・ブラジルのココバットやワフー・マクダニエルのトマホークチョップなど、レジェンドレスラーたちにはそれぞれ代名詞となる必殺技があったものだ。 “仮面貴族”ミル・マスカラスのフライング・ボディーアタックもそんな必殺技の一つ。 「軽快に飛び回るのを見て、こんなレスラーがいるんだと感動した」(67・男)
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スポーツ 2017年05月14日 12時00分
新日本プロレス“エース”復権に向けて棚橋弘至、6.11大阪城で内藤哲也に再挑戦!
個性派揃いの新日本プロレスにおいて、棚橋弘至ほど“諦めが悪い”男はいないかもしれない。新日本の“エース”棚橋だが、2015年の『G1クライマックス』優勝を最後に、シングルプレイヤーとしての勲章はひとつも得ることができていない。その間、棚橋をタイトルマッチで破ったオカダ・カズチカ、ケニー・オメガ、内藤哲也の3人は、現在の新日本マットにおいてスリートップと言っても過言じゃないほどの飛躍を遂げている。棚橋は完全に踏み台にされた格好だ。しかしエースは諦めなかった。 4.29別府ビーコンプラザ大会のメインで、ジュース・ロビンソンを相手に、IWGPインターコンチネンタル王座を防衛した内藤の前に現れた棚橋は、なんと“エアレター”という形で、挑戦表明したのだ。 「拝啓、内藤哲也殿。あなたに負け、東京ドームでとどめを刺されました。が、いまこうしてここに戻ってきました。あなたのベルトを投げたり蹴ったりするのは、正直嫌いです、コノヤロー。いまここで、このベルトに挑戦を表明します、コノヤロー。つべこべ言わず、俺の挑戦を受けろって言ってんだよ、コノヤロー! 敬具、棚橋弘至」 とどめを刺されても戻ってきてしまったということは、本当にとどめを刺されていなかったのかもしれない。1.4ドーム大会以降は、田口隆祐率いるタグチジャパンのメンバーとして、明るいプロレス道を邁進してきた棚橋だが、監督の田口にはタグチジャパンを通じて棚橋が復活する道を切り開いてもらいたいという気持ちがあった。タグチジャパンがロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと執拗に抗争しているのも、棚橋が再び内藤と対峙するイメージを描いていたからではないだろうか。棚橋はそんな田口監督の心意気に応えるかのように、EVILとの抗争に決着をつけ、再び内藤にたどり着いた。 決戦の場は6.11大阪城ホール大会に決定。昨年の大阪城大会は怪我のため欠場しているだけに、完全復活をアピールするには格好の舞台となる。 1.4ドーム大会で棚橋を葬った内藤だが、試合後には「今度は棚橋が俺のところ(ポジション)まで来い」とエールとも受け取れる発言をしていただけに、内藤流の発言で棚橋の挑戦を拒んではいるものの、「望むところ。返り討ちにしてやる」くらいの気持ちを持っていても不思議ではない。 1.4ドームと違うのは、完全に追う立場になった棚橋には恐れるものが何もないこと。逆に負けられない“有言実行型”の内藤にとっては、かなりリスクが大きい試合になるだろう。 『G1クライマックス』を前に棚橋が復権するのか? はたまた内藤が完全なる棚橋超えを果たすのか? この試合が単なるリ・マッチではないのは確かである。(どら増田)【新日Times vol.67】
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スポーツ 2017年05月13日 15時00分
プロレス総選挙 古今東西 好きなレスラー100(2)
続いて“黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャーが7位。 「テリー・ファンクの胸に割れたビール瓶を突き刺し、テレビ中継ではストップモーションの放送になった試合が衝撃的で、幼い頃は本当に怖かった」(44・男) その一方で、ブッチャーをモチーフにした漫画『愛しのボッチャー』の影響からか、親しみを感じていたというファンも少なくない。 「試合会場で流血したブッチャーの額に色紙を押し当て、“血拓”を取るのが流行ったことがあった。今から思えば何であんなことをしたんだろう」(48・男) 天龍源一郎の“レボリューション”に胸を熱くしたファンも多い。 「全日時代は上にジャンボ鶴田がいて、SWSでは不当なバッシングにあった。常に判官びいきの気持ちで応援していた」(50・男) 「WWFのハルク・ホーガンから女子の神取忍まで、誰とでも好勝負を見せてくれた。まさに“ミスター・プロレス”と呼ぶにふさわしい」(49・男) その天龍とも多くの名勝負を繰り広げた長州力が、続いてのランクイン。 「藤波辰爾との名勝負数え歌に燃えました。入場曲の『パワーホール』が鳴り響くだけで、今でも胸が躍りますよ!」(48・男) テリー・ファンクは70年代にファンクラブまで結成され、当時はチアガールに扮した女子の応援も試合会場で見かけられた。 「凶器攻撃に屈することなく、何度も立ち上がる姿は今思い返しても感涙ものです」(55・女) 今なお“歴代日本人で最強”といわれるジャンボ鶴田は11位。 「天龍や長州の人気がいくら高くても、あの当時に大型外国人レスラーと真っ向勝負できるのは鶴田しかいなかった」(56・男) 「最初は何か本気が感じられず、むしろ嫌っていたが、天龍との抗争や三沢たち若手との対戦を通じて、やっぱりバケモノだと思うようになった」(49・男) そんな鶴田とも数多の好勝負を繰り広げたブルーザー・ブロディ。 「入場時からチェーンを振り回しての雄叫び、フィニッシュのキングコング・ニードロップまで、まさに完璧なレスラー」(52・女) 「ハンセンとの超獣コンビに勝るタッグは見たことがない」(60・男) キャリアの途中で凶刃に倒れたことは、実に残念。 生涯ヒールで通したタイガー・ジェット・シンを推す声も多い。 「凶器攻撃以外でもコブラクローとか首4の字固めとか、ねちっこかった。シンが相手でないと猪木の試合もどこか物足りないんですよね」(66・男) ハルク・ホーガンについては「一番Tシャツを持ってました」(50・男)と新日本参戦時のファンもいるが、それ以上にWWFトップとしての評価が高い。 「最初はどこかドタドタしていたが、『レッスルマニア』で見たときは、トップレスラーのオーラが出まくりだった」(48・男) “大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントは存在感からして圧倒的。 「地方会場のロビーにアンドレがいて、天井に頭が届きそうなぐらいデカくて驚いた」(50・男)
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スポーツ 2017年05月12日 15時00分
プロレス総選挙 古今東西 好きなレスラー100(1)
今回は実話版プロレス総選挙を開催すべく本誌読者を対象とした緊急アンケートを実施。1000人の回答から「好きなプロレスラー100人」を選定した。なお、当アンケートは20人まで回答可で、名前の挙がったすべての選手を1票として集計している。 さて、堂々の第1位に輝いたのは、やはりというべきか“燃える闘魂”アントニオ猪木。ファイトスタイルだけでなく、その生き様にも称賛の声が集まった。 「闘う男の象徴。タイガー・ジェット・シン戦での腕折りなど、時に狂気を見せるところも含め、すべてがカッコよかった」(55・男) 「格闘技世界一決定戦やIWGPの世界戦略、北朝鮮での平和の祭典などは、従来のプロレスの範疇を大きく広げてファンに夢を抱かせてくれた」(48・男) 第2位は80年代初頭に一大ブームを巻き起こした初代タイガーマスクだ。 「プロレスにハマったきっかけ。単なる飛んだり跳ねたりというだけでなく、技の一つ一つにまで凄味が感じられた」(49・男) 外国人でトップの票を集めたのは、新日、全日の両メジャー団体で長く活躍を続けたスタン・ハンセン。 「まさしくブレーキの壊れたダンプカーで、ストンピングの1発すら迫力満点。『馬場が殺される!』と本気で心配した」(48・男) 「ハンセンのラリアットこそ真の必殺技。テキサスロングホーンのポーズも子供の頃によく真似しました」(45・男) 日本プロレス界の父である力道山も当然の上位入り。中でも60歳代以上ファンからの支持は圧倒的だった。 「外国人をカラテチョップでぶちのめす姿は、爽快の一言でした」(66・男) 「祖母がファンだったようで、遺品に力道山のブロマイドがあった」(39・男) “東洋の巨人”ジャイアント馬場は第5位。永遠のライバルとされた猪木にやや水を開けられたが、ベテランファンはそうした評価に反発を見せる。 「日本プロレスでインター王者だった頃は、完全に猪木より上。晩年はスローな動きをバカにされて本当に悔しかった」(67・男) とはいえ、全盛時を知らない層からの支持もある。 「試合会場の物販で馬場さんに握手してもらったのはいい思い出です。大きなゴツい手で、温厚そうに見えてもやっぱりプロレスラーなんだなあって」(46・男) 40代後半のファンから、猪木や初代タイガーにも匹敵する人気を集めたのが前田日明だ。 「ドン・中矢・ニールセンとの異種格闘技戦は、私にとっての生涯ベストバウト。メインの猪木vsレオン・スピンクスがグダグダに終わったのと比べ、緊張感あふれる闘いぶりで完全勝利し、前田時代の到来を確信しました」(49・男) 第2次UWFやリングスの旗揚げが、日本の総合格闘技の礎になったことを評価する意見も多い。
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分