スポーツ
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スポーツ 2017年02月16日 17時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(福岡ソフトバンク)
2月14日、松坂大輔(36)と黄金ルーキー・田中正義(22=創価大)の2人が揃ってシート打撃に登板した。結論から言ってしまえば、両投手とも登板後に顔を顰めており、実戦でアピールするにはもうしばらく時間が掛かりそうな印象を受けた。 松坂はカーブをウイニングショットに組み立てていた。松田宣浩に対しては打ち損じを誘ったが、次打者の内川聖一には「待ってました」と言わんばかりにそのカーブをレフト線に運ばれた。技巧派転向を目指しているが、変化球が全体的に高いのだ。ただ、過去2年と比べれば、投球フォームはいい。左肩が早く開く悪癖はなくなった。低めにコントロールできるようになれば、一軍マウンドに帰ってくるだろう。田中だが、スピードは出ていた。この時期に152キロを出すのは並大抵ではない。数字上は打者7人と対戦して「安打ゼロ」だが、ストライクとボールが投げた瞬間に分かるほど制球力に苦しみ、快速球で空振りを奪うシーンも見られなかった。調整が遅れているようだった。 ブルペンで存在感を見せていたのが、2年目の高橋純平だ。下半身が逞しくなり、投球フォームにも躍動感がある。今年はローテーションに食い込んで来るのではないだろうか。 巨大戦力のホークスが近年解消できずにいる問題は「正捕手不在」。(山下)斐紹、栗原陵矢、甲斐拓也、張本優大を争わせていたが、打撃力で選ぶなら、間違いなく、斐紹だろう。栗原も良いが、斐紹の打球は伸びる。天性の長距離ヒッターと言っていい。昨年は開幕マスクを託され、攝津正、和田毅といったベテラン投手に学んだが、消化しきれなかった。内野のボール回し、中継プレーでは、強肩の栗原にセンスを感じる。「総合力」という言い方はおかしいかもしれないが、そつなく全てをこなしていたのが張本だ。捕手としての守備能力で選ばれるとしたら、栗原か張本だろう。この2捕手がオープン戦で結果を出せば、「一軍デビューが開幕マスク」なんてこともあるかもしれない。 左腕・嘉弥真新也がサイドスローに転向していた。昨季50試合に登板した森福を流出し、その穴を埋めるセットアッパー候補のようだ。まだコントロールにバラツキがあったが、このチームは左投手が少ない。ベテランの和田はともかく、あとは3年目の島袋洋奨か、高卒ルーキーの古谷優人しかいない。 島袋の起用法について考えてみると、和田に次ぐ2人目の「左の先発」ではなく、今年はリリーフで使うのではないだろうか。ブルペンでは縦のスライダー(カットボール?)もテストしており、その軌道からして、おそらくは「空振り」を奪うための新球習得だろう。長いペナントレースを乗り切るにはリリーフ陣の力が必要だ。「左の救援投手が手薄」となれば、工藤公康監督も投手継投に頭を悩ますだろう。嘉弥真、島袋の両左腕が「裏・キーマン」になるのではないだろうか。
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スポーツ 2017年02月15日 17時00分
格闘技界の“レインメーカー”那須川天心、井岡一翔を倒した男にKO勝利! “二刀流”目指す小笠原瑛作が対戦熱望【2.12KNOCK OUT vol.1詳報】
“肘あり”のキックボクシングイベント『KNOCK OUT vol.1』が12日、大田区総合体育館で開催された。 セミファイナルでは、格闘技界の“レインメーカー”の呼び声高い“神童”那須川天心(TARGET)が、2014年5月7日ボディーメーカーコロシアム大阪で行われた、プロボクシングIBF世界フライ級王座戦で、挑戦者の井岡一翔を相手に判定勝ちを収めた、元同級王者アムナット・ルエンロンと対戦。4Rにラッシュをかけた那須川は、プロボクシングの元世界王者をパンチで沈め、見事KO勝ちを収めた。試合後、那須川は「相手のペースに合わせてしまった」ことを反省点として「きょうは50点」と厳しい自己採点をしたが、「パンチで倒せて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。昨年末には総合格闘技イベント『RIZIN』に出場。MMA(総合格闘技)ルールに挑戦し2連勝を飾るなど、プロ転向後の不敗神話を更新中。勝利した後に披露するKOポーズも浸透してきており、今年の格闘界は那須川を中心に回ることになりそうだ。 昨年12月に旗揚げした『KNOCK OUT』だが、2度目となる今大会も約3000人の観衆を集め、会場は熱気に包まれていた。オープニングマッチでは、イケメンファイター“WONDER BIRD”不可思(クロスポイント吉祥寺)が、“クレイジーピエロ”山口裕人(山口道場/INNOVATION)との打ち合いを制しKO勝ち。試合後、不可思は「KNOCK OUTの中心になりたい。判定で勝ったり、身内だけ喜ぶような勝ち方はしたくない」とKO勝利へのこだわりを語った。 今回の大会で一番盛り上がったのは、100人を超える大応援団の声援をバックに、“野良犬2世”森井洋介(GOLDEN GLOBE)に挑んだ、“逆境スピリット”村田裕俊(八王子FSG)の試合。「あれだけ声援を送られたら倒れるわけにいかなかった」という村田は、キャリア豊富な森井相手に引き分けに持ち込む大健闘。森井も「3Rから勝負をかけたが倒しきれなかった」と悔しさを滲ませた。DJ.taikiの欠場により急遽出場した“マッドピエロ”山口侑馬(山口道場)は、知名度で勝る“居合いパンチャー”町田光(橋本道場)を相手にほぼ何もさせず3R・1分でKO勝ち。山口は「とにかく有名になりたい。僕はまだ知名度がないですけど、名前より遥かに強いんです」とバックステージで吠えた。 メインイベントは“KING”梅野源治(PHOENIX)が、“アバンサール”ワンマリオ・ゲーオサムリット(ゲーオサムリットジム)と対戦し判定勝ち。梅野は「僕はKOが正義だとは思わない」と他の選手とは異なる発言をした上で「テクニックが好きな人には楽しめる試合だったと思う。僕はKOもできる、判定でも面白いというように、お客さんにいろんな楽しみ方を教える試合をしていきたい」と持論を展開した。 次回大会は4月1日に大田区総合体育館で開催されるが、那須川天心は出場しない。そんな中、那須川との対戦を熱望したのが、第2試合に出場した“SPEED ACTOR”小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)だ。小笠原は“SPEED ACTOR”の異名通り、キックボクサーと俳優の“二刀流”を目指す注目の選手。今大会では“ニューウェーブサウスポー”波賀宙也(立川KBA)を相手に、2R・1分13秒、小笠原の打撃による負傷によりTKO勝ちを収めている。試合後に小笠原は「少し消化不良だった」としながらも、『KNOCK OUT』のリングで闘いたい相手として那須川天心を指名した。今大会の出場選手の中で那須川を指名したのは小笠原だけだ。「僕はリングも作品だと思っているんですよ。天心もいろんな凄い選手とやってるじゃないですか。だから僕もいろんな選手とやって、良いタイミングで、天心と試合ができるようにしていきたい。タイミングは大事ですからね」こう話す小笠原の頭の中には既に那須川戦へ向けた物語(ストーリー)が描かれているのかもしれない。関係者の話によると小笠原は『KNOCK OUT』に継続参戦するもよう。那須川戦実現へ向けた今後の闘いに期待したい。 全試合終了後に大会を総括した小野寺力大会プロデューサーは、次回大会からライト級王座決定トーナメントを開催することと、那須川欠場を補う“大物X”と交渉中であることを明らかにした。勝負論が最重視される格闘技において「お客さんを楽しませた上で勝つ」と参加選手が口を揃えて話していたのが印象的だった。かつての格闘技ブームは、桜庭和志を筆頭に勝負論に観客論を加味した選手が牽引したことで発生しただけに、今大会でも見られた派手な演出面も含めて『KNOCK OUT』に対する期待値は大きい。『RIZIN』とは違う意味で今年見逃せないイベントである。取材・写真/どら増田
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スポーツ 2017年02月15日 16時00分
ラグビー・五郎丸 ヤマハ監督・清宮パパ効果で“返品帰還”でもVIP待遇
「あの人は今」状態となって久しい、ラグビー日本代表の五郎丸歩(30)だが、なんと“VIP待遇でご帰還”となりそうだ。 フランスのRCトゥーロンに移籍した今季だが、16戦してスタメン出場は3試合。直近の1月28日に行われた試合では、ベンチ入りすらできていない。 五郎丸はラグビーワールドカップ2015での活躍が認められ、強豪オーストラリアのレッズに移籍。だが、そこで出場機会を得られずフランスに移籍したが、状況は変わらなかった。 「五郎丸がトゥーロンに残留できる可能性はゼロでしょう。本人だって試合に出たいはずです」(特派記者) この状況に、五郎丸の古巣・ヤマハ発動機ジュビロが帰還の交渉を始めた。 「五郎丸側の要望は“プロ契約”です。世界のトップレベルのリーグに迎えられたというメンツもあるでしょうし」(同) 不景気の影響もあり、ヤマハは所属選手のプロ契約を'10年に廃止している。選手は正社員のみとなり、五郎丸も当時は“選手兼広報”だった。 「今回はプロ契約という五郎丸の条件を飲めそうなんです。会社の業績も好転していますし、'11年からは清宮克幸氏も監督を務めていますからね」(関係者) この清宮監督の存在が功を奏したという。目下、スポーツメディアで「清宮」と言えば、早実・幸太郎選手が先に思い浮かぶ。父・克幸氏のラグビー界における功績があって息子も注目されてきたわけだが、ヤマハもこの清宮効果の恩恵にあやかってきた。 「日本のラグビーで一番の有名選手は五郎丸です。春の選抜高校野球で幸太郎がさらに注目を集めるのは確実ですし、ここに“五郎丸帰還”が重なれば、清宮効果でスポーツ新聞の一面ジャックは確実。スポーツ新聞の一面を獲ると、500万円の広告と同じ宣伝効果が期待できる」(同) 今後、清宮親子の露出度がさらに高まれば、チーム内から“プロ2号”も出るだろう。もっとも、帰還が派手なほど、活躍できなかった時のバッシングは避けられそうにないが…。
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スポーツ 2017年02月15日 11時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(埼玉西武)
昨夏の甲子園優勝投手、今井達也が右肩故障を訴え、別メニューとなった。一部報道によれば、B班(二軍)でネット投球を再開させたとあったが、西武ナインはハイペースで仕上げており、「開幕一軍」の可能性はかなり低いと見て間違いないだろう。 辻発彦新監督は守備の強化を掲げており、クローズアップされたのがショートのポジションだった。昨季後半、呉念庭が頭角を現し、ショートで42試合出場している。右投左打で俊足、身体能力の高さも感じさせる呉に託すのかと思われたが、そうではないらしい。鬼崎裕司、永江恭平、ドラフト3位の源田壮亮(23=トヨタ自動車)を競わせる図式になっていた。4人とも、決して守備はヘタではない。ただ、昨季の西武は2アウトでのエラーが多かった。ボテボテの内野ゴロ、「3アウトチェンジでベンチに帰れる」と思った瞬間、一塁に悪送球…。投手に与えるダメージは大きく、失点につながる悪循環が続いた。それは全野手に責任があることだが、辻監督がショートに着目したのは、内野陣営を牽引するような存在が欲しかったのだろう。 辻監督、馬場俊史内野守備走塁コーチが付きっ切りになることも多いのが、新人の源田。「正遊撃手」をこの源田に託すとしたら、問題はバッティングだ。 2月13日、新外国人左腕のガルセスがフリー打撃に登板した。源田とも対戦しているが、“大人と子ども”状態。ガルセスは140キロ台後半が最速だという。少しボールが動いているのだろうか。同日のフリー打撃では、ストレートに外国人特有の揺れによって、レギュラークラスの金子侑司も苦戦していた。しかし、源田は勢いのないゴロやファールボールを重ねるだけで、これから対戦するプロ投手の速球、変化球のキレに苦労しそう。「打撃は今後」だろう。4人の正遊撃手候補のなかで、守備範囲の広さを見せていたのは、源田だ。呉を引っ込めるのはもったいない気もするが…。辻監督が「堅守、機動力」の黄金期の西武スタイルを復活させるとすれば、昨季、金子を外野にコンバート転向させて盗塁王(16年)に導いたように、今までと違う呉の使い方も考えているはずだ。 投手陣だが、田村伊知郎(22=立教大)も計算に入っているのではないだろうか。2月10日、実戦形式のシート打撃に登板し、打者10人をパーフェクトに押さえ込んだ。特筆すべきは、主力の秋山翔吾との対戦。本人も雄叫びを上げるが、空振り三振を奪った内角低めのストレートは「超」の付く一級品だった。 新加入右腕のキャンデラリオは素人目にも分かるムービングボールを投げていた。150キロ強が出るという。前評判通りなら、キャンプ中盤時点での球速は「60%」といったところだった。また、シュートなのか、シンカーなのか分からないが、右打者の膝元に変化球も投げていた。「沈む軌道」なのでシンカーなのだろうが、曲がり幅が大きい。フリー打撃で対戦した右打者の木村文紀は捕手と軌道を確認する仕草も見せており(13日)、左打者の秋山もバットの先でしか捉えられなかった。ブルペンではスライダーも投げていたので、内外角への出し入れのできるタイプでもあるようだ。 先のガルセスは、基本はスリークオーターだが、時々、サイドスローでも投げていた。関係者によれば、本番も投げ分けるとのことだ。3年目の高橋光成(16年4勝)がブルペンで存在感を見せていた。この高橋と2年目の多和田真三郎(16年7勝)で20勝以上を稼いでくれたら、西武は確実に優勝戦線に帰ってくるのだが…。
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スポーツ 2017年02月14日 16時00分
大相撲春場所「稀勢の里の連続優勝を阻止せよ!」モンゴル3横綱の“呉越同舟”
3月12日から始まる春場所で、モンゴル勢の巻き返しが激しくなってくる。特に白鵬と日馬富士の仲があまり良くないと言われているが、コト日本人横綱に連続優勝させるのは、絶対阻止の構えだ。犬猿の仲などと言ってはいられない。優勝に近い方(モンゴル3横綱)の援護射撃は十分にある。 それにしても、稀勢の里フィーバーが止まらない。1月27日、明治神宮で初めて披露した雲竜型の土俵入りの際には18000人、2月3日、節分の豆まきに参加した千葉県成田市の成田山新勝寺には合わせて68000人が詰めかけた。稀勢の里(30)も「こういうところでやれるのは光栄。多くのありがたい言葉もいただきました」と感激していた。 だが、この熱狂ぶりを冷ややかに見つめる男たちがいる。初場所、すっかり引き立て役にまわってしまった、モンゴル出身の先輩3横綱たちだ。とりわけ、横綱になってワーストとなる4場所連続で優勝を逸した白鵬の表情は厳しい。 それにしても、白鵬には、いまだに口惜しさが残る一番がある。それは先場所の稀勢の里戦。ここでもし勝っていれば、稀勢の里の横綱昇進を満場一致で答申した翌日の横綱審議会の空気を微妙に変える可能性があった。しかし、あえて真っ向勝負にこだわり、何かに取りつかれたように一気に土俵際まで追い詰めたものの、攻めきれずにすくい投げで逆転された。 「攻めきれないとみれば、引いたり、横に振ったり、他の戦法もあった。これまでの白鵬なら、そうしていたはずです。取組後、なぜあんなに真っ向勝負にこだわったのかと報道陣から質問されると、白鵬は『宿命だから』とだけ答えました。新横綱の誕生は時の流れ。この一番で負けて横綱昇進が不動のものになってもいい、と達観していたのかもしれません」(担当記者) あれが白鵬流の美学だったのだろうか。しかし、春場所では、もうそんなものには見向きもしないに違いない。5場所も優勝から遠ざかれば「白鵬、衰えたり」という声がいよいよ大きくなるのは必至だからだ。 そんな決意を裏付けるように、2日から春場所に向けて稽古を開始した白鵬は、連日の稀勢の里フィーバーについて「(そんなものが消えるのは)時間の問題ですよ」とチクリ。1月29日に両国国技館で行われた白鵬杯の会場でも、「今度は自分らしく、先輩横綱の意地を見せたい」と雪辱を誓っていた。 この白鵬よりも1日早く稽古場に出て、汗を流した稀勢の里は「しっかり稽古して、本場所でいかにいい相撲が取れるか、準備していく」と連覇に虎視眈々だった。 冒頭にも述べたが、犬猿の仲と言われている白鵬と日馬富士でも、稀勢の里に連続優勝させるわけにはいかない。どちらか優勝に近い方に援護射撃するとみられている。鶴竜にしても、稀勢の里に対しては全力で立ち向かってくるはず。新横綱の前にモンゴル3横綱の厚い壁が立ちはだかる。
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スポーツ 2017年02月14日 06時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(オリックス)
2016〜17年オフにおける補強、チームの再建の勝者はオリックスだった。そう断言できるのは、ブルペンが充実しているからだ。先発陣だが、金子千尋、西勇輝、ディクソンは健在。ここに社会人ナンバー1と称された山岡泰輔が加わり、8季ぶりの本格先発転向の岸田護、ヤンキース、タイガースなどメジャー数球団を渡り歩いた左腕、フィル・コーク、同じく左の松葉貴大、そこに、東明大貴、山崎福也が6人枠を争う。 山岡は「大人の投手」という印象を受けた。すでにキャンプ序盤で仕上がりの早さを見せているのは既報通りだが、ブルペン投球では、指示される前に、セットポジション、クイックなど実戦をイメージした投球練習も行っていた。「速い」とは思わなかったが、低めに伸びのあるボールを投げ込んでいた。大抵の新人はプロ投手と並ぶだけで萎縮し、自身の練習ペースも見失ってしまうものだが、山岡にはそれがない。昨季は外国人投手に泣かされたが、先発起用が予定されているコークを筆頭に、リリーバーのヘルメン、ウエストも順調な調整を見せていた。3投手とも、良い意味でクセがない。ただ、野手陣でも2年目のモレルに加え、新加入のロメロはクリーンアップを予定して獲得した以上、コーク、ヘンメル、ウエストの3人を全て一軍に残すことはできない。ディクソンは「確定」として、コーク、ヘンメル、ウエストの3人が「残り1枠」を争う図式だが、オリックスは左の先発投手が不足しているので、コーク優先となるだろう。 そのコークだが、米国時代は速球派のリリーバーだった。昨年は3Aで先発に固定され、2点台の防御率を残したという。キャンプ序盤の投球練習を見る限り、ギアを入れたときの速球とスライダーを武器にしているようだった。先発投手が責任イニングを投げきる場合、当然、打者3巡は覚悟しなければならない。ツーシーム系の変化球も投げていたが、イマイチだった。「もう一つ、変化球がほしい」とも思った。 時折、捕手のほうを見て、ボソボソと何かを言う。目はつり上がっていたので怒っているのだろう。イメージ通りの投球ができず自分に怒っているのか、それとも、ブルペン捕手の捕球にクレームをつけていたのかは分からないが、「短気な性格」は心配だ。 岸田の先発転向で“一人クローザー”となる平野佳寿は、WBCに招集されている。WBCでの疲労度を考えれば、福良淳一監督も序盤戦は無理をさせたくないはず。チーム関係者によれば、ディクソンの「臨時登板」が検討されているという。ディクソンがギアを入れたときのストレートは「速球派の数値」となる。先発として7、8割の力で投げているが、短いイニングなら“トップギアに入れっぱなし”となり、そこに低めに決まるスライダーが加わる。最大の武器であるナックルカーブまで投げ込まれたら、手が出ないだろう。また、「先発での実績=イニング跨ぎ可能」と考えた場合、平野の戦線復帰後もディクソンをリリーバーに固定すべきではないだろうか。「ディクソン−平野」の方程式が確立できるか否かは、東明、ドラフト2位の黒木優太、山崎福也のオープン戦での結果次第だが、「名前を覚えておこう」と思った投手もいた。2年目の近藤大亮だ。 去年は開幕2戦目で先発という華々しいデビューを飾ったが、右肩痛を訴え、その後は二軍暮らしだった。ブルペンでいちばんのストレートのキレを見せていたのは、近藤だ。キレだけではなく、重量感もある。金子、西、岸田、コーク、山岡、松葉…。ディクソンを先発ローテーションから外したとしても、人材難にはならない。ディクソンは3連戦の初戦を託されることも多かったが、そこを任せてみたいと思えるような投球を近藤は見せていた。投手陣を再整備させた今年のオリックスは、ブキミである。
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スポーツ 2017年02月13日 17時00分
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(巨人)
山口俊、森福允彦、陽岱鋼、吉川光夫、前マリナーズのアルキメデス・カミネロ、元楽天のケーシー・マギー…。ここに大学屈指の好遊撃手・吉川尚輝、2年目のルイス・クルーズ、ギャレット・ジョーンズも絡んでくる。阿部慎之助や村田修一といったベテランも健在だ。一軍登録できる外国人選手の人数枠にしても、マイコラス、マシソンもいる。飽和状態の戦力をどう使いこなすかがポイントとなる。 投手陣のカギを握るのは、田口麗斗ではないだろうか。エース菅野はWBCに選出されている。WBC決勝は3月22日(現地時間)で、ペナントレース開幕戦は同31日だから、WBC使用球とNPB公認球の違和感や疲労度を考えれば、菅野はローテーションを一回外れる。いや、長いペナントレースを考えれば、無理をさせるべきではない。その菅野に代わって、開幕投手という“球団の顔”を、ベテランの内海、マイコラス、移籍の吉川、山口俊ではなく、生え抜きの田口が勝ち取り、2戦目以降に彼らが出てくれば、「大型補強は投手不足を補うためのものだったんだ」と、ファンの印象も変わっていくはずだ。 その田口がフリー打撃に登板したのは2月6日。坂本勇人、阿部を相手に40球ほどを投げた。この時期、「投高打低」になるため、差し引いて見なければならないが、ヒット性の当たりは少なかった。素人判断だが、低めのボールにまだ伸びがない。スロー調整なのか? 「ベテランや外国人、移籍組でもなく、生え抜きの自分が!」の闘志を見せてくれれば…。 救援陣だが、左腕・森福は順調に仕上がっていたが、問題は、カミネロだ。たしかに真っ直ぐは速い。だが、ヘンなクセもあった。フリー打撃登板では全てセットポジションだったが、左足のつま先で2、3度地面を小さく突いてから、振りかぶるのだ。振りかぶって静止するまで三塁方向を向いていて、左足を挙げてから捕手の方を見る。しかも、左足は常に高く挙げられていた。「制球難」と伝えられていたが、日本式の細かいクイック、牽制もできないのではないだろうか。カミネロは走者を置いた場面では怖くて使えない。使うのなら、イニングの頭からだ。澤村が今年もピリッとしなければ、森福のクローザーもあり得るだろう。 期待が持てそうなのは、柿澤貴裕と石川慎吾だ。柿澤は昨年末、楽天との交換トレードでやってきた。守備はフツーだが、バットスイングも速く、右中間の守備定位置付近まで運ばれた打球は失速しないでフェンスに届いていた。石川も日本ハムからやってきたが、吉川ばかりが注目されていた。しかし、石川は“お買い得”だったかもしれない。フリー打撃でスタンド・インする打球の放物線はホームランバッター特有の高さがあり、右方向の打球にも勢いがある。外野守備を見る限りでは足も速く、強肩だ。柿澤は左の代打として、石川は守備固めと代走でも使える。将来の大砲候補・岡本和真にしてもそうだが、伸びしろの大きい若手をスタメンで使ってやれないのが、今年の巨人だ。「もったいない」の言葉をファンは連呼するのではないだろうか。
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スポーツ 2017年02月13日 10時30分
森監督のチーム再建ビジョン(2) 投手陣を鼓舞させる「あと10勝」の理論
森繁和監督(62)は落合政権だけではなく、谷繁元信前監督の下でもヘッドコーチを務めていた。参謀役の重要性は十分に分かっているはずだが、チーム編成の席上でこう訴えていたそうだ。「全責任はオレが取る!」今季の中日は森監督の強い要望により、ヘッドコーチも作戦担当コーチも置かない陣営になった。広島東洋カープ 89勝52敗2分け中日ドラゴンズ 58勝82敗3分け 緒方カープは「37」の貯金を稼ぎ、独走状態で優勝した。2位巨人以下の5球団全てにも勝ち越したわけだが、最大のお客さんは中日だった。直接対決の勝敗は17勝7敗1分け。中日だけで「貯金10」を提供した計算になる。問題は、「借金24」をどう減らすかだ――。○6回終了時点でのビハインドゲームの勝敗 9勝55敗○逆転勝ち 25試合○逆転負け 30試合 セットアッパー、クローザーで落とした試合も多かった。投手力で勝ってきたチームでもあるだけに再整備は不可欠だが、森監督に近い関係者によれば、投手陣についてはさほど心配していないという。昨季の借金24を指して、「ペナントレースのなかであと10勝すれば、借金20までは解消できる計算だし、残りのマイナス4はチームの勢いでなんとかなる」と話しているそうだ。計算ではたしかにそうなのだが…。 森監督はコーチ時代から「期待」と「計算」を線引きしてきた。現時点で後者の「計算」、つまり、確実に計算できる先発投手と見ているのが、吉見一起と大野雄大と2人だけ。あとは「期待」だが、福谷、ロンドン、アラウホ、そして、新人の柳裕也に関しては「計算」に近づける起用を考えている。 まず、右腕のロンドンは160キロを投げるが制球難で、未知数な部分が多い。森監督は「ダメなら、今年は使わない」とし、来年以降の戦力としてファームで改造するつもりでいる。左腕・アラウホは先発で調整させ、ロンドンが使えるのならそのまま先発ローテーションに入れ、ダメなら、中継ぎの主軸として使っていくという。 アラウホがフィリーズに在籍していたころを知る米国人ライターがこう言う。「身長が200センチ。150キロ以上を投げると日本では紹介されたようですが、変化球投手です。持ち球が多彩で、注目してほしいのは曲がり幅の大きい、鋭角なスライダーです。長身なので投球全てに角度もあり、多くて打者一巡しか対戦しない中継ぎで使うのなら、日本のバッターは相当苦労すると思いますよ」 他の先発要員は山井、ジョーダン、新人・柳、そして、森監督がまとまりかけていたトレードを御破算にして残した伊藤準規など。オフに左ヒジにメスを入れた2年目の小笠原は交流戦半ば以降の起用を考えているそうだ。 2桁勝利に到達した投手はゼロ、規定投球回数に届いた投手もゼロ。こうした不安定な先発スタッフをアラウホが支えるとなれば、昨季の「逆転負け30試合」は繰り返さないだろう。 「柳は2ケタ勝利できる力を持っています。ちょっと早いですが、各メディアとも新人王候補として取材していく」(ベテラン記者) 森監督が「あと10勝積み重ねれば、借金20までは解消」と言い切った自信は、ドラフト会議で柳を引き当てたことにあるのもしれない。トレードの経緯を知っている伊藤も「今年こそは!」の気持ちを強く持っているはずだ。不安要素はクローザーが決まっていないこと。誰になるのかはキャンプ、オープン戦を見てからになるようだが、やはり、黄金期の西武野球と落合時代のオレ流を知り尽くした森監督が最下位に沈むことは考えにくい。「全責任を負う」と言い切った決意もすごいが、中日が浮上すれば、その中日に17勝7敗1分けと大きく勝ち越していた広島の独走は消える。大型補強の巨人に対する包囲網も作られれば、今年のセ・リーグは大混戦になるだろう。(了)
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スポーツ 2017年02月12日 13時46分
崖っぷちの鳥谷に異変! 「明るくなった」の声が続出
「しっかりレギュラーとして(試合に)出られるポジションを見つけて、そこで勝負したい」 “崖っぷち”の鳥谷敬(35)がそう語ったのは、1月24日に逆上る。同日、鳥谷は報道陣に自主トレを公開し、その練習後の囲み会見で今季の抱負として心情を打ち明けたのだ。 額面通りに捉えれば、「ショートのポジション」にはこだわらないということになる。昨年末、金本知憲監督(48)が明かしたところによると、その鳥谷と11月中に話し合い、2017年はショート一本で勝負するとのことだった。鳥谷の考え方が変わったのか…。 関西で活躍するプロ野球解説者の一人がこう言う。 「鳥谷は長くチームの中核選手としてやってきたので、影響力の大きい選手です。昨年の秋季キャンプでの金本監督の北條(史也=22)に対する評価を聞いていると、鳥谷がショートのポジションを取り返すのは難しいと思いました。北條は実戦のなかで成長していくタイプと首脳陣は見ており、その北條と鳥谷が同じショートのポジションを争ったら、どちらか一方がベンチスタートしなければならない」 今年の阪神内野陣は“総入れ替え”の可能性もある。三塁には新外国人選手のキャンベル、新人の大山、同・糸原、中谷、陽川らが争い、二塁にも外野との併用となる板山、上本、荒木、そして、大和がいる。いずれ、西岡も復帰するだろう。また、4番が予定されているキャンベルは「守備難」とも伝えられており、三塁が守れないとなれば、一塁にまわされる。「センター・糸井とライト・福留以外はどうなるか分からない」というのが現状で、鳥谷が若い北條と張り合うのを避ける判断をしたとしても、レギュラー再奪取の確証はどこにもない。 しかし、チーム関係者の多くは「今年の鳥谷は明るくなった」と話す。 「性格はいい意味での唯我独尊。自分と向き合い、突き詰めていくタイプで、自分から周囲に声を掛けていくほうではない。キャプテンの重職を外れ、自分本来のスタイルに戻れたからでは」(球界関係者) 昨季、鳥谷の打撃が不振に陥るのと同時に、チームも失速していった。自身が打撃不振では若手にも声を掛けにくい。レギュラーを長く張ってきた選手でもあり、そのベテランが試合開始と同時にベンチにいるようでは、やはり周囲も気を遣ってしまう。そのよそよそしさは鳥谷自身も感じていたはずだ。 キャプテンを福留に代えたのは、鳥谷を本来の姿に戻すためでもあったようだ。 「金本監督は『バットを強く振れ』と全選手に指示していました。ただ、鳥谷の打撃は柔らかさが持ち味であって、そういう打撃スイングが合わなかったのかもしれない」(同) 昨年、金本監督は「鳥谷に任す」とも話していた。それは守備位置のことだけではなく、打撃スタイルのことも含まれていたとすれば、北條と鳥谷の両方がスタメンに名を連ねてくるのではないだろうか。
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スポーツ 2017年02月12日 12時00分
新日本プロレス雪の札幌でシーン現象発生! オカダに敗れるも存在感を増した鈴木みのる
新日本プロレス11年振りとなる2月の札幌大会(雪の札幌決戦)開催となった、2.5北海道立総合体育センター北海きたえーる大会は5.545人(超満員)のファンが集まった。新日本の雪の札幌決戦といえば、1984年2月3日に札幌中島体育センター別館で行われたWWF(現・WWE)インターナショナルヘビー級選手権試合、藤波辰巳(現・辰爾)対長州力の試合前、長州の入場を実力がありながらも当時はまだ前座を温める存在だった藤原喜明が急襲。長州を戦闘不能に追い込んだことにより、試合が不成立になるという大事件が勃発。これをキッカケに藤原はメイン戦線に食い込んでいくことになったのだが、以降、雪の札幌決戦では“何かが起こる”というイメージがついた。11年前は2006年2月5日に月寒グリーンドームで開催され、メインのカードは棚橋弘至対中邑真輔。当時は選手の離脱などもあり、ビッグマッチにもかかわらず7試合しか組めなかった。勝利した棚橋が雪に飛び込んだ写真が専門誌の表紙を飾っている。 今回の大会ポスターにも「事件はいつも真冬の札幌で起こった!」というコピーが使われ、11年振りに復活した雪の札幌決戦を煽ったのもファンの注目を集めた。 メインでは1.4東京ドーム大会でケニー・オメガと46分45秒の激闘を制し、IWGPヘビー級王座を死守したオカダ・カズチカに、翌1.5後楽園ホール大会で鈴木軍のメンバーとともにオカダらCHAOSを急襲した鈴木みのる(以後みのる)が立ち向かう。その日2年振りに新日本マットに登場したみのるは、オカダをゴッチ式パイルドライバーでKOし宣戦布告。これをオカダが受ける形で、今大会でのタイトルマッチが決定した。 1月の秋田や前日の公開調印式でみのるは、鈴木軍のメンバーとともにオカダの膝に狙いを定めて、徹底的に攻撃。大会当日、オカダの膝はテーピングでガチガチに固められていた。オカダはケニー戦でも首筋に大きな痣を作るなどのダメージを負っていて、疲れも癒えぬまま「ファンタスティカマニア」シリーズに全戦出場という状態でシリーズを迎えただけに、満身創痍の体で札幌大会を迎えている。 「お前らが持っている宝は全部寄こせ!」 1.5後楽園大会で、新日本のリングをジャックしたみのるは、こう高らかに挑発した。その中で一番最初に狙いを定めたのが、IWGPヘビー級王座だったわけである。全日本プロレスの三冠ヘビー級王座、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座を獲得してきたみのるだが、新日本のIWGPヘビー級王座はまだ獲得したことがない。新日本出身の選手なだけに、IWGPに思い入れがないと言ったら嘘になるだろう。事件が起こる雪の札幌決戦の発端となった藤原が、みのるの師匠というのも因縁を感じずにはいられない。シリーズ中、みのるも「事件を起こして欲しいんだろ?」と“事件”を匂わせていた。 事件が起こることを期待していたファンの気持ちとは裏腹に? 何も起こらないままメインを迎えた。しかしメインの試合の中で“事件”は起こった。みのるは膝十字固め、アンクルホールド、アキレス腱固め、ヒールホールドとあらゆる関節技でオカダの右足を攻めまくり、試合途中にはタイチやK.E.S.のメンバーにも介入させたり、イス攻撃などでオカダを悶絶させた。この非情な攻めに対し、会場が凍りつき“シーン現象”が起きたのだ。みのるが所属している団体である初期のパンクラスは、試合の攻防に固唾を呑むファンが静まり返る“シーン現象”が話題となっていた。理由は異なれど、現在の新日本マットで“シーン現象”が起こるのは異例で、これは事件と言ってもいい。テレビでゲスト解説を務めていた棚橋も「お客さんが静まり返っている」と会場の異変を指摘している。試合はそんな空気をドロップキックで一変させたオカダがこん身のレインメーカーで勝利。試合時間40分46秒。ケニー戦に続く40分超えの死闘となったが、まったく違う色の試合を制したことで、オカダは絶対王者に向けて大きく歩みだしたのではないだろうか。棚橋も「オカダはチャンピオンの試合をしている」とコメント。オカダは、次の挑戦者は3月に行われる「NEW JAPAN CUP 2017」(NJC)の優勝者と前置きしつつ、「ひと通り(の選手と)やったので」という理由から、闘いたい選手としてタイガーマスクWの名をあげ、ノンタイトルでのドリームマッチ実現を提唱した。 しかし、みのるとの抗争を「終結」させたいオカダに対して、インタビューブースに“立って”現れたみのるは…。 「オカダ・カズチカ、これで終わったと思うな。今日は、すべての始まりの日だ。お前たちの、お前たちの最後は、もうすぐだ。今日はすべての始まりだ。フハハハハ」 と、抗争の「始まり」を宣言。札幌大会以降の鈴木軍とCHAOSのタッグ対決も連勝を重ねている。特にみのるは引き続きオカダの右足に狙いを定め、苦痛を味合わせることで存在感をアピールしている。オカダと最短で再戦を行うには、NJCに参加し優勝するのがベストだが、NJCではCHAOS以外の選手と対戦する可能性も秘めているだけに、そこでIWGPヘビー級王座以外の「宝探し」に発展することもあり得るだろう。 今年の6月で49歳を迎えるみのるだが、層が厚く若い選手が台頭している新日本マットにおいても存在感は増すばかり。みのるの2年振りの復活は、かつて抗争を繰り広げた永田裕志ら、同世代の選手にも刺激を与えるはずで、さらなる活性化につながる。 今年、旗揚げ45周年を迎える新日本プロレス。“外敵”でありながらも“昭和の新日本プロレス”を知る男、鈴木みのるの一挙手一投足から目が離せない。(どら増田)写真:広瀬ゼンイチ【新日Times Vol.55】
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