スポーツ
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スポーツ 2017年04月13日 16時00分
人気力士は“ケガ人揃い踏み” 相撲協会が頭を抱える「五月場所」の行方
大相撲の五月場所の注目の一つは、何と言っても「稀勢の里3場所優勝」だろう。 とはいっても、やはり“奇跡”の代償は大きかった…。 新横綱稀勢の里(30)のしびれるような逆転優勝から10日余りが過ぎたが、いまだに大相撲ファンは興奮に包まれたままだ。しかし、稀勢の里が春場所13日目に傷めた左肩のケガは、心配された通り小さなものではなかった。 「痛みはほぼないので、たぶん大丈夫。(ケガをしてから)2日も相撲が取れたので大したことはない」 と感動的な優勝から一夜明けた記者会見で強気に振る舞った稀勢の里だったが、いかにも相撲一途の横綱らしく、こんなことも口にして自分を責めた。 「15日間、万全な状態で務め上げるのが使命。見苦しいテーピングをしなくてはいけない状況になってしまった自分が一番悪い。反省です」 ところがこの2日後、左肩の検査結果が判明した。「左上腕部の筋損傷で加療1カ月」。休場するのが当然の重傷だったのだ。 負傷をハネのけて強行出場し、照ノ富士を千秋楽で立て続けに破った精神力には改めて驚かされるが、ここまでひどければ話は別だ。 「出るのが務めです。たぶん大丈夫」 そう語っていた稀勢の里だが、4月2日から伊勢神宮を皮切りに、30日まで近畿地方や関東近辺を回る春巡業は休場となった。 「もう一度、ちゃんと検査する。本人は出たいだろうけど、まずはしっかり治さないといけない」 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)もそう話しており、おそらく途中出場も難しいだろう。日本中を沸かせたヒーローの到来を心待ちしていた地方のファンにとってはがっかりだが、問題は、春巡業を休んでもちゃんと治るかどうかだ。 稀勢の里の得意の型は左四つで、左からの攻めが命綱だ。その左が使えないと相撲にはならず、双葉山以来、80年ぶりとなる初優勝から3連覇も夢のまた夢。 「稀勢の里だけじゃありません。今度の春巡業には、春場所を途中休場した横綱白鵬や豪栄道、それに稀勢の里に敗れた引き立て役の照ノ富士も右ひざの状態が思わしくなく、参加しません。早々と前売り券を買ったファンは怒っていますよ。もし、彼らのケガが長引き、五月場所(5月14日初日、両国国技館)に影響すれば、大変なことになると、協会首脳はすでに青い顔をしています」(担当記者) 人気力士は“ケガ人揃い踏み”それも上位陣ばかり…。それでも大入り満員の垂れ幕は下がるか。楽しみと言えば宇良の取り組みと高安の大関挑戦だ。大いに盛り上げてもらいたい。
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スポーツ 2017年04月12日 16時00分
早実・清宮幸太郎に急浮上したプロ入り阪神「逆指名」
清宮が阪神を“逆指名”するかもしれない。 去る3月27日、怪物・清宮幸太郎(新3年=早稲田実業)のセンバツが終わった。2回戦、東海大福岡に大量11失点を喫し、清宮は主将として「こんなところで負けてられるかよ!!」と必死に声を張り上げていた。 試合後、「最後の夏に懸ける」と“甲子園帰還”を約束したが、その言葉には「将来の願望」も含まれていたようだ。 「今大会の清宮ですが、勝利に徹するコメントが目立ちました。主将として当然かもしれませんが、大会の主役、注目を一身に浴びているのにこういう発言ができるのは、キャプテンシーの強い選手である証。勝利への執着心も強く、打撃以外の点でも評価されたようですね」(ベテラン記者) 本塁打はゼロに終わった。しかし、敗れたこの試合でも見せたが、守っている野手が目測を誤るほど高く上がる打球に、将来性を再確認した関係者も少なくなかった。実際、在京球団スカウトは「ドーム球場だったら、天井に当たって、認定ホームランになっていた」と驚嘆していた。 「中田翔も高校生の時はそんな打球を飛ばしていました。天性のホームランバッターは、わずかなタイミングの狂いで大飛球になるんです。清宮は高いフライを飛ばせるバッター。つまり、天性のホームランバッターということ」(スカウト) 言動も少し変わった。主将としての部分もそうだが、これまでは「日本一」を多く口にしてきたが、「甲子園」にもこだわるようになってきた。 「夏の甲子園に出たいとの思いも当然持っていると思うが、阪神ファンのお父さんの影響があるのではないか」(前出・ベテラン記者) 現在はラグビートップリーグ、ヤマハ発動機ジュビロの監督でもある父・克幸氏は、大の阪神ファンだ。 「星野仙一氏が阪神監督に就任した'02年、克幸氏は知人を介して食事をしています。以後、清宮家と星野氏の交流は続いており、氏が幸太郎の将来のことを聞かれると、目を細めて色々と喋ってくれるのはそのためです」(球界関係者) ラグビー関係者によれば、克幸氏は幸太郎にラグビーを勧めた時期があったという。野球を選択した本人の意思を尊重したが、清宮家にとって、野球とはテレビの阪神戦である。幸太郎を野球に駆り立てたのは、「タテジマ」と言っていい。 「近年、早実は関西出身の野球部員が増えています。清宮の後の4番を任された野村大樹(2年)も兵庫県の出身で、中学時代は大阪府内のリトルシニアに在籍していました」(前出・ベテラン記者) 早実ナインがプロ野球の話をするとき、阪神の話題が真っ先に上がる。幼少時代に見た阪神戦、父の影響…。清宮の甲子園発言には、「トラ愛」もありそうだ。 その阪神だが、当然、清宮には早くから徹底マークを始めている。畑山俊二統括スカウト補佐がその陣頭指揮を執ってきたが、異例なのは、同スカウトが「東西の雄」を同時担当していること。東の雄は清宮だが、西の雄とは、センバツ準優勝校・履正社の安田尚憲内野手(新3年)を指す。専任スカウトが東西にまたがって担当するのは確かに異例だが、清宮と安田、どちらが将来、「トラの4番」に相応しいのかを見極めようとしているのだ。 「安田は広角に打てるし、三塁を守っているように守備力も高い。一発の魅力は間違いなく清宮だが、彼は一塁しか守れないと思う」(同) この弱点に関しては以前から指摘されてきたが、清宮が1回戦に登場した3月24日、平日にもかかわらず、午前8時の開門時には4000人近い行列ができていた。プロスカウトは実力以外の面も見なければならない。人間性、人気、キャプテンシー。今の阪神に欠落している要素を持っているのは、清宮のほうだ。 「今の阪神は清宮にとっても、プラス材料の多いチームです。ファームには若手野手の打撃指導に定評のある掛布雅之二軍監督がいて、一軍には金本知憲監督がいます。進学か、プロ入りかで揺れているのなら、いったんプロ志願届を出し、選手育成に定評のある球団が指名してくれたら行く、という二択も悪くないのでは」(アマチュア野球関係者) また、先のラグビー関係者は「過去の話」と前置きしつつも、「幸太郎クンには将来はメジャー挑戦の夢があるので、NPBの球団は選り好みしないと思う」と話していた。 その傾向は現代っ子に多く見られる。かつての「巨人以外なら…」という球児はこの5年間、出ていない。 「近年、学生野球の世界では、希望球団を公表しないのが美徳のように教えています。『特定球団にしか入らない』と言うのと、希望球団があるのは意味が違う」(前出・ベテラン記者) ただ、高校球児たちは甲子園大会を経験すると、その球場の魅力に惹かれる。「この球場でプロ生活を」と思うのは自然な発想だ。 生え抜きの本塁打王を欲して止まない金本監督が、清宮の天性の長打力を見逃せば、10年先まで悔いを残すことになる?
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スポーツ 2017年04月11日 16時00分
“犬猿の仲”巨人・中日が共闘する横浜DeNA包囲網
空前の巨大補強を敢行した巨人は、中日を相手に昨シーズンに続いて開幕3連勝を飾り、オープン戦最下位の不安を一掃してみせた。 その開幕戦、エース菅野智之を投入して万全を期すところだったが、マウンドに立ったのはマイコラス。2、3戦目は田口麗斗、大竹寛。そこから透けて見えるのが、巨人・高橋由伸監督と中日・森繁和監督による“DeNA包囲網”だ。 「両監督は今季、最も警戒すべきチームに、昨季、11年ぶりにAクラス入りしたDeNAを挙げています。5年間球団を率いた池田純前球団社長のチーム改革が着実に進み、他球団を警戒させています。一方、25年ぶりにリーグ優勝した広島は、連覇となれば選手年俸がさらにかさみ、財政的に逼迫する恐れがある。『今年はAクラスで十分』が本音で、それを見透かされているのです」(スポーツ紙デスク) 共闘が見て取れたのが、3月27日に横浜市で開かれた『セ・リーグファンミーティング』での一コマだ。5監督が開幕投手の名前を明かす中、高橋監督だけ公表を辞退。巨人は中日が呼び掛ける「DeNA包囲網」の共闘に応ずるかどうか、決めあぐねていたのだろう。 すると、「先発は大野」と発表した森監督が、すかさず一撃。「巨人が決めていないのなら、うちも変えます」とジャブを放ち、「菅野と聞いていましたが、WBCであれだけ投げた。私が監督ならゆっくり次のカード(DeNA戦)にいってもらいます」と凄みを利かせ、優柔不断のエリート監督に決断を促したのだ。 これが効いたのか、高橋監督は同日夜に開かれた財界人の巨人激励会『燦燦(さんさん)会』でマイコラス起用を公表。 「菅野は開幕戦へのこだわりを示してくれたが、WBCの負担が非常に大きいと判断し、次のカードのDeNA戦の頭(4月4日)にした」と明らかにしたのだ。 巨人にすれば、中日とともにDeNA戦にエースをぶつけ、開幕ダッシュを阻止することは利得も大きい。どちらにしろ中日は最下位候補。恐れる相手ではない。 一方、DeNAは昨年11月、同社が運営するまとめサイトで無断転載や不正確な記事が明らかになり、株価と信頼が失墜している。 「創業者の南場智子氏が再び代表取締役に復帰し、立て直しを図っているが、いまだ株価は戻っていません。そこで、ベイスターズの快進撃に社運を賭けるはず。巨人が中日の誘いに乗ったのは、そんな警戒心もある」(大手紙社会部記者) DeNAの頭脳だった谷繁元信捕手をFAで獲得した中日は、監督も任せ、DeNAを丸裸にしてきた。しかし昨年、森監督が師事する落合GMとの確執で谷繁氏は解任。中日のデータが暴かれ、森監督は疑心暗鬼に陥っている。 開幕カードで3連敗を喫する以上に、憎っくき相手がDeNAだ。その中日に塩を送られる形で横浜に乗り込んだ巨人は、お約束通りエース菅野を予告先発。 しかし、寝業師・森監督のこと、当然、次の一手は用意されているはずだ。
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スポーツ 2017年04月10日 16時00分
テレ朝が熱烈ラブコール! 浅田真央のキャスターデビュー
テレビ朝日が救世主と仰ぎ、白羽の矢を立てたのが、フィギュアスケートの浅田真央(26)だという。これまで幾度となく報じられてきたキャスターデビューが実現のときを迎えそうなのだ。その初舞台として有力視されているのが、看板番組の『報道ステーション』。 「まだ、詳細は出ていませんが、メーンキャスターを務める富川悠太アナの降板話に抱き合わせる形で、浅田の名前が挙がっているのです」(テレビ事情通) キャスター就任1年目にして富川アナにリストラ話が持ち上がった理由は、キャラクターの地味さと低迷し始めた番組視聴率だ。 「古舘伊知郎からメーンキャスターを引き継いだ直後の上半期番組平均週間視聴率は、11%台を記録。週によっては13〜14%の大台を叩き出すこともあったが、1月は2週、3週と連続で9%台。事件がないと視聴率が安定しないという傾向はまずい。○○キャスターだからチャンネルを合わせる、といった個性がないとキャスターは務まらない」(制作プロデューサー) 今や最大の弱点が露わになった富川アナ。テレ朝は『報道ステーション』の番組価値が危ぶまれる前に大鉈を振るう決断を固めたという。注目はその降板時期と後任人事。テレビ界では、現在、『モーニングショー』の司会を務める羽鳥慎一の名前が急浮上している。 「羽鳥を起用し、仲のいい元大阪市長の橋下徹を解説者に据える。また、曜日毎に、マツコ・デラックスなどの飛び道具まで考えているんです」(芸能プロ関係者) 加えて今回、羽鳥の協力サポーターとして指名されたのが、フィギュアスケートの浅田だという。もっとも、浅田はまだ現役の選手だが…。 「1年後に迫った平昌五輪代表選考では、エース宮原知子を中心に三原舞依、樋口新葉、本田真凜、本郷理華、そして奇跡の復活を狙う浅田真央の6人でのシ烈な争いが予想されている。ただ、ヒザに爆弾を抱える浅田の現状を見る限り、出場はかなり厳しい。五輪出場を逃せば、即引退というのが彼女にとっての既定路線」(フィギュア関係者) 一連の状況を見越した上で、獲得に向けて動き出したテレ朝は、移籍金として1億円、さらに、年俸制の3年契約を提案している。 「いずれはどこかのプロダクションに所属することになる。気になる年俸だが、浅田クラスなら3000万円は堅い。ただ、年俸制にするとテレ朝縛りが出てくるので、1本単価のギャラ制にして、他局にも出演する可能性は十分あると思います。その場合だと、ギャラは1本当たり50〜80万円が妥当な金額でしょう」(テレビ関係者) バラエティーやドラマのお披露目もありそうだ。
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スポーツ 2017年04月09日 16時00分
ハリル監督の本田圭佑ゴリ押し招集でくすぶる内部不満
ワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表は3月24日、敵地でのUAE戦に2対0で完勝し、28日にはホームでタイ戦に4対0と圧勝。6大会連続出場に一歩前進したわけだが、代表メンバーの招集を巡り、衝突の火ダネもくすぶっていた。 「本田圭佑(30)の招集問題ですよ。ハリル監督は所属チームでの試合出場機会を得るためにも移籍すべきだ、と再三にわたって進言しており、『移籍しなければ代表に呼ばない』とまで語っていたのですが、結局は招集の選択をしましたからね」(専門誌記者) 今年に入り本田は、リーグ戦で1試合にしか出場せず、しかも途中出場。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は試合勘が鈍ることを懸念し、1月に自ら本田のもとを訪ね、説得に当たったという。だが、現状は全く変わっていない。UAE戦では後半33分からとはいえ、本田を起用。自らの発言を撤回した形となった。 「招集メンバーが発表された時点から、周囲にはおかしな空気が漂っていました。国内組で招集が期待された新鋭の鈴木優麿が選ばれず、Jリーグ側は落胆していましたよ」(同) 鈴木の所属する鹿島は一部メディアに理解を示すコメントも出してはいたが、「1試合も出ていない本田を呼ぶとは…」とブチまけたという。 「ハリル監督は就任当初から海外組を厚遇し、国内のJリーグ組を軽視する傾向があり、それが改めて露呈した。本田だけではなく、香川真司、長友佑都も所属チームでの出場機会が激減しており、不満はさらに高まっていくでしょう」(同) 日本サッカー協会も“奇妙な動き”を見せ始めている。この試合からハリル監督の通訳が代わったのだ。 「協会と国内クラブの意図を忠実に伝えるための人選と言われている。そこに今後、ますます摩擦が生まれる可能性はあります」(関係者) すべては「我」を張り過ぎた“元エース”のせい?
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スポーツ 2017年04月09日 12時00分
タイガーW戦をブチ上げた内藤哲也に、ジュース・ロビンソンが挑戦表明!
先週の新日Timesでも報じたように、IWGPインターコンチネンタル王者、内藤哲也が挑戦者と、テーマ不在に陥っている問題について、しびれを切らして自ら行動を起こした。 「テーマがないから、自分でテーマを見つけたよ。タイガーマスクWと試合がしてみたいなぁ。2月5日、札幌大会での試合後、オカダがタイガーマスクWとの試合を希望したら、新日本プロレスは即座に動き、そして、1か月後に対戦が実現したわけで。じゃあ、同じように俺がタイガーマスクWとの対戦を希望したら、新日本プロレスは動いてくれるんだろうね? そもそも、俺にテーマを与えなかったのは新日本プロレスだからね? テーマを与えないってことはつまり、自分でテーマを見つけろってことでしょ? お望み通り見つけてきたよ」 4日の後楽園ホール大会の試合後、内藤はタイガーマスクW戦をブチ上げた。しかし、これはオカダ・カズチカのように、本人がワクワクしたいからやりたいカードというわけではないようだ。というのも、最後には次の言葉を付け加えている。 「新日本プロレスは、オカダがかわいくて仕方ないのは分かるけどさ、俺の望みも、たまには聞いてくれよ。新日本プロレスの発表を楽しみに待ってるよ」 こういう発言は、1.4東京ドーム大会で、メインイベント出場にこだわっていた棚橋弘至に対しても、「この会社は棚橋が言うことが絶対だから。棚橋が(メインを決める)ファン投票やりたいと言えばやりますよ」と挑発している。このときは、棚橋が「ファン投票はやらない」という決断をしたので、内藤が“確認”したかった会社の意向はわからぬまま終わったが、今度はその矛先がオカダに向かった格好となった。タイガーマスクWは、きょう9日に開催される両国国技館大会にも出場はするが、内藤と試合での絡みはない。オカダのように王座を防衛した直後に対戦を希望すれば、実現の可能性は高まるが、現実的に考えてこのカードが普通に決定する可能性は極めて低いのではないだろうか。 そんな内藤に対して、1人の挑戦者が現れた。ジュース・ロビンソンである。 「ナイトー、お前を絶対後悔させてやる。俺は負けない。俺は、IWGPインターコンチネンタル王座を狙っていく。今日、お前は俺の急所を蹴って勝った。IWGPインターコンチネンタルのベルトを賭けても、そんな試合ができるのか。お前は、リスペクトの気持ち、新日本への気持ちはないのか。俺は、お前と闘ってやる。俺のハートを賭けてIWGPインターコンチネンタルに挑戦してやる。俺は、もう二度とお前に負けない。俺が欲しいのは、IWGPインターコンチネンタルなんだ。ベルトに挑戦させろ」 タグチ・ジャパンの一員として、連日ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)と抗争を繰り広げているジュースだが、昨年、棚橋と組んで『WORLD TAG LEAGUE』に参戦した辺りから台頭。1.4ドーム大会では新日本マットに初参戦したCodyの相手を務め、2.5北海きたえーる大会では後藤洋央紀が保持しているNEVER無差別級王座に挑戦。どちらも敗れはしたものの、近未来のエース外国人選手になれる片鱗を見せただけではなく、その試合内容からファンの支持率も上昇中だ。 内藤とはロスインゴ結成前に、パートナーが不在だったこともあり、ヤングライオン時代のジュースがパートナーをしばらく務めていた因縁もある。次回のビッグマッチは5.3『レスリングどんたく2017』福岡国際センター大会。ジュースが内藤に挑戦するには、この大会のカードが決まるまでに、ファンも納得する形で結果やインパクトを残さなければならない。 内藤の次なる挑戦者は、タイガーマスクWか? ジュース・ロビンソンか? ここはジュースの頑張りに期待したい。(どら増田)【新日Times vol.63】
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スポーツ 2017年04月08日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND46 〈“選ばれし神の子”の覚醒〉 真のプロレスラーになった一戦
2003年の大みそか、総合格闘技戦で屈辱のTKO裁定を受けたIWGP王者の中邑真輔が、雪辱を期して中3日で臨んだ1・4東京ドーム。 対するNWFヘビー級王者の高山善廣は、そんな中邑を激しい顔面蹴りや膝蹴りで徹底的に潰しにかかった。 ボブ・サップvs曙で話題を集めた'03年大みそか、中邑真輔は『K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!』(ナゴヤドーム)のセミファイナルに、IWGP王座のベルトと共に登場した。 初めての総合格闘技戦となるK-1戦士アレクセイ・イグナショフとの一戦は、グラウンドで優位を保ちながら膝蹴り1発でダウン。すぐに立ち上がって試合継続の意思を見せたものの、レフェリーの判断により即座にTKO負けを宣せられた。 あとになって中邑と新日側の抗議によりノーコンテストと訂正されたが、いったん黒星を付けられたという事実は重い。 「これが永田裕志のような10年選手であれば、プロレスファンは全面支持に回ったのでしょう。しかし、このときの中邑はデビューから1年半にも満たない新人に過ぎず、プロレス界代表とまでの信頼はなかった」(プロレスライター) イグナショフ戦の直前、天山広吉を破ってIWGP王座を獲得してはいたが、その試合の評価はいま一つ。試合は終始、天山ペースで進みながら唐突に腕十字で極めたフィニッシュに、観客はただ呆気に取られるばかり。デビュー最短での同王座獲得記録となったが、中邑への祝福ムードは薄かった。 「プロレスのスキルにおいてはまだまだ未熟でも、格闘技的センスに恵まれた中邑であればPRIDEやK-1のブームに対抗できる。そんな思いがあったからこそプロレスファンも王者として受け入れたという、ある意味で妥協のようなところがありました」(同) そんな中邑が肝心の格闘技戦、それも世間からの注目の集まる大みそかの大一番で負けに等しい結果しか残せなかったとなれば、周囲の視線は当然、厳しいものとなる。そこからわずか中3日で臨んだ1・4東京ドームのメインイベントは、中邑にとってまさに針のむしろではなかったか。 対するは高山善廣。 高山もやはり'03年大みそか、『猪木ボンバイエ』(神戸ウイングスタジアム)のメインでミルコ・クロコップとの対戦が発表されたものの、ミルコの負傷(実際は契約トラブル)によりキャンセルとなっていた。 '01年のPRIDE参戦を契機にノアを退団し、フリーとなった高山はこの頃、鈴木みのるとの外敵軍を結成して新日マットを席巻。天山の前のIWGP王者でもあった。 「当時の高山は、ノアと新日の両メジャーと良好な関係を続けながら、同時に総合格闘技のマットにも上がっていた。かように幅広く活躍した選手は歴代でも高山ぐらいのものでしょう」(スポーツ紙記者) 高山がフリーで成功を収めた理由としては、もちろんその日本人離れした身長2メートル近い巨躯と、インパクト抜群のイカつい容貌が最大の魅力ではあったが、それだけではない。 「よく“プロレス頭”などと言いますが、高山の場合はそれが抜群に優れていた。何かにつけて“俺が一番”と思いがちなレスラーたちの中にあって、高山は自分を客観視できるから、ヒールであれ、ベビーフェースであれ、自分の立場をしっかりと把握した上で、必ずファンが期待する以上の働きを見せてくれる。総合格闘技においても高山自身は、早い段階から『技術的に通用しない』との自覚があったようですが、それならばとドン・フライ戦のようにド迫力の殴り合いという技術以外の部分で魅せてくれる。ボブ・サップ相手に真っ向から勝負してきれいに一本取られたのは、高山の他では数えるほどしかいませんよ」(同) それだから、団体側も高山を積極的にブッキングしたくなる。 「当時、高山の取り巻きが『新日なんてどうにでもなる』と息巻いていたのを見掛けたこともあります。新日側が高山を使いたいがために、何でも要求をのんでくれるという意味だったのでしょう。高山本人は至って誠実な人柄なんですがね」(同) そんな高山が、中邑戦に向けて用意した回答は“徹底的なたたき潰し”であった。イグナショフ戦の後遺症で腫れた中邑の顔面を、それが分からなくなるほどまでに蹴りまくり、ボディーに膝を突き上げる。 当然、中邑は何度もダウンを喫するが、それでも立ち上がり続けることで格闘技戦では発揮できなかったプロレスラーの頑丈さと根性を見せつけた。 最後は高山のエベレスト・ジャーマンのフックが甘くなったところを切り返して、チキンウイング・アームロックで勝利を収めた中邑。 デビュー当初から“選ばれし神の子”として英才教育を受けてきた中邑は、この日、高山により初めて真のプロレスラーとして生命を吹き込まれたのだった。
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スポーツ 2017年04月07日 17時00分
巨人が早実・清宮対策でメジャー挑戦ポスティング容認へ
3月26日、プロ野球全球団は、オープン戦の全日程を終えた。その結果、ある球団と他球団との実力差が明らかになり、動揺が走った。 その勝敗表を見てみると、首位千葉ロッテ(13勝2敗3分)を筆頭に、上位6チームのうち5チームがパ球団。逆に、ドン尻から4チームはセ球団。オープン戦終盤で6連敗を喫した巨人は、5勝14敗でダントツの最下位に終わっている。 巨人は24日、シーズン前恒例の激励会を開き、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆も当然、この話題に触れた。 「(オープン戦は)わざと負けたんじゃないか。由伸君も計算ずくで。開幕以後、連勝街道を走ってくれると期待したい」 監督1年目の昨シーズンは、野球賭博事件発覚の影響を受けたこともあり、主筆もV逸には寛容だった。そこで、オフには空前の30億円補強を敢行。もう待ったなしで、優勝を逃せば解任もある。やんわりと圧力をかけたのだろう。 他球団を圧する戦力を持ちながら、結果を残せないのは、チームの士気に原因があるというのが球団首脳の一致した見解だ。 もっとも、同情すべき面もある。巨大補強した結果、新戦力を優先起用する必要が生じたため、二軍に豪華メンバーが集結してしまったのだ。野手陣では4番ギャレットをはじめ、松本哲也、亀井善行、脇谷亮太、片岡治大。投手も杉内俊哉、高木勇人、桜井俊貴と本来の一軍メンバーが追いやられた。 「ベテラン、新戦力、若手の力を融合して化学反応させ、1年を戦っていく。新たな収穫と課題をシーズンに生かしたい」 このように話していた高橋監督だが、その化学反応の触媒として期待しているのが、今ドラフトの超目玉、早稲田実業の清宮幸太郎(17)だ。この若武者の獲得に動くことで、12球団で唯一ポスティング移籍を認めてこなかった方針を転換、チームの士気を高めようとしているという。 「今回のWBCで分かったのは、選手たちのメジャーへの憧憬です。清宮も、1年でも早い渡米を思い描く1人。これまでは早大進学が既定路線で、大学側も入学を織り込み済みで、入学1年目から4番で抜擢する構想を描いていました。ところが、清宮のメジャー志向が高まったことで、“高卒即ドラフト”の可能性が急浮上しているのです」(スポーツ紙デスク) NPBの野球規則では、海外FA資格を得るには実働9シーズンを有する、とある。大学経由だと、FAできるのは最短でも31歳。ダルビッシュ有や前田健太のようにポスティング移籍の抜け道もあるにはあるが、巨人は認めていなかった。 「このままでは、清宮の選択肢は『早大進学、もしくは巨人以外の11球団』になりかねません。そこで高橋監督は、巨人にポスティング移籍容認に舵を切らせることで清宮指名に踏み切り、合わせて主力選手の発奮剤にしたいようです」(同) 名門球団までも歴史的大転換を迫られている。
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スポーツ 2017年04月06日 17時00分
鳥谷、糸井…金本阪神に早くも噴出した 超変革失敗「お家騒動」(2)
オープン戦が後半に差しかかった頃、金本監督は、「7対3で鳥谷が勝っても(北條を)使う」と発言。OBたちも「遊撃手・鳥谷」の復活までは望まず、二塁、三塁へのコンバートは止むなしとし、「スタメンに復帰し、また3割近い打撃を残してくれれば、それだけでチームのムードはよくなる」と考えていた。 「鳥谷と北條はキャンプでずっとショートを争っていました。『競争』もけっこうですが、鳥谷を二塁、三塁に入れての連係プレーの練習は一切していません」(トラ番記者) 鳥谷はオープン戦で二塁、三塁で合わせて5つの失策を記録。北條もショートで3失策をカウントしているが、「失策5」は12球団ワーストである。だが、守備練習をしていないのだから、当たり前と言えなくもない。 「原口文仁も一塁コンバートをオープン戦途中で通達されました。秋季キャンプ中から打撃優先で捕手から一塁に転向させるか否かが問われていましたが、ここに来てようやく結論が出たようです」(同) 金本監督がタイミングをしくじるのは、サインを送るときだけではないようだ。原口も一塁手として連携プレーをやっていないのは前述どおり。新加入のキャンベルは故障で開幕に間に合いそうもなく、したがって鳥谷の三塁開幕は濃厚となれば、リーグ最多の失策をカウントした阪神は、急造内野手を2人も抱えることになる。 ほかにも、昨季、主に4番を任された福留孝介が「不倫騒動」の影響からか、オープン戦では打率1割を切っており、新加入の糸井嘉男も状態を上げてきたとはいえ、本調子にはほど遠い。不安要素は、数え上げたらきりがない。 「北條がペナントレース本番で打てなかったら、金本監督の世代交代は失敗となる。鳥谷にきつくあたるのは愛情もあるだろうが、このまま消えれば、阪神は『将来の監督候補』の晩節まで汚すことになります。そうなれば、フロントも黙って見過ごすことはできない」(前出・関係者) 投手陣も同様だ。今年もメッセンジャーが開幕投手を務める予定で、来日8年目、35歳のベテランに頼ることになる。クローザーを予定して獲得したメンデスは不振。2年目のマテオもピリッとせず、いったんは解雇の方向に決まったドリスも再契約はしたものの、明らかだった弱点を解消しないままでシーズンに突入する。 「救援投手に転向した岩崎優がいい分、酷使することになりそう。リリーフ陣が不安だらけなので、ベテランの能見篤史を転向させる案も再浮上してきた」(同) 能見も先発として調整させてきており、金本監督は急場しのぎのような選手起用を繰り返し続けている。 チーム改革に失敗すれば、「ポスト金本」も真剣に検討され始める。今季、定番のお家騒動が復活か!?
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スポーツ 2017年04月06日 11時30分
「打線好調」で受難! 正捕手候補・梅野に求めるモノが違ってきたゾ
阪神の開幕マスクを任された梅野隆太郎(25)に求められる内容が変わってきた。 ペナントレース第5戦を新加入の糸井嘉男(35)の一撃で勝利し、2勝目。シーズンはまだ始まったばかりだが、金本阪神は開幕前の予想とは違う展開を見せている。 不安要素はチーム得点力、救援投手陣、守備。オープン戦18試合を終了した時点では、そう評価されていた。しかし、いざペナントレースが始まってみると、「チーム得点力」の不安は微塵もない。 「新加入のキャンベルが怪我で脱落したこと。そして、オープン戦では好機にもう一本(ヒット)が出なくて、苦しい展開が続きました。本塁打は出ていたので、ペナントレースは一発頼みの厳しい状況になると思われました」(プロ野球解説者) 三塁を予定して獲得したキャンベルが抜け、その穴をベテラン鳥谷敬(35)が埋めた。皮肉なもので、キャンベルの抜けた『国産打線』(投手を除く)はチーム打率2割9分2厘と絶好調で、正捕手争いにも影響してきたのだ。 「チーム得点力が不安視されていたので、首脳陣は開幕マスクを任せた梅野に求めたのは、打撃力でした。配球、守備で多少のミスが出ても、打てるのであれば使い続ける、と」(球界関係者) 配球面をおろそかにしたわけではないだろうが、チーム総失点は28。リーグワーストである。チーム防御率も4.26と振るわず、守備に関しては開幕前の予想通りで、12球団ワーストの8失策をすでにカウントしている。「得点能力があって、失点を防ぐ力が足らない」となれば、守備の要である捕手に求める要素も違ってくる。梅野に対し、「配球面をもうちょっとしっかりやってくれ」の声も出始めたのだ。 「開幕直前、捕手は梅野でスタートさせることは決めていましたが、打線低迷ならば、一塁にコンバートした原口を捕手に戻して、一塁に別の野手を入れる腹案もありました」(前出・同) バッテリー担当の矢野燿大コーチ(48)は、2年目の坂本誠志郎(23)にも期待しているという。その坂本は右手親指を骨折してしまった。どういう捕手を育てようとしているのかというと、配球、守備、盗塁阻止など全てにおいて、「そつなくこなすタイプ」とのことだ。 阪神の正捕手不在は近年抱えてきた“難題”でもある。データを見直してきたが、シーズンを通して100試合以上に出た捕手は、2010年の城島健司が最後だ。城島加入前の正捕手が矢野コーチであり、城島、矢野も途中加入だった経緯を考えると、生え抜きの正捕手は85年のV戦士・木戸克彦以来、出現していないことになる。 坂本への期待、そして、ベテラン岡崎太一(33)もいる。打線の勢いが止まれば、原口の再コンバート案も浮上してくるだろう。梅野は早々に最少失点で防ぐ試合を演出しなければならなくなった。(データは5日終了時点、一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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