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鳥谷、糸井…金本阪神に早くも噴出した 超変革失敗「お家騒動」(2)

 オープン戦が後半に差しかかった頃、金本監督は、「7対3で鳥谷が勝っても(北條を)使う」と発言。OBたちも「遊撃手・鳥谷」の復活までは望まず、二塁、三塁へのコンバートは止むなしとし、「スタメンに復帰し、また3割近い打撃を残してくれれば、それだけでチームのムードはよくなる」と考えていた。
 「鳥谷と北條はキャンプでずっとショートを争っていました。『競争』もけっこうですが、鳥谷を二塁、三塁に入れての連係プレーの練習は一切していません」(トラ番記者)

 鳥谷はオープン戦で二塁、三塁で合わせて5つの失策を記録。北條もショートで3失策をカウントしているが、「失策5」は12球団ワーストである。だが、守備練習をしていないのだから、当たり前と言えなくもない。
 「原口文仁も一塁コンバートをオープン戦途中で通達されました。秋季キャンプ中から打撃優先で捕手から一塁に転向させるか否かが問われていましたが、ここに来てようやく結論が出たようです」(同)
 金本監督がタイミングをしくじるのは、サインを送るときだけではないようだ。原口も一塁手として連携プレーをやっていないのは前述どおり。新加入のキャンベルは故障で開幕に間に合いそうもなく、したがって鳥谷の三塁開幕は濃厚となれば、リーグ最多の失策をカウントした阪神は、急造内野手を2人も抱えることになる。

 ほかにも、昨季、主に4番を任された福留孝介が「不倫騒動」の影響からか、オープン戦では打率1割を切っており、新加入の糸井嘉男も状態を上げてきたとはいえ、本調子にはほど遠い。不安要素は、数え上げたらきりがない。
 「北條がペナントレース本番で打てなかったら、金本監督の世代交代は失敗となる。鳥谷にきつくあたるのは愛情もあるだろうが、このまま消えれば、阪神は『将来の監督候補』の晩節まで汚すことになります。そうなれば、フロントも黙って見過ごすことはできない」(前出・関係者)

 投手陣も同様だ。今年もメッセンジャーが開幕投手を務める予定で、来日8年目、35歳のベテランに頼ることになる。クローザーを予定して獲得したメンデスは不振。2年目のマテオもピリッとせず、いったんは解雇の方向に決まったドリスも再契約はしたものの、明らかだった弱点を解消しないままでシーズンに突入する。
 「救援投手に転向した岩崎優がいい分、酷使することになりそう。リリーフ陣が不安だらけなので、ベテランの能見篤史を転向させる案も再浮上してきた」(同)
 能見も先発として調整させてきており、金本監督は急場しのぎのような選手起用を繰り返し続けている。

 チーム改革に失敗すれば、「ポスト金本」も真剣に検討され始める。今季、定番のお家騒動が復活か!?

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