スポーツ
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スポーツ 2017年09月13日 15時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times レジェンド・イチローに引退の可能性が…
今季はマーリンズの外野レギュラー・トリオ(スタントン、イェリッチ、オスーナ)が揃って故障もせず好調なため、4人目の外野手であるイチローは先発出場の機会がほとんどない。にもかかわらず、シーズン後半に入ってイチローはコンスタントにヒットを放っており、後半戦の打率は3割2分6厘という見事な数字をマークしている。 そんな中、所属するマイアミ・マーリンズが12億ドル(1330億円)で元ヤンキースの看板選手デレク・ジーター率いる投資家グループに売却されることが決まった。球団の売却にはオーナー会議の承認が必要になるため、実際に球団運営が新経営陣に移行するのは10月第1週になるが、すでに球団のCEO(経営最高責任者)にジーター自身の就任が決まっており、低迷するチームをどう作り変えるか注目されている。★イチローとジーターの絆を過大評価するのは禁物 日本のスポーツメディアは、昨年、イチローがメジャー3000本安打を達成した際、最大級の祝福をしたことなどを引き合いに出して、2人は特別な関係なのだから、ジーターのCEO就任はイチローのマーリンズ残留にプラスに作用すると報じている。しかし、筆者は逆に、ジーターのCEO就任でイチローがマーリンズに残留できる可能性は低くなったと見ている。 なぜならジーターは、マ軍がこれまで堅持してきた「若手のレギュラー陣に、彼らのお手本になる質の高いベテランを1人加えてレベルアップを図る」というポリシーを、継承しない可能性が高いからだ。 2014年オフにヤンキースがイチローとの契約更新を見送った時、米国のスポーツメディアはイチローと契約する球団は現れない可能性が高いと見ていた。だが、唯一、予想外のマ軍が手を挙げて、イチローを4人目の外野手として獲得した。マ軍はメジャーで最も優秀な若い野手が揃ったチームなので、ゲームに臨む準備が完璧なイチローを加えれば、格好のお手本になり、大きな効果を生むと判断したのだ。 イチローの入団は、期待した以上の効果をもたらしたため、マ軍はオフに入ると真っ先にイチローと契約を更新して高く評価していることをアピールした。しかし、ジーター新CEOは、そのようなことはしないだろう。チームを根本から変える気でいるからだ。 ジーターはファンに不人気でも、中規模の予算で地区優勝できるチームを作るため、大掛かりな選手の入れ替えを断行する構えだ。★ジーター新CEOが真っ先に手掛ける巨大トレード 米国のスポーツメディアの多くは、10月にジーターがCEOに就任した後、真っ先に手掛けるのは、主砲ジャンカルロ・スタントンのトレードだと予測している。 スタントンはメジャーを代表するホームランバッターで、シーズン後半に入ってアーチを量産。8月28日に本塁打を50本の大台に乗せたため、シーズン終了までに62本塁打をマークする可能性が出てきた。実現すれば、筋肉増強剤の力を借りずに打った本塁打のシーズン最多記録となる。 そんなメジャー最強打者のトレードをジーター新CEOが真っ先にやると見られているのは、旧経営陣が'14年11月にスタントンと交わした総額3億2500万ドル(358億円)の13年契約が、補強予算を圧迫し、球団を生まれ変わらせる上で大きな足かせになっていると考えているからだ。 スタントンの年俸は'18年が2500万ドル、'19年と'20年が2600万ドル、20年以降は2900万ドルに設定されている。本塁打を量産している年は問題にならないが、故障の多い選手なので、半分しか稼働しない年は莫大な金が無駄になる。そのためジーターは、スタントンの商品価値がピークになった今が、トレードで放出する時期だと考えている。 マーリンズは3Aに有望な外野手がいないので、スタントンが抜けた穴は、2割8分、15本塁打を期待できるレベルの外野手をFA市場、ないしはトレードで2人獲得する。もしくは右投手に強い左打者と、左投手にめっぽう強い右打者を獲得し、この2人をプラトーンで使うというやり方で、埋めることになるだろう。その場合は、得点力アップにどれだけ貢献できるかという点だけが重視されるため、OPS(出塁率+長打率)が評価基準になる。それが低いイチローを4人目の外野手として残す可能性は低くなる。 イチローとジーターが、レジェンド選手としてお互いに尊敬し合う関係を築いているのは事実だ。しかし、ジーターはレジェンド選手ではなく、球団のCEOとしてマーリンズに乗り込んでくる。課せられた任務は、私情を捨てて、低迷するチームを地区優勝できるチームに変えることだ。CEO就任早々、スタントン放出に踏み切ると見られているように、効率よく勝てるチームにするためには、ファンに不人気なトレードも断行する構えだ。イチローにだけ、特別な配慮を見せるようなことはしない可能性が高い。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年09月13日 12時20分
【オリックス】ルーキー山本力投も、シーソーゲームを競り落とす!最下位ロッテに負け越し
▽12日 オリックス 5-7 千葉ロッテ(ZOZOマリン)オリックス10勝13敗 観衆 14,857人 オリックスの先発はドラフト4位の高卒ルーキー山本由伸が3度目の登板。過去2試合もロッテ戦に先発している。前回登板した先月31日(ZOZOマリン)にはプロ初勝利を挙げた。 山本は初回、ロッテ打線に捕まり、先頭打者の加藤、続く荻野貴司に連打を浴びると、ペーニャのタイムリー、福浦の犠牲フライで2点を先制されてしまう。しかしオリックスは4回、今季0勝3敗と苦手にしているロッテ先発の唐川から、吉田正尚が第11号2ラン、5回にはロメロのタイムリーで勝ち越しに成功する。 勝利投手の権利がかかった5回のマウンドに上がった山本だが、二死満塁から福浦に逆転タイムリーを打たれて降板。90球の力投も実らなかった。山本の後を継いだ金田は6回に無死1、3塁の大ピンチを招くが無失点で切り抜けると、7回にロメロの犠牲フライでまたまた同点に追いつく。その裏、3番手ヘルメンが福浦にこの日4打点目となるセンターオーバーの勝ち越しタイムリーツーベースを打たれて4-5。 しかしドラマはまだ終わらない。8回、大城に代わる代打の安達が第3号ソロで、オリックスが三たび同点。その裏、ロッテは4番手近藤を攻めて荻野貴が勝ち越しタイムリーツーベースで再度突き放す。さらにペーニャの打球をセカンド西野の送球エラーで2点差に。9回はクリーンナップからの打順だったオリックスだが、ロッテのクローザー内に抑えられシーソーゲームを取れなかった。 負けは近藤がプロ2年目で初黒星(1勝)。2連敗のオリックスは最下位ロッテに今季負け越しが決まった。チームの借金も9。オリックスが5割でシーズンを終えるには残り20試合を14勝6敗となった。■福良淳一監督 一問一答−−最後は追いついたが?「うん。よく粘ったですね。粘ったと思いますよ」−−唐川を攻略しようというのが全員から見えたが?「前半あまり見れなかったかな。言ってることが出来なかったかなというのはあったんですけどね」−−改善された部分は?「対唐川に関して?唐川に関してはバッティングコーチが話してくれたんじゃないですかね」−−山本は5回、フォアボールからというのは珍しい?「珍しいですね。先頭のフォアボールというのはらしくなかったですね」−−全体的には?「良かったんじゃないですか。ボールも良かったし。全然問題ないと思いますけどね。4点は取られましたけど。最後のあそこはT(-岡田)が捕ってあげないとね。ファーストゴロですからね」−−きょうは守備が…「うーん。守備で4、5点はやったんじゃないですか。そういうところだと思うんですけどね」■選手談話山本由伸投手※先発4回2/3、7安打、4失点の内容「打線が逆転した直後でしたし、5回はなんとか0で粘りたかったです。立ち上がりはボールが真ん中に集まってしまいましたし、5回は先頭バッターへのフォアボール。しっかり反省しなければいけません」吉田正尚選手※4回無死1塁からライトスタンドへ飛び込む一時は同点となる11号2ランホームラン「打ったのはカットボールだと思います。打球が少し上がりすぎましたけど、芯でしっかり振り抜けました!なんとか追いつくことができましたので、とにかく勝ち越せるようにがんばります!」安達了一選手※8回、1死からセンターへ一時は同点となる第3号ソロホームラン「打ったのはカットボールです。代打だったので、しっかりと自分のスイングをすること、そしてなんとか塁に出ることを考えていました。いい感じで打てたんですが、風もありましたし、どうかなと思ったんですが、いい仕事ができてよかったです!」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月13日 12時15分
日本ハムが清宮説得の切り札投入! “大谷ロス”から始まる新ボールパーク構想
12球団は「待つ」だけなのか…。U−18野球ワールドカップの全日程を終了し(9月10日/現地時間)、清宮幸太郎(早実=3年)が『進路』について口を開いた。進学、プロ入りかは明言しなかった。また、決断の時期についてもはぐらかしている。「両親が進学を強く勧めていて、本人がまだ決断できないでいるようです。ということは、清宮本人は『プロ志望』なんです」(在京球団スカウト) 清宮は10月26日のドラフト会議において、“禁じ手”を使う。「それでも、1位入札する」と言い切れる球団も限られてきたようだ。「清宮の両親はプロ野球界の有力者にも相談しているようですね。早稲田大学、東京六大学リーグにすれば是が非でも進学してもらいたい選手ですし、禁じ手はその折衷案とも言えます」(前出・同) 禁じ手とは、進路未定のままプロ志願届を出すことだ。そして、指名球団との直接交渉に臨み、両親のお眼鏡に適わなかった場合、進学――。ルール上は問題ない。清宮家が懸念しているのは、起用法などの条件面ではなく、「野球を通じての人間形成」であって、ここに、将来のメジャーリーグ挑戦も絡んでくる。指名しても入団しないリスクも高い。それを承知で指名できる球団は自ずと限られてきた。「父・克幸氏はプロアマを問わず、スポーツ界に精通した人物です。進路未定でのプロ志願届提出は妙案ですが、プロ野球内部の関係者でなければ助言できません。克幸氏のネットワークから考えると、楽天の星野仙一副会長、日本ハムの栗山英樹監督ですかね」(ベテラン記者) 日本ハム球団は、栗山監督を続投させる方向で固まっている。昨季の優勝、日本一から一転。今季は最下位争いに転じてしまったが、球団は「故障者続出」を敗因と分析しており、栗山監督に責任を負わせるつもりはないという。手腕を変われての続投要請だが、清宮指名後の交渉において、同監督の出馬は大きな武器になる。「日本ハムは大谷(翔平=23)のメジャー流出を念頭に入れたチーム作りとなれば、清宮は是が非でも欲しい逸材です。日本ハムは20代半ばでピークを迎える独自の選手構成で、FA権を行使した選手は見送ってきました。4番の中田翔も28歳。先輩選手がチームを出て行った経緯を見てきたので…」(前出・同) 2024年前後の新球場移転も考えれば、清宮の人気は必要だ。一時期、広陵・中村奨成捕手に乗り換えたとの情報も流れたが、今夏の甲子園を沸かせた18歳が“ピーク”を迎える時期が新球場移転年と重なる。「大谷が今オフにメジャー挑戦を正式に表明するとしたら、入札制度となります。その入札制度のルール見直しが米球界側から出ていますが、具体的な内容はいまだ示されておりません。9月4日のプロ野球・実行委員会で『進展ナシ』の報告がされ、ほとんどの球団が慌てていたのに、日本ハムは淡々としていました」(球界関係者) 大谷ロスがすでに折り込み済みで、清宮獲得に関心が移っているからだろうか。 U−18野球ワールドカップで現地入りした取材陣の一人がこう言う。「清宮は高校生活最後の試合となったカナダとの3位決定戦後、優勝したアメリカチームのもとを独りで訪ね、記念写真を撮っていました。英会話の勉強はかなりやっているようですね」「メジャーリーグの本塁打王」なる夢があるからだろう。 阪神、ヤクルト、巨人、ソフトバンクも清宮の1位指名を検討しているという。09年ドラフト会議に逆上れば、メジャー志望の強い菊池雄星(現・埼玉西武)を巡り、異例のドラフト前面談が設けられた。この面談を経て、「脈ナシ」と踏んだ球団は指名から下りている。清宮に対しても、同様の措置が行われるとしたら、日本ハムはその席にも栗山監督を帯同させるのだろうか。
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スポーツ 2017年09月12日 15時00分
ハリル代表監督続投でも ロシアW杯本番の指揮官にアギーレ前監督浮上
サッカー日本代表を6大会連続のワールドカップ出場に導いたハリルホジッチ監督が辞任し、来年6月のロシア本大会では別の監督が指揮する公算が高まった。本命は、八百長疑惑で契約を解除された前日本代表監督のアギーレ氏。だが、そう簡単に問屋は卸さない。禅譲するのはあの男――。 これまでW杯本大会と予選で8戦未勝利だった宿敵オーストラリアに2対0で勝ち、W杯ロシア大会の切符を手にしたハリル・ジャパン。最終予選のホーム初戦を落とし、「W杯出場確率0%」からの苦しいスタートとなったが、土壇場で本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)の二枚看板をスタメンから外す大ナタを振るい、過去のデータを打ち破った。 そのオーストラリア戦翌日の9月1日、さいたま市で日本サッカー協会の田嶋幸三会長とハリルホジッチ監督が会見を開いたが、取材陣の質問は監督の進退問題に集中した。オーストラリア戦の試合後、ハリルホジッチ監督がゲーム内容には一切触れず、「実はプライベートで大きな問題がある。この試合の前に帰ろうかなと思ったくらいだ。もしかしたら、(日本に)残らない」と爆弾発言。質問を一切受け付けず、一方的に会見を切り上げたことで、波紋を広げていた。 一夜明けた会見では、「一部の方は残念に思うかもしれないが、仕事を続ける」と取り繕ったものの、これは5日に最終戦、アウエーのサウジアラビア戦を残していたから。日本代表の番記者によれば、辞任発言は「親族が末期がんで闘病中のため」とのことだが、これは表向き。真の理由は別にあるという。 「北朝鮮が8月29日に弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過して太平洋に落下しました。世界中に衝撃を与えた中、ハリル監督の家族が気にしているのは、北朝鮮が『有事の際には米国よりも先に日本の領土が焦土と化すことを知るべきだ』と警告していることです。それを暗示するように、3日には水爆実験。日本にいるのは危険で、代表監督を辞めて帰国するよう求めているのです。ボスニア生まれのハリルホジッチ監督はユーゴスラビア紛争に巻き込まれ、資産を失った過去を持ちます。その後、せっかく監督業で財を成したのに、再び失いたくない。そんな家族の思いを察して、辞任を考えていたのです」(前出・番記者) だからだろうか。オーストラリア戦では、大一番にもかかわらず、本田、香川を最後まで封印。右サイドに先発させた22歳の浅野拓磨が先制ゴールを決め、21歳のボランチ井手口陽介がダメ押しのミドルシュート。W杯切符を手にしたこの試合こそ、ハリル・ジャパンの集大成となった。 この動きを受け、日本サッカー協会は、何人かの次期監督候補に接触しているという。本命はメキシコ人のハビエル・アギーレ前日本代表監督だ。 就任後の'15年2月、スペインのクラブ監督時代の八百長疑惑で同国の検察から告発されると報道され、これに慌てた当時の日本サッカー協会は契約を解除。しかし訴追には至らず、協会内では同情論と共に復帰を望む声が強まっていた。 「今年6月にACミランとの契約が切れ、移籍先を模索していた本田は、メキシコの名門パチューカと契約。これに尽力したのが、現役時代パチューカでプレーし、メキシコのサッカー界に大きな影響力を持つアギーレ氏です。日本のエースの就職を世話することで協会に恩を売り、代表監督復帰を狙ったのでしょうが、それがハリル監督の知るところとなり、日本サッカー協会との間に軋轢が生じました。今回のオーストラリア戦で本田をベンチに封じた理由の一つはそこにあります。この先もハリルホジッチ監督が指揮を執る限り、本田の出番は少ない。しかし、テレビ局やスポンサー筋は、人気の高い本田の出場を欲しています」(大手広告代理店) 現在はフランス国籍も持つハリルホジッチ監督は、後任指揮官にフランス人のポール・ルグエン前オマーン代表監督を推薦したという。同氏は'10年南アフリカW杯でカメルーン代表監督を務めたこともあるが、日本サッカーには精通していない弱点がある。 そこで折衷案として、世界的な名選手で、元名古屋グランパスエイト監督でもある“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチ氏が急浮上している。同氏は現在、中国のクラブチーム広州富力の監督を務めているが、今年末で契約が切れる。それまで手倉森誠日本代表コーチで繋ぐ案も検討され始めた。 3年後に迫る東京五輪・パラリンピックで建設する新国立競技場は、その後、サッカースタジアムに姿を変える。その視線の先にあるのが、2度目のW杯開催。 そのためにも世界的名将アーセン・ベンゲル氏を日本代表監督に迎えたいところだが、同氏は英プレミアリーグ、アーセナルとの契約を2年延長したばかり。 その日に備え、一番弟子の“ピクシー”を獲得しておく狙いもある。
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スポーツ 2017年09月11日 21時30分
掛布二軍監督が退任 若手育成の手腕にアノ球団が獲得交渉へ
阪神が掛布雅之二軍監督(62)の今シーズン限りでの退任を発表した(9月10日)。これがきっかけで、他球団を巻き込んだ“大移動”が起きるかもしれない。「8日夕方、掛布二軍監督は神戸市内のホテルにくるよう、球団から伝えられていました。掛布二軍監督の任期は『今季終了まで』となっており、解任を察していたようですね」(在阪記者) 多くの若手を一軍戦力に引き上げた。また、二軍戦でありながら甲子園球場に1万人強の観客を集め、鳴尾浜の球場にも「企業広告の看板」が出るなど、球団は『掛布人気』を再認識させられていた。しかし、今季の阪神二軍は48勝55敗8分けで最下位(同時点)。指導者の世代交代であり、四藤慶一郎球団社長自らが慰労の言葉を伝えたということで、掛布二軍監督も受け入れるしかなかった。 掛布二軍監督は「オーナー付アドバイザー」としてのフロント入りも同時に打診されたが、こちらは返事を保留。定評のある打撃指導力、根強い人気…。他球団が放っておくはずがない。「千葉ロッテの次期監督に予想する声も聞かれました。“井口次期監督”に繋ぐ前に、若手育成に長けた掛布氏にチームを再建してもらおう、と。郷里・千葉県の球団ですし、可能性はゼロではない」(前出・同) ロッテ関係者によれば、解説者時代に監督就任の打診をしたことがあったという。御破算になった理由は「掛布氏が阪神への愛着を捨てきれなかったため」とのことだが、一方で、数年前に露呈した個人会社の経営難を知り、ロッテ側から打診を取り消したとの話も聞かれた。これは過去の話であって、掛布氏も身辺整理を終えているそうだが…。「楽天のほうが(監督就任の)可能性がある」 関西方面で活躍する複数のプロ野球解説者が、そう予想している。掛布氏は東北楽天ゴールデンイーグルスの“初代監督”候補だった。「球界参入が適ったら」の前提のもとでの交渉だったが、掛布氏は「嬉しい!」とコメント。阪神ファンだった三木谷浩オーナーも自ら大阪入りして交渉にあったが、“破談”に終わっている。 当時を知る元球団スタッフがこう言う。「破談とはいえば破談ですが、楽天側は『保留にしましょう』と掛布氏に伝えています。球団として提示した年俸が安すぎて、掛布氏も決心できなかったんです。当時の楽天スタッフは、監督に1億近い年俸を払う経営スタイルに疑問を持っていたので」 その後、楽天も考え方を変えている。 後半戦の失速で、梨田昌孝監督の去就が騒がれている。一部メディアは元ヤクルトの宮本慎也氏を有力候補として伝えていた。ヤクルトにしても、そうだ。高津臣吾二軍監督の昇格はまだ正式発表されていない。快進撃を続けるDeNAにしても、ラミレス監督の続投を決めかねている。 掛布氏はこうした他球団の動向を見据え、フロント入りの結論を出すのではないだろうか。「千葉ロッテの涌井秀章が2度目のFA権を取得しましたが、ロッテは慰留に積極的ではありません。2億5000万円の年俸(推定)がネックになっているとされ、涌井のマネジメント会社には中日の森繁和監督、ヤクルトの高津二軍監督も在籍しています。西武・牧田和久も作ないFA権を取得しました。昨年オフの契約更改の時点で複数年契約を辞退しているのが気になります」(ベテラン記者) 涌井自身もロッテ残留を明言していない。退任の決まった伊東勤監督が熱心に誘ってくれたことが、13年オフのFA移籍に繋がったという。こういう移籍にまつわる師弟関係や、グラウンド以外でのネットワークを聞かされると、将来、一軍戦力を何人も育て上げた掛布氏を慕って“FA移籍する”選手も現れるのではないだろうか。ユニフォームに未練のある掛布氏が虎の宿敵に転じるかもしれない。
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スポーツ 2017年09月11日 14時00分
「プロレス解体新書」特別編3 キラー・カーンが語る 俺の名勝負!
夏の特別編第3弾はキラー・カーンの登場。モンゴリアン・チョップで知られる“蒙古の怪人”が、アンドレ・ザ・ジャイアントとの抗争をはじめ、リング外での交流も含めてじっくりと語った! 名勝負を一つ選べといっても難しいなあ。自分で言うのも何だけど、アメリカではWWF(現WWE)でボブ・バックランドやアンドレ・ザ・ジャイアント、ハルク・ホーガンらとやった試合もよかったし、他にもテッド・デビアスやダイナマイト・キッドとの抗争は連日満員で、プロモーターから「ファンタスティック!」とベタ褒めされたよ。 日本だと、猪木さんや辰っつぁん(藤波辰爾)との試合もよかったけど、それでもあえて選ぶなら、やっぱり蔵前国技館のアンドレ戦かな(1982年4月1日、第5回MSGシリーズ決勝戦)。 実はアンドレが初めて新日本プロレスに来た頃、俺は外国人係として身の周りの世話をしたこともあってね。だからアンドレは俺のことを1回たりともキラー・カーンと呼んだことはなくて、いつも「オザワ、オザワ」って呼んでくれました(本名は小沢正志)。 俺もアンドレの人間性は知っていたし、お互いに気心が知れていた。そういう者同士がやると、自然といい試合になるんです。もちろんアンドレ自身が試合巧者だったし、プロレスがどういうものかをよく心得ていた天才ですから、俺も闘いやすかったしね。 プロレスラーというのは、第一にお客さんを動員できなきゃいけない。中でもメインイベンターは一番責任があるわけで、そこでお客さんを呼べなければやっぱり二流なんですね。 その点で言っても、アンドレはどこでもお客さんを呼べた超一流です。ワシントンかどこかの大会場に、当時、人気上昇中だったロード・ウォリアーズが来て8割ぐらい埋まったらしいんだけど、その2週間後に俺とアンドレでメインイベントをやったら、お客さんが入りきらなかったことがありました。そのときはうれしかったですよ。 いわゆる“足折り事件”については、俺が喉元を狙ってニードロップを放ったときに、アンドレが急に立ち上がって足首に当たっちゃった事故です。 アンドレがリングで足をひねって、そこを俺が臨機応変に攻めたというのは、高橋さん(ミスター高橋)が本を書いたとき、面白おかしく話を盛っただけで、真実とは違うんですよ。 まあ、それで日本でもアンドレと闘うことになりました。蔵前での試合はアメリカとは逆で、アンドレがヒール(悪玉)で俺はベビーフェース(善玉)のような感じでしたけど、ファンの半分はアンドレの応援だったんじゃないですか。 もともとは猪木さんとアンドレが決勝で闘う予定だったのに、猪木さんが負傷欠場して俺はその代役でした。だから正直に言えば、最初は“とにかく長い時間リングに立って、できる限りの試合をしよう”と思っていたんです。だけど試合が進むうちに、俺がアンドレに対抗できたのもあって、お客さんから「小沢、小沢」ってコールが起きてね。それで闘志が湧いたのを覚えていますよ。 同年のMSGシリーズは全14選手による総当たり戦で、リーグ戦のトップ通過がアンドレ、2位が猪木だった。しかし、猪木はシリーズ中のアンドレ戦で左ひざを痛め、さらに決勝前日、テキサス・アウトローズの攻撃により状態が悪化。当日棄権となり、3位のカーンが繰り上がりで決勝に臨んだ。アンドレの足狙いで攻勢に出たカーンは、チョップの連打でぐらつかせるなど見せ場をつくったが、最後はアンドレがヒップドロップで勝利を収めた。 アンドレとの対戦で、俺がピンフォール勝ちしたことは結局1回もないですね。今だから言うけど、一度だけアンドレが試合前に人を介して、俺に「今日はボディスラムで投げろ」と言ってきたことがありました。だけど俺は、「いや、そんなことできるわけがない」と断ったんです。そしたらアンドレは、「オザワは人がいいなあ」と言ってくれたけどね。 ボディスラムで投げること自体は、お互いにタイミングを合わせればできるんです。でも、箔付けのために頼み込んで投げさせてもらうんじゃなく、アンドレ自身がそうやって俺のことを認めてくれたことだけで十分ですよ。 そんなこんなでアンドレは、最後まで俺のことを気に掛けてくれました。アンドレが亡くなった後に人づてに聞いたんだけど、「オザワが店をやっているんだったら、日本に行ったときにそっと訪れて驚かしてやるから、そのことは黙っておけ」なんてことも言っていたそうです。 それを知ったときは、もう本当に涙が出ちゃった。アンドレってそういう心の温かい人間だったよね。
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スポーツ 2017年09月09日 17時30分
トラ史上2人目の2000本安打鳥谷が記録達成でも笑わなかったワケは…
阪神・鳥谷敬内野手(36)がプロ野球史上50人目となる『通算2000本安打』を放った。2回裏一死一塁、カウント2ボールから適時打となる一撃だった。記録達成後、二塁ベース上から鳥谷はスタンドをぐるりと見渡し、笑顔を見せたが、“お愛想”程度だった。「記録達成が間近となった8月半ばから、その話題を振っても全然ノッてきませんでした。自分のことよりもチーム優先の人なのは分かっていましたが」(在阪記者) チーム関係者によれば、広島戦(9月7日)の最終打席で「1999本」となり、いっそう無口になったという。対照的に、球団は記念グッズの販売も早くから企画していた。生え抜き選手で2000本に到達したのは2人目、伝統球団としてはちょっと意外だが、「チーム功労者に相応しい祝福を」と思ったのだろう。しかし、こんな声も聞かれた。「鳥谷に限らず、プロ野球選手は常にケガとの戦いです。故障を抱えながら出場する選手がいるとき、その度合いについては、首脳陣か球団スタッフが匿名でコッソリ教えてくれます」(前出・同) それは、プロ野球報道の慣例でもある。しかし、鳥谷の場合、ケガの状況がマスコミに漏れるのを物凄く嫌うのだ。当たり前の話だが、故障を抱えていれば、ベストパフォーマンスはできていない。成績も落ちる。鳥谷は「ケガを言い訳にしている」と見られるのがイヤなのだ。「球団スタッフも鳥谷に関する質問が出ると警戒して、過剰な避け方をするときもあります」(ベテラン記者) 鳥谷は「7番・遊撃」でプロ野球人生をスタートさせた。ルーキーイヤーだった04年のことである。正遊撃手となったのは、05年。チームも優勝しているが、以後、チームはそこから遠ざかっている。プロ14年目で優勝経験1回はたしかに少ない。「優勝した05年は、チームを牽引していた選手は、現在の指揮官、金本(知憲)監督です。当時、チーム全員が『将来は鳥谷がその立場を引き継ぐ』と見ていましたし、本人もその自覚を持ってやってきました。その期待に応えたのは立派だが、鳥谷は優勝に届かないことを『自分の力不足』と捉え、その考えが個人記録よりもチームの優勝となっていきました」 関西方面で活動するプロ野球解説者がそう言う。 また、ドラフトの星だった03年に逆上るが、当時の早稲田大学指導者たちは「プロで必ず成功する」と言い切っていた。他に指名された同期生は青木宣親(ヤクルト)、比嘉寿光(広島)、由田慎太郎(オリックス)。鳥谷だけ成功すると言い切った理由だが、当時の指導者はこんな思い出話をしてくれた。「入学して少し経ったころ、新入生だけ連れて焼き肉屋に行ったんです。みんな肉を頬張っていたのに、鳥谷は野菜ばかり食べていた。『肉は好きだが、栄養のバランスが』と言ったんです。10代でちゃんと自己管理ができていた。彼が大学で大成すると思ったのもそのときでした」“クールガイ”の素養も当時から持っていたわけだが、自身がチームの牽引役を引き継いで以降、優勝から遠ざかった現状がストイックさに拍車をかけたようだ。喜怒哀楽をほとんど表に出さないスタイルが批判の的になったときもあったが、信念は曲げなかった。「打撃成績が大きく落ち込んだ昨季、鳥谷は引退も考えていたようですね」(前出・プロ野球解説者) 同解説者が雰囲気として察したものだが、その読みはマンザラでもなさそう。今でこそだが、昨年の球団納会の席で、鳥谷は慣れ親しんだショートのポジションで勝負をしたいと金本監督に申し出た。その決意もそうだが、「試合に出られるところ(ポジション)を獲りに行くだけ」とし、オープン戦途中での三塁転向も受け入れた。『連続試合出場』の記録(1767試合)が史上単独2位となった4月19日は、自らの失策で試合を落としてしまった。各メディアは「記録達成のことだけでも」とコメントを求めたが、“拒絶”している。 試合後、金本監督は「2500本を必ず打て」と祝福の言葉を送った旨を明かした。それを間接的に聞かされた鳥谷は「これ以上、数字を追うと辞めたくなりそう」と苦笑いしていたが、表情はやはり硬かった。口元をちょっと緩めただけだ。優勝への思い。そのストイックな背中を見て、若手が奮起してくれればいいのだが…。
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スポーツ 2017年09月07日 14時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 田中将大がデーゲームで炎上し続ける理由
シーズン後半に入ってやや持ち直したとはいえ、田中将大の8月24日時点の成績は9勝10敗。防御率は4.86で、今季中に防御率を3点台にすることは不可能な情勢になっている。 ここまで数字が悪くなったのは、ナイトゲームでは従来通り安定したピッチングを見せるのに、デーゲームになると打撃練習のピッチャーのようにメッタ打ちに遭うからだ。 MLBが公表しているデータを見ると、田中は今季、ナイトゲームでは17試合に登板し9勝4敗、防御率3.24、被打率2割2分1厘というハイレベルな数字を出している。この防御率の数字はア・リーグの先発投手で8番目にいい数字だ。 一方、デーゲームでは7試合に登板し0勝6敗、防御率11.81、被打率3割8分8厘という悲惨な数字になっている。 極端にデーゲームに弱いことは地元メディアでも再三取り上げられており、「タナカはドラキュラのように昼がたいへん苦手なので、“タナキュラ”と呼びたくなる」と皮肉られている。 田中は以前からデーゲームが苦手だったわけではない。メジャー入りした'14年から'16年までの3年間のデータを見ると、ナイトゲームでは20勝11敗、防御率3.19であるのに対し、デーゲームでは19勝5敗、防御率3.02。数字はデーゲームのほうがいくぶんよかった。それが今季、デーゲームで炎上が続くようになったのは、いくつかの要因が重なったからだ。(1)デーゲームではスプリッターの制球が甘くなる 今季、田中はデーゲームで投げる場合、ツーシームにもスプリッターにも投球が甘く入り、それを痛打されることが多い。 このような現象が起きるのは、田中のスプリッターがかなりシュートしながら落ちる軌道を描くため、投げ損なうと、球が落ちずにシュートするだけの、つまりツーシームと似通った軌道になるからだ。 それに加え、田中のスプリッターは時速140キロから144キロくらいで、球速もツーシームと大差がなく、タイミングも合わせやすい。 田中が今季、デーゲームで登板した時の球種別データを見ると、スプリッターは被打率4割6分7厘、被本塁打6本と打たれまくっている。これほど高い確率で打たれたのは、落ちないスプリッターが、打ちごろのツーシームと変わらない簡単に打てるボールになっていたからだ。(2)ツーシームの軌道がフラットになり被本塁打が増加 今季の田中はデーゲームのフライ打球比率が高くなり、被本塁打が増える結果となった。これはツーシームを打者の手元でシュートさせるため、以前より肘を下げて投げているからだ。肘が下がると横の変化は大きくなるがフラットな軌道になる。そのためフライ打球が多くなり、一発を食いやすくなったのだ。(3)リード面で未熟な若い正捕手 リードに熟練した女房役がいないことも、デーゲームで炎上が続く要因の一つになっている。 田中がデーゲームで登板した7試合のうち、6試合は24歳の若き正捕手ゲーリー・サンチェスが女房役だった。サンチェスは打撃がウリのキャッチャーのホープで、ホームランの生産力はメジャーの捕手で1、2を争う。肩の強さもトップレベルだ。その反面、キャッチングとボールブロックにやや難があり、ワイルドピッチを出す頻度が高い。 そして、一番の難点はリードがまだ未熟であることだ。 経験不足のサンチェスが、球種の多い田中を上手にリードすることは不可能であるため、昨年8月半ばにサンチェスが正捕手に抜擢されて以降、彼は田中が首を縦に振るまで次々に球種のサインを出し、田中に選択させるスタイルでバッテリーを組んできた。 昨年、サンチェスはルーキーでリードの方にも十分意識がいっていたため、田中と意思の疎通を十分に図っており、球種がすぐに決まることが多かった。しかし、今季は本塁打を打つことに意識がいきすぎ、リード面で集中力を欠くケースが目立っている。田中との相性も急に悪化し、昨年は田中と組んだ時のバッテリー防御率が1.94だったのに、今季は5.34と、ひどい数字になっている。 田中は、安定したリードができる第2捕手のオースチン・ローマインと組んだ時は防御率が3.57と上昇し、好投するケースが多い。しかし、ローマインはリードがうまいものの貧打で、肩も強くない。一方、サンチェスはチームの中心打者で、盗塁阻止率が際立って高い。優先的に使われるのはもちろんサンチェスの方だ。 デーゲームでの登板は、このサンチェスがほとんど受け持っているので、田中はサインがなかなか決まらず、イラつくケースが度々見られる。それが投球リズムを悪くし、失投を多くしている。 ただ、ここにきてサンチェスとも多少息が合うケースも出てきたので、今後のピッチングを注視していきたい。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年09月07日 11時30分
【オリックス】“準本拠地”ほっと神戸今季最終戦で大敗も、比嘉の復活登板に光明
▽6日 オリックス 0-8 ソフトバンク(ほっと神戸)オリックス5勝15敗 観衆 17,994人オリックスは29日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発するも5回途中で降板し、試合後は福良淳一監督から「次のチャンスはない」とまで言われた山田が背水の陣で先発。しかし初回、今宮に第12号ソロホームランを打たれると、3回にはデスパイネに第30号3ランを浴びてしまい、3回を6安打、5失点の内容で降板。課題と言われていた四球はなかった(死球は1あり)が、首位を走る強力ソフトバンク打線を抑えられず、ベンチが与えたチャンスに応えることが出来なかった。6回には3番手の小林が満塁の場面から、高谷に走者一掃となるタイムリースリーベースヒットを打たれ8点差に。打線はソフトバンク先発の武田から8安打を放ち再三チャンスを作るも、あと1本が出ないまま完封負け。敗戦投手は山田で(0勝)3敗目。大敗を喫したオリックスだが、最終回に今季初登板した比嘉は明るい話題と言ってもいいだろう。優勝争いをした2014年に“火消し役”として大活躍するも、近年は怪我に泣かされてきた。今季も出遅れたがファームでは好投を続けており、ファンからは一軍での登板が待ち望まれていた。比嘉の名前が場内にコールされると大歓声が起こる。比嘉は先頭の中村をショートゴロで打ち取ると、福田、江川を連続三振に斬って取り、今後に期待が持てる復活登板劇に大きな拍手が送られた。オリックスはこの日が準本拠地として年間15試合(今季は1試合が雨天で京セラDに振り替え)開催している、ほっともっとフィールド神戸での今季最終戦だったが、有終の美を飾れず。今季神戸での戦績は5勝9敗と大きく負け越してしまった。神戸の根強いファンのためにも来季は神戸でもっと勝つ姿を見せてもらいたい。■福良淳一監督 一問一答ーー山田は…「うーん。一緒ですね。やってることが」ーー本人はストライクゾーンで勝負することを意識していたようだが?「そういう風には見えなかったですけどね」ーー打者と勝負出来てない?「出来てないですね」ーーさすがにもう次は厳しい?「と思うんですけどね(苦笑)。ピッチングコーチがどういう風に取るのかはわからないです」ーー打つ方は…「あの(3回の)4点で楽に投げさせられちゃいましたね」ーーヒットはけっこう出ていたが?「ヒットは打ったんですけどね。ココというところですよね。気持ち良く投げさせ過ぎですね。競っていけばまだわからなかったですけどね」■選手談話山田修義投手※先発3回、6安打、5失点の内容「ストライクゾーンの中で、勝負することを意識して投げたんですが。なんとか先発としての役割を果たしたかった。悔しいし、申し訳ないです」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月06日 20時00分
巨人「反論レポート」よりも“大谷ロス” 「ポスティングシステムの対応策を話し合えなかった?」
もっと時間を掛けて話し合わなければならない案件もあったのだが…。 プロ野球の12球団実行委員会が開かれた(9月4日)。注目を集めたのは、巨人出席者による“反論”だった。同委員会に先駆け、選手会は山口俊投手に科された処分が重すぎるとし、再検討を求めてきた。今季終了までの出場停止、1億円強とされる罰金、そして、とくに強く抗議してきたとされるのが、入団に交わした契約年数の短縮についてである。「B5用紙で5枚、ビッシリと『反論』が書き込まれていました。山口本人が納得しているということ、契約年数の短縮はFA制度そのものに影響を与えかねないというのが選手会の主張でしたが、巨人は『不祥事に対して』であるとして、真っ向から反論していました」(球界関係者) 出席者の一人によれば、巨人の反論レポートは各球団が持ち帰り、異論があればNPBに連絡することになったそうだ。選手会、巨人のどちらの主張を支持するのか、結論は出していない。委員会後、熊崎勝彦コミッショナーは「現時点では処分が不当との意見はなかった」と語っており、このまま立ち消えになりそうだが、12球団出席者が本当に頭を抱えていたのは、同日、他に報告された別の問題だった。 「埼玉西武の菊池雄星が繰り返し警告された『2段モーション』のこと、東京五輪の予選も兼ねた第2回プレミア12の準決勝、決勝が日本国内で開催されることなども報告されました」(前出・同) 同日の“最重要案件”は、ポスティングシステムの改定交渉である。「メジャーリーグ側との改定交渉について、その進捗具合が報告されました。まだ、意見交換の域を出ていないようですが」(ベテラン記者) 現行のポスティングシステムでは、海外FA権の資格を得ていない選手がメジャーリーグに挑戦する場合、NPBのその選手が所属する球団に2000万ドル(約23億円)を上限とした譲渡金を設定。譲渡金を支払う意思のある全メジャー球団が対象選手と交渉できるルールになっている。 同制度は改正の申し出がない限り、自動更新されることになっていたが、昨年、メジャーリーグ側が譲渡金の引き下げをメインとした改定を訴えてきた。 先の関係者によれば、「現時点では具体的な内容は米球界側から出ていない」とのこと。しかし、キナ臭い雰囲気はすでに球場にも漂っているという。「(8月)31日の日本ハム戦ですよ。メジャー14球団、22人のスカウトが大谷を視察しています。今オフ、『大谷は動く』と見るべきでしょう」(前出・ベテラン記者) 同日の大谷は4回途中で降板。4失点で敗戦投手にもなっており、メジャースカウトもがっかりしたかもしれないが、22人もスカウトが大挙してきたのは異常だ。予告先発制とはいえ、ヤンキースは編成トップのブライアン・キャッシュマンGMも来日し、スピードガンまで持ち込む用意周到ぶりだった。 日本ハム球団が「大谷はいつ投げるのか?」なるメジャー側の問い合わせに応じたというのが、周囲の一致した見方だ。 米国人ライターがこう指摘する。「編成トップがシーズン中に来日するのは、たしかに異例なことです。目的のひとつに、他メジャー球団への牽制もあったと思います。松井秀喜が巨人でプレーした最終年(02年)に、ヤンキースはジーン・アフターマンGM補佐が東京ドームを観戦し、同年11月の日米野球最終戦を、やはり、キャッシュマンGMが直接視察しています。編成トップを現地入りさせることで、他米球団に“本気度”を示しているんです。ヤンキースは資金力も豊富なので、マネーゲームになれば太刀打ちできませんからね」 13年シーズンもGM補佐が楽天戦を直接観戦し、同年オフに田中将大との交渉を一気にまとめてみせた。 そう言われてみれば、思い当たることがもう一つある。ポスティングシステムで発生する譲渡金に上限金が設けられたのは、13年だった。それまでは文字通りの「入札制度」であり、もっとも高い譲渡金を提示した米球団に30日間の独占交渉権が与えられていた。入札金の上限設定を訴えてきたのは、13年シーズン中。交渉窓口が複数球団に広げられた時期もあった。入札金の高騰、戦力の均衡など米球界側の言い分にも一理あるが、変更の度に有利になっていくのは、いつも米球界側だ。「メジャー志望の強いお目当ての選手が動くときに、ルール変更を求めてくる」とすれば、今回の改定の申し出にも合点が付く。 日本ハムは“大谷ロス”を覚悟していたようだが、他11球団の考え方はちょっと違う。今回の実行委員会では「山口問題」を蒸し返されたが、ポスティングシステムの日米協議に向け、対応策ももっと話し合っておきたかったようだ。
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