オリックス8勝5敗 観衆15,304人
オリックスは1回、小谷野栄一の2ランで先制するが、その裏、先発の松葉貴大が西武の主砲、中村剛也に2ランを打たれてしまい、同点に追いつかれてしまう。
4回、山川穂高と岡田雅利の適時打で3点、5回には中村に適時打を許し、松葉は5回を6失点で降板。オリックス打線は2回以降、6四死球と乱調だった西武の先発、岡本洋介から得点を挙げられず、6回から継投に入った西武のリリーフ陣を打ち崩すことが出来なかった。松葉は8敗目(3勝)。
5試合連続で逆転負けを喫したチームは、後半戦開幕から勝ち星なしの7連敗。借金は今季最多の10にまで膨らみ、3位西武との差は10.5ゲーム差。CS(クライマックスシリーズ)進出が極めて厳しい状況となった。
■後半戦勝ち星なしの7連敗。オリックス福良淳一監督のコメント
ーー松葉はいつもの粘りがなかった?
「そうですね。悪くないと思ったんですけどね」
ーー1回、中村剛也にホームランを打たれた後は立て直したように見えたが?
「うん。2回、3回というところは」
ーー粘りきれない?
「きょうは粘りきれていなかった」
ーー打つほうは良い形で…
「前半、チャンスがあっただけに、難しいところですね。あと一本というところが…」
ーーきょうはロメロをセンターに入れましたが?
「点数取らないことには…」
ーーロメロの守備に関して今後の可能性は?
「きょう見る感じでは全然問題ないですね」
ーーロメロのバットはちょっと落ちてますかね?
「ちょっと状態が悪いですね。ロメロが打たないとというところじゃないですか」
ーーここ(4番)に代わる人はいないですよね?
「いないですね。ロメロが何とか状態を上げるようにしないと…」
ーーなかなか…
「まあ、このままずるずる行くわけにはいかないですから、明日は全員で何とか取れるようにやっていきます」
■先発5回、8安打、6失点の内容、松葉貴大投手のコメント
「立ち上がり、先制した直後でしたし、大事だということは分かっていたんですが、簡単に追いつかれてしまったことを反省しなければいけません。4回もピンチの場面での長打は絶対に防がなければいけませんでした。ボールを低めに集めて、なんとか粘り強く投げなければと思っていたんですが…」
取材・文・写真/ どら増田(オリックス番ライター)