スポーツ
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スポーツ 2017年08月04日 10時25分
オリックス山崎福也 ソフトバンク打線に4被弾KO!『夏の陣』6年振りの勝ち越しならず!
▽3日 オリックス 3-5 ソフトバンク(京セラD)オリックス5勝11敗 観衆 28,100人 オリックス先発の山崎福也は初回、柳田に26号2ラン、デスパイネに23号ソロと連続本塁打を打たれる不安な立ち上がり。2回には塚田に1号ソロ、3回と4回は三者凡退に打ち取ったものの、5回には真砂にプロ初安打となるソロ本塁打を浴びてしまい、1死後、今宮にヒットを打たれたところでマウンドを降りる。 打線は初回に吉田正尚が先頭打者本塁打を放つが、ソフトバンク先発の東浜から3回を除き毎回ランナーを出すも仕留めきれず。8回に2番手の森から中島が6号2ラン本塁打で2点差にまで差を縮めるも、最終回、守護神サファテの豪速球の前に三者凡退に倒れた。山崎福也は3敗(2勝)。オリックスは連敗で今季ワーストの借金「11」となった。 今回のソフトバンク3連戦は、6月26日の北海道日本ハム戦(京セラ)に続き、ファンに人気がある毎年恒例のサマーイベント『Bs夏の陣2017』として、ファイティングレッドのデジカモユニフォームで臨んだ。しかし2009年からスタートした『夏の陣』シリーズで勝ち越したのは2011年のみ(ソフトバンクに3連勝している)で、対象試合数が増えたこともあり、それ以降勝ち越せていない。今年は6月26日、8月1日と2連勝したため、負け越す可能性は無くなっていたが、この連敗で6年振りの勝ち越しのチャンスを逸してしまった。これで『夏の陣』の通算成績は12勝21敗1分。■オリックス福良淳一監督、試合後の質疑応答ーー山崎福也は… 「フォームが緩んでたというか… スローボールを投げるとき」ーそれはチェンジアップ? 「カーブもそうだし。それを修正出来ないままじゃないですか。どの球も同じ振りで投げないとああやって捕まる。初回からそういう傾向が出ていただけに」ーーあれだけ点数を取られるとなかなか厳しいのでは? 「そうですね。前も言ったように防げるところですからね」ーー打たれ方にも… 「問題あり」ーー2番手の金田はよく投げた? 「良かったですね。力もあったし」ーー今後、競った場面でも投げさせてみたいですか? 「これからどういう使い方をするか決めます」ーー黒木が3番手で投げたが 「楽なところで投げさせてやろうと思って、きょうは投げさせたんですけどね。きょうは内容も良かったですよ。バッターに向かっていってたし。今日だけという感じで、次からはまた良いところで使うと思います。自信を取り戻させないと」ーー打線も追いすがったが? 「チャンスはあっただけにですね。いつも言うとおりココというところじゃないですか」ーー相手の東浜はどのように映っていたか? 「いつも通りじゃないですか。10勝してるピッチャーですからね」ーーあと一本ですね。 「そこですね。課題ですね。何とかしないと」ーー吉田正尚は引き続き好調だが? 「いいですよ正尚は。最後の打席も惜しかったですしね」■4回1/3、被安打6(被弾4)、失点5の内容だった、オリックス先発 山崎福也選手降板後の談話「先発として試合を作れず、申し訳ないということしかありません」取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年08月03日 17時30分
猪木以来の快挙なるか? 中邑真輔、シナとの日米決戦を制しWWE最高峰王座に挑戦!
世界一のプロレス団体、WWEのTVショー『スマックダウン』が米国現地時間8月1日オハイオ州クリーブランドで行われ、元新日本プロレスの中邑真輔がWWE王座挑戦権を賭けてジョン・シナとの日米夢の初対決に挑んだ。 試合は、中邑は挨拶がわりに得意の延髄斬りやけいれん式ストンピングを繰り出し、さらにシナがファイブ・ナックル・シャッフルを決めようと「You can't see me」のポーズをすると、中邑は下から腕十字、さらには三角締めと巧みな関節技を繰り出した。勢いに乗る中邑はキンシャサを狙うも、これをかわされると今度はシナがSTFで中邑を締め上げる。目まぐるしい技の攻防に会場からはどよめきが起こった。 中邑は打撃からのキンシャサをシナに叩き込み、さらに2発目を狙うも、今度はシナが渾身のアティテュード・アジャストメントを決める。これで試合は決まったかに思えたが、なんと中邑はこれをカウント2で返し、さらに追い打ちをかけるシナを今度は中邑が持ち上げてリバースパワースラム、さらに全身をたぎらせたキンシャサを決めて勝負あり。中邑は完璧な3カウントをシナから奪い日米ドリームマッチを制した。シナとの初対決で勝利をもぎ取った中邑は、真夏の祭典『サマースラム』でのWWE王座挑戦権を獲得。 WWE王座戦が行われるPPV『サマースラム』は現地時間8月21日、ニューヨーク州ブルックリン、バークレーセンターで行われる。 日本人ではアントニオ猪木以来38年振りとなるWWE王座獲得へ。猪木は第9代王者と認定されながら、新日本所属だったこともあり、団体間の政治的な理由から取り消された経緯がある。WWEに移籍した中邑はキング・オブ・ストロングスタイルとして真の世界一へ王手をかけた。 ■中邑真輔の試合後コメント 「ついに実現した夢の対決、中邑真輔対ジョン・シナ。ジョン・シナを越えた今、次の夢の対決は『サマースラム』WWEチャンピオンシップ、ジンダー・マハル対中邑真輔。 イヤァオ!」文・構成 / どら増田写真 / c 2017 WWE, Inc. All Rights Reserved
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スポーツ 2017年08月03日 16時00分
山口俊「泥酔暴行事件」 巨人が大ナタを振るう不良債権選手リスト
FA助っ人、山口俊投手(30)の「泥酔暴行事件」が波紋を広げている。裏にスキャンダル便乗で余剰戦力の大幅年俸カット…。昨オフに総額26億円もの“ムダ”な補強を行った巨人の、なりふり構わぬ不良債権回収が始まった! 山口は7月11日未明、都内の飲食店で右手甲を負傷。その後、酔った状態で都内の病院へ診察に訪れた際、病院の扉を破壊したり、病院警備員の男性に暴行した疑いが浮上したとして、7月18日の中日戦(ナゴヤドーム)で球団は山口の先発回避を決定。中日球団とセ・リーグ連盟に手続きをとり、高木勇人を先発させた。 故障や体調不良による予告先発投手の変更は過去にもあったが、それ以外でのドタキャンは球界史上初。 この手の事件は週刊誌等のスクープで発覚し、球団が後追いの形で対処するのが普通だ。しかし、今回は事情が大きく異なる。球団が自ら公表し、「起用自粛」を決めたのだ。 「読売新聞の力をもってすれば、警察、病院、被害者からの聞き取りでいち早く状況を把握し、もみ消すか示談にすることも可能だったでしょう。しかし、あえてそれをせず、自ら公表したところに、“球団の意図”が見て取れます。2015年の野球賭博問題で3選手が無期限失格処分を受けた反省もあるのでしょうが、なりふり構わぬ“不良債権回収”の意味合いの方が強そう」(スポーツ紙デスク) 巨人は昨オフ、DeNAから山口を3年総額10億円(推定)で獲得。単年計算で年俸3億円超。優勝請負人と期待されたが、1月に右肩を痛め、移籍初登板は6月までずれ込んだ。この間に巨人は13連敗を喫し、優勝戦線から脱落した。 今の巨人に重くのしかかっているのが、昨オフの総額26億円もの補強費だ。フロント幹部がこの不良債権の処理に躍起になっていることを思えば、山口の蛮行はもっけの幸いとも言える。今回の一件は傷害罪、器物損壊罪に該当するため、今後は治療費、慰謝料を払って示談および弁償したとしても、在宅のまま書類送検されるのは避けられそうにない。ペナルティーとして、長期間の支配下登録を抹消すれば、巨人は「契約順守違反」を理由に、数千万円規模の大幅減俸に踏み切れるのだ。 他選手への見せしめのため、「即刻解雇の動きもある」(同)という。そして、それを察知した山口が、米球界にトンズラ準備を始めたという情報も…。 前川喜平前文科省事務次官の「出会い系バー通い」をスクープした読売新聞は、文春砲に勝るとも劣らないポテンシャルを持つ。大竹寛、杉内俊哉、澤村拓一や村田修一…高額余剰選手に“何か”あれば、同じ道を辿ることになりそうだ。
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スポーツ 2017年08月03日 11時30分
オリックス 対ソフトバンク10敗目 バンデンハークのナックルカーブを打てず
▽2日 オリックス - ソフトバンク(京セラD)オリックス5勝10敗 観衆 28,859人 オリックス先発の松葉は初回、ソフトバンク先頭打者の今宮にライトの深いところに落ちる二塁打を許すと、柳田の犠牲フライで先制されてしまう。しかしその裏、吉田正が右中間に二塁打を放ち、中島の犠牲フライで味方がすぐに同点に追いつく。2・3回は三者凡退に打ち取った松葉だが、4回に松田の16号ソロ本塁打、5回は高谷に犠牲フライを打たれて3失点。7回98球を投げて降板した。 オリックス打線はその後、ソフトバンク先発バンデンハークのナックルカーブに翻弄され5安打13三振で敗戦。8回に登板した小林が柳田の25号2ランを打たれたのも痛かった。オリックスは連勝ならず。松葉は9敗(3勝)。3位西武が11連勝したためゲーム差は13.5差に。対ソフトバンクは10敗目となってしまった。■試合後のオリックス福良淳一監督の質疑応答ーーすぐに追いついてという展開だったが突き放せませんでした。 「そうですね。(バンデンハークが)良かったですね」ーーバンデンハークはずっと勝てていないピッチャーでしたが? 「前回とかその前と比べて今日はコントロールも良かったんじゃないですか。真っ直ぐもカーブも。力あったし真っ直ぐに」ーーバンデンハークに付け入る隙はなかった? 「うーん。合ってる人間がなかなか。マレーロぐらいですか。そこにチャンスが回って来たらというところだったんですけどね」ーー松葉の調子はどうだったのでしょう? 「悪くはないんですけど、先頭を出し過ぎですよね。先頭バッターをもっと大事にいかないと」ーーバンデンハークに関してはどういう対策をして来たのでしょう? 「バッティングコーチに聞かないとそこはわからないです」ーー明日は勝って3連戦を勝ち越したい? 「そうですね。明日取れるようにやっていきます」■オリックス先発、松葉貴大選手の降板後談話 「初回に失点してしまいましたが、すぐに追いついてくれましたし、なんとかチームにいい流れを持ってこれるようなピッチングをしたかったです」取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年08月02日 17時00分
優勝請負人・ダルビッシュを待ち構えるドジャースの“洗礼”
ダルビッシュ有(30)のドジャース移籍が発表された(現地時間/7月31日)。 優勝戦線から脱落したチームが上位チームに主力選手を“売って”、その見返りに有望な若手を得るシーズン途中でのトレードは、メジャーリーグでは恒例行事。また、ダルビッシュはレンジャーズとの6年契約の最終年を迎えていた。地元ダラスのメディアは「慰留交渉となれば、2億ドル規模(複数年)になる」とも報じていただけに、レンジャーズ経営陣、ファン双方に「放出(退団)は時間の問題」との空気も漂っていた。 ドジャースはレンジャーズと交わした6年契約を引き継ぐ。シーズン終了と同時にダルビッシュはFAとなるが、ドジャース側も「まず、チームの優勝。そこから先は考えていない」と、今回のトレードを捉えているようだ。「優勝請負人」といったところだろうか。 「シーズン途中のトレード期限は7月31日。米東部地区は同日の午後4時を締め切りとしており、両球団の交渉は3時半を過ぎてもまとまらず、あと10分、あと5分といった寸前のところで、MLBに成立が電話報告されました。まさに駆け込み、ギリギリセーフといった感じでしたね」(米国人ライター) レンジャーズ側はマイナー選手3人を得たが、交渉がギリギリまで続いたのは、交換要員の人数、若手投手の伸びしろにこだわったそうだ。ダルビッシュを放出する以上、それ相応の見返りを期待するのは当然だろう。 「ダルビッシュはここまで6勝9敗(22試合)。味方打線の援護に恵まれなかったためですが、ドジャースは打線が強力で、救援陣の防御率もリーグトップです。前田健太もいますし、移籍後、かなりの勝ち星も期待できます」(前出・同) マエケンこと前田健太(29)は中継ぎにまわるなど苦しんだ時期もあるが、目下、カーショウ、マッカーシーと左右の両エースが故障者リスト入りしてしまったため、ダルビッシュと2人で先発ローテーションを守ることにもなりそうだ。 しかし、不安要素もないわけではない。 「ダルビッシュは捕手との相性で勝敗が左右されるケースも多々ありました。レンジャーズの正捕手だったルクロイ(30日にロッキーズにトレード放出)はストレートで押す配球を好み、その強気が裏目に出た試合もありました。ダルビッシュはサイン交換で首を振ることもしますが、そのために投球の間合いが変わることも嫌い、自身の意図しないボールを投げて痛打されたことも…。ドジャースの正捕手、グランダルと呼吸が合えばいいんですが」(現地特派記者) 今後、前田とも比較されることになりそうだ。グランダルは前田とのコミュニケーションをはかるため、試合中もリストバンドのなかに、日本語、英語のカンペを忍ばせ、マウンドで会話してきた。また、ドジャースのロバーツ監督だが、父親が元海兵隊員、母親は日本人。沖縄県で生まれたので、昨年、「オレのおふくろが作ったんだ。食べてくれ」と日本食を差し入れるなどしてきた。前田はこうした気遣いに感謝し、だから、先発降格後も中継ぎ役を引き受け、チームに貢献してきた。 ダルビッシュはそんな新しいチーム環境に馴染めるだろうか。 「右肘の手術で個人練習をしてきた時間が長かったせいか、『孤高の人』のイメージもありました。練習方法、食事に関しても独自の理論があり、チームメイトと出掛けることもほとんどなかったはず」(前出・同) ドジャースは人種、国籍を問わず、さまざまな選手を受け入れてきた歴史があり、「チームメイト=家族」の意識も強い。トレード発表会見で、ダルビッシュは淡々とした口調でこう言い放った。「トレードと言われたら行くしかないし、それに対して適応するだけ。チームに溶け込めるように、としか考えていない」 プロ意識の強さであり、優勝請負人に相応しいコメントだが…。まずは、前田とゆっくり話し合うべきだろう。(スポーツライター・飯山 満)
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スポーツ 2017年08月02日 16時00分
最下位ヤクルトが決断する 真中監督休養、カツノリ緊急登板へ
野球に対する勉強熱心さ、これまでの苦労と努力を評価されての抜てき案だという。ヤクルトスワローズにID野球が帰ってくる? 真中ヤクルトがようやく“7月初白星”を挙げたのは、同月23日。連敗は「14」まで重ねていた。しかし、長いトンネルを抜け出した翌日の阪神戦は完封負け。連敗は終わったが、チームはガタガタのままなのだ。 「真中満監督(46)の休養説も囁かれました。その度に小川シニアディレクターが出てきて否定しましたが、一つ勝っただけで、後半戦をどう戦うのか、具体的なプランが見えてきません」(スポーツ紙記者) 小川淳司SDは「途中休養」の経験者だ。2010年途中、代行指揮を委ねられ、チームを見事に再建させたわけだが、シーズン途中に指揮官を代えるリスクは分かっている。否定コメントはそのためだろう。 「当時、小川SDは高田繁監督が辞めるのならヘッドコーチである自分も辞めなければと訴えていました。『小川代行』で成功したのは、二軍監督だった経験が生かされていたからです。選手の気心が分かっていたので」(同) 球団は「高田-小川」の継承時、指揮官に関する計画を改めた。小川監督のように、将来の監督候補には二軍監督などを経験させてから登用する、と。真中監督はその継承ラインに従って選ばれたが、今季は最下位を独走。継承ラインからすると、高津臣吾二軍監督昇格が濃厚だが、「(高津に)貫ろくが出るまでは何とか真中体制で…」というのが、球団の本音のようだ。 「三木肇ヘッドコーチ、ベテランの杉村繁コーチもいますが、“ワンポイント”になる可能性が高い。チームを立て直すのなら、野村克也氏の下でスコアラー経験も積んだ“あの男”が最適なのです」(球界関係者) “あの男”とは、野村氏の長男、克則バッテリーコーチ(44)を指す。指導者願望も強く、若い頃から勉強を重ねてきた。温厚な人柄で慕われており、ヤクルトを日本一に導いたID野球の遺伝子も引き継いでいる。 「父・克也氏のID野球のノートを持っていないのはヤクルトだけです。阪神、楽天では、ミーティング内容を聞き漏らさないためにパソコンを用いましたが、ヤクルト時代は大学の講義みたいに手書きでした。そのノートは、選手の個人財産。つまり、球団は所有していないのです」(同) カツノリが代行指揮を執れば、リアルIDノートが公開される。今度は球団も心して保管するだろう。また、球団が真中監督をかばうもう一つの理由は、長期連敗中、観客動員数が大きく落ちなかったこと。だが、スタンドからは「辞めろコール」が起きており、17日のDeNA戦以降、球団は試合後、クラブハウスに向かう真中監督をガードする警備員の人数を増やしている。球団が慰留に努めたところで本人が辞任の意向を示すとの懸念も深まっており、内々に“次”への引き継ぎ準備に動き出す。 ID復活前、誰かが「ワンポイント登板」する?
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スポーツ 2017年08月02日 10時40分
オリックス ロメロのサヨナラ弾で今季リーグ最長5時間11分試合を制す【試合後質疑応答掲載】
▽1日 オリックス 5×-4 ソフトバンク(京セラD)オリックス5勝9敗 観衆 25,624人 オリックスの先発ディクソンは、ソフトバンクの強力打線を相手に7回を4安打1失点の好投を見せ、勝利投手の権利を持ったまま降板。打線もT-岡田の20号ソロ本塁打、西野の1号ソロ本塁打などで4得点。9回、4-1とリードした場面で、現在ファームで再調整中の平野に代わり守護神を務めている黒木が登板するが、ソフトバンク打線に捕まり上林、福田の適時打で同点に追いつかれてしまう。黒木は30日の楽天戦で逆転されたのに続いて連続の救援失敗となった。 試合は延長戦に突入するが、黒木の後を受けたヘルメン、大山、小林の中継ぎ陣がしっかり抑えるも、打線は度重なるチャンスを逸してしまう。 そして延長12回裏、ソフトバンクは守護神サファテが登板。1死無塁の場面で主砲のロメロが、サファテのカーブを左中間スタンドに運ぶ19号ソロ本塁打でサヨナラ勝ち。試合時間は今季パ・リーグ最長の5時間11分。ルーキーの小林が2勝目を挙げた。■5時間11分のゲームを制したオリックス 福良淳一監督の試合後質疑応答ーーロメロの活躍についてお聞かせください。 「ホントに。4番が決めてくれましたね。いい仕事をしてくれました」ーーそれまでにも勝つチャンスは何度かありましたが? 「やっぱり追加点が取れなかったのが大きいですね。こういう展開になってしまうと」ーー救援失敗となった黒木の状態は心配ですか? 「ちょっと心配ですね。今までは最後の小林みたいな姿だったんですけど…。今日に関してはあの姿が見えなかったかな」ーー明日、同じような展開になったときはどう考えますか? 「これからコーチと話をして考えたいと思います」ーーロメロの勝負強さは頼もしい? 「そうですね。ずっとそうですけどね」ーー監督はよく「あと一本」と言われていますが、今日はそれを象徴するような試合だったのでは? 「うーん。それがやっぱりここまでで上位との差となって出てるんじゃないですかね」ーーこの状況を打開するにあたって、監督としてはどのように対策しますか?「何が問題なのかまたコーチと話してですね。ここまでずっと失敗してますから」ーー今日、小谷野は使わないということだったのでしょうか? 「最後のところでどうかという。まあいろいろですね。(明日は?)それもまだわからないです」ーー西野が今季初本塁打を放ちましたが、打撃は上向いてきている? 「(一軍に)上がってきてから状態はいいと思います」ーー勝ちと引き分けでは全然違いますね?「大きいですね。大きな勝ちですよね」■12回、左中間スタンドへ飛び込む19号サヨナラ本塁打のステフェン・ロメロ選手の試合後質疑応答ーー狙い球だった? 「特に狙い球は絞ってないですが、しっかりと捉えようと思っていたら甘いところに来たので」ーー打った瞬間の感覚は? 「しっかり捉えていたので、入ったとは思ったので打球方向をもう少し見てようかとも思ったんですけど、もし入らなかったら大変なことになるので… そんなぐらいの感覚です」ーーあの場面は自分が試合を決めるつもりだった? 「自分でも当然決めようとは思ってるんですけど、その前の打席も自分が決めようと思って打席に入ってましたが、2ストライクと追い込まれた状況でヒットになりました。でも自分で何とかという気はありました」ーーサヨナラ打に関していえば3度目になりますがその気持ちは? 「サヨナラヒットであってもサヨナラホームランであっても嬉しいし最高なんですけど、特にホームランはチームメイトも凄くエキサイトして喜んでくれます。他のチームメイトがサヨナラ打を打っても自分は嬉しい」ーー2試合連続で9回に逆転されたり、追いつかれたりして、嫌なムードになったと思いますが、そんな中でどんな事を考えていました? 「同点に追いつかれたところで、とにかく1点入れれば何とかなるんだなと。そういう気持ちでずっと試合を運んでいけばいいと思うし、ウチの中継ぎ陣が本当に素晴らしいピッチングを続けてくれたことで、何とか1点、何とか1点という思いを持てました」■先発7回を4安打、1失点の内容だったブランドン・ディクソン選手のコメント 「全体的にいいバランスで、7回まで粘り強く投げることができたと思う」■4回、ライトスタンド5階席へ飛び込む20号ソロ本塁打を放ったT-岡田選手のコメント 「3ボールから“打て”のサインを出してもらったので、空振りでもいいと思って、ストレート一本に絞って打ちにいきました。完璧です!」■5回、ライトスタンドへ今季第1号ソロ本塁打を放った西野真弘選手のコメント 「打ったのはストレートです。先頭バッターでしたし、なんとか塁に出ることを考えていました。打った瞬間は、入ると思わなかったので全力で走っていました。とにかく1点を取ることができてよかったです!」取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年08月01日 16時00分
阪神 金本監督に「続投示唆」で早くも勃発したお家騒動第2R
“異例の続投宣言”となった――。 球宴休み中の7月14日、阪神・坂井信也オーナー(69)が甲子園球場クラブハウスを訪ね、来シーズンの続投を金本知憲監督(49)に伝えた。シーズン中に、フロントが指揮官の進退を明言するのは珍しい。金本監督も「意気に感じてやるだけ」と快諾したそうだが、本心は違う。フロントと金本監督、球団と現場、両者は腹にイチモツを抱えながら、「良好な関係」を演じていただけのようだ。 「両者の見解が大きく異なったのは、ロジャースの獲得に関する是非です。金本監督は積極的ではなかったとの話が各方面から聞かれます」(在阪記者) 阪神は7月1日、パイレーツ3Aからジェイソン・ロジャースを緊急獲得した。クリーンアップを予定して獲得したキャンベルが全く機能していないこと、FA補強した糸井嘉男が故障で思うように成績を上げられないことなどが理由であり、ここに最近5試合で15打数11安打と爆発していた新人の糸原健斗の故障離脱も重なり、「現場」は「フロント」の迅速な補強に救われたはずだった。 しかし、金本監督の本心は違った。金本監督はロジャース獲得にむしろ反対だったというのだ。 「助っ人を獲れば、その分、若手を起用する機会が減ります。チームは負け越しているわけではないし、現有戦力のまま最後まで戦いたい、と」(球界関係者) 助っ人の途中獲得が確認されたのは、6月21日の食事会だった。坂井オーナーが金本監督を招き、四藤慶一郎球団社長、高野栄一球団本部長も同席し、「トラの今後」が話し合われた。この時点での勝敗は、37勝27敗の2位。貯金10、首位広島とのゲーム差も「3」と肉薄しており、和やかな雰囲気での会食となったという。しかし、本誌でも既報の通り、ここで金本監督の去就は明言されていない。金本監督は3年ではなく、2年契約だったのだ。 来季の契約は今季の成績次第だとしても、この会食時点では、もちろん、現在も阪神は首位広島を追撃する一番手である。 「今回、坂井オーナー自らがクラブハウスを訪ね、わざわざメディアのいる前で続投を伝えたのは、食事会で話し合った内容が漏れてしまったからです。食事会以降の約1カ月間、経営陣は各方面から金本監督による経済効果を改めて訴えられたそうです」(同) 食事会で助っ人を緊急補強し、射程圏内にあった広島を捉え、12年ぶりの優勝を…。経営陣はそう訴え、若手登用の路線を続けたいとする金本監督を説き伏せた。金本監督からすれば、ドラフト1位選手の選択、糸井のFA補強など、すべて意見が通ってきた。広島とのゲーム差が広がった時点で続投を伝えられて、むしろ、疑念の思いを強く持ったのではないだろうか。 「ロジャースの打撃フォームからして、首脳陣は『変化球の多い日本では苦しむのではないか』と見越していました。なのに、早々に一軍合流させ、スタメンで起用したのは『やっぱり使えないだろ!』と経営陣に知らしめるためでもあったようです」(同) その通りだとすれば、金本監督は“反逆”に出たことになる。表向きは経営陣の意見に折れたフリをし、外国人選手を見る目がないことを分からしめる…。 これまでの阪神のお家騒動は分かりやすかった。現場とフロントの衝突、一軍と二軍の首脳陣同士の不和などがそうだが、今回は「顔ではニコニコし、腹にイチモツ」という図式だ。 「ロジャースは7月21日のヤクルト戦では2本塁打と爆発しましたが、翌日は快音ナシ。どっちが本当の姿なのかまだ分かりませんが、各球団はロジャースに対する情報を持っていません。セ5球団とひと通り対戦すれば、投手陣の配球も変わってくるので、そのとき、金本監督とフロントのどちらが正しかったか判明するでしょう」(在阪記者) 若手の育成を掲げている金本監督ではあるが、“失策”もなくはない。エース・藤浪晋太郎は現在も二軍調整中だ。制球力のなさによるイップスで、かなりの重症との報告もあがっている。昨季はルーキーイヤーから続いていた2ケタ勝利が途切れており、奇しくも、金本監督になってから成績が落ちている1人だ。 「鳥谷は昨季の不振から立ち直りましたが、もし、キャンベルが普通に活躍していたら、三塁でのスタメン起用もなかったかもしれない。チーム功労者でファンの人気が高い選手なのだから、『もうちょっと大切にしてくれ』というのが、フロントのホンネかも」(同) 阪神は夏の甲子園大会のため、「死のロード」に突入する。この長期遠征で首位広島とのゲーム差がさらに広がれば、フロントは采配にも口を挟んでくるはず。 「現場とフロントがともに期待していたのが北條史也ですが、期待を裏切っています。スイングにパワーはついたが、キレがない。金本監督が取り入れたウエイトトレーニングが疑問視されています」(前出・関係者) 「腹にイチモツ」どころではなく、双方の思いが隠しきれなくなるのも、時間の問題だ。
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スポーツ 2017年07月31日 17時00分
史上初! 電飾衣装で登場の那須川天心 十代最後の夏は“先輩”キザエモンから96秒KO勝利で開幕!
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-』▽30日 さいたまスーパーアリーナ(観衆17,730人)◎スペシャルワンマッチ RIZIN MIX特別ルール 57.0kg契約◯那須川天心(1R 1分36秒 KO)才賀紀左衛門●「次はRIZINでキックルールをやりたいですね」 前回、4.16RIZIN横浜アリーナ大会の試合後に、RIZINマットでキックボクシングルールをやりたい意向を明らかにした“神童”那須川天心だが、大会終了後にこの発言を聞いた榊原信行RIZIN実行委員長は「天心にはMMA(総合格闘技)ルールの中でキックの強さを見せてもらいたい」とキックルールの実現については否定的だった。しかし、天心のホームリングであるRISE5.20後楽園ホール大会で、才賀紀左衛門が天心に挑戦表明すると、ルール問題が浮上。紀左衛門がキックボクサーとしても活躍していたことから、榊原実行委員長は「ファンの意見を聞いてルールを決めたい」との考えを示した。その結果、1Rはキックルール、2RはMMAルール(時間はそれぞれ5分)のRIZIN MIX特別ルールで行われることが決定。これを受けて会見に臨んだ天心が「僕は2Rいらないかなと思っています。皆さんが喜ぶような試合をして大会一番の試合、メインを食ってやる」と自信満々にコメントすると、紀左衛門も「天心はホンマの天才だと思う。でも立ち技ならぶっちゃけ負ける気はしないので、1Rに俺も倒しに行きます。2R、MMAになったら俺のほうが先輩なのでMMAの厳しさを教えてあげようかなと思います」と応戦し、2Rまで行くのかどうかが、この試合の焦点となった。 会場では休憩明けにラインナップされた今回の試合は、全国に地上波ゴールデンタイムで放送されたフジテレビ系列では、一番注目が集まる20時頃からオンエア。紀左衛門の入場に続いて、ステージに現れた天心は、史上初となるコスチュームにLEDを仕込んだ電飾衣装で登場。大歓声に包まれる中、矢沢永吉の『止まらない Ha〜Ha』に合わせて威風堂々と入場するその姿には、先にリング上で待ち構えていた紀左衛門も「スターだな」と感じたという。関係者の話によると新コスチュームのテーマは近未来。毎回話題となる髪の色のイメージもコスチュームと季節に合わせて花火にしてきた。常に「入場から会場を盛り上げて、お客さんに楽しんでもらいたい」と語っている天心だが、RIZINマットにおいても入場シーンは出場全選手の中でズバ抜けていた。 試合は、紀左衛門のワンツーに天心が右ジャブを合わせ、紀左衛門がミドルを撃とうとした瞬間、天心の左ストレートがカウンターで炸裂。紀左衛門は大の字に倒れてしまい天心がKO勝ちを収めた。MMAルールに持ち込むこともなく、キックルールでの96秒殺劇に会場からは溜息が漏れた、 「紀左衛門さんは、やる前から本当にちょっと昔からお世話になってる先輩なんで、やりづらい部分はあったんですけど、試合が決まってからは、ずっと倒すことばかり考えてました。でも終わった後に控室でちょっと話したら不思議な感じでしたね」 天心にとって紀左衛門は空手を習い始めたときに教えてもらったこともある旧知の“先輩”なだけに、紀左衛門は「挑発したつもりはなかった」と否定していたが、対戦が決まってから天心に対する“上から目線”とも受け取れる発言の数々について、天心は「なるべく気にしないようにしています」と話していた。「やりづらかった」というのは試合後だからこそ話せる本音である。 「すげーな天心と思いましたね。スターだなというか、あんなちっちゃかったのに、今オレの目の前に立って試合やって、なんかこう複雑っちゃ複雑な気持ちやったですけど、ここで俺が天心の試合でジャブで距離取って変な試合して、MMAになってじゃあ一撃みたいな試合をしたら、やっぱり先輩としてカッコ悪いし、人としてカッコ悪いと思ったから、ここは天心の得意な土俵で、気持ちよく戦いという気持ちはあったので、楽しもうと思ってやりました。あっさりやられちゃいましたけどね」と、敗れた紀左衛門も天心に対する素直な気持ちを、感慨深い表情を浮かべながら話していたのが印象的だった。 まだまだ天心の強さと勢いは止まりそうにないが、近未来的な今後についての質問が飛ぶと、「今一番やりたいのはキックボクシングをメジャーにすること」と前置きをした上で、「色んな所から声かかって本当に自分まだまだ18でもうすぐ19なんですけど、若いんで色んな道があるんですね。MMAも考えてますしキックで行くのも考えてますしボクシングも考えてますし、それは色んな人が話し合って格闘技がこの先どうなっていくかわからないんで、それ次第で進みたいと思います」とコメント。いろんな選択肢に含みを持たせた。 本人も話しているように、天心はまもなく8月18日に19歳を迎える。“十代最後の夏”は先輩からのKO勝利という最高の形で幕を開けた。 次に天心の試合が行われるのは、キックボクシングイベントKNOCK OUT8.20大田区総合体育館大会。メインイベントでウィサンレックとの対戦が発表されている。この大会には天心との対戦を熱望している小笠原瑛作の出場も決まっている。天心は瑛作について、「段々強くなっているのは感じてますけど、もっと経験を積んだほうがいいんじゃないですか」と突き放す傍ら、「時が来たらやるんじゃないかと思う」とも語っており、試合内容で瑛作を圧倒しておきたいところだが、キック界では天心対瑛作の実現を望む声が高まってきている。そのため“キックボクサー”那須川天心の今後を占う意味でも見逃せない大会になるだろう。取材・文 / どら増田写真 / (C)RIZIN FF
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スポーツ 2017年07月31日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND60 〈小橋vs蝶野“魂の名勝負”〉 満天下に示したプロレスの矜恃
2003年5月2日、新日本プロレスの東京ドーム大会は『アルティメットクラッシュ』と名付けられ、総合格闘技色を全面に打ち出して開催された。 そんな中で行われた純プロレスのビッグマッチ、小橋建太vs蝶野正洋は、ガチンコを超えるプロレスの魅力を存分に見せつける名勝負となった。 新日本プロレスの1・4東京ドーム大会において、初めて観客数の発表が5万人を切ったのは2005年のことだった。4万6000人の発表ながら客席には空きが目立ち、当時を知る関係者からは有料入場者の実数が8500人だったとの声もある。新日が“冬の時代”といわれ始めたのも、やはりこの頃だった。 そうした凋落は'01年の総合格闘技戦で、永田裕志がミルコ・クロコップに惨敗したことでもたらされたとする声も多いが、加えてもう一つ大きな低迷の要因があった。いわゆる“土下座外交”である。 90年代の半ば辺りから、従来の地方巡業よりもドーム級の大会場を重視する興行スタイルへとシフトした新日は、その勢いに陰りが見え始めた21世紀に入っても、なおそうした形態に依存していた。 アントニオ猪木が引退し、長州力や藤波辰爾も衰え、'00年には橋本真也が独立。'02年の春には同じ闘魂三銃士の武藤敬司が、全日本プロレスへと移籍した。看板となる選手が次々にいなくなる中で、それでもビッグマッチを開催するためには、どうしても外部に頼らなければならない。 「新日側の都合でビッグネームを招聘するとなれば、試合においては相手の要求を全面的に飲まされることになる。ただでさえスター不足の新日が、さらに外敵に花を持たせるという、負のスパイラルに完全にハマってしまいました」(プロレスライター) この時期の新日で主役を張ったのは、藤田和之や髙山善廣、鈴木みのるなどの外敵軍や、ブロック・レスナー、ボブ・サップといった外国人であり、永田や中西学、棚橋弘至らの生え抜きたちは、その引き立て役に回された。 「これでは新日ファンはまったく面白くない。唯一、スター候補として育てられたのは中邑真輔でしたが、これも総帥たる猪木の意向ひとつでK-1やら総合格闘技やらと使い回され、肝心のプロレスに専念できないという状況。これでは誰を応援していいのかも分からない」(同) そんな中にあって三銃士で唯一、新日に残っていた蝶野正洋も、やはり苦しい立場に置かれていた。 '01年に猪木から現場監督に指名されると、外敵軍との抗争のためにそれまで率いたヒールユニットTEAM2000を解散し、正規軍に合流。'94年G1優勝後のヒールターンから、nWoを経て積み上げてきた歴史を封印することになる。元WWEの女子レスラー、ジョーニー・ローラーとの男女対戦というイロモノ的な試合もこなした。 さらに'02年、東京ドーム大会への三沢光晴参戦から始まった交流を発展させるため、翌年には自らノアへの参戦を果たした。 そうして迎えた'03年5月、東京ドームでの小橋建太戦は、いわば蝶野のプロレス人生を投げ打って実現したといっても過言ではない。ドーム興行成功のため、つまりは会社の儲けのために己を犠牲にして…。 ノアの“絶対王者”といわれた小橋なら、相手にとって不足のないビッグネームではあるが、それは同時に、この試合において“蝶野に勝ち目がない”ことを意味していた。この当時のノアは興行面で安定しており、他団体に頼る必要がなかった。そのトップである小橋が、わざわざ不利になるようなカードに応じるわけがないのである。 しかし、蝶野はそんな中にあって最高の試合を見せた。事前に膝を故障したというのも、負けたときの言い訳的な意味合いがあったかもしれないが、リング上ではそんな様子を感じさせない。 序盤はチョップ主体で攻め立てる小橋に対し、喧嘩キックやSTF、さらには大一番でしか披露しないルー・テーズ直伝の低空高速バックドロップを、危険な角度で繰り出した。 一方、小橋の反撃も容赦なく、ハーフネルソン・スープレックスを4連発。首に古傷を抱える蝶野にとって、文字通り命取りとなる大技だ。セコンドの天山広吉が思わずタオル投入の構えを見せるが、蝶野は必死の形相でこれを制する。 小橋はさらにハーフネルソン2連発から、ショートレンジの剛腕ラリアットを叩き込み、ついに激闘に幕が下ろされた。最初こそは小橋への声援が支配的だったが、蝶野の予想を超えた闘いぶりに、試合後は両者互角のコールが送られることになった。 この大会、他の試合はアルティメットクラッシュと題された格闘技戦で占められており、これが実は“なんちゃって格闘技”ではないガチンコだったのだが、蝶野と小橋はそれにまったく引けを取らない、プロレスの凄味を見せつけた。 しかし、そんな蝶野の孤軍奮闘がありながらも、猪木やフロントの専横は続けられ、新日が冬の時代へと向かう歯車が止まることはなかった…。
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