オリックス5勝10敗 観衆 28,859人
オリックス先発の松葉は初回、ソフトバンク先頭打者の今宮にライトの深いところに落ちる二塁打を許すと、柳田の犠牲フライで先制されてしまう。しかしその裏、吉田正が右中間に二塁打を放ち、中島の犠牲フライで味方がすぐに同点に追いつく。2・3回は三者凡退に打ち取った松葉だが、4回に松田の16号ソロ本塁打、5回は高谷に犠牲フライを打たれて3失点。7回98球を投げて降板した。
オリックス打線はその後、ソフトバンク先発バンデンハークのナックルカーブに翻弄され5安打13三振で敗戦。8回に登板した小林が柳田の25号2ランを打たれたのも痛かった。オリックスは連勝ならず。松葉は9敗(3勝)。3位西武が11連勝したためゲーム差は13.5差に。対ソフトバンクは10敗目となってしまった。
■試合後のオリックス福良淳一監督の質疑応答
ーーすぐに追いついてという展開だったが突き放せませんでした。
「そうですね。(バンデンハークが)良かったですね」
ーーバンデンハークはずっと勝てていないピッチャーでしたが?
「前回とかその前と比べて今日はコントロールも良かったんじゃないですか。真っ直ぐもカーブも。力あったし真っ直ぐに」
ーーバンデンハークに付け入る隙はなかった?
「うーん。合ってる人間がなかなか。マレーロぐらいですか。そこにチャンスが回って来たらというところだったんですけどね」
ーー松葉の調子はどうだったのでしょう?
「悪くはないんですけど、先頭を出し過ぎですよね。先頭バッターをもっと大事にいかないと」
ーーバンデンハークに関してはどういう対策をして来たのでしょう?
「バッティングコーチに聞かないとそこはわからないです」
ーー明日は勝って3連戦を勝ち越したい?
「そうですね。明日取れるようにやっていきます」
■オリックス先発、松葉貴大選手の降板後談話
「初回に失点してしまいましたが、すぐに追いついてくれましたし、なんとかチームにいい流れを持ってこれるようなピッチングをしたかったです」
取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)