スポーツ
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スポーツ 2017年09月06日 14時00分
大鵬のDNAを持つ男・納谷幸之介が「九州場所」土俵に立つ!
「まだあくまでも予定の段階ですが、10月に行われる愛媛国体が終わった後で、納谷が大嶽部屋に入門することになります」 8月23日に行われた東京・お台場巡業の会場で、埼玉栄高相撲部の山田道紀監督がこう明かした。 優勝32回を誇った昭和の大横綱・大鵬の孫にして、関脇貴闘力の3男である納谷幸之介(17・埼玉栄高校3年)のプロデビューが決まった。今年10月、祖父が興した大鵬部屋が前身の大嶽部屋に入門し、11月の九州場所で初土俵を踏むことになったのだ。 納谷は身長1メートル90センチ、体重160キロという恵まれた体を持ち、しかも、山田監督が「教え子の中でも3本の指に入る努力家。黙っていると何時間でも体を動かしている」という逸材だ。 実力の方も、すでになかなかのもの。この日、お台場巡業の目玉として行われた幕下力士と埼玉栄高の選抜チームとの対抗戦に出場し、貴乃花部屋の有望株、21歳の貴健斗を堂々と寄り切って勝利した。 「納谷は男ばかりの4兄弟に生まれ、長男は相撲を諦めてプロレス入りし、9月14日のリアルジャパン後楽園大会でデビューする予定です。次男の幸林(たかもり)は、もう少し実力をつけてから入門したいと中央大学に入学し、目下2年生。4男の幸成(こうせい)も埼玉栄高の相撲部でプロ入りを目指し、日夜稽古に励んでいます。その中でも素質は幸之介がピカイチ。どこまで祖父に近づけるか、早くも関係者の間で話題になっています」(担当記者) 二世力士は大成しないと言われた時代も過去の話。人気大関だった貴ノ花の息子の若乃花、貴乃花が揃って横綱になったり、関脇栃東の息子の栃東が大関になった例もあり、以前ほどハードルは高くなくなった。大鵬を超えて優勝回数を39回まで伸ばしている白鵬は、3年前の九州場所で32回目の優勝をして史上1位タイになった際、こんな発言をしている。 「(尊敬する)大鵬さんのお孫さんたちが相撲をやっている。角界入りして結びで相撲を取るというドラマがあれば、(引退しても)悔いのないことかもしれません」 平成3年夏場所、横綱千代の富士が対戦を心待ちにしていた貴乃花(当時貴花田)に敗れて引退した。こんなドラマが、再び見られるのだろうか。 今春の全国大会で優勝した納谷は「高校の先輩・豪栄道関のように幕内で活躍したい」と抱負を語った。 果たして、偉大だった祖父のようになれるか。
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スポーツ 2017年09月06日 12時15分
【オリックス】T-岡田の劇的特大同点弾も、延長戦で力尽きる…ディクソン&マレーロ残留決定!
▽5日 オリックス 5-6 ソフトバンク(京セラD)オリックス5勝14敗 観衆 19,237人2連勝中のオリックスはエース金子千尋が先発するも、初回に柳田とデスパイネに連続タイムリーを許すと、3回、中村にソロホームラン、7回には松田のスリーベースヒットから、上林のタイムリー、高谷の犠牲フライを打たれ5失点でKOされてしまう。打線は3点を追う8回、ソフトバンク3番手の岩嵜から、T-岡田が打った瞬間にわかる28号3ランをライトスタンド5階席に放り込み同点に追いつく。岡田は4回と6回にもタイムリーを放っており、4安打5打点の活躍だった。試合はその後、延長戦に入るが11回に6番手の黒木が松田にタイムリーツーベースを打たれ勝ち越されると、その裏、ソフトバンクの守護神サファテに手を出すことが出来ず力尽きた。ソフトバンクの先発バンデンハークは、対オリックス9連勝中だったが、オリックスのクリーンナップが攻略したことで、勝ち星を献上させなかった。10連勝阻止に向けて次の対戦が注目されるところだ。なお、試合前にオリックス球団はブランドン・ディクソン投手と2年契約(年俸200万ドル)、クリス・マレーロ選手と1年契約(年俸100万ドル)で締結したことを発表。会見に同席したディクソンは「家族会議を開いた結果、子どもたちの方から日本に残りたいと言ってくれた。子どもたちのホームが日本なら、私のホームも日本。とても嬉しいしエキサイティングなことだと思う」と笑みを浮かべながらコメントしている。■福良淳一監督 一問一答ーーよく追いついたが?「追いついたんですけどね。T(-岡田)がいいところで打ってくれて。チャンスはあったにはあったんですけどね」ーーずっとバンデンハークに勝てなかったが、きょうは苦しめることが出来たのでは?「そうですね。きょうに限ってはですね。きょうは良かったんじゃないですかね。ココというときにちょっと割り切って出来なかったのかなというのはあるんですけどね。得点圏のときに」ーー狙い球?「そうですね」ーー最初の守備のところでロメロが…「悪くはなかったんですけどね。そこはもう…そういうアレも考えて守らせてますからね(苦笑)。そこは言っても仕方ないですね」ーーまた点を取った後に取られてしまったが?「うーん。あのイニングですね。ちょっと勿体なかったですね」ーー岡田のホームランが出て、一気に行きたい雰囲気だったが?「勝ち越して持って行きたかったんですけどね」ーー粘りを見せられたのは良かった?「そうですね。これだけ粘りを見せてるわけですからね」ーー明日に繋がる?「はい。明日も頑張ります」■選手談話金子千尋投手先発6回1/3、7安打、5失点の内容「初回をなんとか最小失点で抑えたかったです」T−岡田選手※8回、1死1・2塁からライトスタンド最上段へ一時は同点となる28号3ランホームラン「打ったのはストレート。完璧です!とにかく勝ちたいので気持ちで行きました!」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月05日 14時00分
早実・清宮と広陵・中村「超スラッガー」ドラフト最新情報
金属から木製のバットに持ち替えた途端、打てなくなる高校スラッガーも多い。しかし、今秋のドラフト会議で1位候補に挙がっている球児には杞憂。赤マル急上昇の中村奨成(広陵)、怪物・清宮幸太郎(早稲田実業)、それとも、広角に打てる安田尚憲(履正社)らは問題としていない。 9月1日から開催される『第28回 U-18ベースボールワールドカップ(カナダ)』に向け、18人の高校球児が招集された。その練習試合初戦で清宮が高校記録の通算108号本塁打を放った。スカウトたちは木製バットから放たれた高い放物線に、怪物の素養を再確認したが、他のドラフト候補生たちを巡る球団間の陽動作戦はより本格化してきた。 「阪神のスカウトチームだけは姿を現しませんでした。これも作戦なんでしょう。大学生相手とやるんですから、指名候補の力量を確認するにはうってつけなんですが…」(在京球団スカウト) 阪神は、複数体制でのカナダ入りを決めている。他球団を混乱させるため、視察を見送ったのだろうか。 「進学かプロ入りか、清宮の態度が不透明なので、中村に乗り換えた球団も出始めました」(ベテラン記者) 去る8月19日、中村奨成の地元、広島カープがスカウト会議を開いた。関係者によれば、同会議で高校生のリストを30人以下まで絞り込めたとのことだが、1位候補は清宮と中村の2人。会議後、苑田聡彦スカウト部長が記者団に囲まれた。中村を称賛していたが、意味深な物言いもしている。 「捕手でも日本一になれるけど、日本一の三塁手にもなれる」 キーワードは二つ。捕手と三塁手。5月24日の同会議で、苑田部長は「進学してしまうリスク」も認めた上で清宮を1位候補の1人とし、三塁手として育成するプランも口にしていた。広島は2、3年、捕手を指名しないと決めていたのだ。 「昨秋、ドラフト4位で指名した坂倉将吾に期待しているからです。肩の強さ、フットワークは二重丸。二軍打撃戦績でも、打率が現在2位。この坂倉を育てていく方向で、広島は無意味に戦力を重複させ、余剰人員を作るのを嫌っています」(球界関係者) 中村は「スタメン内野手」で試合に出た経験もある。指名した暁には、内野手にコンバートさせたいようだ。 三塁手を探すのであれば、履正社の安田がいる。清宮が108号を放った日、安田は2HRを放っており、こちらも通算65本(8月26日時点)。守備センスでは「清宮よりも上」というのが各スカウトの共通評価だ。 「できれば右打者で、というのが広島の考えで、中村は右です。中村のブレイク前の話をすると、クリーンアップを張れるスラッガー、スター性、人気面で清宮が捨てきれず、彼が三塁を守れるのかどうかが視察の目的になっていました」(同) 巨人・岡崎郁スカウト部長も「中村を獲るとしたら、1位でしかない」と話していた。元ヤンキーからの更正、「女手一つで育ててくれた母のためにも」の思い…。中村はスターの要素をすべて持っている。広島スカウト陣も検討中のようだが、内野コンバート案は、地元・広島出身ゆえに広島という球団の心証に影響を及ぼすかもしれない。 「U-18には清宮キラーで名を馳せた桜井周斗も招集されました。桜井は日大三高では二刀流でしたが、スカウトの評価は割れています。貴重な左腕なので投手として育てていくか、バッターに専念させるか…。大会では、野手としてのスタメン起用もありそう」(アマチュア球界要人) 一方の清宮だが、都大会決勝戦で敗れた翌日から練習を再開させていた。学童時代に所属した北砂リトルをアポなしで表敬訪問したのは本誌既報通り。まだおぼろげだが、進路に関する一案も浮かんだようだ。 「早稲田大学へは進学するものの、通信制の学部を選択するようですね。つまり、プロと学業の二刀流です」(関係者) これにはラクビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの監督である父・克幸氏の人脈も影響していた。 「新記録となる108号を打った直後、五郎丸歩がお祝いのメッセージを出しています。五郎丸は克幸氏の早大監督時代の教え子でもあり、当時から清宮家に出入りしていました。幸太郎の方も、五郎丸の今回の帰国を機に海外へ挑戦した経緯に触れ、アスリートとして挑戦していく大切さを知ったようです」(同) 秀岳館の川端健斗、田浦文丸の両左腕も清宮らとともに“世界”と戦う。出し抜いての一本釣りがあるとすれば、「エースの風格アリ」と一目惚れしたスカウトの多い徳山壮麿(大阪桐蔭)だろう。増田珠(横浜高)は走攻守すべて揃っているが、外野手なので1位ではなく「上位指名」になりそうだ。 帰国後、清宮は進路に関する正式表明をする段取りとなっている。この表明で、ドラフト戦線はさらにエキサイトしてくるはずだ。
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スポーツ 2017年09月04日 12時45分
青木のメッツ移籍に隠された稲葉ジャパンへのサプライズ!
青木のメッツ移籍に隠された稲葉ジャパンへのサプライズ! 青木宣親外野手(35)の「電撃移籍」は、東京ヤクルトスワローズと稲葉ジャパンにも影響を与えそうだ。 9月2日(現地時間)、ブルージェイズから“クビ”を宣告された青木がニューヨーク・メッツに移籍した。チーム合流となった同日、1番・右翼で先発出場して初安打を放つと、翌3日も2番・右翼で出場。2本の適時打を含む3安打2打点、ファンにも強いインパクトを残したようだ。「今シーズンの青木は出場機会に飢えていましたからね。その悶々とした気持ちを爆発させたんだと思います」(米国人ライター) 青木はシーズン途中、アストロズからブルージェイズに放出された。当時、日本の各メディアは「請われての移籍」と伝えたが、真相は違った。ブルージェイズが放出を決めていた左投手にアストロズが興味を示した。交換トレードの方向でまとまり、アストロズ側が余剰人員になりかけていた青木を提示したところ、ブルージェイズが“拒まなかった”のだ。ブルージェイズは好外野手が多い。青木は8月の1か月間で34打席しかチャンスを与えられなかった。「出場機会に飢えた青木に、古巣のヤクルトが興味を示していました。広島が黒田(博樹)の帰還で若手投手を触発させたように、青木に若い選手を牽引してもらいたい、と。今オフ、ヤクルトは正式に帰還の交渉に入るつもりでいたようです」(ベテラン記者) ペナントレースも終盤に差し掛かってきた時期だけに、「すぐにでも試合に出たい」とする青木の要望が適うとは思えなかった。メッツは故障者続出で外野手不足にはなっていたが、通常であれば、将来のために若手を使おうとする。前出の米国人ライターによれば、「現メッツには外野を専門に練習してきた若手は1Aクラスしか残っていなかった」とのこと。ならば、「打撃優先で内野手をコンバートすれば?」というのが日本球界の発想だが、これを打ち崩したのが青木の代理人だ。「通常、メジャーリーガーがシーズン途中で解雇される場合、先にウェーバー公示となる手順を踏みます。そこで獲得に名乗りを上げた球団が、これまで在籍していたチームと当該選手の間で交わした契約(年俸)の残りを引き継ぎます。でも、青木の代理人は『ウェーバー公示はしなくてもいい』として、ブルージェイズにお願いしました」(前出・米国人ライター) 代理人の手腕だ。代理人は先にブルージェイズがアストロズにトレード放出した左腕投手の年俸に着目した。その投手の年俸は1300万ドル。青木は550万ドル。「その差額分でブルージェイズは人件費を減らしたのだから」と迫り、解雇後も550万ドルの残り分を支払う約束を取り付けたのだ。 そうなれば、新天地となったメッツは「1日いくら」という安い賃金で青木を使える。青木とメッツとの契約は今季終了までだから、少ない試合数でも試合に出ていれば、2018年の移籍先を探しやすいと、代理人は判断したのだ。「青木は来季36歳。メジャーリーグで新たな移籍先を探すのは厳しいと思います。ヤクルトが最有力、6年間のメジャー生活に相応しい年俸を提示するでしょう」(前出・同) 代理人のネズ・バレロ氏は田澤純一のエージェントも務めている。「今春のWBCですが、日本人メジャーリーガーとして青木だけが侍ジャパン入りしました。実は、バレロ氏と日本の関係者は会っており、その席上でバレロ氏は田澤の代表入りについても交渉していました」(球界関係者) 田澤は08年に社会人・ENEOSからいきなりレッドソックスと契約し、その後、NPBは「日本のプロ野球球団を経ずにメジャー挑戦した場合、高校卒選手は3年、大学・社会人は2年、NPBの球団と契約できない」とするハンディまで設けている。人材流出を恐れたからだが、その引き金となった田澤は、前回13年WBCで「一人だけ侍ジャパン入りを打診されない」疎外感にも見舞われた。田澤は16−17年オフ、初めてFAとなり、マーリンズとの交渉に専念しなければならなかった。「それがなければ、喜んで代表入りした」というのが、バレロ氏の侍ジャパンへの返事であり、溝のできていた田澤とNPBの関係修復も果たしていたのだ。 近年中に、田澤が稲葉ジャパン入りする可能性は高い。 今オフ、バレロ氏はヤクルトとも交渉のテーブルに付くという。メッツ移籍の件もそうだが、持つべきは“優秀な代理人”ということか…。
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スポーツ 2017年09月04日 12時00分
錦織圭 今季絶望で“第2の石川遼”になる危機
テニスの錦織圭(27)が“第2の石川遼”になる? 錦織のマネジメント会社は8月16日、今シーズンの残りの大会すべてを欠場する旨を発表した。悲劇が起きたのは、その2日前。アメリカでの試合に出場するため現地入りしたが、練習中に右手首から何かがパチンと弾けるような音がしたという。診断の結果は、尺側手根伸筋腱断裂。ドクターストップがかかったのだ。 「3月のマイアミ・オープン準々決勝前にすでに痛めていたようです。その後も右手首をかばいながら試合を続けたため、限界を越えた。事務所は『手術の予定はない』としていますが、現在はギプスで固定している状態で、腫れが引いてから再検査し、今後の治療の方針などを決めるそうです」(現地特派記者) 仮に手術を回避できたとしても、通常の練習が再開できるまで、リハビリを含め最低3カ月を要するという。早期の復帰は絶望的な状況だ。 錦織は8月28日から開幕する全米オープンに照準を合わせていた。すでにトップ選手が相次いで故障欠場を伝えていたため、今大会は特に優勝候補とも目されていた。 近年の錦織は、毎年、この全米オープンで大きくポイントを稼ぎ、世界ランクの上位に躍り出ている。現時点(8月14日付)での順位は9位。しかし、このままでは来季のビッグイベントに無条件で出場できる20位からも後退してしまう可能性がある。 「昨年も全米4強で720点、最終戦で200点を稼いでいましたからね。20位維持は微妙。救済措置として公傷ランクがあり、復帰後9大会までは自動的に大会出場のエントリーをすることは可能ですが」(専門誌記者) その9大会中にそれなりの加点を加えなければ、以後、“ドサ回り”となり、その重圧は並大抵ではない。 「思い起こされるのが、公傷制度を使ってビッグイベントには出たものの、重圧に負けた石川遼。予選落ちを繰り返し、完全に迷走状態に陥っている。錦織が同じようにならなければいいのですが」(同) 噂の彼女とも縁を切り、心機一転できるか?
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スポーツ 2017年09月04日 11時00分
【オリックス】「ホーム球場で打てるのはうれしい」吉田正のアメージングな一発で獅子粉砕!
▽3日オリックス11-6埼玉西武(京セラD)オリックス14勝9敗観衆23,361人オリックスは先発の山崎福也が初回から西武打線に捕まり先制を許すと、その裏に逆転に成功したにもかかわらず、2回にメヒアのホームラン、源田のタイムリーで簡単にひっくり返されてしまう。ベンチは山崎福を2回で諦め、3回と4回を金田が、5回と6回をヘルメンがしっかりと抑えた。中継ぎ陣の好投に打線も応え、3回には吉田正尚がルーキーイヤーから2年連続二桁本塁打となる第10号3ランで再逆転すると、5回には満塁の場面でマレーロが走者一掃となるタイムリーツーベースを放ち、西武先発ウルフをKO。7回に登板した黒木が坂田に3ランを喰らってしまい2点差まで詰められるが、その裏またもや満塁の場面から安達が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、西武を再び突き放した。8回からは近藤、平野の必勝リレーでオリックスが3連戦の勝ち越しを決めた。勝利投手は金田で2勝(0敗)。3位楽天が10連敗を喫したため、4位オリックスとのゲーム差は、残り25試合で11ゲームとなった。■福良淳一監督 一問一答ーー金田がいい流れを持ってきたと思うが?「そうですね。金田は大きかったですね。止めてくれましたね」ーーああいうピンチを背負う場面での登板は、彼のいいところが出ていると思うが?「やっぱり、金田、ヘルメンの2人は頑張ってくれると思うんですけどね。キツイところで投げてですね」ーー打線も走者が溜まったところで、きょうは1本出ていたが?「いいところで長打が出てくれましたね。それまでみんな繋ぐ意識があったと思うんですけどね」ーー吉田正が3番にいると打線もいい形になるように見えるが?「そう見えるならそうだと思いますけどね(笑)」ーー怪我による遅れはあったが、途中から出て来て二桁打つというのは最低限の仕事をしているのでは?「そうですね。出遅れたのは出遅れたんですけどね。それだけの仕事はしてますよね」ーー山崎福也の次の登板はまた考えることになる?「そうでしょうね(苦笑)。これから話をして決めます」ーー黒木が少し心配だが?「ピッチングコーチに聞いたら大丈夫という話はするんですけどね。ちょっと昨日、今日はらしくないなというのはあるんですけど、そこはもう一回話をしてどうするかというところでしょうね」ーー今週は上位チームを引きずり落とす大チャンスだが?「頑張ります!(笑)」■吉田正尚選手 一問一答ーーバッティングカウントが有利な場面で低めに意識を置いていた?「バッティングカウントだったらしっかり打ちに行こうという準備で。コースとか球種じゃなくストライクが来たらしっかり振りに行こうと思ってたんで、結果ホームランになって良かったです」ーー感触も完璧だった?「そうですね。後から見てちょっと失投だったと思うんですけど、そこをしっかり捕らえることが出来たので」ーー1打席目、4打席目も得点に繋がる場面で繋いでいたが?「場面、場面で今日はチームの仕事が出来ました」ーー昨日の今日で修正出来たことは?「ここ最近あまり良くなくて、自分自身も少し…うーん。ストレスじゃないけど、思うバッティングが出来てなかったんで。でも切り替えも大切なので。その試合、試合に入ったら新しい気持ちで入れてるんですけど、技術的な面で少し悪くなってるというか、少し感覚がズレてる。自分のイメージと違ったらそこは修正して、イケてるかわからないですけど、今日はたまたまそういう…自分の中でウルフだったので、一個下ぐらいでいいのかなーと思って。最近ゴロのアウトが多かったと思うんですけど、そういう面で今日はフライでもいいなと思って。チームでもそうですし、自分でもそういうイメージで行ったんで。一個下でもライナー性でしたし、自分の中でイメージして良かったかなと思いますね」ーー状態が落ちてる中で体調的な難しさはない?「それは別に気にしてないですね。ベストを尽くすだけです」ーー2年目になって状態が悪いときの対処法に自分の中で選択肢が出来た?「いやまだでしょ。毎日模索しながらやってます」ーー通過点だと思うが2年連続の二桁本塁打については?「そんなに気にしてないんですけどね。1本でも多く打てればいいなと思っているので。まだまだ試合もありますし。次の1本がいつ出るのかというのもありますし、そういう意味では1本、1本の積み重ねが最後記録となって残っていくと思うので、そこまでまだ気にする数字じゃないですね。シーズンを振り返るときでいいんじゃないですかね」ーー長打を期待出来るバッターしか出来ない記録だが?「阪急時代に熊野さんですか…昨年も出てましたね。20本、30本と最終的には続けていければと思います」ーー打席に立つとチャンスの場面じゃなくても歓声が起きているが、プレッシャーにはならない?「別に。ピッチャーとの勝負なんでそこは気にしないですね。声援は力になりますけど、そこに意識はしてないです」ーー今月と来月の本拠地主催試合のポスターに、1人で抜擢された中、ポスターの写真のようなホームランが打てたと思うが?「そうですね。良かったですね(笑)。ポスターになって全然ダメだったらどうしようかなって。いつも出てるんで思ってる以上に(笑)。京セラで残り少なくなって来てると思うんで、他でもそうですけど、ホーム球場で打てるのはうれしいですね」■選手談話山崎福也投手※先発2回、5安打、3失点の内容「先発の役割を果たせず、申し訳ないということしかありません」クリス・マレーロ選手※5回2死満塁から右中間を破る走者一掃のタイムリーツーベースヒット「高いゾーンにきたら積極的に打ちにいこうと思っていた。1球で仕留めることができたし、何より追加点をとることができてよかったよ!」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月03日 14時00分
【オリックス】ルーキー山岡泰輔が3連勝!“宿敵”西武に3年ぶりの勝ち越し
▽2日 オリックス 4-2 埼玉西武(京セラD)オリックス13勝9敗 観衆 24,591人オリックスは初回、西武の先発多和田から、ロメロのタイムリーで先制すると、2回に同点に追いつかれるも、その裏、2死から安達、伊藤、西野、大城の4連打で2点差に広げる。6回には3番手平井から伊藤の5号ソロホームランで追加点。投げては先発の山岡が悪いながらも、要所を締めるピッチングで6回まで投げると、7回は黒木が1失点を喫したが、8回は近藤、9回は平野といった勝利の方程式で西武打線を振り切った。首位ソフトバンクが勝利したため、オリックスが優勝する可能性は完全消滅したが、長年の“宿敵”西武への勝ち越しは3年ぶりとあって、球場に集まったファンは溜飲を下げた。山岡は3連勝で7勝目(8敗)。二桁勝利も射程範囲に入ってきた。■福良淳一監督 一問一答ーー山岡は悪いなりにもよく抑えた?「そうですね。悪いなりにもゲームを作ってくれましたね」ーー監督が感じられる成長はどの辺?「やっぱり狙い球を絞られても、そこを上手くというのはありますよね」ーー使える球種が豊富というのもある?「それもありますよね。でも使えないボールが一個あっても、まだ山岡の場合はありますからね。きょうはチェンジアップがちょっと使えなかったかなというのはあったんですけど、スライダーとカットボールを使ってですね」ーー多彩な球種でクリーンナップを抑えるというのも大きかったと思うが?「そうですね。クリーンナップを機能させなかったですね。それは大きかったんじゃないですか」ーー下位打線が繋がると…「そうですね。下位が頑張ってくれましたね」ーー西野も状態は上がって来てるように感じるが?「一時期に比べたら全然いいんじゃないですか」ーー数字上、きょうで優勝の可能性がなくなったが?「もうひとつひとつ勝っていくだけです」■選手談話山岡泰輔投手※先発6回、4安打、1失点の内容「(西武打線は)この前より振れてました。逆にチェンジアップを振ってくれなかったので、それを上手く見せてスライダーとカットボールで抑えられればと。きょうはホームランを打たれなかったのが一番良かったと思う。2回続けてルーキー相手に0(封)はない。狙い球も変えてくるだろうと思ったし、気持ちの整理はついていたのでそれが良かったんじゃないですかね。(秋山を抑えているが?)西武の軸は秋山さんなので、秋山さんも秋山さんの前後も塁に出さないように意識してます。(二桁勝利を狙う?)そういうことは考えず、残り試合が少ないので1試合でも多く勝っていきたいですね」ステフェン・ロメロ選手※初回2死1塁からライトへ先制タイムリーツーベース「詰まった当たりだったけど、いいところに落ちてくれたね。大城がよく走ってくれた」西野真弘選手※2回2死1・2塁からセンターへ勝ち越しタイムリーヒット「安達さんと光さんがつないでくれたので、“なんとか自分も”という気持ちでした。追いつかれた直後に勝ち越すことができてよかったです!」大城 滉二選手※2回2死1・2塁からレフトへタイムリーヒット「いい形でうしろにつなぐことだけ考えていました。タイムリーになってくれてよかったです!」取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月03日 12時00分
楽天が着手する J1ヴィッセル神戸の本拠地に新国立競技場
アマゾン大躍進の前にジリ貧傾向にあるネット通販の楽天だが、どっこい、サッカー界ではスペインの名門クラブ・FCバルセロナと約320億円ものスポンサー契約を結ぶなど、大攻勢に歯止めがかからない。同社の三木谷浩史会長の狙いは、サッカーJ1・ヴィッセル神戸の東京進出、“新国立競技場”への本拠地移転にあるという。 Jリーグ・ヴィッセル神戸は、次期社長にプロ野球楽天の球団社長である立花陽三氏(46)が就任すると発表した。立花社長は外資系証券会社勤務を経て、'12年8月から東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する『株式会社楽天野球団』社長に就任。'15年3月からはJ1神戸を運営するクリムゾンフットボールクラブ(当時)の副会長も兼務していたが、今回の人事により、楽天と神戸、両球団の社長を兼任することになる。 「今回の人事から透けて見えるのが、2020年東京五輪・パラリンピック後の“新国立競技場”の獲得です。楽天グループの総帥である三木谷氏は、ここにJ1神戸の本拠地を移すとともに、世界的なビッグクラブを設立する戦略を立てていると言われます。そこで、懐刀である立花氏の投入を決めたのです」(経済誌アナリスト) スポーツ庁は7月26日、東京五輪・パラリンピック後の新国立競技場について、大会後はサッカー・ラグビーの球技専用競技場にする方針を決めた。 これにより、読売グループが狙っていた巨人の新国立競技場への本拠地移転計画は消滅。「築地は守る、豊洲は生かす」という小池百合子都知事の動向を探りながら、築地に新ジャイアンツ球場を建設する構想に方向転換した。 ともあれ、新国立競技場は国が所有権を持ったまま、民間企業に運営を委託する「コンセッション方式」が有力で、今後1〜2年かけて事業者を選ぶこととなったわけだ。その新国立競技場は五輪後、陸上トラックを残さずに観客席を増設。収容人数を6万8000人から8万人に増やす。このキャパシティーを満たすことができるのは、サッカーの日本代表戦と、J1の有力クラブしかない。 サッカーファンの間では、東京FCや鹿島アントラーズなどが候補に挙がっているが、いずれも平均観客数は2万人程度('16年)。新国立競技場を埋めるには力不足で、世界的なビッグクラブとはとても言い難い。 平均観客数3万6000人('16年)と断トツの人気を誇る浦和には埼玉スタジアム、かつて一時代を築いた横浜F・マリノスには日産スタジアムがあり、どちらも移転は至難の業だ。 そこで、一気に浮上してきたのが、資金力に長けた三木谷氏がオーナーを務める神戸なのだ。 楽天は、今季から4年総額約320億円という破格の条件でバルセロナの胸スポンサーとして契約。世界的チームのユニホームに“RAKUTEN”の文字が入ることになった。あのメッシやネイマールを招いて派手は契約会見を開き、その模様は欧州はおろか世界中で話題になっている。 「楽天は今夏に元ドイツ代表のスター選手、FWポドルスキを3年総額6億円で神戸に入団させました。さらに8月11日には、成績不振を理由にネルシーニョ監督との契約を解除し、世界的名監督を招へいする方針を打ち出しています。今や三木谷氏は、ロシアの石油王から英プレミアリーグの名門、チェルシーのオーナーになり、世界有数のクラブに育て上げたロマン・アブラモッチ氏のような存在になりつつあるのです」(スポーツ紙デスク) 新国立競技場を本拠地とする新しいクラブを作るとなると、J1昇格まで最短でも数年かかるため、現実的とは言い難い。その点、既存クラブの本拠地移転ならば手っ取り早い。三木谷氏がプロ野球に続いて、サッカーでも読売グループを打ち負かす日はすぐそこまで来ているのだ。 前記した立花氏の社長就任には、東北楽天を含めたクラブ組織としての『RAKUTEN』の株式上場の計画が秘められているという。日本では初の試みだが、欧米では珍しくない。そこには、あのホリエモンこと堀江貴文氏が一枚噛んでいるという情報もあり、兜町雀も興味津々だ。 「'15年8月にJリーグのアドバイザーに就いた堀江氏は、すぐさま東京に世界的なビッグクラブを作る構想をぶち上げました。これを高く評価したのが三木谷氏。脳裏にあったのは、株式上場です。堀江氏の旧友でもある立花氏はゴールドマン・サックス、メリルリンチ日本証券などで実績を残した証券のプロ。ファンに株主になってもらえば、経営が安定するし、集客にもつながります。2年前から描き始めた構想が、いよいよ実現へ向けて動き出したということです」(J1クラブ首脳) 新国立競技場への本拠地移転となれば、バルセロナの日本ツアーが毎年恒例となるはずだ。さらに、来年は独ドルトムントに所属する香川真司や、メキシコ・CFパチューカへ移籍した本田圭佑ら現日本代表の主軸獲得にも乗り出すという。 夢は膨らむばかりというわけだ。
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スポーツ 2017年08月31日 16時00分
「プロレス解体新書」特別編2 藤波辰爾が語る 俺の名勝負!
ドラゴン殺法のジュニア時代から長州力との名勝負数え唄、UWFや外国人勢との闘いなど、数々の名勝負を残してきた藤波辰爾。そんな中から自身がベストバウトとして選んだのは、1988年8月8日、横浜文化体育館で行われたアントニオ猪木との一戦、60分フルタイムを闘い抜いた師弟対決だ! 僕がベストバウトを選ばせてもらうとなれば、やっぱり猪木さんとの8・8です。この試合に先立って、僕の持つIWGPのベルトへの挑戦権を懸けた決定戦があったけれど、周りのムードからしても猪木さんが勝ち上がってくるものだと準備はしていました。 だから当日は無心で闘いに臨めたけれど、今になって思うとやっぱり夢の世界ですよね。猪木さんの待つリングに僕が後から上がって行くなんて、まずあり得ないことですから。 弟子である僕をリングで待つというのも、またすごいことですよ。あの人は本当に捨てるものがないというか、いざとなったら何でもやってしまうんです。あれだけプライドの高い人だから、普通はそういう試合を組まれてもまず出てこない。でも、あのときは身をもってすべてのものをさらけ出した。そこが猪木さんの底力なんでしょうね。 この試合より前、'85年にはタッグマッチで猪木さんからフォールを取っていますが、それで猪木越えを果たしたという気持ちはなかったですね。そもそも僕の場合は、新日本プロレスの立ち上げからずっと猪木さんと一緒にいるわけでしょ。だから、猪木さんとの闘いに100%の気持ちを向けられないんです。どこかで「会社のためにも猪木さんを支えていかなきゃ」って部分がある。 でも、ファンの期待に応えるために、自分の殻を破って猪木さんを越えなきゃいけない、という部分も当然あるんですよ。その意味で8・8は猪木越えの最大のチャンスだったわけですが、あのときは自分の中で気持ちがすごく楽だったんですね。それまでの闘いはいろいろと考えが交錯する中でやってきたけど、あのときは素直に「よし、自分の気持ちをそのままぶつけられる!」と、猪木さんが相手でもプレッシャーを感じなかった。 試合になっても不思議と時間がたつほどにアドレナリンが出て、あの60分は気持ちがよくて「時間よ止まれ」って思ったぐらいでした。試合の序盤でジャイアントスイングを仕掛けたんですけど、それまでやったことがない技ですよ。猪木さんが跳んできたときに自分がその脚を抱えて、たまたま体勢に入ったから振り回しただけです。本当に成り行きで、本能のまま闘っていたんですよね。 あと、改めて思うのが猪木さんのすごさですよ。あのとき45歳、それもいろんな障害というか負担を抱えている中で、60分間の最後まで闘志や動きが衰えることがなかったですから。猪木さん自身も引退を間近にして、きっと心のどこかで「選手として燃え尽きたい」「出し切りたい」というものがあったと思うんですよね。だから僕が感じるに、あのときは猪木さんが最後に燃え尽きた試合だったと思います。 試合の前には猪木さんが“負けたら引退”という報道があって、ファンもこの試合が大きな山場になると感じていたのでしょう。猪木さんへの声援もすごかったし、あとで映像を見たら、テレビカメラが会場の絵をずっと追っていくときに、お客さんたちの悲壮観まで伝わってくる。あれじゃあ、もし僕が勝っていたら暴動が起きてましたよ。 今から思えば、引き分けというのは一番いい結果だったじゃないかな。勝っていたら僕の時代が来るんじゃなくて、新日本のファンはきっとさめていたでしょう。試合が終わったときは気持ちよかったっていうか、やっぱり自分の中でいろんなものがすっきりしました。 もちろん勝ちたかったというのはあるけれど、それでも猪木さん相手にIWGP王座を防衛できた。翌年の腰の故障がなければね、僕なりのエース像というのが確立できたのではないかと思います。でも、それが人生、うまくいかないもんですよ。だから8・8で、本来あるべきプロレスの試合ができたことは、本当によかったと思います。 この試合について猪木さんと話したことは、いまだにありません。まあ、レスラーっていうのは「あのときの試合はこうだった」とか「あのときの技は」なんて、あんまり振り返らないものですよ。長州(力)や前田(日明)ともそうです。だって僕から「猪木さん、あのときの試合はどうだったですか?」なんて聞けます? 聞けないですよ(笑)。
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スポーツ 2017年08月30日 22時00分
“事件”再燃 巨人・山口俊の処分を巡って選手会がNPBに猛抗議!
一件落着とはいかなかった。日本プロ野球選手会が『泥酔事件』で世間をお騒がせした山口俊(30)の処分が重すぎるとして、巨人に“抗議”してきたのだ(8月28日)。これを受け、選手会と日本野球機構(NPB)も、翌29日に事務折衝を行った。選手会側は、1億円強とされる罰金、減俸が科されたこと、複数年契約の短縮が山口に通達されたことなどを指し、「再検討」を求めたという。対応したNPBスタッフは9月4日に行われる実行委員会で協議する旨を伝えたが、この問題は他球団にも“飛び火”しそうである。 「選手会側が強く抗議しているのは、巨人と山口投手の間で交わされた『複数年契約の見直し』です。山口と巨人は謝罪会見(同18日)でそのことは公表していません。選手会側がNPBに伝えた限りだと、こうした事態が『今後のFA選手の契約にも影響しかねない』、と。自主退団を迫られたとも選手会側は報告しています」(球界関係者) また、選手会はこの事務折衝の席で、契約更改交渉における提示金額の書面通知も求めてきたという。巨人以外の他11球団もこれには応じられないと混乱しているそうだ。「複数年契約の見直し」だが、巨人と山口本人しか知らないことになるが…。山口は29日、一部メディアの直撃取材を受け、選手会と接触したことを認めている。しかし、一連の抗議については、「そういう状況も知らなかったですし…」と、返事に窮していた。「選手会の訴えは、山口本人が求めたものではないとの見方も出てきました」(ベテラン記者) 選手会も経営陣と衝突することを目的にはしていないはずだ。謝罪会見に同席した石井一夫球団社長も「過去の出場停止処分に比べても最も厳しいのでは」と発言していたが、巨人側は再起のチャンスを与えたとも強調していた。山口もこの重い処分に言いたいことはあったのかもしれない。しかし、それを受け入れての再スタートを選択したわけだが、先の書面通知といい、もうひと波瀾起こりそうである。 「巨人フロントの山口に対する評価にも影響しそうです。契約年数の短縮、自主退団ウンヌンは山口が喋らなければ分からなかったことです。『再起の機会を与えてやったのに』と山口に不信感を抱く者も出ないことは限らない」(前出・ベテラン記者) 29日、一軍は首位広島との一戦を落としてしまった。高橋由伸監督の右腕である井端弘和・内野守備走塁コーチが稲葉ジャパンのコーチを兼任する可能性も出てきたため、巨人はその調整にも負われており、選手会の抗議を質問する雰囲気ではなかったという。 先の球界関係者がこう続ける。「謝罪会見以降、山口は二軍施設でマジメに練習していました。巨人はその態度が本物かどうかを見守っていた感もありましたが、近く、高橋監督や一軍ナインに合わせ、直接謝罪させる機会を設けようともしていました」 抗議直前の27日、ドラフト2位・畠世周が阪神打線を7回1安打無得点に抑え、菅野、田口、マイコラスに次ぐ「ローテーションの4番手」として認められつつある。二軍では23日のヤクルト戦でドラフト6位の大江竜聖投手(18/二松学舎大付高)が6回被安打3失点1奪三振5と好投し、翌24日も同5位・高田萌生投手(19/創志学園高)が先発し、3回無安打無失点に封じ込めた。宇佐見真吾、長谷川潤、篠原慎平も一軍で結果を出した。限られたチャンスしかなくても、這い上がってくるヤツはいるのだ。こうした現状に「フロントも敏感に反応している」と聞かされると、山口の復帰は遠のくばかりだ。
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